“山道具道楽”について

当ブログは、管理者の山道具への拘りを綴ったもので、山道具というハードウェアーのみに特化し、記録等の記述は基本的に掲載しない方針です。

記事の内容は私の主観に基づいてお、り多分に偏った表現も多く、また、時々コラムで個人的な意見を述べてみたり、近況などを記事にすることもありますが、それも御愛嬌と思って御容赦ください。

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したがって古い記事の中にはかなり陳腐化した内容も含まれていますので記事の日付を確認してご覧いただければ幸いです。



(近況)

初旬の東北の沢以降も天候には全く恵まれず、8月もまともな山登りができていません。
月末に平日の2連休が取れ、しかも晴れそうなので南に行ってきましたが・・・・、山頂ではガスで全く視界が無く、おまけに翌日の撤収も雨の中・・・。

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今年の夏はどうなっちゃってるんでしょうか?

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2017年9月 4日 (月)

カーボン・ウィペットを短く切る!

便利度 :★★★★★
工作度 :★★★★☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :★★☆☆☆

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(“カーボン・ウィペット”を仕舞寸法62㎝に改造)

最近更新をサボっていますので・・・、もう秋だっていうのにまたまた冬用装備の記事でスミマセン!

さて、過去にも何度か記事にしていますが、BDのセルフアレストポール“ウィペット”は山スキーや山ボードに非常に有効な道具です。

しかし、この道具の難点は以前からスキー用の2セクションの物しかなく、山ボード用には使えませんでした。
そんな訳で私は、2セクションの上段を短くカットし、3セクション・ポールの中段・下段を組み合わせてボード用に改造していました。

ところが2シーズン程前、ようやく3セクションの“ウィペット”が発売されたのです。
しかも軽量なカーボン製とあって私の物欲もかなり刺激されたのですが・・・、スペックを見てがっかりです。
使用寸法が100~140㎝と無駄に長く、さらに仕舞寸法が70㎝と、私の受容限界を超えた長さだったのです。
今日日ピッケルだってこんなに長くありません。
これじゃあ、滑降時にザックに着けてツリーランでもしようものなら、木の枝ラリアートを喰らってしまいます。

しかも、短く改造しようとしてもサブグリップが2セクション同様かなり下の位置にあり、その制約であまり短く出来そうにありません。
サブグリップを剥ぎ取ってしまおうかとも考えましたが結構ガッチリと貼り付けてあるようで剥がすと下地が傷んでしまいそうです。

同社の3セクションポール“エクスペディション”の仕舞寸法が62㎝ですから、せめてこれに近い寸法に収まっていなければ買う気になれません。

そこで購入をいったん断念したのですが・・・、ショップで現物を手に取ってみたところ「これだったら7~8センチ位は詰められる!」と確信しました。

そこで早速購入、そして改造です。
“カーボン・ウィペット”と言っても上段は7000系のアルミ合金ですから上段の改造は慣れたもの。(改造の詳細は過去の記事をご覧ください)

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(上段パイプを7センチ程カットする)

また、中段・下段は上部をカットしますが、カーボンは目の粗い鋸を使うとササクレますので、カットする線をパイプカッターで軽く切り込んだ後、極細目の糸鋸で切りました。

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(カーボンチューブのカットには目の細かい糸鋸を使用した) 

問題は上端部のスライドに抵抗を与えるための赤いプラスチックプラグを再使用するためカーボンパイプから取り外す方法です。
御承知のようにカーボンファイバーは非常に堅牢ですから、プラグを傷付けずに取り外すのはそう簡単ではありません。

私は最初、リューターに薄い切断砥石を取り付けて縦にギリギリまで切り込みを入れて、次に折った金鋸でプラグ直前まで切り込み、最後はカッターで残ったカーボン繊維を完全に切ってからマイナスドライバーでコジって外しましたが、これが結構苦労しました。
そこで、その後は旋盤でカーボン部分をプラスチックプラグ寸前まで削り込み、最後は薄く残ったカーボン繊維をカッターで切って取り外しましたが・・・、これまた結構大変でした。(笑)

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(㊨赤いプラグは、㊧のリューターと薄い切断砥石での取り外しも可)

最後に取り外したプラグと短く詰めたカーボンパイプ上端をエポキシ接着剤で固定すれば完成です。

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(接着剤で固定すれば完了!)

なお、作業は上段の加工後、寸法を見ながら中段をカットしプラグを取り付け、その後に下段の作業に取り掛かるというように、現物合わせで段階的に作業を進め、可能な限り寸法を短く出来るように加工しましょう。

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(上段から寸法を見ながら作業する)

画像が完成した状態ですが、仕舞寸法は改造前の状態より8センチ短い62㎝と、“エクスペディション3”と同じにすることができました。
たかが8センチとは言え、ザックに着けた状態ではずいぶんと短く感じます。
また最伸長は、セクション間に十分なオーバーラップを取った場合でも126㎝にはなりますから私には十分な長さが確保されています。

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(やっと完了!)

最後にバスケット近くのテーパーで細くなっている部分に、フリックロック・レバーが節度を持って閉じられるよう、熱収縮チューブを使って若干太く仕上げておきました。

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(バスケット上部を熱収縮チューブで太くし、フリックロックで固定できるように


苦労もありましたが、これで何とか使えるBCボード用3セクション・カーボン・セルフアレストポールが完成しました。

3セクションの“ウィペット”は欲しいけど、仕舞寸法が長すぎるとお感じのBCボーダー方には、是非お勧めしたい改造です。

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2017年7月 6日 (木)

軽いボードブーツ用アイゼンが欲しい! ③

便利度 :★★★★★
工作度 :★★☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :★★☆☆☆

※当然の事ですが・・・、命にかかわる山道具の改造は100%自己責任にて実施してください。また、改造や修理を個人で行うとメーカーの保障は一切受けられない事も御承知おきください。


さて、前々回前回に引き続き“ネーベ・改”第3弾の御紹介です。
概要は以前の記事をご覧ください。

今回はだれでも入手できる材料とご家庭にある工具でできる改造です。
しかも、これまでの物より強度も遙かに高いはずです。

とはいえ、使う材料は市販されているとはいえやや特殊な部類ですから、小さなホームセンターには無いかもしれませんので、その場合は通販をご利用ください。

必要なのは、ステンレスのスリムヘッドビス(超低頭ネジ)φ5㎜×12㎜とステンレスナット3種φ5㎜の二種類、4個づつだけです。

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(φ5㎜×12㎜のスリムヘッド・ビス)

スリムヘッドビスφ5㎜×12㎜は3種のナットを使うと偶然にも長さがジャストサイズですから加工の必要はありません。
なお、ステンレスナットの「3種」という規格は通常のナットより薄いので改造後もあまり出っ張らず見栄えも良好です。
また、ワッシャーは製品に使っていた物を再利用しますので新たには必要ありません。

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(ステンレスナット3種は通常より薄く3㎜程度の厚さ)

改造の難しい点は、元々カシメてある中空リベットを取り外す事だけです。
過去の記事を参考にして、慎重に作業をしてください。

後は、ストラップを裏返しにしてアイゼン本体の外側へ付け替えるだけです。
書き忘れていましたが、ストラップを裏返しにするのはワッシャーの納まるくぼみがある方を外側にするためです。(BDのロゴマークは裏側で見えなくなります!)
ビスは8㎜のレンチと♯2ドライバーでビスを締め込み、ビスの頭に短いプラスビットを当ててビスの反対側の末端の周囲をハンマーで叩いてネジ山を少し潰して外れ止めにしておきます。
プラスビットを当てるのは衝撃から薄いネジの頭とネジ溝を保護するためですが、真直ぐに置けるならネジの頭を直接アンビルに当てても構いません。

これはかなり強力なナットの脱落防止策で、ナットが外れることはまずありません。
原状復帰の予定があるなら、適度な状態まで締めた後ナットとビスの接点3カ所程度に先端があまり尖でないポンチを強めに打って弛み止めにしても良いでしょう。

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(ビスの頭にドライバービットを当てて、ハンマーでビスの先端の周囲を叩く)

最後にネジを少し緩め、適度な抵抗でストラップが回転する位置まで戻します。
末端の潰しが適当なら回らなくなる位置まで戻して丁度良いと思います。
もし必用なら、念の為アロンアルファで回り止めをしておいても良いでしょう。

以上で完成です。

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(完成した状態は結構好い感じだ)

偶然、12㎜長のナットがジャストサイズなので、ネジのカットも不要で作業はとても簡単ですから、必要な方には是非お薦めしたい改造です。

まぁ、私としては2番目に改造したブラインドリベットを使った改造が外見的にもスッキリしていて一番良かったと思っていますが、再々々改造も面倒なので暫くこのまま使ってみようと思っています。

また、現在BDの“コンタクト・ストラップ”を持っていて、ボリュームの大きなボードブーツで履こうと考えている方も、同じ方法で(本体に板厚の差がありますから、できたらビスは0.5㎜位削ったほうが良いかも知れません)改造できますからお試ししてはいかがでしょうか?




【余談ですが・・・】

今年の残雪期、久々にアイゼンを履いたまま薮漕ぎをして酷い目に遭いました。
苦労するのは分かってはいたものの・・・、夏道まで20m位だと高をくくり面倒なのでアイゼンを脱がず這松に突っ込んだのですが・・・。
アイゼンは枝に嵌って抜けなくなるは、ザックに着けた板は引っ掛かるは・・・で、蜘蛛の巣に捕まった蝶々みたいになってしまいました。
おまけにオーバーパンツは松脂でベタベタです。
まさに、後悔先にたたずでした。
皆さん!薮漕ぎをする時は面倒でもアイゼンを外しましょうね!(笑)

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2017年6月22日 (木)

軽いボードブーツ用アイゼンが欲しい! ②

便利度 :★★★★★
工作度 :★★★☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :★★☆☆☆

※当然の事ですが・・・、命にかかわる山道具の改造は100%自己責任にて実施してください。また、改造や修理を個人で行うとメーカーの保障は一切受けられない事も御承知おきください。


『軽いボードブーツ用アイゼンが欲しい! ①』は、一般的でない改造でしたので、もっと簡単な方法でBDのクランポン“ネーベ”をボードブーツ用に改造する方法を試みてみました。

前回はステンレスの中空リベットが入手できず、錆び易い鉄製の中空リベットを使いましたが、今回は特殊な打ち棒など自作しなくても、市販の材料と工具だけを使い、ステンレス製のリベットでストラップを留める方法をご紹介いたします。

今回は、ホームセンターなどでも良く見掛けるステンレス製の“ブラインドリベット”を使う事にしました。

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(ステンレスのブラインドリベット)

この改造に合うのは画像のサイズです。
とは言え、通常と違うカシメ方をするのでリベットにも少々加工が必要です。
外側にフレアーさせてフランジ状に広げるため、一旦シャフトを抜きリベットの先端の穴をカウンターシンクで45度に大き目に面取りをしておきます。

また、ブラインドリベットを使う場合、元々使われているφ5㎜用ワッシャーは穴が大きすぎて使わない方が無難です。
そこで、外径10㎜で4.5㎜穴の特寸ワッシャの穴をジャスト5㎜に広げて使うことになります。

バイスプライヤーでワッシャーの端を固く咥え、ボール盤で穴を拡げ、さらに穴の角を軽く面取りしておきましょう。

次に、ブラインドリベット専用の工具にセットし、ストラップとアイゼン本体を締結します。

本来、ブラインドリベットはシャフトの頭が完全に沈みきり、シャフトが頭だけ残して引きちぎれるまで引くのですが、今回はシャフトの頭がリベットの穴に沈んだところで引くのを止め、リベットのシャフトを反対から叩いて抜いてしまいます。

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専用のリベッターでカシメる)

後はリベットの末端を円錐形の先端を持つポンチか、あるいは鋼球(パチンコ玉)等でフレアーさせ、その後、適当な棒状の工具とハンマーで叩きリベットの末端を平らに広げてしまえば終了です。(↓㊧の画像)

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(今回は変則的なブラインドリベットでの締結をおこなった)

画像のようにリベットには貫通穴がありますので、中空リベットに比べて、強度が弱いようにも思えますが、このサイズだとせん断耐力はデーター上500㎏あるそうですから、この用途ならまず壊れる事は無いでしょう。


えっ・・・!、まだ工作が難しいって?

それなら、次回は市販の材料とドライバーとハンマーというどの家にでもある工具を使うだけでできる究極の簡単改造をご紹介します。


(以下続く・・・)

夏なのに次回もアイゼンの改造の記事です。
そして・・・、申し訳ありませんが、それ以降もしばらく冬に使う道具の記事ばかりが続く予定です。

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2017年6月14日 (水)

軽いボードブーツ用アイゼンが欲しい! ①

便利度 :★★★★★
工作度 :★★★★☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :★★★☆☆

※当然の事ですが・・・、命にかかわる山道具の改造は100%自己責任にて実施してください。また、改造や修理を個人で行うとメーカーの保障は一切受けられない事も御承知おきください。


BCスノーボードでアイゼンの出番は少ないとはいえ、特にスノーシューを持参しない残雪期のツアーの時など、もしアイゼンを携行していたらこんな怖い思いをせずに済んだのに・・・、というシチュエーションにも時々出会いますよね。

そこで・・・、ボリュームのあるボードブーツに合うアイゼンといえばまず思いつくのが“グリベル G10/ワイド”でしょう。
私のは旧モデルなので少々改造して使っていますが(画像↓)、大きなボードブーツでも無理なく装着できます。
なお、新しいモデルはトーストラップが改良されましたので大きなブーツにも無改造でフィットします。

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(ストラップが適正な位置に乗るように小改造)
 
その他、“BD/コンタクト・ストラップ”を使っている方も多いようですね。
しかし、私もこのステンレス製のアイゼンを持っていますが・・・、ボードブーツでも履けることは履けるのですが、爪先部分の幅が狭く、“グリベル・G10/ワイド”のように安定した装着状態にはなりません。

特に“DEELUXE/Spark” のようなボリュームの大きなブーツの場合、爪先のストラップの掛かりが浅く、アイゼンバンドの締め付けが緩いとインサイドのポイントで岩角に乗った時など回転して外れてしまいそうです。

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(コンタクトはボードブーツには爪先幅がやや狭い)

そんな理由で“グリベル・G10/ワイド”が山ボードの定番となっているのでしょうが、このアイゼンの問題点は、お守り代わりにザックに入れるには些か重いという事です。

そこで軽い山ボード用のアイゼンが欲しくなり色々と物色してみたところ・・・、これは!というものはなかなか見つかりません。

“グリベル・エアーテックライト/ワイド(ニュークラシック)”というアルミ合金製のアイゼンがボードブーツにも合うようなのですが、山ボードのお守り代わりに使うには12Pは少々仰々しく、デザインも私的にあまり好みではなかったのです。

BDには上述の“コンタクト・ストラップ”と全く同じ形でアルミ合金製の“ネーベ”という製品があり、軽さとデザイン的には理想なのですが・・・、当然“コンタクト・ストラップ”と同じ爪先幅ですから大きなボードブーツにはジャストフィットとはいきません。

そこでこの軽量な“ネーベ”の爪先部分をワイドタイプに改造することにしました。

改造の概要はアイゼンの内側に付いている樹脂製のストラップを外側に移動させることで爪先幅を12㎜広げようというものです。
これは、グリベル・アイゼンのスタンダードとワイドの構造差が、ストラップが内側にあるか外側にあるかという違いであるのと同じ事です。

手順は、まずストラップと本体を固定している中空リベットの丸頭側に切断砥石で回り止めの線状の溝を入れマイナスネジの頭のような形にして、そこをマイナスドライバー代わりの鉄板を咥えたバイスに押し付けながらボール盤とφ5㎜のドリルで反対側のカシメ部分を皮一枚のギリギリまで削ってしまいます。

良く切れる新品のドリルならそのまま削っても上手くいく場合もあるでしょうが、リベットがドリルと共回りしないよう面倒でも頭の溝加工はしておいた方が良いでしょう。
あるいは、未確認ですがリベットの頭の先端をヤスリなどで削って凹凸を作り、下に敷いた硬質ゴム板等に押し当ててフリクションが生じるようにし、共回りを防ぐという手段も考えられます。
次に削ったほうの穴にオートポンチを当ててショックでリベットを弾き出して外します。

次にφ5㎜×12㎜の中空リベットを使い、裏表を逆にした樹脂製のストラップを本体の外側にカシメて留めればOKという訳です。

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φ5㎜×12㎜の中空リベット)

といっても・・・、言葉では簡単ですが、実はそう簡単に作業は進みませんでした。

まず、φ5㎜×12㎜のステンレス製中空リベットは1,000本ロットでしか購入できず、小口で入手できるステンレスの中空リベットはφ5㎜×10㎜の物しかありませんでした。
カシメ代の標準が直径の60%必要であることを考えると、10㎜長だと素人加工ではカシメられないと思われます。

検索して何とか鉄にニッケルメッキのφ5㎜×12㎜を入手できたのですが・・・、打ち棒は入手困難なので自作する必要があります。

中空リベットは工業的にはプレスとメカニカルダイスでカシメますので、手打ちのφ5㎜用工具など一般に市販されていないのです。

ハッキリ言って、素人加工でも上手く中空部をカールさせる先端構造の打ち棒を作るのはそう簡単ではありませんでした。
私は試行錯誤の末、旋盤と自作バイトでステンレス丸棒の先端を粗削りし、続いて回転させた丸棒に丸いダイヤモンド砥石を付けたリューターを当てて仕上げ、何とか自作の打ち棒を作る事ができました。(画像↓)

しかし、所詮素人の手造り工具による加工ですから、末端は中途半端にしかカールしませんでしたので、最終的には丸頭リベットの打ち棒でカシメ部分の形を整える必要がありましたが・・・、最終的には何とか上手く仕上がりました。

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(打ち棒はステンレスシャフトの先端を画像のように加工する)

ストラップを外側に付け替えた後の状態は画像(↓)の通りですが、外見でもかなりワイドになった事がお判りだと思います。

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(いずれの画像も、㊧改造前 ㊨改造後 → 爪先幅が12㎜ワイドになった)


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(上から見た ㊧改造前 ㊨改造後、フロントポイントの突き出しも適正に)
※撮影角度の関係で爪の出方が誇張されちゃってるます!
画像のとおり、フロントポイントもあまり突き出さず、ストラップもしっかり爪先を包み込む位置に収まりました。
色々と苦労はありましたが・・・、これで安心して使用できる理想のボードブーツ用アイゼンが完成したわけです。
今シーズンの出番はありませんでしたが、来シーズンが楽しみです。


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(横から見た ㊧改造前 ㊨改造後 → ストラップも安定した位置に)



しかし、改造が成功したとはいえ私的には中空リベットがステンレスでなく錆び易い鉄製というのも納得いきませんし、特に今回の手法はご紹介しても誰でもできる種類の改造ではないという大きな問題もあります。

そこで、次の段階として、普通に入手できる素材を使って“ネーベ”を山ボード用に改造する方法を考えて再改造を実施してみましたので、近日中に記事にて御紹介してみたいと思います。

(以下続く・・・)
 
 

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