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2007年8月10日 (金)

“ヒルノック”は登山でも有効か?

便利度 :★★★★☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆

Hiru2

最近は近郊の山でも“山ビル”の被害が増加しています。
メジロアブの猛攻撃も辛いですが、初めて山ビルに吸血され、ズボンやソックスが血だらけとなっているのに気付いた時のショックは、一生忘れられない嫌な思い出になります。

特に、ヒルは麻酔成分と血液を凝固させない成分を出しながら吸血しますから、一切痛みを感じませんが、普通で数時間、人によっては2日程出血が止まらない場合もあり、結構精神的な苦痛と不快感を味合わされます。

下の画像は南アルプスの深南部某沢の山ビルですが、歩いていると靴底だろうが何処だろうが体の前後にある吸盤で吸い付き、尺取虫式にあっという間に沢靴とネオプレーンスパッツの間から脛まで上がってきて吸血します。吸血したあとは最後の画像のように拭いても拭いても出血は止まりません。

Hiru_a Hiru_b Hiru_asi

山ビルの被害を避けるため山仕事の人たちは安価な食塩を使ったりしていますが、登山用としてより強力な効果を持つ薬剤としては『ヤマビルファイター(忌避剤)』『ヒルノック(忌避剤)』「ヤマビルジェット(殺蛭剤)』等があります。
ヤマビルファイターは塗料成分を含み山仕事の長靴などには適しているようですが、山靴・沢靴やズボンに使用するには ??を感じますし、ヤマビルジェットは大きな忌避効果もあるようですが基本的に農薬なので人体に使用するには不安を感じます。

そこで、塗料成分を含まず比較的毒性の低いジエチルトルアミドを主成分とし、雨に濡れても効果の落ちにくいという触れ込みの『ヒルノック』を実際の沢で使ってみました。
忌避効果としては、吸血中の山ビルにスプレーしてみた所一瞬で落ちましたので十分だと思います。
残念ながらその時は写真を撮る余裕がありませんでしたので、テン場でやってきたヒルに『ヒルノック』を使って見たのが次の画像です。
獲物を狙って元気に動く山ビルも軽く一吹きで悶絶していました。

Hiru_bs Hiru_nk

この『ヒルノック』を登山靴やズボンにスプレーしておけば、かなり長時間効果を発揮する事を確認しておりますので、山ビルの生息情報のある山域に入る場合は念のため持参すると良いでしょう。

しかし、残念ながらこの『ヒルノック』は登山用としては、自信を持って推薦できますが、渡渉を繰り返す沢ではやはり短時間で効果がなくなってしまうようです。
とは言え、沢では靴の濡れないアプローチで山ビルの被害を受ける場合も多いのでその意味では大変有効ですし、吸血中のヒルを剥がすのにも使えますので、沢に持っていっても損にはならないと思います。

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