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2007年11月13日 (火)

PRIMUS・P-123S・改/チタン仕様

便利度 :★★★★★
工作度 :★★☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :★☆☆☆☆

無雪期の山でストーブの軽量化を図るなら選択肢はいくつもあります。
燃料込みで最も軽いのはアルコールバーナーでしょう。しかし、これは軽いことは軽いのですが、火力や扱いやすさなど総合的に見た場合、私はハードな登山用としてはまだ満足できるレベルには至っていないと思っています。

また、軽量ガスストーブで最右翼に位置するのがプリムスのP-113ですが、これだと本体は僅か76gしかありません。
また、ソロでの長期山行でしたら燃費の良いジェットボイルも装備の軽量化に貢献してくれるでしょう。

しかし、無雪期ならいざ知らず厳冬期に敢えてガスストーブを使うとなると私の選択肢はかなり限定されてしまいます。
それは、私が冬山でガスストーブを使うとしたら、カートリッジとバーナーの分離したセパレートタイプのストーブ以外使用する気がしないからです。

何故なら、ただでさえ狭い冬のテントの中、(パワーブースターで低温下の燃焼を可能にしたとしても)重心の高い一体型のストーブは非常に不安定で、常に鍋をおさえていないと大火傷の危険も高まります。
その点、全高の低いセパレートタイプなら炊事中に鍋をひっくり返す危険性も極めて低くなり、水作りの時に鍋の底の水滴を拭いたりすることを含めて、一人で調理することが可能となります。(私はガソリンストーブでもMSRのシマーライトという分離型のストーブを使用しています)

また、これは大きな声ではいえないのですが、私が冬にセパレート型のストーブを使う最も大きな理由は、低温時にバーナーの火で直接カートリッジ部を温めることができるからです。(爆発の危険もあります!責任は持てません・・・!!)

Imgp1554
(PRIMUS・P-123S、と交換した五徳)

と・・・言うわけで、私は、セパレートタイプの中でも最も軽いプリムスのP123Sを使用しています。
この製品はそのままでも230gとかなり軽いのですが、今回はこれを更に軽量化し使いやすくする改造をおこなってみました。

まず、燃料ホースですが、オリジナルではステンレスメッシュ巻きのホースが使われていますが、カッコは良いのですが重いし硬くて柔軟性が無いので、先ほど述べたカートリッジの直火加熱(?)の時にストーブ本体が不安定になりますし、500サイズカートリッジの使用も考慮し、長めの耐熱耐油ホースに交換しました。

また、オリジナルでは五徳の部分がステンレスでしたので、これをΦ4mmのチタン丸棒に交換する事にしました。
チタンは画像↓のようにステンレスの半分近い軽さですし、驚くほど熱伝導性が低いのでバーナーの五徳としては理想的な素材でしょう。

Imgp1552 Imgp1553
(左・オリジナル、右・チタン製)

工作については画像を見れば一目瞭然ですが、チタンの丸棒をオリジナルに合わせて手製のベンダーで曲げただけです。
加工の難しいのは、バーナー側の端にピンを通すΦ2ミリの穴を開ける作業だけですが、ここは正確に行う必要があるため、私は専用の治具を作って加工しました。
また、鍋の乗る部分はチェッカリング鑢でギザギザを付けましたが、オリジナルの物より滑り止め効果が高くなったようです。

Imgp1555 Imgp1558
(右画像の手で持っているのががオリジナル、下が自作のチタン製五徳)

なんだかんだで、ホースを長くしてもオリジナルの状態より30g以上も軽量化ができ、辛うじて200gを切ることができました。
めでたしめでたし!

Imgp1559

ちなみに、私は軽量化原理主義者ではありません。(?)
軽量化のために安全性や快適性・経済性を犠牲にしようとは考えていないのです。
ただ、装備を軽量化した分、ザックの中に「酒」を如何に多く詰め込めるか、を最大関心事にしている事は確かですが・・・。
 

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