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2007年12月

2007年12月19日 (水)

スプリットシールを自作する!②

便利度 :★★★★★
工作度 :★★☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆


「スプリットシールを自作する!①」からの続きです!

さて、部品が揃ったら組み立ててみましょう。

Skinparts2_2
(2本のシールが独立して左右にスライドできる構造)

シール本体とステンレスパーツを、3本づつのカシメで固定します。
打ち棒を使って適度な力で打ってください。打ち棒を使わず金槌で直接打つと心棒の潰れ代がとれず、かえって強度が低下する場合があります。
カシメはできるなら通常の両面カシメではなく、片面カシメを使用しましょう。両面カシメだと滑走面との間の隙間が大きくなります。
また、カシメの材質は錆びやすい鉄(メッキ)より、できればステンレスか真鍮製が良いでしょう。私は、ステンレスの片面カシメが入手できなかったので真鍮製を使用しました。(どなたかステンレスの片面カシメを小口で小売してくれる所を知っていたら教えてください!)

Sukinkasime1 Skinkasime2
(片面カシメと両面カシメ)

シールの長さは、とりあえず自分が一番よく使用するであろうスキーに貼ってみて、テールベンドの始まる点(=接雪点)より少なくても2センチ位は短くカットします。
エンドフリー・スキン(貼り流し)の場合、コンベックス(凸)面に末端が乗っていると登行中に必ず剥がれます!(↓画像)

Skinskitail
(テールベンドにシールの末端があるとこんな感じに剥がれて・・・・)

少しでも長い方がシールの効きが良くなるような気がしますが、まさに「過ぎたるは及ばざるが如し」の喩えどうりですから、テール部の長いツインチップ形状の板であっても貼り流しの場合は必ずテールの接雪点より前にシールの末端が来るように調整してください。
つまりこのスプリットシールを複数のスキーで使い回す場合は、接雪面の一番短い板のテールべンドの始まるギリギリの位置でカットしておけば良いわけです。

また、常識ですがカットした角の部分はなるべく大きなR で角を円く整形し剥がれにくくしておきます。
あと、貼り流しの場合、剥がす時にテール部分を直接持ってしまうと接着力の低下を招きますので、末端にはPPかPEの樹脂シートを張っておくと良いでしょう。

Skin2 Skinw
(完成したスプリットシールのトップ部分)

さて、実際にスキーに貼ってみたところ、35mm幅にカットしたBDのグライドライトスキンはサイド方向にもフレキシブルで、ストレス無くサイドカーブに沿って貼り付けることができました。まずは大成功です!

Skinski1 Skinski2 Skinski3 Skinski4

私の場合、元になったシールがバーゲン品だったこともあり、オリジナルのTwin-skinを買う場合の三分の一の値段で作ることができました。
また、使わなくなったカット済みのシールでもセンターが60~70mm以上あれば、このスプリットシールにリサイクルして復活させることも可能でしょう。

また、作ってみて気付いたのがそのコンパクトさと軽さです。
今までのファットスキー用シールの難点だったのがそのボリュームです。(保温のためにジャケットの内ポケットに入れておくなどという細板テレマークの時代の常識は、既に神話の領域のようです)
下の画像は、同サイズのスキーに使用するフルサイズのシール(BDアセンション)と手作りのスプリットシールの比較をしたものです。
この点でもスプリットシールの圧倒的な優位性が際立ちます。

Skinbol Skinw2 Skinw1
(シール登行時には片足で400gもの重りを付けていたんですね!)

まあ、完全なアイデアのパクりですが、スプリットシールがパテントの関係で他メーカーからは発売されないであろう現状では、オリジナルを買う以外にはこのように個人で作るしか入手できないのですから勘弁してもらいましょう!

まだ、実際に使用していないので使用感は未知数ですが、追ってレポートさせていただきたいと思います。

以下、続く・・・と思います。

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2007年12月17日 (月)

DAINAFITはどう変ったか

便利度 :★★★★☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆


我が国ではキワモノ的な目で見られがちなDYNAFITのビンディングですが、実際には欧米を中心に20年以上の永い歴史を持ち、その間基本設計を全く変えていないほどの完成されたシステムと言っても過言ではない名品なのです。
また、あの頼りなげな外観とは裏腹に、実はヨーロッパでは一番故障の少ないツアー用ビンディングとの評価も受けているほど信頼性の高い道具でもあるのです。

Dyna1

そんなDYNAFITのビンディングですが、少しづつ進化し一応近代的なビンディングとしての完成を見たのが“TLT-コンフォート”という機種でしょう。
ブーツサイズに対応する調節幅も(十分ではないとは言え・・・)拡大し、(快適とは言えないが・・・)設計段階から考慮されたスキーブレーキが使用できるようになったのも、このコンフォートからです。

それから3シーズン程で、バーティカルというニューモデルが昨年からラインナップに加わりましたが、一体この両者で何処が変わったのか考察してみたいと思います。

大きな変更点はまずヒールピースの外観が大きく変ったということでしょう。見える部分は全てプラスチックになり、外観も直線的でスマートなものとなりました。

Dtvheel
(左・TLTコンフォート、右・TLTバーティカル)

しかし、推測ですがバーティカルの樹脂パーツはコンフォートとは別の工場で作られているのでしょう。
はっきり言って材質や加工精度はむしろ低下しているように感じます。
また、上面のヒールリフターを兼ねたパーツは横からの力を受けた時に、稀ですが折損の事例もあるようなので、本当に良いモデルチェンジであったのかの判断はもう1~2シーズン待たないと正確な結論は出ないでしょう。

現時点での判断ですが、良くなったところとしては、コンフオートで評判の悪かったトーピースのクトー(スキーアイゼン)取り付け部に金属の補強が入ったということと、トーピースのレバーが大きくなったということが挙げられます。
このレバーの変更は僅かなものですが、実際に新旧を使い比べてみると使い勝手はずいぶん良くなっているとが実感できます。

Dkuto2_2 Dtvtoe_2
(左画像・トーのベースに加わった金属パーツ、と右画像・レバーの大きの違いに注意)

その他は大きな違いは無いようですが、気がついたことがありましたら続けてレポートしていきたいと思います。

(追伸)
山でDYNAFITを使用している方を見るのはまだ稀です。
使用に際して少々癖のある製品であることは確かですが、個人的にもこの個性的なビンディング愛用者の仲間が増えるとに期待しています。
興味のある方は遠慮なく質問してください。取り付け調整を含め可能な限りの助言をしたいと思います。

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2007年12月15日 (土)

続・MSRライトニングの改造

便利度 :★★★★★
工作度 :★★★★★
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆


【“MSR/ライトニング・アッセント-改”Prototype No.2の製作】

さて、Prototype No.1 のベースはそのまま利用して、さらなる軽量化を目指して改良した2号機を作ることにしました。

1号機では、ヒールレバーで踵を固定していましたが、結局最後はストラップをバックル留めしなければならないので、次はレバー無しでストラップ1本で靴を固定する為にはどのような構造にすればよいのか考えてみました。
一回のストラップ操作で固定できて、シンプルな構造というコンセプトで考えたら、やはりオーソドックスなワイヤー式に落ち着きました。
画像をご覧いただければ、特に説明は要らないと思います。

No2_plate Plate4

工作は簡単です、1号機のヒールレバーが付いていた所にΦ2mmのワイヤーをリング状に固定するだけです。
ブーツの後端に当たる部分には保護用のウレタンチューブを通し、踵の下の部分でワイヤーをスリーブで圧着固定しブレードホースでカバーしてあります。

Msrwire1 Msrwire2
(スリーブは画像のようなハンドスゥェージャーで圧着する)

また、現在は試作段階ということでアイゼンバンドを使用して締めるようにしてありますが、将来的にはラチェット式に改造する事も考えられます。

No2_bootsura No2_bootyoko

1号機より見栄えは悪いのですが、構造がシンプルで軽く、故障する場所の少ない機能的な改造だと思います。
今回は調節式のため多少重量が増加しましたが、メンズモデルのビンディングアッセンブリーはオリジナルが264グラム、改造モデルはストラップを入れても275グラムで仕上がりましたから僅か11グラムの増加で済みました。
比較したのは06-07モデルの3ストラップビンディングですから、07-08モデルの4ストラップのものと比べればオリジナルより確実に軽くなっていると思います。

もし、調節式でなく、自分の使うブーツ専用の固定サイズで造ればさらに軽量なスノーシューとなるでしょう。

No2_finish No2_boots1 No2_boots2

実際にこのデバイスを“ライトニング22”(ライトニング・アセントのヒールリフター無しバージョン)に換装して、実際に雪山でテストしてみたのが下の画像です。
使用は実質2日間程で十分とはいえませんが、MSRのビンディングがやや苦手とするハードブーツをしっかりと固定でき、特にトラブルらしいトラブルもありませんでしたので、まずまずは大成功と言う所でしょう。

Imgp1608 Imgp1609

また、現在新しいヒールストラップの構想もまとまりましたし、さらにトーベイルも使用しないワイヤー固定式のアイデアも固まりつつあるので、暇があったら再度改造にチャレンジしてみたいと思います。

以下、続く・・・かも?

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2007年12月13日 (木)

DYNAFITのクトーを改良する

便利度 :★★★★★
工作度 :★★☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆


DYNAFIT・TLTビンディング用のクトーも昨シーズンからずいぶん改良され、かなり実用的になりました。
クトー自体もずいぶん丈夫な構造になり、ビンディング側の金属製の補強も加わり破損の心配は限りなく小さくなったようです。
また、82ミリと92ミリ幅の2種類がありセミファットスキーまでクトーの装着が可能となりました。(下部画像のK2のMt.Bakerまでは使用可能でした)

Dkuto1 Dkuto2
(左画像は新旧のクトー、右画像は裏と表から見たクトー取り付け部の補強金具)

しかし、残念ながら購入してそのまま箱出しの状態で能力を十分出し切れるかというと、残念ながらそうではないのです。
このクトーはスキーのデッキ面に載ったかたちで装着されますが、構造上クトー上面とソールの間にはかなりの間隙があって、実際にソールでクトーを踏んでもこの間檄分クトーに遊びができ、クトーの爪が雪面に刺さる長さが短くなってしまうのです。
また、このクトーを流用するテレマークビンディング等では、さらに有効に爪の長さを活かし切れなくなるようです。

Dkutogap
(ソールとスキーの間の間隔の分だけクトーが雪面から逃げる)

そこで私は実際にクトー上面とソールの間隔を測って、ちょうど良い高さになるよう低温に強いPP(ポリプロピレン)ブロックを角柱状に削り出してビス留しました。(→最上部左の画像も参照)
これで、クトーとソールの遊びを殺し、爪の長さを完全に有効に生かすことができます。
まあ、この状態でもクライミングサポート(ヒールリフター)使用時には極めて効きが悪くなりますが、それでもオリジナル状態より少しはマシでしょうか?
(どうしてもクライミングサポート使用時に効くクトーをお探しでしたら後日紹介予定のVOILEのスキークランポンを使用する以外ありません)

Dkuto3 Dkuto5 Dkuto4
(PPブロックがあるとクトーがしっかりと踏み込めるのが理解できると思います)

また、私は削り出しのパーツを製作しましたが、既製品で“プラ足”や“ゴム足”と呼ばれて秋葉原の部品屋などで売られている電子機器の筐体の底部などに使われる円錐台形の部品を使うと手軽に同様な改良が可能だと思います。

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2007年12月11日 (火)

GPS3種類の燃費?比較

便利度 :★★★★★
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆
(小型GPS一般としての評価です)

【先日報告したVISTA/HCx-Jの不具合ですが、マスターリセットを実行したのにもかかわらず、その後もう一回同様な症状が出ましたが(これで計3回)、それ以外はとりあえず動いてます。
時々しか症状が出ないとクレーム交換も主張しにくいし、このような場合どうしたら良いのでしょうか?
どなたかお知恵を貸してください。】



さて、ハンドヘルドGPSを山で使用するにあたって、精度と供に重要になってくるのが電池の寿命です。
カタログスペックには記載がありますが、実際に連続使用でどのくらいの時間電池が持つのか実際にテストしてみました。
山での使用とは条件が違うかもしれませんが、比較するための取りあえずの目安にはなると思いますので結果を公開したいと思います。

このテストでの電池寿命とはログを採り始めの時間からログの取得が不能となった時間までとお考えください。
アクティブログのままPCにダウンロードして、取得したログの最後の測位終了時間で単純比較しました。
(実際にGPSに付きっ切りでいれば理想なのですが、そんなに暇でもないのでこれでご勘弁ください)

Gps3
(こんな感じでテストしました)


機種はGARMINの ①MAP60-Csx/J と ②LEGEND-C/J と ③VISTA-Hcx/J の3種類、いずれも標準モードで、WAASはON、①と③に関してはコンパス機能OFFという同条件、また、実際の使用を想定して室内の窓側のスペースに20センチ間隔で並べてテストを行いました。
使用した電池はTOSHIBA製の“アルカリ 1”という品名の電池で同じパックから取り出した新品を使用しています。
環境は11月下旬の関東南部での夜間を挟んでの測定です。
また、②に関しては時々衛星をロストしていたようでログが細切れでしたが、一応最後に取得したポイントの時間までを電池寿命としました。

(実験結果)

第1位 →③VISTA-Hcx/J   25時間27分


第2位 →②LEGEND-C/J   24時間36分

第3位 →①MAP60-Csx/J   17時間25分

①MAP60-Csx/Jはほぼ予想どうりでした。
また、標準モードだと②LEGEND-C/Jよりも③VISTA-Hcx/Jの方が1時間近くも電池がもつのも以外でした。
カタログスペックでは②LEGEND-C/Jの電池寿命は標準モードで28時間なのですが・・・。
室内窓際という条件でしたので、感度が①③よりも劣るLEGEND-C/Jは、測位できたりできなかったりでログも細切れになっていましたから、頑張って衛星を探していて消耗しちゃったのでしょうか?

以上、電池の個体差や実験時の状況などで必ずしも機種別電池寿命の優劣を表現していないかもしれません。
また、ログが記録できていたからと言って、正常に操作でき、また正しい表示をしていたかは見張っていたわけでないので定かではありませんが、よろしかったら参考にしてください。

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2007年12月 9日 (日)

スプリットシールを自作する!①

便利度 :★★★★★
工作度 :★★☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆


皆さん、スキーのシール(クライミングスキン)は高価すぎると思いませんか?
確かにシールの選択やメンテナンスは、山スキーを楽しいものにするか、地獄の苦しみに変えるかを左右するほどの重要な道具であることは確かですが、スキーを替えるごとに“プラス弐萬円也”の出費は悩みの種以外の何者でもありませんよね。

昔の山スキーや細板時代のテレマークでしたら、使い回しや貸し借りのできるストレートなシールでまだ良かったのですが、最近のカービングスキーはサイドカーブに沿ってカットしないとまったく使い物になりませんし、さらにファットスキーになると高価な幅広スキンを“その板専用”にカットしなくてはならないのですから経済的にも労力的にも非常に非効率的です。
我が家などは、現在までに購入したシールの金額を合計してみると目まいがするほどの金額になりそうです。

Skins
(!!)

そんな折、“Nova sport”というメーカーから“TWIN SKIN”という画期的なスキーシールが発売されました。
まさに、コロンブスの卵式の発明で、シールを真ん中から細く2分割して、それぞれの端をエッジに沿わせて貼り付けるという構造になっています。
また、エンドフリーなので板の長ささえ概ね同じなら幅の違う板にも、または板を買い換えても1つのシールを使い回せるという画期的な製品なのです。
心配なのがスキーの中心線にシールが無い部分ができるということですが、使用者のインプレッションを信じると「まったく問題ない!」とのことです。

持っている板には全部専用シールがあるのに、早くも物欲発火!・・・しかし値段を見ていきなり消火!

えーい! だったら作っちゃえ。
・・・で、スプリットシールを作ってみました。
材料はシーズンオフの大バーゲンで買ったBDグライドライトの80mmスキンです。

Skinbox

構造は見ての通りですが、トップの金具のところは0.5mm厚のステンレス薄板を使用し、ティップループの部分でスライドできるようにして、スキーの幅の違いに対応できるようにしました。

Skinparts1

ティップループの自作も考えましたが、BDのティップループを持っていたのでそれを使用することにしました。
サイズも数種類あり、パーツとして購入しても千数百円と良心的な価格設定です。

Skinroop1 Skinroop2
(↑サイズもS~XLまで各種あるので好みで選べる/BDの他右端の“G3”製も入手可能)

また、シールのカットは長尺の金尺をしっかり固定して、大型のカッターで一気に切断します。やり直しはできませんので、くれぐれも慎重に!
(話は違いますが、私の友人はスキーに合わせてシールをカットする時、誤って毛並みが前後逆になるようにカットしてしまいました。その時は自殺を考える〈?本人談?〉ほど落ち込んだそうです。)

Skincut Skinparts2

シールの幅は、元のシールが80mm幅でしたので真ん中で切って40mm×2が簡単なのですが、スキーのサイドカーブに沿って張るときに横方向の柔軟性を確保するには細い方が良いとも考えられます。
調べたら、ご本家の、“Nova sport”の太い板用のアイテムでもセンター部で35mmだったので真似をして私も35mmとしてみました。(入手できるなら最初から70mm幅のシールにすれば無駄が無いですね)


部品が揃ったら後は組み立てですが、シールとトップ金具の固定は3本ずつの片面カシメを打てば完成です。

以下、続く・・・!

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2007年12月 8日 (土)

Vista-HCx 日本語版、その性能は?②

便利度 :★★★★★
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆
(今回のテストの評価ではありません)


MSAS(WAAS)の運用開始で測位精度が向上したGPSですが、高感度が自慢のVISTA/Hcxは冬山では一体どういった振る舞いを見せてくれるでしょうか?

11月末初滑りを兼ねて山に行く時に早速VISTA/Hcxのテストをしてみることにしました。
また、今回は評判の良いニッケル水素電池“エネループ”が寒冷時にGPSと相性が良いのか併せて試してみることとしました。
“エネループ”の説明書には-10℃までは起電力が落ちないと堂々と書いてあったし、ネット上にエネループを-20℃で使用してOKだったとの記録もあったので、常温でも1.2Vで作動する機器なら低温での電圧降下が無ければ何とか使えるだろうと、その謳い文句を信用して今回テストしてみることとしたのです。

Vistaimage
(テストしたのはここです!)

結果は・・・。

うーん・・・・。

ザックの雨蓋に入れといたら、ログは採れていたのですが、取り出して見ようとしたら液晶表示が極薄になっていてまったく表示が見えませんでした!
寒いといっても-5℃程度はあるはず・・・これでは寒さに強いと言っているエネループであっても、ニッケル水素電池は冬山では使えないな・・・って感じですね。
冬でもGPSにエネループを使用して問題が起きていない記録のケースと、何の条件が違うんだろう・・・?

ニッケル水素電池が寒さで電圧降下して、液晶の要求電圧以下になってしまったのか?
はてまた、別の原因なのか、たぶんGPS本体には問題ないと思われますが、eトレックには液晶に不具合があったり電源系にトラブルがあったりした報告も少なくないので、その可能性もゼロではありません。
あるいは、この機種固有の電池との相性の問題かもしれません。

今度はアルカリ電池やオキシライド電池も使って、続けてテストしてみたいと思います。
やはり極寒時は一本400円と高価格でも“FUJIフィルムのリチウム電池”かなあ・・・?

GPSでなく電池のレポートみたいになってしまいました。スミマセン!
不明な点が残りましたので・・・
たぶん、続く・・・

《その後》
HCxに不具合発生!
電源をOFFしたら液晶表示は消えたのですがビープ音が止まらなくなりました!
結局電池を一旦外してから入れなおしたら解決し、次回以降は暫く異常は発生していませんがこれでは怖くて山には持って行けないです。(当分MAP60に引き続き頑張ってもらうしかなさそうです)
したがって、この記事の内容はその影響かもしれませんので引き続きテストして結果をご報告しようと思います。

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2007年12月 7日 (金)

D.I .Y. サーモインナーを焼く ③

便利度 :★★★★★
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :★☆☆☆☆


さて、最後にご紹介するのは私も以前おこなっていた、誰でも家庭にあるものでインナーブーツを成型する方法です。

使用するのは、大きな鍋と金網とポリ袋の3点です。(↓画像は実際に私が使用したものでなく例示です、できたら四角い蒸し器のようなものも良いでしょう。私は鍋でなく半切りの一斗缶を使いました)

Nabe

ポリ袋は“ジップロック・特大”(商品名)が良かったのですが、現在は“大”までしか輸入されなくなったので、これだと大きなサイズのインナーには使用できないかもしてません。(アメリカのスーパーマーケットには山のように売っていましたが・・・)

Imgp1563

普通のポリ袋はPE(ポリエチレン)で耐熱性が低いので、できたらPP(ポリプロピレン)またはOPPと品質表示されたものを選んだほうが賢明でしょう。PP・OPPは一般的に素材に張りがありインナーとの密着度は低いような気がしますが、実用上では問題無いと思います。

Imgp1562

袋が小さすぎて、斜めにしかインナーブーツが入らない場合もあるかもしれませんが、足首まで何とか入っていればOKです。ポリ袋の余分なところをゴム輪で止めておきましょう。
実際には耐熱温度が80度ほどといわれているPEの袋でも、底に着けなければとりあえず問題無く使用できる事を経験しています。たぶん耐熱温度とは軟らかくなる温度のことで溶解してしまう温度のことではないのでしょう?・・・しかし、保証の限りではありません!)

作業は単純。大きな鍋にお湯を沸かし、耐熱性のあるポリ袋に入れたサーモインナーを手で垂直に沈め、沸騰した状態で待つこと数分~10分。この時インナーが直接鍋の底に触れないよう、金網を鍋の底に沈めておくのも良いでしょう。
インナーを鍋に沈める時、最初は良いのですが長時間押えているとかなり熱くなりますので軍手の上にゴム手袋重ねるなどして火傷をしないようにしましょう。

加熱の目安は、インナーを触ってみて、やや膨らんだようなグニャグニャ感が出てきたらOKです。

Innerfoot

後は、前回の「D.I .Y. サーモインナーを焼く ②」記の方法と同様にトーキャップやパッチで下準備をした足を入れて成型すれば作業は完了です。
この方法では足首より下の部分しか成型されないことになりますが、通常はこれで何の不都合も生じないはずですし、かえってインナーの上部が開いたまま成型される恐れが無いというメリットもあります。

やってみると意外と簡単ですから、皆さんもチャレンジしてみてはいかがですか。

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2007年12月 5日 (水)

DYNAFIT/ヒールリリーサーの製作

便利度 :★★★★★
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆

DYNAFIT ビンディングの最大の弱点の一つが、滑降モードから歩行モードへの切り替えの時に、一度スキーを脱がなくてはならないと言う事でしょう。
(この弱点さえ愛おしく思えるようにならないと、真のDYNAFITファンとは言えないのです・・・!)

実は私もディアミールから乗り換えた当初、ずいぶん違和感がありました。
しかし「惚れてしまえばアバタも笑窪」で諦めていましたが・・・それでも、これを何とかしたいと思うのが工作マニアの真骨頂!
で・・・“ヒールリリーサー”なる道具を考案し試作してみましたのでご紹介します。

当初にスネイルカム方式で創ってみたのが下の画像です。
スリットを片方のピンに入れて梃子の原理でレバーを倒すと、カムの作用でピンが開いて踵が開放される構造です。
素材は硬度の高い7075-T6アルミの3ミリ厚ですが所詮アルミはアルミ、ステンレス鋼のピンと擦れるので、長期間の使用では滑り面が磨耗しそうです。
とはいえ、十分実用にはなりました。

Hrc1 Hrc3 Hrc4 Hrc2
(中央の2枚の画像のようにレバーを倒すとピンが開く)

1号機を使用してみた結果、もう少し簡単な構造でも実用可能なものができそうだったので創ったのが下の画像のウェッジ方式のヒールリリーサーです。
大きい方が試作型で、より小さなのが実用機です。(画像で細引きでつながっているのは歯ブラシを短く切ったもので、トーピースなどに雪が付着した場合ヒールリリーサーの角とこのブラシで取り除く為で、ヒールの開放とは無関係です)
また、一方の面が凸凹に加工してあるのは、このほうがビンディングのピンと噛合って梃子の作用を補強できると考えたからです。

Hrw1 Hrc6
(上から差し込みこじって、くさびの様にピンを開く)

実は、この実用機も昨年2回ほどのツアーでしか使っていないのですが、ディアミールのようには行かないものの、一旦靴を脱ぐよりはずいぶん楽に感じました。
簡単な工作ですからDYNAFIT愛用の方は試してみたらいかがでしょうか。

Hrc5

今シーズンはチタン製のこのタイプで、横方向から見た時に「くの字型」に曲がった操作のしやすいモノを創ろうと思っています。(7075-T6アルミは曲げようとすると折損するのです)

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DYNAFIT の冬、到来!

便利度 :★★★★☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆


私は技術的には万年中級者の壁を越えられず、毎年悪戦苦闘のスノーシーズンを過ごしてはいますが、それでも山スキーも山ボードも大好きです。
しかし、いかに好きとは言え、年齢と供に増加する体重と、低下する体力には如何とも抗し難く、以前のような積極的な山行からは遠ざかる一方というのが悲しい現実です。

そのハンデを少しでもカバーしようと、道具の軽量化を心がけてはいるのですが、ことスキーに関しては年々ファット化が進み、山道具の軽量化の流れに反して、逆に年々重くなっているというのも困ったものですよね。

そんな中、せめてビンディングだけでも軽いモノを・・・
と考えていて出た結論が“DYNAFIT”のTLTビンディングの選択だったのです。

Dyna1 Dyna3
(左の画像・上が“TLTコンフォート”、その下と右画像が新型の“TLTバーティカル”、ただし左画像の“TLTコンフォート”は改良型のトーベースに換装してあります)

使い始めて既に4シーズンが過ぎ、所有数も既に我が家で合計十台、しかも全て自分で取り付けを行っています。
取り付けや調整のノウハウの蓄積もありますし、製品自体の良いところ悪いところも見えてきましたので、シーズン中はこの DYNAFIT ビンディングの話題についても可能な限り書いてみる事にします。
興味があっても、あのなんとも奇妙奇天烈(?)な形状から使用を躊躇っている方も多いと思いますので、ご質問があれば率直なお話をさせていただきたいと思います。

Dynabd
(我が家にはDYNAFITのビンディングがいっぱいです・・・)

何せ少々癖のあるビンディングですから、万人向けというわけには行かないとは思いますが、外観から想像するほどの取っ付き難さは有りませんので、もう少し普及しても良いのではないかと思います。

Dyna2 Toe1 Toe2
(トーピースの2つの突起が専用ブーツの爪先の穴に噛合うだけで固定されると言う、一見??な構造)

また、今シーズンから輸入代理店が“カスタムプロデュース”から“アクタス・ディストリビューション”に変更になりました。
まだ未知数の代理店ですが、適切な対応とDYNAFITの普及に力を入れていただける事に期待して応援していきたいと思いますので、皆さんにもご協力いただければ幸いです。
また、この代理店さんは“スノーレオパードなブログ”というサイトでも情報発信をしていますので、よろしければこちらにも行ってみてください。

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