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2007年12月19日 (水)

スプリットシールを自作する!②

便利度 :★★★★★
工作度 :★★☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆


「スプリットシールを自作する!①」からの続きです!

さて、部品が揃ったら組み立ててみましょう。

Skinparts2_2
(2本のシールが独立して左右にスライドできる構造)

シール本体とステンレスパーツを、3本づつのカシメで固定します。
打ち棒を使って適度な力で打ってください。打ち棒を使わず金槌で直接打つと心棒の潰れ代がとれず、かえって強度が低下する場合があります。
カシメはできるなら通常の両面カシメではなく、片面カシメを使用しましょう。両面カシメだと滑走面との間の隙間が大きくなります。
また、カシメの材質は錆びやすい鉄(メッキ)より、できればステンレスか真鍮製が良いでしょう。私は、ステンレスの片面カシメが入手できなかったので真鍮製を使用しました。(どなたかステンレスの片面カシメを小口で小売してくれる所を知っていたら教えてください!)

Sukinkasime1 Skinkasime2
(片面カシメと両面カシメ)

シールの長さは、とりあえず自分が一番よく使用するであろうスキーに貼ってみて、テールベンドの始まる点(=接雪点)より少なくても2センチ位は短くカットします。
エンドフリー・スキン(貼り流し)の場合、コンベックス(凸)面に末端が乗っていると登行中に必ず剥がれます!(↓画像)

Skinskitail
(テールベンドにシールの末端があるとこんな感じに剥がれて・・・・)

少しでも長い方がシールの効きが良くなるような気がしますが、まさに「過ぎたるは及ばざるが如し」の喩えどうりですから、テール部の長いツインチップ形状の板であっても貼り流しの場合は必ずテールの接雪点より前にシールの末端が来るように調整してください。
つまりこのスプリットシールを複数のスキーで使い回す場合は、接雪面の一番短い板のテールべンドの始まるギリギリの位置でカットしておけば良いわけです。

また、常識ですがカットした角の部分はなるべく大きなR で角を円く整形し剥がれにくくしておきます。
あと、貼り流しの場合、剥がす時にテール部分を直接持ってしまうと接着力の低下を招きますので、末端にはPPかPEの樹脂シートを張っておくと良いでしょう。

Skin2 Skinw
(完成したスプリットシールのトップ部分)

さて、実際にスキーに貼ってみたところ、35mm幅にカットしたBDのグライドライトスキンはサイド方向にもフレキシブルで、ストレス無くサイドカーブに沿って貼り付けることができました。まずは大成功です!

Skinski1 Skinski2 Skinski3 Skinski4

私の場合、元になったシールがバーゲン品だったこともあり、オリジナルのTwin-skinを買う場合の三分の一の値段で作ることができました。
また、使わなくなったカット済みのシールでもセンターが60~70mm以上あれば、このスプリットシールにリサイクルして復活させることも可能でしょう。

また、作ってみて気付いたのがそのコンパクトさと軽さです。
今までのファットスキー用シールの難点だったのがそのボリュームです。(保温のためにジャケットの内ポケットに入れておくなどという細板テレマークの時代の常識は、既に神話の領域のようです)
下の画像は、同サイズのスキーに使用するフルサイズのシール(BDアセンション)と手作りのスプリットシールの比較をしたものです。
この点でもスプリットシールの圧倒的な優位性が際立ちます。

Skinbol Skinw2 Skinw1
(シール登行時には片足で400gもの重りを付けていたんですね!)

まあ、完全なアイデアのパクりですが、スプリットシールがパテントの関係で他メーカーからは発売されないであろう現状では、オリジナルを買う以外にはこのように個人で作るしか入手できないのですから勘弁してもらいましょう!

まだ、実際に使用していないので使用感は未知数ですが、追ってレポートさせていただきたいと思います。

以下、続く・・・と思います。

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コメント

はじめまして。
シールの検索をしていましたらこちらにたどり着きました。
すばらしい企画で、目からウロコ でした。
早速でスイマセンが質問させてください。

>トップの金具のところは0.5mm厚のステンレス薄板
①に書いてあったのですが、この金具は自作なのでしょうか?はたまた他の部品の流用なのでしょうか?
よろしければ伝授願います。

私はテレマーク初心者でまだBCは未経験者です。

宜しくお願い致します。

投稿: hohoho1483 | 2007年12月31日 (月) 13時21分

山道具道楽へようこそ!
早速ですが、ご質問への回答です。
私の場合は、ホームセンターなどでよく売っている0.5㎜厚のステンレス薄板をまず100㎜×30㎜に切ってから、記事の画像のような形に加工しました。
0.5㎜厚のステンレスは金切バサミでも比較的容易に加工できるはずですが、ハンドニブラーなどがあれば細部の加工が楽にできます。
また、3箇所の穴は正確にセンターポンチを打ってからΦ4mmのドリルで穴を明けます。
なお、不明の点があればご遠慮なくお問い合わせください。

投稿: 理事長 | 2007年12月31日 (月) 14時18分

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