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2008年2月19日 (火)

“スキートレーサー”を作ろう!

便利度 :★★★★★
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆


St3 St5
(スキートレーサー装着例、もちろん2個で一組)

最近では山スキー用のビンディングでもスキーストッパー(ブレーキ)が一般的になっているようです。
確かに手袋で不自由な手でリーシュコードのバックルを操作する煩わしさも無く、ツアーの途中でもゲレンデスキーのように簡単にスキーを脱着できることは大きなメリットでしょう。

しかし、私はDYNAFIT-TLT ビンディングを使用する山スキーツアーの時はスキーストッパーを取り外し、リーシュコード(流れ止めの紐)を使用しています。
これは軽量化という理由以外に絶対にスキーを流したくないという、過去の複数の苦い経験からくるトラウマみたいなモノがあるのだと思います・・・。

恥しい話ですが、私は数年前スキー場のゲレンデでも危うくスキーを紛失しかけた事があります。しかも水上近辺のリフトが2本しかない小さなスキー場でです。
下手くそなのに深雪に突っ込んでいったまではいいのですが、あえなく転倒しスキーを流してしまいました。
私のスキーはストッパーが付いていたのにも拘らず、かれこれ30分もの時間を要するほど見当違いの場所まで暴走して埋没していたのです。

また、欧米のガイドツアーでもスキーにリーシュコード装着を条件にしている事が多いのは、一人でもスキーを流してしまいその発見に時間を浪費すると、パーティー全員を危険に導きかねないという理由からでしょう。
ただし、リーシュコードも良い所ばかりではなく、スキーと身体が短い紐で繋がっているわけですから、大転倒の時に自分のスキーが飛んできて大怪我と言う危険性も無いわけではないのです。
そして、これが一番重要なのですが・・・、万が一雪崩に巻き込まれた場合、リーシュで足とスキーが繋がったままだと生存確率が大幅に低下してしまうそうです。
したがって、雪崩れそうな斜面を滑る時は(・・・と、思って滑るの勇気のある人も少ないでしょうが・・・)リーシュは外さなくてはならないのです。

そこで、もしスキーを流してしまっても、短時間で発見できるように“スキートレーサー”という道具が市販されているのですが、構造も簡単なので自作してみる事にしました。

St2

素材はナイロンかポリエステルのリボン3メートル程と420デニールのナイロン布少々、それとナイロンテープとバックル、後はコードロックと細引きなどです。

構造は画像をご覧になれば一目瞭然でしょう。
小さな袋に折畳んで収納してあるリボンの末端の細引きをスキーに取り付け、転倒してビンディングが開放し、一定以上の力が細引きにかかると(画像↓参照)リボンを引き出しながらスキーが流れていようになっています。

St1 St4
(細いショックコードで巾着状に絞った袋の口の部分に強い力がかかるまでは、エンドボールの抵抗で不用意にてリボンが引き出される事の無い構造とした)

たとえスキーを流してしまっても、赤色の軽いリボンが一部でも雪面に浮いているはずですから、それを目印にスキーを掘り出せばいいのです。

自宅にミシンがあれば、手芸屋さんで手に入る安価な材料で簡単に縫えますので皆さんも自作してみたらいかがでしょうか?
吹雪の中で泣きながらスキーを探すより、かなりお得だと思いますよ。

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コメント

初めまして。いつもブログ拝見させて頂いております。
今回、スキートレーサーを自作しておられたので、
思わずコメントしてしまいました。
実は、私もスキートレーサーを自作しようと目論んでしました。
で、どういう構造にしようか考えていたところだったので、
ぜひ、これを参考に作ってみたいと思います。

投稿: にっき水 | 2008年2月21日 (木) 10時44分

“にっき水”さん、ようこそ。
欧米などでは布テープをクシャクシャっと丸めてスパッツやオーバーパンツの裾に突っ込んだだけというシンプルな方法もあるようですが、やはり必要な時に簡単に脱着ができるほうが良いですよね。
私の作ったものは、収納袋開口部をショックコードで巾着状に絞って不用意にテープが出て行かないような構造にしましたが、参考になれば幸いです。

投稿: 理事長 | 2008年2月21日 (木) 11時10分

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