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2008年5月31日 (土)

スキー・シールのカット面処理

便利度 :★★★★☆
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆


最近では山スキーヤーのほとんどがスキーのサイドカーブに合わせてシールをカットしていると思います。
トリミングツールやカッターで整形するのも手間の掛かる作業ですが・・・、作業を終えた段階で悩むのがシールの切断面をどうするのか?という問題です。

以前使ったマジックマウンテンの取り扱っているスイス製シールの説明書には、たしか「切断面をハンダ鏝などで焼いて・・・」などと書いてありましたし、“コールテックス”のシールには専用のエッジシーリング(目止め液)が付属し、説明書(画像↓)にも「この作業は重要です!」みたいな記載があります。
このようにヨーロッパ製のシールメーカーは概ね切断面の処理をサジェスチョンしているようです。

Pike1
(コールテックスのマニュアルと付属のシーリング剤)

対照的にアメリカ製の“アセンション”や“BD”のシールのマニュアルにはこのような記載は一切ありません。
おそらくアセンションなどは植毛してある基布にラバー様の素材(?)をシート状にコーティングして、その上にグルーを塗ってあるため、切りっ放しでも基布の繊維が解れる事が無いのだと思います。(そのためこれらのシールは重たくて嵩張るのでしょう)
私も“アセンション”や“BD”のシールでは切断面の処理を行っていませんが、それで特に問題が発生したことは今の所ありません。

それに対し、コールテックスやポモカやモンタナ等のヨーロッパ系のスキー・シールは植毛した綿の基布に直接グルーを塗ってある?物がほとんどで、切りっ放しだとそこから解れや抜け毛が起きやすくなると言う事なのでしょうか?。
私も、以前はこのタイプのシールをカットした時には大型のハンダ鏝で切断面を焼いていましたが、この作業は想像以上に面倒な作業なのです。

そこで、単独購入ができないコールテックスのエッジシーリング剤に替わる同等品は何かないかと探していた時、出会ったのが、手芸用の解れ止め剤“ピケ”だったのです。

Pike2
(大型の手芸用品店でないと在庫が無いかも・・・)

使用法は切断面にこれを少しづつ染み込ませながら塗り進めていくだけですから、特に説明の必要は無いでしょうが、使用した感じではコールテックスの“エッジシーリング”よりも浸透力があって結構いい感じです。
1個5~600円位だったと思いますが、そこそこ量がありますので少なくても3~4ペアのシールは余裕で加工できると思います。


Pike3

高価なスキー・シールをできるだけ長持ちさせたい人や、切り売りのロール・シールで自作する人、あるいは軽いヨーロッパ系のシールをハードに使う山スキーレーサー等は、一応これでカット面処理をしておけば安心でしょう。

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山スキー・バックカントリー」カテゴリの記事

コメント

いつも拝見しております。
つい最近もARUMADAのビンディングの取り付けで質問させて頂き、その節は有り難うございました。

そこでまた質問なのですが、ARMADA用にGeckoのトリミング作業に入ろうと思うのですが、上記の「ピケ」も用意したのですが、試しに側面面から塗ってみたのですが、均一に塗る事も難しいうえ液が多く出た部分は毛を面で固めてしまうので、大事なエッジ際の毛が効かない様にならないでしょうか?
あと、上記の写真を見る限りは裏面(のり面)から塗っている様に見えるのですが、やはり表面に液が回らない様にするための配慮でしょうか?
出来れば、作業前にこの「ピケ」を塗った後の様子が教えていただけると幸いです。

投稿: katsu | 2012年3月 1日 (木) 11時24分

“Katsu”さん毎度です!

さっそくですが、私はコールテックスやポモカ等には解れ止めを塗ったり、大型の半田鏝で周囲を固めたりしますが、やはり塗った部分の毛は固まってしますね。
しかし、それでも実用上は問題ありませんし、コールテックスのシールに付属する純正の解れ止めを塗るともっとガビガビになります。
またアセンション等のアメリカンタイプのスキンはグルーと基布の間にコーティング層があるので切り口の処理は要らないそうなので、私も切りっ放しのままですが問題はありません。
Geckoも、もともと解れ止めがセットに入っていないタイプなら切り口の処理は必要ないんじゃないかと思いますよ。

参考にならなかったかもしれませんが、今後ともよろしく!

投稿: 理事長 | 2012年3月 1日 (木) 11時53分

毎度毎度、有り難うございます。
やはりそうなんですね。全部が全部処理が必要な訳ではない訳ですね。
Geckoは新しいシールで、まだ耐久性等疑問の所もアリ、やれる事はやっておこうと思って「ピケ」も用意したのですが、カットしてみて断面の様子を確認して対処してみます。

いつも楽しみに拝見しております。
これからもよろしくお願い致します。

投稿: Katsu | 2012年3月 1日 (木) 16時39分

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