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2009年5月14日 (木)

MSR・リアクター、携行の便利技

便利度 :★★★★☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆


MSRのリアクター(画像↓日本未輸入)は一度使うとその熱効率の高さに驚かされます。
ただ・・・、私の場合は大きさと重さ、それからストーブを単体で使用できないという致命的(?)な特徴のため、使用頻度は高くありません。

(α米とインスタントスープの組み合わせといった、クッカーでお湯を沸かすだけで済む食料計画のUL長期山行でしたらリアクターは最高のクッカーだと思います。しかし、私としてはラーメンやシチューの調理にも直接クッカーを使いたいですし、そのクッカーと別にお茶用のポットは分けて使いたいのです。しかし、そのためにはリアクターの他にもう一つ別のストーブを持たなければならず、それならリアクターを使うより、プリムスのEta-Powerを使った方がストーブが1つで済み合理的だからです。)

Re1  Re2
(バーナー上面が凸になっていて、専用クッカー以外は使用できない)

また、リアクターは収納にもイマイチ工夫が足りないような気がします。
クッカー本体の中にバーナー本体と250型カートリッジが収納できるようにはなっているのですが、バーナー剥き出しだとガタガタしてクッカー内面を傷付けてしまいますので、パックタオル等の緩衝材を挟んで収納しなければなりません。

(こう言った細部の煮詰めの甘さは大変残念です。リアクターのバーナー部の底面にJETBOILのような樹脂製の足を3箇所ほど設けるだけで簡単に解決する単純な「設計の妙」なんですが・・・。)

しかし、これだけだとカートリッジはまだガタガタ動きますので、なにか良いアイデアは無いかと探していた時に見つけたのがモンベル製の“カートリッジ・ソックプロテクター(250用)”です。

Rea  Reb  Rec
(㊧→㊥→㊨のように、バーナー部にソックプロテクターを被せる)

これをバーナー本体に被せてからクッカーの底に収納し(画像↓㊧)、それからカートリッジを収納して蓋を閉め、ハンドルを回転させて留めれば3者はその形状とネオプレーン製のソックプロテクターの弾力性で適度に固定されガタつくことも無く、またカートリッジのバルブ部と蓋のラバー製ツマミの部分が上手く組合わさって中心に固定され(画像↓㊥)良い具合です。

Red  Ree  Ref
(バーナーの凸部→カートリッジ底の凹部、カートリッジのバルブ→蓋裏のツマミ部が上手く組み合わされる)

更に使用時には、この“カートリッジ・ソックプロテクター”を本来の目的でカートリッジに被せれば良いわけですから無駄も無いわけです。(画像↓、効果はあまり実感できませんが・・・)

簡単なことですが、以上のようにするとザックの中で振動が加わってもデリケートそうなリアクターのバーナー部も“カートリッジ・ソックプロテクター”で保護されますので、我ながら良いアイデアだと思います。

Reg


(おまけ)

冒頭に述べたように、リアクターのバーナーには専用のクッカー以外使用できません。

ジエットボイルにはポットサポートと言う便利な道具が追加され、バーナー部単体でも使えるようになり汎用性が格段に高まりました。

そこで私もリアクター用のポットサポートの試作に挑戦してみました。

Reps1_2  Reps2

「これで、リアクターの汎用性が高まるか・・・!」と期待したのですが・・・、事はそう単純ではなかったようです。

耐熱性を考え、チタン板(0.8t と 0.6t)とステンレスリベットとビスを使うなど、それなりの工夫はしたつもりなのですが・・・、通常のガスストーブの炎と異なる燃焼形態をとる大熱量のバーナーは、アマチュアにはかなりの難物のようです。
敢えてバーナー上面を凸状にして、専用クッカー以外の使用を難しくしているのかも知れません。

湯を沸かす実験ではまずまずの結果なのですが、現段階では直感的に構造上と安全性に問題がありそうな気がするのです。
しかも、単体で60グラム以上なので、これだったらスノピのULストーブをサブで持っていっても同じことです。
と、言うわけで現在は実験段階という域を出ず、残念ながら正式な記事でご紹介できる段階ではありません。

Reps3  Repsf
(直径の関係で使用できるのは画像↑のEPIのSサイズクッカー程度まで)

まだまだ一般に公開できるまでには幾つかの試作を重ねなければらなそうですが、今後も時間を掛けてこのスタディーを続けて行きたいと思います。

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ストーブ・クッカー」カテゴリの記事

コメント

JSBです、こんにちわ
  山スキー、その後のご様子、如何ですか?

このところ、カーボンフェルト素材を集中的に
ストーブ燃焼の実験しています。
300mlの給湯を5分間で、21mlのアルコールで
賄っています。CFバーナー本体は、わずか2gです
Esbit Stand:約15g
の中央箱を外して、ドーナッツの形のCFを乗せています
3秒で立ち上がる燃焼の鋭さ。一個でも面白いのですが

例えば、コレを2つ用意して、4g
それを交互に使っていくと、いろいろな火力や
燃焼時間を広範囲にカバー出来そうな気持ちもして来ました(笑)
CF素材は、2.8mm*17mm*410mmのサイズです
流行のソフトシェル・タイプですよ(爆笑)

http://www.youtube.com/watch?v=qSXmFWhG2k8

投稿: JSB | 2009年5月16日 (土) 00時43分

JSBさん毎度です!

アルコールストーブでは新しい素材やアイデアがまだまだ出てきそうで目が離せませんね。
私もこの方面には興味はあるのですが、最近は山ではアルコールストーブを使っていません。
火力もイマイチですし、用意や後片付けを考えると、私的には、“Fast & Light”といった観点から軽量なガスストーブにより大きなメリットを感じてしまうからです。
あの、アルコールの静かな青い炎も魅力的なのですが・・・。
では!

(追伸)
歳のせいか骨折の後遺症は長引きそうで、現在山ではシビアなコースはまだ無理ですし、平坦な山道でも標準のコースタイムの1.5倍位のノロノロ歩きといった感じですね。

投稿: 理事長 | 2009年5月16日 (土) 08時39分

どうぞ、おだいじに。

ちなみに、山で沸かす、湯量は、どのぐらい?
なのでしょうか

拙作ストーブ、最新作は、Esbitスタンドに
合わせて調整中ですが
背が低すぎて、過熱されやすく
また、CFのアルコール吸収量も、20ml程度
300mlを給湯するのがやっと(苦笑)

もっと、高さを稼げると、500mlも
4分間以内で、23mlぐらいで給湯できる(痛)
やはり、50mmぐらいの高さのゴトクが無難


投稿: JSB | 2009年5月18日 (月) 22時18分

JSBさん、ようこそ。

早速ですが、私は現在連れ合いとの登山が中心なので最低でも500CCを短時間で沸騰でき、できれば一度にマルタイラーメン2食分(笑)の調理、また冬では効率よく雪から水を作れる火力は欲しいのです。
この観点からはアルコールバーナーはチョット力不足なんですよね。
日帰りのんびり山行での昼食時にお茶を飲む程度でしたらアルコールも味があって好いのですが・・・。

投稿: 理事長 | 2009年5月18日 (月) 22時33分

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