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2008年7月10日 (木)

“マイクロマックス/UL”のウインドシールド①

便利度 :★★★★★
工作度 :★★★★☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :★★☆☆☆
(改造は自己責任で!)


最近、スノーピークから『世界最軽量・56g』を謳った、“ギガパワーマイクロマックス・ウルトラライト”という小型ストーブが発売されました。(画像↓)

Ul  Ulup1  Ulw

しかし、世界最軽量とはいってもこのストーブは基本設計からイグナイター(点火装置)を省略した構造であるため、これまで軽量ストーブの最右翼だった“プリムス・P113(イグナイター標準装備)”の76gと単純に比較して、どちらが軽いとは一概に判断のできないところもあります。
また、私はイグナイターの無いストーブには興味が無かったので(条件の悪い時だと、何回カチカチやっても点火せず、結局ライターのお世話になることがしばしばだったとしても・・・)、このストーブに関してはさほど興味はありませんでした。

私がよく使用するのは“プリムス・P113”ですが、これはイグナイター付きでも非常に軽く、日帰りやソロ用ならスノーピークの“チタン地オート”と並んで最高のストーブだと思います。
しかし、このストーブの弱点は鍋を載せるゴトク部分で、2人以上の山行で1.5リットル以上の鍋を載せるとなると完全に能力の限界を超えてしまう気がするのです。
そこで私は、複数人での無雪期テン泊山行で軽量化を図りたい場合は、若干重くてもゴトクが大きく丈夫な“プリムス・P153”(限定チタン仕様)を使用することにしていました。

P113 P153 Tto
P113w P153w Ttow
(㊧プリムスP-113 ㊥同、P-153 ㊨スノピ/チタン地オート)

ところが、先日山道具屋に新商品として展示してあった“ギガパワーマイクロマックス・ウルトラライト”を手にとってみると、非常に軽量なのと、それにも関わらずゴトク部分が予想以上に大きく、かなりしっかりした造りとなっていることに驚かされました。
これだったら、1.5リットル鍋でも十分耐えられそうですし、ストーブ自体の高さも低く、低重心で安定した調理ができそうな感じです。

Ulup2

イグナイター無し、ということで一瞬購入を躊躇しましたが、“チタン”と“最軽量”という言葉が私の物欲に火をつけ・・・!、案の定、即購入してしまいました。(我が家には一体何個のストーブがあるのやら・・・)

さて、自宅でこのストーブをあらためて観察してみると、全体に華奢な印象を受けるものの、細部までの丁寧な仕上げと意外にしっかりした造りに、所持すること自体の喜びを感じさせてくれる魅力的な製品だとあらためて感じました。

ただ、問題があるとするとカートリッジ取り付け部がアルミ合金にタップを立ててあるだけなので耐久性が心配なこと。(普通のアルミのベースではネジを切った真鍮のスリーブを圧入してある・画像↓)

V113  Vtto  Vul
(㊧P-113、㊥チタン地オートと㊨マイクロマックスULのカートリッジ取り付け部)

混合管とバルブ&カートリッジ取り付け部総てがアルミ合金製なので燃焼中に熱伝導で本体が下部までかなり熱くなりOリングの劣化が心配されること。
あとは、ゴトク下部の造りが繊細なので長期間使用しているととゴトクの定位置ストップの節度が甘くなるのでは・・・といった心配くらいでしょうか。(ゴトクがずれると鍋がひっくり返り大火傷という事態も起きかねないので、この点は何とかメーカーに改善をお願いしたいですね!)
また、どうでも良い事かもしれませんが、メーカーの仕様では 「材質:チタン・ステンレス・アルミ・ブラス」 となっていましたがバーナー部の裏側の円盤はどう見てもメッキ鋼板のようです。
“チタン・地”では「材質:チタン・アルミ・ブラス」の表記どうりバーナー部もチタンで作られていましたので、メーカーもせっかく此処まで拘った“マイクロマックス・ウルトラライト”ならこの部分もチタンを使用してもらいたかったですね。


しかし、この魅力的なこのストーブですが・・・、残念ながらこの製品にも本体固定型のウインドシールドのオプション設定が無いのです。

(私は、戸外でストーブを使用する場合ウインドシールドは絶対に必要だと感じていますし、メーカーも「ストーブをテントや室内で使用するな」と、大袈裟なコーションプレートを製品に取り付けてまで注意を促す以上、しっかりした防風対策を用意すべきだと思います。)

そこで、早速この“ギガパワーマイクロマックス・ウルトラライト”のウインドシールドを造ることにしました。

素材はいつものように激安バーゲンで買ったチタンクッカーと、チタン板です。

Wscomp1
(完成した状態)

〈以下、続く・・・〉

㊟ 一連の画像では便宜上(?)スノーピーク社指定外のガスカートリッジを使っています

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コメント

EPI
公表しているところでは、基部の材質を超々ジュラルミンを
初採用したとのニュースが既にあります。
この材質は実は古い歴史あるもののようです。かのゼロ戦開発の折に、兵器として作り出されたことはご存知と思います
組成などの改良も続いているはずですから、快削性なども
向上して採用になったのでしょう。スノピは詳細発表していないが、ほとんど中国での生産(デチューンしたコピーがあちらブランドで生産承認されている現状)体制から考えても
同じ、超々ジュラルミンを採用していると考えています。
ごく初期の#2243のアルミ合金とは、別世界
もうハイブリットにせずとも、磨耗強度がはるかに強い。
コレをKaizenした体験からも頷けます、硬い!(爆)
>メッキ鋼板
まさか、プロダクト生産品でのチェック漏れ、なんて、、、
温度差による電位差が生じて腐食。それを他の材質に替えて防止。イオン化現象、考えすぎですね、笑

投稿: JSB | 2008年9月11日 (木) 01時04分

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