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2009年3月 8日 (日)

“逆反り板”レビュー/スキー編(K2・HELLBENT)

便利度 :★★★☆☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★☆☆
危険度 :☆☆☆☆☆


最近のパウダーライディング用スキーは、よりファット化するのと同時にアウトラインやキャンバーの形状に既成概念にとらわれない斬新なものが次々と市場に出されるようになりました。

また、ロッカーやネガティブキャンバーといったソール形状以外にも、スワローテイルやアウトラインがコンベックスサイドカーブといったサーフボード的にパウダースノーを流体として面で捉えてターンするコンセプトのパウダースキーもリリースされています。

「こんなスキーだったら、私でも粉雪を乗りこなせそう!」・・・な気がして、一瞬“K2/PONTOON”というスキーに物欲も動いたのですが、ロコならいざ知らず首都圏に住む勤め人の身では、履くチャンスも無いままルーフボックスの中で錆び付かせてしまいそうで、さすがに理性が購入を思いとどめさせました。

しかし、一難去ってまた一難!、またまたK2からサイドカーブは通常のファットスキーと同等ながら、かなり長くて大きめなロッカーがトップとテールに設けられた逆反りスキー“HELL BENT”が発売されたのです。

Hellbent
(07-08㊧と08-09㊨のHELLBENT、かなりお下品な柄である)

「これだったら圧雪面でも通常のサイドカーブを利用してエッジを使ったターンができ、パウダーでは船底状のソール形状で浮力を得るといった、一挙両得の使い方ができるかも・・・」という悪魔の声に促されて結局・・・お買い上げ!・・・となりました。

で、この“HELLBENT”のレビューですが・・・。
ご存知のような理由で、昨年と今年の短期間しか乗っていないので、正確ではないことをお許しいただきたいと思います。

さて・・・、
まず、浮きます!。
他のパウダー専用ボードには乗ったことがありませんが、感覚的には今乗っているスーパーファットの“VOLKL/GOTAMA”と比べても桁違いといっていいほどの浮力で、特にトップを浮かせるようなテール加重を意識しなくても、普通に浮いてくれる不思議な感覚です。

また、くるくる回り過ぎる感じはありますが、軟らかめの圧雪面でしたらてターンしている限りはロッカー(逆反り)をそれほど意識しなくても普通に乗ることがでいます。

しかし、圧雪のフラットな緩斜面等で真っ直ぐ滑る時など、どうしてもスキーがキョロキョロ落ち着かず、しっかり抑えようとしてもなかなか上手く安定させられず左右のスキー同士がぶつかってしまう傾向が見られますが、これはソール形状から致しかたの無い事なのかもしれません。



と、言う訳で・・・、特に強く推薦することはしませんが、スキーエリアのロコでないスキーヤーにとっては、少なくても“PONTOON”よりは出番が多そうですから、逆反りスキーに乗って見たいと思っている都市在住のスキーヤーにとっては、無難な冒険(?)として最適な板ではないでしょうか?

また、このタイプの板でシール登行した場合、前後の押さえの効かない逆反りスキーがどのような挙動を示すのかも、私にとっては興味深かったので、この板用に自作のスプリットシールも用意していたのですが・・・・。

歩行すら困難な現状では、今シーズンはこのテストも不可能になってしまいました。(涙!)

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山スキー・バックカントリー」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。
山スキー ロッカータイプ バックカントリー てなキーワードでたどり着きました。山の知識に経験が豊富で、自前で道具を購入しメーカーの言う額面性能を時に疑い吟味し自分なりに使ってらっしゃるというプロフィールとお見受けいたしました。
本コメントはご質問ということになりまして恐縮なのですがご意見ご見識あればお教えいただきたく。
私は北海道在住のゲレンデ近辺をアルペンスキーで滑りおりることを中心にやってきました。パウダーやら悪雪に対して、アルペン板でも十分楽しんできたつもりでしたが、今春、キロロの春スキー時期にK2のファットでロッカータイプの板を試乗しました。サイドスタッシュだかという176cmのものでした。春のザラメで踏み荒らされた悪雪での安定感と、ロッカータイプであることの利点なのかゲレンデでも小回り(取り回し)もすばらしく、ファットの見た目上の印象(もっさり感)は完全に払拭。金があったら即購入したい気持ちになりましたがそうならず。
次のシーズンからバックカントリースキーをはじめたいと思っており、装備なんかも知り合いに教えてもらって2カ年計画で購入しようかと思っていますが、私の知り合いは、通常のベントタイプのファットを使っており、ロッカータイプについてはシールをつけた時の接雪面積が比較すると少なく、ようは登りずらいんじゃないか、との意見。

昔、ベントのファットを試乗して、取り回しの悪さに購入はやめた(当時私はゲレンデでのカービング:8、深雪2の割合で楽しんでいた為余計)のですが、積雪量もすくない気候傾向で、ゲレンデ+その近辺のツリーランなども飽きてきたため(人ゴミもきらい)ロッカーファットをBCビギナーときにはゲレンデ外滑りのこれから数年間の主板として使えるものなのか経験などからご教示いただければ幸いです。

年間滑走30回程度・昔、NZのヘリスキーでクラストと深雪のダブルパンチで技術がともなっていなかったこともあり敗退、技術はあがったと思われるのでそのうちリベンジに行きたいそれもファットでと思っております。板をツアー用とファットの2本20万円かあちゃんのを含めて40万円を買う余裕はありませんので1本で兼用できればと思っております。

長文ご容赦ください。
馬鹿な質問かもしれませんのでその際はムシいただければ

投稿: yoshi@hok | 2010年5月22日 (土) 14時12分

yoshi@hokさんようこそ。
早速ですが・・・、正直な話私はスキーも自慢できる腕前ではない事をご承知の上でお聞きください。
ロッカー板のシールは効かないといえば効かないのかも知れませんが、足下の部分のエッジにギリギリまでシールが掛かっていれば、それ程効かないという感じは無いような気がします。
カービングスキーだってRの小さな板は、特に斜登行時に何故かシールの効きが悪いですよね。
あと、バックカントリーといってもロングツアーか滑降目的かで全く別の選択になるのでしょうが、兼用となるとセンターが80~90㎜でノーズキックが長めのノーマルキャンバー板という無難な回答になってしまいそうです。
では、今後とも「山道具道楽」をよろしく!

投稿: 理事長 | 2010年5月22日 (土) 15時54分

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