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2008年1月

2008年1月31日 (木)

ファン付きゴーグルをプチ改造

便利度 :★★★★★
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆

私は眼鏡を使用しているので、登山やスキーでも不自由を感じる場面が多いのですが、特に山スキーで吹雪かれゴーグルを併用する時など、眼鏡の曇りには閉口させられます。

そんな悩みを解消する為に数年前からSWANS(山本工学)の“DREAD-TBR”というファン付きのゴーグルを使っているのですが、これが結構なスグレモノで極端に条件が悪かったり、転倒して頭から新雪に突っ込んだりしない限りは、常にそこそこクリアな視界を維持してくれます。
眼鏡使用者でゴーグルの曇りに悩まされている方は、騙されたと思って使ってみてください。必ずお気に入りの道具となることを保障します。
また、小さな単四電池を電源としていますが、予想外に電池の寿命は長く、数日の行動にも十分対応可能です。

Fan
(条件により赤系とグレー系のレンズカラーを用意しておけば万全!)

さて、今では私にとって手放せない道具となっているこのファン付きゴーグルですが、唯一の弱点は電池ケースの蓋の部分が簡単にはめ込むだけの構造となっているため、転倒した場合などには蓋が開いてしまって電池が飛び出してしまうという事でした。

Fan1_2 Fan2_2 
(中央上部の電動ファンをストラップ部の単四電池で駆動する構造)

そこで私は、細いベルクロテープを使用して電池ケースの蓋を固定するようにしたのです。(↓画像)
こうしてからは一度もこのトラブルは無くなりました。

Fan3

私もそうだったように「なにもゴーグルにまで電池を使わなくても・・・」とお思いの方も多いと思いますし、まだまだマイナーなファン付きのゴーグルですが、眼鏡使用者でなくても予想以上に効果的な道具ですので自信を持ってお薦めします!

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2008年1月25日 (金)

今度は“BDとLIFELINKの”合体だ!

便利度 :★★★★★
工作度 :★★★☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆


山スキーや山ボードに、ピッケルを持っていくかどうかで山行の度に頭を悩ませるのは私だけではないはずです。
私も迷った時にはピッケルを持参するように心がけてはいますが、持って行っても結局使わないことも多く、また持って来なかった時に限ってしょっぱい場面に遭遇する事があるような気がします。(まさにマーフィーの法則といった感じですね・・・)

しかし、そんな時にセルフアレストポールがあれば、このような悩みは半ば解決したも同然でしょう。
現在セルフアレストポールは、BDの“ウィペット”LIFELINKの“クロー”そしてグリベルの“コンドル”と3つの選択肢がありますが、敢えて私はこのBDとLIFELINKの2種類のスキーポールを合体させることを試みました。

Imgp1564

(↑合体が完成した状態)

さて・・・・、話せば長いのですが、20数年以上昔、私が山スキーに熱中していた頃、“LAMER”というアメリカのガレージメーカー(失礼!)が非常にユニークな山スキー用品をいくつも開発していました。
その中で私のお気に入りだったのが“クロー・ポール”と名付けられたスキーポールだったのです。
当時は唯一だったセルフアレストグリップ、半球形のクローバスケット、そしてグリップを外して2本を連結するとアバランチプローブになるという、荒削りながら現在の多機能ポールの先駆とも言うべきユニーク且つ前衛的な製品でした。
私も愛用していて、何度かこのセルフアレストグリップのおかげで命拾い?したのを思い出します。

その後折れたり曲がったりでこのポールは引退しましたが・・・それから二十年・・・、過日、北米の某山道具屋で日本の山道具屋ではあまり目にしないライフリンクの“クロー・グリップ”をあらためて手に取りびっくりしました。なんと細部以外あの懐かしいLAMERのクローポールのグリップと瓜二つだったのです。(たぶんLLがLAMERから意匠権か何かを譲ってもらったのでしょう?)
懐かしさもあって、グリップ付きの上段ポールだけで確か30数ドルと結構高価でしたが即大量?購入しました。
しかし、このグリップはスキーポール専用で山スキーには良いのですが、山ボードで使用する時には、3段式のポールのようには短く収納することはできないという問題もあったのです。

Imgp1566


そこで・・・お決まりの改造です・・・
山スキーでお気に入りのBDのAJプローブ・ポールの上段にこのセルフアレストグリップを移植することにしました。こうする事でセルフアレスト機能を持ちプローブにもなるという、ライフリンクのオリジナルと同様の機能に加え、後述のBDのトレッキングポールの中下段と組み合わせて、短く収納できるという新たな機能を持たせることができると考えたからです。

ライフリンクの上段ポールは楕円形をしていますのでグリップの穴も楕円です。先ずこの楕円のパイプを引っこ抜かなくてはなりませんが、これが結構大変でした。
次に、グリップの楕円穴をBDの上段の直径16ミリに合わせて拡大します。大径の木工ドリルで荒削りをしてからサンドペーパーを巻いたシャフトをドリルに付けて仕上げました。
上段ポールの末端には自作のアルミ製のエンドプラグを嵌合してカシめ、グリップとビス固定できるようにしました。
仕上がりは画像の通りですが、実際の使用感としては雪面にツメを効かせた時BDのウィペットよりも安定感があってかなり良好です。

また先にも述べましたが、今回改造したBDのAJプローブ・ポールの上段は、BDのトレッキングポール“トレイル”の中段・下段と組合せることも可能ですので、山ボードの時にコンパクトにザックに装着できる3段伸縮のスノーシューポールとしても使えることも、この改造の大きなメリットです。(従来の上段ポールの外径が18ミリの3段式BDエクスペディションポールの中下段は、このプローブポールの上段とは組み合わせできません!)

Imgp1567 Imgp1568
(左・BDのトレイル、右・プローブポール“改”とトレイルの中下段の組み合わせ)

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2008年1月17日 (木)

VOILEのクトーは好いですよ!

便利度 :★★★★★
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆


山スキーの必需品とまでは言えないかもしれませんが、気力・体力とも中高年の私にとってクトー(スキーアイゼン)は欠かせないツアー用具となっています。

さて、クトーの取り付け方は概ね次の3タイプに分けられます。
①ディアミールやジルベに代表されるような靴と一緒に上下するタイプ
②DYNAFITやBURTONのスプリットボードのように前端を可動式ヒンジで板に固定するタイプ
③以前のPETZLや大昔のEMERYのように完全に板に固定するタイプ

それぞれに長短があるのですが、私のようなスピードより安全性を重視する山スキーヤーには、歩く時の抵抗になっても③の完全に固定されるクトーがベストだと考えられます。
また、クライミングサポート(ヒールリフター)使用時に有効なのはこのタイプしかありません。このメリットは非常に大です!

とは言え、このタイプは意外と種類が少なく、古いPETZLのクトーを使いまわすか、松本市内の山スキーの老舗“ブンリン”取り扱い?のPETZLのコピー商品を使うかしかありませんでした。
しかも、今流行のファットスキーに対応できるクトーとなると皆無と言ってよく、使いたくても使えないと言うのが現状だったのです。

しかし、昨シーズンアメリカの“VOILE”から“スキー・クランポン(日本のカタログではユニバーサル・テレ・クランポン)”という率直な商品名で、かなり良さそうな製品が発売されたので早速購入して使用してみました。
結果は予想以上に素晴らしいものでしたので、自信を持ってご紹介します。

Vkuto3 Vkuto1
(注!右画像のTLTバーティカルはVOILEクトーを母指球位置で使用するため全長の短いコンフォートのベースに換装してあります)

【良いところ】

*大きさも2種類(↓画像、青・92mmと赤・112mm。赤)あるのでかなりのおデブちゃんスキーにも対応します。(私のVOLKL/GOTAMAにも余裕で対応しました)
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*クライミングサポート(ヒールリフター)使用時にも完璧に効く!。

*タグの台紙が厚紙の取り付けゲージになっていて位置決めも簡単。
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(注意!!付属のビスは長めなので薄めの板に取り付ける場合はカットを要する)

*クラスト面でも良く効く。

*キックターンの時に安定感がある。

*脱着が簡単で、スキーを履いたままでも何とか可能。


【気になるところ】

*下駄のあるテレマーク・ビンディングやDYNAFITには問題なく使えるが、ディアミールについてはフリーライドだとギリギリ使えるものの、エクスプローラーではバーに干渉してしまいます。
(ジルベやナクソーについては不明/情報求む!)


*このタイプの宿命として、注意して歩行しないと引っ掛ける恐れがある。

*自分で取り付けできない人は、販売店に取り付け料を払って依頼する必要あり。

ベース部分だけパーツ販売が無い。あれば、1つのクトーを複数のスキーで使い回せるのにそれが無かった!(昨シーズン)
これは代理店に強く要望したいですね!(海外ではベースだけでも売っています)
Vkuto2
(クトーの右、スキーに固定されているのがベース部分)

しか~し!!!残念ながら要望したくても、代理店の“某Mスポーツ”がVOILEの取り扱いを止めるそうなので、何処が代理店契約を結ぶまではベース部分はおろか、本体すら入手難となるかもしれません。

Vkuto6
(見つけたら大人買いしときましょう!)

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2008年1月10日 (木)

VISTA/Hcx の不調(続報)

便利度 :☆☆☆☆☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :☆☆☆☆☆
危険度 :★★★★★

(残念ながら私のVISTA/Hcxに対しては現在のところこんな評価しかできません)

前回、お伝えしたHcxの不調ですが、時々(頻度は十数回~数十回に一度)とはいえ致命的な欠陥なので代理店にクレームを入れたところ、UUD製作所の純正外マップソースが原因ではとの回答がありました。

そこで、マップソースを収納したマイクロSDカードを外し、本体のメモリーにあるベースマップのみで数日テストを繰り返したところやはり前回と同じ症状が1度発生しました。
そこで、仕方なく代理店に初期不良交換をしてもらったのですが・・・・・・。

しか~し!!
なんと交換したもらった機体も、前回電源OFFから数時間使用しない状態で電源をONすると、液晶表示のコントラストが判読ができないほど薄くなってしまうという不具合があったのです!
いったんOFFして再度ONすると正常な表示に復帰するのですが、これは単なる製品の癖というより明らかに欠陥でしょう。

1good 1nogood
(左が正常、右は画面が判読できないほど薄い。下の2枚も同様)

もしや、電圧のやや低いニッケル水素電池を使用しているのが原因かと思い、アルカリ電池を使用してみたのですが・・・やはり結果は同じ症状が現れました・・・!
まぁ、製品仕様に使用可能な電池としてニッケル水素が明記されている以上、使えなければ欠陥品といわざるを得ません。

2good 2nogood

黙っているわけにもいかないので、再度代理店にクレームを入れたところ、未公開の対策用ファームウェアーv2.20のβ版を先行して提供しくれたのですが・・・・・・。

しか~し!!!
これで一件落着かと思っていたのもつかの間・・・。
この対策用ファームウェアーv2.20のβ版も(代理店では異常なく作動したとのことですが)私の機体で使用してみると、電源ONでバックライトが勝手に点灯し手動でOFFするまでずっと消えないのです。

一度ファームをV2.10に戻してみたらウェルカム画面では一時点灯するものの、衛星状態画面に移行する時点では自動的に消灯しました。
しかし、再度v2.20にアップしたらまたバックライトが点灯しっぱなし・・・・。明らかにファームのバグですね。
これでは、場合によっては山の中で気がついたらあっという間にバッテリー切れだった、と言うことにもなりかねませんヨ。

そこで、ネット上でHcxの不具合について検索してみたら、私と同じ液晶画面が薄くて読めないといった症状が出ているという記載が散見されました。

全製品ではなく、また特定の設定条件の場合に起きる現象なのかもしれませんが、v2.20のβ版で発生したバックライトの不具合や、私が最初に経験した電源が落ちないという不具合も含めて、まだこのHcx自体の品質あるいはファームウェアーに欠陥があるか、あるいは動作に不安定があるということは確かなようです。

それにしても、代理店の“い○×ネット”も製品の不安定さを承知し、ガーミン本社からβ版とはいえ対策ソフトも入手している段階であるのなら、少なくても自社のサイトで製品の一部に不具合が発生しているというくらいのインフォメーションはしてもいいと思います。

山では完全にGPS頼ってはいけないと言うのが鉄則とはいえ、GPSの欠陥は登山では場合によっては命に関わる事故にもつながりかねません。
社内には、GPSを山で使う時のマニュアル本を著している方もいらっしゃるようなのに・・・これはいただけませんね!

というわけで、現在“Hcxシリーズ”の購入をお考えの方は製品が安定するまで、もう少し待ったほうが賢明ですよ!

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