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2007年7月16日 (月)

ダイニーマロープを使う

便利度 :★★★★★
工作度 :☆☆☆☆☆(買うだけ!)

推薦度 :★★★★★
危険度 :★★★★☆


私は沢登りに行く時はどんな簡単なルートでもロープを持っていきます。また通常の縦走でもなるべくロープを持参するように心がけています。多少荷物は増えても、山道・桟道の崩落箇所の通過や増水した川の渡渉、また万が一レスキューが必要なアクシデントに遭遇した時、ロープが無いのでは話にならないからです。
簡単な沢登りなどでは通常Φ8mmのロープを20mも持てば必要にして十分ですが、下降する沢を間違えて予想外の滝が現れラペリングの必要が生じた場合など、どうしても40mが欲しくなる場面も無きにしも非ずです。

とは言え、クライミングロープではΦ8mm~9mmの40mだとボリュームの点でも重量の点、でも気軽にザックに入れる気は起こりませんよね。
そこで強度のある細いロープを探していた時に出会ったのがヨット用のダイニーマロープです。

Dn

写真は“Wing社の ダイニーマロープ”のΦ6mm・40mですが、この製品は実質7mmくらいの太さがありますのでゴボウで掴む際も比較的握りやすいロープです。
また、引っ張り強度も1600kgと十分ですし、細いわりに伸びが驚くほど少ないのでダブルの20mの空中懸垂でもクライミング用の細径ツインロープのようにビヨ~ンと伸びて恐ろしい思いをする事もありません。

ただし、このロープはあくまでもクライミング用のダイナミックロープではなく、ショックアブソーバー作用の無い所謂スタティックロープです。ラペリングおよび滑落程度の確保でしたら特段の問題は無いでしょうが、クライミング中の距離のあるフォールの場合はロープは切れなくても人間の身体の方が損傷する可能性が大です。
ヴィアフェラータ用のエナジーアブソーバーを使用すればこの問題は解決するかもしれませんが、それも実用的ではないので、このロープの特性を理解して、割り切った使い方のできる方以外にはこの種のロープはお薦めしません。

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コメント

初めまして焚火屋と申します。m(__)m
沢登り用のロープをいろいろ検討していてお邪魔した次第です。
ダイニーマロープはとても良いと思われるのですが、唯一心配なのが耐熱温度です。
懸垂下降の際、エイト環や下降器はかなり熱を持ちますが、一応テトロンの外皮があれば問題は無いものでしょうか?

投稿: takibiya | 2008年9月 1日 (月) 16時02分

takibiyaさんようこそ。
早速ですが、ロープの外皮はダイニーマではないのでレンジャー部隊のような派手な懸垂をしなければ特に問題はないでしょう。(普通のロープでも早い懸垂をしたりビレイでロープを流したりすると外皮が線状に溶けますから・・・)
ただ、ここで紹介している黄色い“WINGののダイニーマロープは外皮は2本取りで多分24本編み位(クライミング用の8ミリロープでは普通32本~位)と粗いので、鋭角の引っ掛けには要注意でしょう。(外皮のヤーンがループ状に出てくるかも?)
その点別の記事で紹介した“ヤマハ”のダイニーマロープは、同じ6ミリでもやや細く感じるものの、外皮の編み数は同じようですが、表面が何かの処理をしてあるらしく、沢で使うのに耐久性がありそうなのでこちらをお薦めします。
また、ご存知だと思いますが、この種のロープは絶対にクライミングには使えません
余談ですが・・・そのうち“ベクトラン”製のロープが一般化したら、ダイニーマより沢向きの補助ロープとして有望そうですよ

投稿: 理事長 | 2008年9月 1日 (月) 19時49分

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