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2008年2月

2008年2月26日 (火)

ツインチップ用にシールを小改造

便利度 :★★★★★
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆


最近は山スキーヤーでも深雪や悪雪に強いファットスキーを履く方が増えています。
しかし、ファットスキーの多くはツインチップといってトップ・テールともラウンドシェイプで大きくベンドしたスキーがほとんどです。
滑るだけならそれで良いのですが、シールを使うとなるとその選択は簡単ではありません。
エンドフリー(貼り流し)ならば問題無く使えますが、1月2月などに何度もシールの脱着を強いられる山行ではテールから剥離してしまい大泣きすることも珍しくないのです。

かと言って、BDやG3のクライミングスキンでは定番となっている、金具をテールに引っ掛けウレタンのバンドでテンションをかける方式はツインチップでも一応は取り付けられるのですが、ブッシュに引っ掛けたり後続者のスキーと交差したときには簡単に外れてしまいます。
BD
のクリップフィックス(画像↓)は上記の方式よりはずいぶん良いのですが、やはり完璧とはいきません。

Siclip1 Siclip2


そこで、ツインチップスキーにBDやG3のシールを使用したいときには、どうしても他社製のパーツと組み合わせて使用する方法を採らねばならないのです。

私の場合“マジックマウンテン”が取り扱っている金具を使用して改造しています。テール側を“スタンダードバックル”トップ側を“ワイド・ラバーストレッチャー”という名称で市販されている金具に交換しました。

Sitail Sinorub
(左、テール  右、トップ)


しかし、多くのツインチップスキーの場合トップが尖っておらず緩い半円形状をしていますので、通常のラバーストレッチャーでは一番幅広のタイプを選んでも引掛かりが浅く、使用中にズレて外れそうで心配でした。
そこで今シーズンは、ラウンド形状にもフィットするといわれる“3Dストレッチャー”(画像↓)と呼ばれるパーツに交換して使用してみたのですが・・・。

Si3d Si3dhu Si3drub


なんと、何故か以前のノーマルストレッチャーより横にズレ外れ易いのです。

Si3dzure


結局現在はノーマルに戻して、ダイニーマの細引きで縛って絶対に外れないようにして使用しています。(画像↓・もう少し見栄えの良い構造を思案中)

Sinohimo


シールを買った上、さらに数千円の出費は痛いですが、「ツアー中にシールが剥がれて泣きを見る事を思えば安いもんだと・・・」と自らを納得させています。

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2008年2月20日 (水)

VISTA /Hcx の不具合・続報④

便利度 :★★★★★
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆
(このような評価になるといいのですが・・・)

Ng4a

ながいこと解決しなかったVISTA・Hcx-Jの白画面問題(画像↑)ですが、昨日“のり”さんから日本語版のファームVer.2.5が某代理店のサイトに公開されたとのコメントをいただいたので、早速ダウンロードしてVer.アップしてみました。
下の画像をご覧になると分かるように上段の「ソフト・バージョン」が2.10から2.50に置き換えられています。

Ok2a V25_2

そして今朝、十分機体が冷えているところでスイッチONしてみましたが・・・・
とりあえず白画面にはならず正常に起動しました。

これで「めでたし。めでたし。」になるといいのですが、今後さらに山で実際に使ってみてレポートしてみたいと思います。

しかし、購入してから3ヶ月。某代理店の不親切極まりない対応のなか、長い道のりでしたがこれでやっと解決しそうです。

しかし、たぶんファームの改良で起動時に液晶表示部にかかる電圧を上げたという事なのでしょうが、頻繁にON/OFFを繰り返すような使い方の場合、電池の寿命に悪影響が無ければいいのですが・・・。

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2008年2月19日 (火)

“スキートレーサー”を作ろう!

便利度 :★★★★★
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆


St3 St5
(スキートレーサー装着例、もちろん2個で一組)

最近では山スキー用のビンディングでもスキーストッパー(ブレーキ)が一般的になっているようです。
確かに手袋で不自由な手でリーシュコードのバックルを操作する煩わしさも無く、ツアーの途中でもゲレンデスキーのように簡単にスキーを脱着できることは大きなメリットでしょう。

しかし、私はDYNAFIT-TLT ビンディングを使用する山スキーツアーの時はスキーストッパーを取り外し、リーシュコード(流れ止めの紐)を使用しています。
これは軽量化という理由以外に絶対にスキーを流したくないという、過去の複数の苦い経験からくるトラウマみたいなモノがあるのだと思います・・・。

恥しい話ですが、私は数年前スキー場のゲレンデでも危うくスキーを紛失しかけた事があります。しかも水上近辺のリフトが2本しかない小さなスキー場でです。
下手くそなのに深雪に突っ込んでいったまではいいのですが、あえなく転倒しスキーを流してしまいました。
私のスキーはストッパーが付いていたのにも拘らず、かれこれ30分もの時間を要するほど見当違いの場所まで暴走して埋没していたのです。

また、欧米のガイドツアーでもスキーにリーシュコード装着を条件にしている事が多いのは、一人でもスキーを流してしまいその発見に時間を浪費すると、パーティー全員を危険に導きかねないという理由からでしょう。
ただし、リーシュコードも良い所ばかりではなく、スキーと身体が短い紐で繋がっているわけですから、大転倒の時に自分のスキーが飛んできて大怪我と言う危険性も無いわけではないのです。
そして、これが一番重要なのですが・・・、万が一雪崩に巻き込まれた場合、リーシュで足とスキーが繋がったままだと生存確率が大幅に低下してしまうそうです。
したがって、雪崩れそうな斜面を滑る時は(・・・と、思って滑るの勇気のある人も少ないでしょうが・・・)リーシュは外さなくてはならないのです。

そこで、もしスキーを流してしまっても、短時間で発見できるように“スキートレーサー”という道具が市販されているのですが、構造も簡単なので自作してみる事にしました。

St2

素材はナイロンかポリエステルのリボン3メートル程と420デニールのナイロン布少々、それとナイロンテープとバックル、後はコードロックと細引きなどです。

構造は画像をご覧になれば一目瞭然でしょう。
小さな袋に折畳んで収納してあるリボンの末端の細引きをスキーに取り付け、転倒してビンディングが開放し、一定以上の力が細引きにかかると(画像↓参照)リボンを引き出しながらスキーが流れていようになっています。

St1 St4
(細いショックコードで巾着状に絞った袋の口の部分に強い力がかかるまでは、エンドボールの抵抗で不用意にてリボンが引き出される事の無い構造とした)

たとえスキーを流してしまっても、赤色の軽いリボンが一部でも雪面に浮いているはずですから、それを目印にスキーを掘り出せばいいのです。

自宅にミシンがあれば、手芸屋さんで手に入る安価な材料で簡単に縫えますので皆さんも自作してみたらいかがでしょうか?
吹雪の中で泣きながらスキーを探すより、かなりお得だと思いますよ。

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2008年2月12日 (火)

新・自作スプリットシール ②(パーツ編)

便利度 :★★★★★
工作度 :★★★☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆


①からの続きです。

シールのトップ金具は1号機と同じ形式にしましたが、ステンレスの価格が高騰したのでしょうか、ホームセンターでは 0.5厚の200×300mmが1000円以上してびっくりしました。
また今回購入したのステンレス板は加工硬化が強かったのか結構硬く、板金用のカッターでなく普通の金切鋏を使用する場合は苦労しそうです。
硬い素材を使用する場合は、焼け色を落とす手間は掛かりますがバーナーで焼き戻したほうが後の作業が楽になると思います。
まず30×100mmの矩形にカットしてから画像のような形に加工するのですが、1ペアのシールで4個作らなければなりません。いちいちでは面倒なのでまとめて作ってみましたが結構根気の要る仕事です。

Sp8p
(上段の金具を中央で折り返した状態が下段)

次にシールのカットですが、これは絶対には失敗が許されない作業です。
私はシールメンテナンス用に持っている20センチ×1.8メーターのコンパネにシールを固定し、さらに長尺の金定規をシールのセンターに当てた状態で虫ピンを数箇所シールを貫通するように固定し、金定規がずれないようにして大型のオルファカッターで切断しました。(これだけやってもG3の糊面保護フィルムはすごく滑りますので、最後のところで気を抜いたら少し曲がってしまいました!)

また、今回は既製のチップループを使用せず、Φ4ミリの小径ステンレスパイプが何とか入手できたので、これとΦ2ミリのステンレスワイヤーとスプリング(G3のチップループから取り外したもの)を組み合わせてみました。

Spset Spend
(左・ランナーによる周長がアジャスト、右・末端は短いスリーブで圧着した)

BDのチップループXLのアルミチューブの長さが110mmで、これだと小さすぎたので今回は115ミリと125ミリの2種類を細部の異なった別々の形式で試作しました。
また、今後どんな幅広のスキーにも対応できるように(・・・まだ買う気か!と突っ込まれそうですが・・・)チップループはアジャスト式にしてみました。

Sptip2t
(チップループは2組作りました・画像はまだ仮組みの状態です)

もう少し気の利いたアジャスターを工夫すれば良いのでしょうが、今回はプロトタイプという事でナイロンコードを使い、細径ロープ用のランナーを使う方式とステンレスの楕円環(チェーンの駒)を使って調節可能な機能を持たせました。
まあ、そんなに頻繁に調節することも無いでしょうから直接結んでしまっても良いのかもしれません。

Spfin Sptipoth
(左・直接結ぶ、右・楕円輪で固定する方法)

後はパーツを組み合わせてカシメを打てば出来上がりです。
このスキーの場合、チップループのパイプの長さが115mmでは小さすぎたので、結局125mmのモノを使用する事になりました。

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2008年2月 8日 (金)

VISTA /Hcx の不具合・続報③

便利度 :☆☆☆☆☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :☆☆☆☆☆
危険度 :★★★★★
(残念ながら私のVISTA/Hcxに対しては現在のところこんな評価しかできません)


前回の記事“VISTA /Hcx の不具合・続報②”で、ファームを2.60にしても私のHcx日本語版ではまったく改善が無かった事を報告しました。

この不具合については“へい”さんからも北米版Hcxでも同様な不調が発生した旨のコメントがありました。
しかし、その後の報告ではガーミン本社からのファームを2.60にアップしろとの指示にしたがったところ、この症状が改善したとのことです。

同じ2.60のファームでありながら北米版で改善し、日本語版ではまったく効果が無いというのもおかしなものだと思って、先程念のためスイッチを入れてみたのですが、日中にもかかわらずやはり画面は真っ白でした。(一度OFFし、再度ONで改善します)

状況をハッキリさせる為、バージョンナンバーを表示させた私のHcxの画像を掲載しますので何か情報をお持ちの方がいらっしゃいましたらコメントをいただければ幸いです。

Ok2a_4 Ng4a_2  
(左は正常、右は真っ白です・バックライトONの同条件で撮影しました)

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新・自作プリットシール ①

便利度 :★★★★★
工作度 :★★★☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆


「今シーズンは、板と名の付くものはたとえ俎板であっても絶対に買わない!」と誓っていた私ですが・・・、昨年の暮れ忘年会でしこたま飲んで帰宅し、WEBを開いていたところ、酒の勢いで判断力が麻痺したのか“とんでもないスキー(?)”を注文してしまったのです。
翌朝「受注ありがとうメール」を見て、ワンクリックが招いた結果の恐ろしさにビビリましたが・・・まぁ、ビンディングはあるし、シールはスプリットを自作したので新たに購入しなくても良いし・・・などと高を括っていたのですが・・・。

Sphb
(かなり大人気無い柄なのでモザイク処理!笑)

しかし、実際にスキーが届くと、さあ大変!!。
自作のスプリットシール1号機に使用したBDのLサイズのチップループではトップに引っ掛からないのです。
そこで、「ほっほっほっ、こんな事もあろうとこれを買っといたのだ!」とBDのXLサイズのチップループを持ち出してきたのですが・・・  わ~!、それでもまだ小さすぎるのです。
この板のトップ は兄貴分のPONTOONよりRが大きいようです。
しかも、自作のスプリットシール1号機は1本の幅を35mmにカットしたのですが、このヘンチクリンな板に対しては非常に狭すぎる印象なのです。・・・さあ~、困った!。

Spltip
(このとおり、Lサイズのチップループではまったくく引っ掛からない)

そんな折、山道具屋に行ったら旧品のG3のテールレススキン80ミリ幅が、新春大特価で出ているではありませんか!。
G3のテールレススキンといえば、私の知人が不注意で前後逆にカットしてしまい大泣きをしたといういわく付きの品でしたし、私もどちらかと言うとBDのほうが使い勝手の面では僅かに上かな、とも思ってはいましたが・・・安かったので結局買っちゃいました。

そして早速2号機製作です。
シールの幅は40ミリとなりましたが、工作自体は1号機と同じなので、画像をご覧いただければ大体ご理解いただけると思います。
しかし、パーツ等は少々変更しましたので詳細は“新・自作スプリットシール②(パーツ編)”として次回に公開したいと思います。

Spxxltip Spfin_2
(これでこのスキーでもシールが使えるようになった・画像は仮組状態のもの

これで準備は整いましたが、残る最大の問題は・・・今シーズンこのスキーをルーフボックスから嬉々として取り出すシチュエーションに巡り合うか?という事だけです。

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2008年2月 7日 (木)

VISTA /Hcx の不具合・続報②

便利度 :☆☆☆☆☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :☆☆☆☆☆
危険度 :★★★★★
(残念ながら私のVISTA/Hcxに対しては現在のところこんな評価しかできません)


2good 2nogood
(左が正常、右は画面が判読できないほど薄い)

代理店のホームページでHcx-Jの新しいファームウェアーが公開されていました。
Ver.2.60と言うことでしたが、当初の2.0に続いて2.10が公開され、次にβ版ながら私が試用させてもらったのが2.20ですから、今回のが2.60とはずいぶんスキップしています。(色々対策を試行錯誤していたのでしょうか?)
アップの名目は「測位精度の向上」との事ですが、問題の不具合も解決するのではと思いさっそくファームアップしてみましたが・・・結局スイッチON 時に画面表示が薄くなるという問題はまったく解決していませんでした。

初期不良交換してもらって2ヶ月、しかも代替機にも不具合があったためクレームを入れたところ、代理店からしばらくお待ちくださいとの連絡をいただきましたが、その後ほぼ1ヶ月、無しのつぶてで、代理店のホームページにも一切インフォメーションが無いという意図的不作為状態が続いています。
私も、購入からそろそろ3ヶ月、当初の不具合の経験から恐ろしくて山では使用できない状態のままほって置かれています。

このブログのコメントにも同様の不具合が英語版にも発生しているという報告がありましたが、それを見てもGARMIN本社でも曖昧な対応で時間を稼いでいるといった印象ですね。
あくまで想像ですが、本社・代理店ぐるみで敢えて不具合に関するインフォメーションを行なわないという統一歩調を採っているとしか思えません。

新製品の初期不良自体はよくある事で、それに目くじらを立てたいとは思いませんが、製品の欠陥について消費者に対し意図的に情報提供を怠っているという印象をもたれることは企業としてもマイナスであることは確実ですよね。
昨今の企業モラルに関する幾多の事件にしても、情報の隠蔽と時間稼ぎで乗り切ろうとした企業は、結局自ら最悪の結末を招き寄せてしまいましたから・・・。

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2008年2月 4日 (月)

超便利!新型スキーシール・トリムツールを作る②

便利度 :★★★★★
工作度 :★★☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆


前回からの続きです。

Cut4_2
(これを使用します)

スプリットシールを使用すれば、私たち山スキーヤーは面倒なシールのトリミングから開放されるかというと、現実はそう甘くは無いようです。
スプリットシールは構造的にどうしてもエンドフリーとなってしまうため、厳冬期に一日に何度もシールの脱着を繰り返す事が予想されるようなツアーでは一抹も二抹も不安が残ります。(現在スプリットシールのエンドフィックス化を検討中・・・)
やはり、カットの手間が掛かるとはいえ、前後で固定できる従来型のシールもその存在意義を失ったわけではありませんから、私たちは今後もシールをトリミングし続けるのでしょうね。

さて、今回は自作の新型“スキーシール・トリムツール”がどのように働くのかを画像でご紹介します。

まず、通常のトリムツールやカッターでトリミングした場合を見てみます。
当然のように下の画像のようにエッジの際いっぱいにしかカットできません。

Cuto1 Cuto2
(画像左・旧型の自作トリムツールでカットするのを横から見たところ、画像右・当然エッジは隠れている)


では、新型のトリムツールを使ってみましょう。


①先ず、正確にセンターを合わせシールをスキーに貼ります

Cutn2

②シールの糊面とスキーの滑走面の間にトリムツールのセパレーターを挟みこみます

Cutn3

③トリムツールの下部のガイドをエッジに当て、エッジに沿って動かしします

Cutn4

④あ~ら不思議!?エッジより内側でカットできました

Cutn5

これだと何度も貼ったり剥がしたりせず、“両サイドあわせて10分でトリミング終了!”です。

改良するとしたら、ステンレス製のセパレーターをグルーがべたつかないようなテフロン板にしたり、エッジと擦れる下側のアルミのアングル表面にステンレス薄板を張ったりすれば耐久性が上がるのでしょう。
昨秋に1セットのシールのトリミングに使用して以来、使用実績がないので耐久性等については何ともいえないのですが、アマチュア用としてはこのままでも十分実用になりそうな感じです。

かな~り便利ですので、クラブチームの共同備品として、あるいは毎年スキーとシールを買い換えるような物欲浪費人間(・・・誰のこっちゃ?)は一個作っておくと重宝しますよ。

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2008年2月 2日 (土)

超便利!新型スキーシール・トリムツールを作る①

便利度 :★★★★★
工作度 :★★☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆

Cut0
(新型トリムツールの外観)


最近のスキー、特にカービング系の板で効率的にシール登高をするためにはスキーのサイドカーブに合わせてシールをカットしなければなりません。
この作業はかなり面倒ですし、屋内で行うと細かい毛が飛び散って奥さんから大顰蹙を買うことになります。
どのくらい面倒かは、参考として正しい手順を書いておきますので、まだやった事が無い方は想像してみてください。

【シールカットの手順】(エッジを2ミリ出す場合)
①カットするシールをスキーのセンターに正しく貼る
②右側をカッターかトリムツールでエッジのサイドカーブにに沿ってカットする
③切断面の遊び毛を掃除機で吸い取ってから一度シールを剥がす
④カットした側を2ミリ、エッジが見える程度内側に貼り直す
⑤反対の左側をカッターかトリムツールでエッジのサイドカーブにに沿ってカットする
⑥切断面の遊び毛を掃除機で吸い取ってから一度シールを剥がす
⑦今度は左側のカットラインを左エッジより4ミリ内側になるように貼り直す
⑧右側にはみ出した2ミリのシールをエッジのサイドカーブにに沿ってカットする
⑨切断面の遊び毛を掃除機で吸い取ってからシールを剥がす 
⑩もう一度貼って正しくカットされているかチェックする →完成!

㊟エッジを出さずにスキー幅一杯でカットしても良いのですが、シールが伸縮したり若干曲がって貼れてシールがエッジよりはみ出ると、剥がれの原因になるので最低片側1ミリはスキー幅よりも狭くカットすることを勧めます。

㊟上記③の後、カットした右側を4ミリ内側に貼りなおしてから左側をエッジに沿ってカットしても一応両側に2ミリずつエッジは出ますので実用上は問題ありませんが、この方法だとセンターがややズレますが実用上はこれで問題ありません。
また、初めから心持ちオフセットさせて貼り上記と同様に、最初カットした側を4ミリ内側に貼りなおしてから反対側をカットすれば、ほぼセンターの合ったトリミングができますので、私は普通この方法を採っています。


手順に慣れてしまえば簡単な作業ですが、かなり時間と手間の掛かる作業であることにはかわりありません。
シールのカットにはBDやG3のクライミングスキンに付属のシール(スキン)トリマーを使うのが簡単ですが、スキーを縦に固定可能なバイスがあれば大型のオルファ・カッターをエッジに沿わせて一気に切ってしまったほうが手っ取り早いかもしれません。

Cut1
(普通のカッターと専用トリミングツール)

また、トリマーの付属していないシールやロール売りのシールを買った場合には、オルファ・カッターを使うか数百円払ってシールトリマーを買うしかありませんが、既製品のトリマーも今ひとつ使い勝手がよくありません。
そこで私は数年前から下の画像のような自作のトリマーを作って便利に使用していたのですが、たとえこれを使ったとしても、上記のような手間の掛かる作業の工程から開放される訳ではありませんでした。

Cut2 Cut2b
(自作トリムツール1号機・カッターの刃の後方の突起はエッジガイド)

そこで、一発で任意の長さだけエッジの内側でシールをカットできるデバイスを作ろうとして、完成したのがこの、新型“スキーシール・トリムツール”なのです。
これだと、一度シールをスキーに貼れば、剥がしたり張りなおしたりすること無く、一発でエッジより任意長内側までの幅でシールをカットすることができます。

Cut4 Cut0_2
(新型トリムツールは完成するとこんな感じになります)

構造は画像をご覧になれば分かると思いますが、2個のアルミ製Lアングルの間に0.5ミリ厚のステンレス板をセパレーターとして挟み、オルファ・カッターのアートナイフの替刃を取り付けただけのシンプルな構造です。
エッジガイドになるアングルには長円穴を開け0~5ミリまで任意の間隔で刃の位置を変えられるようにしました。
私は2ミリにしていますが、通常は1~3ミリの範囲とするのが妥当でしょう。

Cut3 Cut Cut5
(左画像はパーツ構成、中・右はカッター部分)

また、1号機では裏表を逆にして使用することで左右のサイドを毛並みに沿って順方向にカットできるようになっていました。
しかし、新型では構造上それができませんので、両方向に刃の向きを変えられる構造にして対応してあります。(↑画像、中央)

続く・・・(私の稚拙な文章表現では理解が難しいかもしれませんので、次回はデモ画像を掲載する予定です)

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