« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »

2009年2月

2009年2月26日 (木)

ガスカートリッジの安定台に一工夫

便利度 :★★★★★
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆

登山用ガスストーブのカートリッジは、地面に直接置いても良いのですが不整地では安定性に欠き、大き目のクッカー使用時にはかなり不安定です。
さらん、雪面では安定しないばかりか、すぐにカートリッジが冷えて火力が極端に低下してしまいます。
そこで、私はカートリッジの安定台(三脚?)の併用を強く勧めたいと思います。

Sta1
(L型のピンを紛失防止のゴム紐で固定した単純な構造)

画像は私の使用しているEPIのカートリッジスタビライザーですが、これは500型・250(230)型・110型共用のとても良くできた製品だと思います。
しかし、残念ながら組み立て後の固定はただ末端同士がはまり合っているだけで、地面の状態によってはクッカーを動かした拍子にその結合が外れてしまうこともあるのです。
これでは危険な場合も考えられるので、動かしたくらいでは固定が外れないような工夫をしてみました。

この安定台は画像で判るように3つの同型のパーツの組み合わせた合理的な構造を持っており、3つのパーツが2箇所の小さなスプリングピン(Cピン)のヒンジで結合されています。
装着は、カートリッジの下縁の沿わせて開き、下の画像の状態に嵌め合わせると固定される仕組みですが、この改造では装着後に両端の使用していないスプリングピン用の穴を自作したピンで固定してしまおうというわけです。


Sta2
(3箇所のうちスプリングピンのはまっていない1箇所の穴にピンを差して固定する)

仕掛けは単純ですので画像をご覧いただければ解ると思います。
素材はΦ1.5mmのステンレス線で、これをL字型に曲げ、スタビライザーのヒンジ穴に差し込めるようにしただけです。
また、脚に差し込むピンになる部分は心持ち波状に曲げておくと固定に節度が出ますし、紛失防止を兼ねて細い紐で脚と繋いでおくと完璧です。(画像↓)

Sta3
(固定された状態)

簡単な割には確実に効果がありますので、是非お勧めしたい一工夫です。

| | コメント (0)

2009年2月16日 (月)

3アンテナ・ビーコンは買いか?(PULSE-Barryvox レビュー③)

便利度 :★★★★★
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆
(少し高価なのが欠点といえば欠点)


さて、前回の記事のように1対1では抜群な探索性能を発揮してくれたPULSE-Barryvox ですが、この機種のウリでもある複数探索機能はどれだけ有効に機能するかテストしてみましょう。
少々過酷かもしれませんが、今回は1対4でテストしてみることにしました。


Ball
(テストに使用したビーコン)

発信側のビーコンはPULSE-Barryvox 1台とORTOVOX-M1 3台の計4台を使用しました。
発信状態のビーコン4台をビニール袋に包んでグランドにバラバラに放置し探索を行ってみました。

Bm1
(こんな感じで放置した)

1対1の時と同様に矢印に従って進み、位置を特定した時点でその対象をマークして既探知として切り離し、次の探索に取り掛かる・・・といった繰り返しで探査を行います。

Bm3
(複数探索時の表示)

・・・と、言葉で言うのは簡単ですが、さすがに4台を同時探索するというのは最新機種といえども簡単ではないようです。
実際に今回の複数探索テストでも矢印が一時的に正反対だったり見当違いの方向を向いたり、下の画像のように機械が考え込んでいる(?)状態になったりしてしまいました。
このような地上テストで、被探索機の位置が捜索者に目視できる状況だと、これが明らかに異常な表示だと判断できるのですが、実際の救助現場ではずいぶん混乱することは必至でしょう。

Bm4st
(機械も一生懸命考えているのでしょうか?)

地面の上でもこの状態ですから、実際のデブリの上で複数の埋没者を救助するのはやはり機器の特性に対する習熟とかなりの訓練が必要になりそうです。
最新とはいえ、魔法の機械では無い訳ですから過信は禁物といったところでしょうか・・・。


| | コメント (0)

2009年2月 3日 (火)

VOILE のクランポン・ベースメント、待望の国内販売間近?

便利度 :★★★★★
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆


以前の記事で VOILE のユニバーサル・テレ・スキークランポンを絶賛しましたが、その後代理店のミヤコ・スポーツが同社の代理店を外れていたので、欲しくても海外通販以外では商品自体の入手ができなくなっていました。

Vkuto3   Vkuto2

まあ、VOILE もユニークで高機能な製品を創る会社なのですが、製造ライン自体はガレージメーカーに毛が生えた程度(失礼!)なので、海外ディーラーへの対応を大手メーカー並にこなしていくのには多少無理があったのかもしれません。
そのため、代理店もこれまで何度か替わったという経緯もあり、輸入再開も危ぶまれていたのですが、今シーズンからは“GMGサービス”(スノーガイド)が VOILE の取り扱いを始めてくれることとなりました。

そしてもう一つの朗報が、昨年までの代理店が扱ってくれなかったユニバーサル・テレ・スキークランポンのベース部分のみのパーツ販売を開始してくれたということです。

Voile_base2  Voile_base_1
(パーツは画像のような簡易包装で、赤・青の2色で供給される)

このパーツは“ユニバーサル・テレ・スキークランポン/ベースメント”という商品名になるようですが、今まで海外通販でしか購入できなかったこれが、国内の登山用品店で購入できるというのは私にとっては素晴らしいことです。

昨今は山スキーヤーでも、状況に応じて複数の板を使い分けることも少なくないと思いますが、このパーツさえ板の分だけ用意すれば、一組のクトー(クランポン)を複数のスキー板で共用することができるわけです

この製品自体のインプレッションや取り付け方法は、以前の記事をご参照いただけば解りやすいと思いますがますが、製品のタグが使いやすい取り付けゲージ(画像↓)なっているので取り付けも簡単です。

Vkutogage

ただ、付属のビスが板によっては長すぎる場合があることと、ネジのピッチが通常のビンディング・ビスと異なり、メタルが入った板でも通常のタップは使用できないことには要注意です。

38in
(センターのナイロンナットはインチ規格!!画像のように加工した 3/8in のソケットを使うと便利)

また、アルペン・ツアービンディングの一部や、直付けの3ピン・テレマークビンディングには不適合の機種もあるようですが、通常の下駄を履いたテレマークビンディングの殆どや、DINAFIT/TLTビンディングには問題なく使用できまるようです。

本当にクトーが必要になる条件下で最高の性能を発揮する優れた製品ですし、一組のクトーを複数のスキーで使い回せるようになった事で、コストパフォーマンスの点でも更にメリットが大きくなりました。
おすすめです!

| | コメント (0)

« 2009年1月 | トップページ | 2009年3月 »