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2008年4月14日 (月)

PRIMUS/Etapower を早速いじる!

便利度 :★★★★☆
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆


高効率ストーブの“決定版”(?)みたいな前評判だったPRIMUSの“イータパワー”ですが、日本のガス険をクリアしていよいよ国内販売が始まります。
・・・で、私もいち早く買っちゃってますのでレポートしたいと思います。(こうなると完全に山道具病ですね・・・)

Eta1  Eta2
(全体㊧とストーブ部分㊨)


この時期、山でテント泊する根性が無かったので自宅でのテストとなりましたが・・・、それでもこの結果、この種のクッカーとしてはベストな熱効率という謳い文句も伊達ではない事が実感できました。
広告では、250型カートリッジ1個で、2人で5日分計30食の調理ができると記載されていましたが、広告の例のようにα米やフリーズドライを多用するなら、これもまんざら嘘ではなさそうです。

Eta3
(鍋底にある熱交換部分が高効率のカギ)


また、ストーブの重心も低く非常に安定があり、ベニヤ板1枚下に敷けば冬のテントの中でも安心して調理や水作りができそうです。 (大原則としてテントの中でストーブを使うのは禁止のはずですが・・・そんなの守っている人はいるのでしょうか?)

また、重量の実測値ですが。

鍋(2.1L、ハンドル・蓋含む) 392g
ストーブ本体            262g
ウインドシールド         119g
  合計(収納袋除く)        791g
《カタログでは742gとなっていました。おそらくハンドルを含まない重量でしょう》

・・・と、軽くはありませんが、重過ぎると言うほどでもありませんネ。
MSRのデュラライトの2Lパン(蓋・ハンドル含む)が実測369gですから、鍋だけで392gというのはこの熱効率を考えれば妥当なものでしょう。

また、ストーブ本体だけだと262gですから分離型としては軽い部類なのですが、現物を見ると重い真鍮のパーツが多用されていますので素材と構造を変えれば、まだ30g位は軽くできそうな気がします。

Eta4
(Etapowerの全パーツ)

しかし、この優等生のように見えるイータパワーですが、「製品としての完成度は?」と問われると、ハッキリ言って疑問を感じざるを得ない点も幾つか存在します。
例えば、分離式になっているバーナー部と台座部分の固定が小さな板バネだけでなされる為、カートリッジを動かすと(私はガスカートリッジを持ち上げて直火加熱するという反則技も時々するので・・・)燃焼中でもバーナーが外れてしまう可能性があること。
また、点火装置の構造や取り付け方が貧弱で、すぐに曲がったり破損してしまいそうなのも心配です。

Eta7
(全体に華奢な造りで、特に点火装置は簡単に壊れそうだ)

そこで私は、画像のように2本のビスで台座とバーナー部を固定し(リベット留めも考えましたが、現状復帰の簡単なビスでの固定にしました)、グラグラしている混合管の部分もステンレス線で動かないように留めました。
収納時に少し嵩張るようにはなりましたが、使用中にバーナーが外れる心配は完全に無くなりましたし、組み立てる手間も必要なくなりました。
また、分解すると台座部分に飛び出してしまう点火装置の碍管とワイヤーですが、このように固定してしまうとバーナー部でガードされるので、破損の可能性も少なくなると思います。

Eta5      Eta6
(バーナー部と台座部分の固定)

・・・と、言うわけで・・・、確かに優れた製品ではありますので、物好きな方にはお薦めいたしますが、一般の登山者に「即、買いなさい!」とまではいいかねる微妙な位置にある道具のような気がします。

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