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2009年5月24日 (日)

絶賛!GARMIN用"いどんなっぷさん”の地図②

便利度 :★★★★★
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆


「絶賛!GARMIN用“いどんなっぷさん”の地図①」からの続きです。

今回は3種類の地図の詳細を紙地図を参照しながら比較してみましょう。
画像をクリックして複数の画像を並べて比べてみてください。(画像の一部が表示範囲から外れる場合は、拡大レベルを下げれば全体が表示できます)

●まず、比較する場所の紙地図(国土地理院・25000分の一地形図)を見てみましょう。

P2000yake

●次にガーミンの“ TOPO Ver8 ”の120メートルスケールです。

Yakeg120_2

①焼岳小屋南東の岩場の崖記号は上手く表現されています。
しかし、画像では判りにくいですが紙地図上では崖記号よりずっと顕著な画面右下の峠沢の崩壊地は紙地図と異なって全く表現されていません。
多分多くの地形表記のうち崖記号一種類のみを書き加えたのでしょう。

②登山道の表記は紙地図とも、後述の各地図何れとも違っていますが、これは、製作した北海道地図が独自の登山道データーを使用しているからだと思われます。
このTOPO Ver.8 の登山道に欠落箇所があるのもこの独自のデーターを使っているためです。
また、登山道のラインは紙地図より概念的な表現(画像↓)といった印象ですが、これも私としては好印象です。

この画像の登山道は“登山道カラー変更パッチ”で太い破線に変更してありますので、かなりハッキリ表示されるのは良いのですが、その反面車が通る林道より目立つと言うのも少々違和感があります。

Yakeg30 Yakeid30
(㊧ TOPO Ver.8  ㊨ “いどんなっぷ”製、の30mスケール画像)

③県境は目立たないですが表示されています。

④等高線は100mごとに強調されています。

また、小屋のアイコンが2つ(120mスケールでは重なって)あるのは私がウエイポイントとして登録したアイコンと、代理店が無償で提供してくれる全国山小屋位置情報によるアイコンが別に表現されているからです。

●次は、同じ縮尺レベルのUUD製の地形図です。

Yakeuud120_2

①画面にあるUUD製の地図の等高線は、“TOPO+プラグイン”で10m等高線にしてありますが、現在販売されているTOPO/20mは、この等高線を敢えて間引いて20m.刻みにしたものです。
これは、UUD製の地形図では、国土地理院の数値地図データーから演算して描画された仮想等高線を使用しているため、10mにするとかえって表現が解り難くなるためでしょうか。
画像でも小屋の北西にある地形に、他の二つの地図と異なった通常では考えられない“C”形のコンターが描かれていますが、これは等高線作製アルゴリズムがこのようにしか演算してくれなかったということです。

結論から言えばUUD製の地図は、等高線の描写に関しては他よりかなり大雑把で、古さ?を感じざるを得ない印象です。
しかし、次回の記事で述べるような理由で、特別な使い方以外には、さほど重大な問題と言う訳でもありません。
(UUDでは紙地図に近い10m等高線の地図を開発中のことですから、これらの問題はその発売段階で解決されているはずです)

②登山道は25,000分の一地形図に破線で記載のあるものは総て網羅されています。

③県境の線は純正TOPOより目立つ線で表示されます。

④等高線は100mごとに強調されています。


●最後は、“いどんなっぷさん”の地図です。

Yakeid120_2

①英語表示のみのUUD製と異なり、日本語地名表示(購入時に英語・台湾語表示も選択できます)ですし、等高線の描写は純正のTOPO Ver.8 と同等で、紙地図により近い表現となっています。
もちろん等高線のみで、紙地図にある崩壊地やTOPO Ver.8 にある崖記号は描かれていません。

②登山道は25,000分の一地形図に破線で記載のあるものは総て網羅されています。

③等高線は他の2種類の地図より細かく、50mごとに強調されていて地形を読みやすい感じです。

④この地図では県境の表示は無いようです。


●さて、それぞれ特徴があって一つ選ぶのは難しい選択になりそうです。こうなると価格と使用する人の好み次第という事になるのですが・・・。

次回は、私の考えるベストバイ地図と、山岳地帯でのハンドヘルドGPSでのナビゲーションについて私の基本姿勢をお話したいと思います。

以下、続く!



●〈余談ですが・・・〉

ここでは地図についてお話しているわけですが、ついでに登山で使うことを前提としたGPS本体のベストバイ機について私の考えを述べたいと思います。

もちろん新型の“コロラド”や“オレゴン”は液晶画面も大きく、表示画像もこれまでのEtrex シリーズのものよりも格段に綺麗なことは確かです。
しかし、これら新型機種の最大の短所は電池を大食いするということでしょう。
実質十数時間の電池寿命では山用としてギリギリの線です。

また、画面には陰影があって綺麗でも、使用しているマップソースは同じですから、等高線等のデーター量が多いというわけではありません。
しかも、山道具としてはやや高価すぎる気がします。

その点、EtrexのHcxシリーズの“Vista”や“Legend”なら、私の以前の記事でも紹介したように、冬期でもない限り丸1昼夜電源を入れっぱなしでも電池切れにはなりません。
つまり、1日数時間以内の行動なら3日間は電池交換無しで働いてくれるわけですから、これは山で使うには最大のメリットだと思います。
また、この小型の筐体もザックのショルダーストラップに付けたりアウターのポケットに入れたりするときに嵩張らず携帯に便利です。

あとは、“Vista”にするか“Legend”にするかですが・・・、これはどちらでも各自が自分の使い方と、財布の中身と相談して決めれば良い問題ではないでしょうか。

私は“Vista Hcx”を使っていますが、コンパスは通常Offにしていますから、コンパスの無い“Legend”でも良いような気もします。
しかし、時としてコンパス機能を使うこともありますから、価格差は少なくありませんが“Vista”にして良かったとも思っています。

ついでに愚痴を言わせてもらいますが、正直にお話しすると“Vista Hcx”購入直後、私はずいぶん嫌な思いをさせられました。
買ってすぐ、初期不良の「白画面」問題が発生し、某代理店との馬鹿馬鹿しい不毛のやり取りを繰り返せざるを得ませんでした。
そんな状態で、2~3ヶ月も待たされた挙句、代理店は詫びるでもなく理由を説明するでもなく、突然対策ファームウェアーを一般公開してこの問題を収束させたのです。(その間、この代理店は、場合によっては登山者の生命にも関わるこの欠陥を、自社サイトを持ちながら一切公表しませんでした)
しかも、それだけなら我慢もできたのですが、その時点で代理店は発売から間もないこの機種を何と2万円も安く価格改定するという、早期に欠陥品を購入させられて不利益を被ったユーザーの心を逆撫でする様な裏切り行為を行ったのです。

つまり、私は実際にこの機種の欠陥により、使用不可能だった期間に、代理店の指示で欠陥品だったβ版ファームを含め、何度もファームの入れ替えやテストに貴重な時間を使わされた挙句、その後に購入したユーザーより2万円も無駄金を払わされたわけです。
あの代理店なら「さもありなん!」ですが、まったくユーザーを馬鹿にした話だと思いませんか?

などと文句を言いながらも・・・、私が考える山用GPSのベストバイは、やはり“Vista Hcx/J”という事に落ち着くと思います。


以下、続く・・・!

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コメント

理事長さん、はじめまして。

ボチボチですが山歩きをしているトーちゃんと申します。
いつもブログを参考にさせていただいております。
そして、ついに最近GPSも買ってしまいました。

山用地図はイドンナップさんのを使っており大変重宝しております。
10区画分を購入しましたが私の住んでる四国と日本アルプスのほとんどが入り私のレベルでは十分です。

それからVistaがお勧めの機種とのことですが私はOREGONが良いと思います。
その第一の理由はお値段です、私の場合はhandtecというイギリスの通販店で購入しましたがキャリングケース込みで36687円+税及び通関手数料として1200円、それにイドンナップさんの地図10区画分で3500円と合計4万円ちょっとで日本語表示の山用GPSが手に入ります。
日本語化改造も少しの手間で可能ですし、山好きの皆さんに大いにお勧めしたいです。

投稿: トーちゃん | 2009年5月26日 (火) 17時14分

“トーちゃん”さん、はじめまして。
日本語化が簡単にしかも支障なくできるなら、海外通販のオレゴンも良いかもしれませんね。
私がVista(Legend)を推薦するのは単に電池寿命が長く、私の山での行動パターンに合っているという理由です。
Vista(Legend)だったら2日間は電池交換無しで、3日目の朝に余裕を持って電池交換すればOKという絶妙な電池寿命が気に入っているんですね。
オレゴンはアルカリ電池やエネループを使って実質何時間くらい使えるのでしょうか?
私が考えるに、オレゴンですと、まだ電池が残っていても翌日の行動中に電池切れになることを考えると、毎日電池交換しないと安心できないような気がするんですが・・・。

では、今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: 理事長 | 2009年5月26日 (火) 21時21分

理事長さん、こんばんわ。

OREGONの電池はNi-MH2700mAhを使ってまして1泊2日の山行では使ったことがあります、が、まだ電池を使い切るまで使ったことが無いので実際の寿命は分かりません。
省電力モードなどに設定すればかなりの時間使えそうです。
又の機会に調べてみます。

(おことわり)
違法行為を助長する旨のご指摘をいただいたため、以下三行管理者の権限で削除いたしました。

投稿: トーちゃん | 2009年5月26日 (火) 23時14分

“トーちゃん”さん。
コメントをいただきありがとうございました。しかし、某所よりご指摘があったため、コンプライアンスの観点から一部削除いたしましたことをご容赦ください。

さて、セーブモードでは電池は長持ちしますがMAP60-Csxの場合はチップがSTARⅢだからかもしれませんが、極端に測位精度が落ち、トラックもヒゲだらけになり、MSASも作動しなくなってしまうため私は常に通常モードで使ってます。コロラドでも一度セーブと標準で定点でトラックを取ってみると違いが確認できると思います。
またこのためか、VISTA-Hcxでは標準のみでセーブモードはありません。

また、私も以前はGP battery社の大容量Ni-MHを使っていたのですが、充電時の事故があると聞き、現在は通常のアルカリ電池か、2000mAhのエネループか同等品のGP battery社のRecycoという電池を使うようになりました。
 → http://www.aki-den.jp/nhb.html
700mAhの差はどのぐらいの運転時間の差になるのかも興味があるところですね。
では!

投稿: 理事長 | 2009年5月27日 (水) 11時26分

理事長さん、こんばんわ。
今日の山行でOREGONのBattery Saveモードを試してみました。
軌跡ログは正常に取れていました、この機種の省エネモードは単にグラフィックを使用してないときに切る機能の様です。
地図を見る必要が有る時は画面タッチですぐに表示されますので使用上の問題はまったくありません。
電池の持ちもかなり改善されたみたいです、具体的な数字を示せないのが情けないところですが。

それから大容量ニッケル水素電池は充電事故の心配があるので私の場合は常に目の届くところで行っております。
ただ、今までのところ私の周辺ではニッケル水素電池の事故は聞いたことがありません。
リポが燃えたという話は数件聞きましたが。

投稿: トーちゃん | 2009年5月31日 (日) 20時29分

“トーちゃん”どうもです。
MAP60の場合は、一定の場所に置きっ放しにしてセーブ・標準の両モードでログをとったところ、標準ではほぼ点に収束していましたが、セーブでは一筆書きの星型の様にギザギザにログが飛んでいました。多分オレゴンではセーブモードの設定自体が違うんでしょうね。
また、アルカリ電池(安物でない?)はGPS程度の電流で放電すると、Ni-MHの2000mAhと同等の容量だと考えて良いそうなので、2700mAhだとその比例で3割ほど持ちが良くなるのかもしれませんね。
では!

投稿: 理事長 | 2009年5月31日 (日) 21時38分

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