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2009年6月18日 (木)

“HEX 3”宴会テント化計画①

便利度 :★★★★☆
工作度 :★★☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆


ゴーライトの“HEX 3(≒Shangri-La 3)”は4人程度の宴会テントとしては優秀なのですが、センターのポールが邪魔になり、鍋物を囲むことができない、というのが難点でしょう・・・、と言うのは半分冗談ですが、やはりフロアのド真ん中に柱があるというのは何かと不自由なものですよね。
また、床面積は大きくてもこのセンターのポールのおかげで就寝可能人数も2人に限定されてしまうというのも勿体無い気がします。

そこで、今回は邪魔なセンターポール無しに“HEX 3”を設営する方法について考察してみました。

He2
(今回は、画像のようにセンターポール無しに HEX 3 を設営するための試みです)

要は2~3本の長いポールを使ってティピーのように合掌式にすれば良いだけなのですが、実際にやるとなるとかなり長いポールを2本以上別に用意せねばならず、ポールを別に持つとなるとそれだけで幕体以上の重さになってしまいそうです。

また、以前の記事で、トレッキングポールを2本継いでセンターポールにするジョイントを紹介しましたが、これだと145センチまで伸びる長いトレッキングポールを2本使っても必要な長さにはまったく届きません。(長さ1メートル近くのジョイントを作れば可能なのですが、これも現実的ではないでしょう)
HEX 3 の寸法を考えると、合掌式ポールにした場合、最低でも230センチの長さは確保する必要がありそうなのです。

そこで、BDの“ポールリンクコンバーター”のような方法で2本のトレッキングポールをグリップ部分で継ぎ、長いポールを2本作らねばならないことになります。
しかし、ポールを中央に垂直に立てる構造だと、ポールに掛かるのはスラスト方向への荷重が殆どですから問題無いのですが、長いポールを合掌式に斜めに組んだ場合は自重も含めラジアル方向にもそれなりの力が掛かりますので、前述のポールリンクコンバーター程度の固定方法では強度が不十分だと思われます。
また、ポールリンクコンバーターをそのまま使ったのでは、オーバーラップ部が長過ぎて全長も短かくなり、今回の用途には不向きでしょう。

そこで、2本のポールを最短のオーバーラップで確実に継げるようなジョイントパーツを自作することにしました。
20ミリ幅のナイロンテープをミシンで縫製し、画像のように幾つか試作してみましたが、いずれもテープを十字にクロスさせ(画像↓㊨)グリップエンドを包み込む構造です。

本来2個のグリップは距離をあけて(オーバーラップを大きくとって)固定したほうがラジアル方向への強度が高まるのですが、概ね230センチという長さを確保するためには、ジョイントパーツは両方のグリップの間隔をギリギリまで近付けて長さを稼ぐ必要がありそうです。

M1_2  M2
(工業用ミシン㊧が無くても、家庭用ミシンでバータック縫いをすれば強度はOK)

当初は一体型で2タイプ(画像↓㊧の右2つ)試作してみましたが、最終的にはクロスさせたテープのパーツ2個をスペクトラ製の細いラインで連結させた構造が、軽く調節もきいて良さそうだとの結論に達しました。
(十字型のパーツは、スペクトララインで連結されない側の腕の長さを、他の3本より短く作るのがこの工作のキモです)

M3  J2
(㊧試作した3タイプ、左端が最終型、㊨画像のような状態で装着する)

なお、2本のポールを束ねる部分のストラップのバックルですが、このようなコンベックス面に乗るような場所では、通常のザックのストラップに使用されている折り返し式のバックルでは緩んでしまいますので、締め付け難くても画像のようなレバー式のプラスチックバックルを使うのがベターだと思われます。
このタイプのバックルで入手が容易なのは、“Nifcoの ST-20”か“YKKの コキ・20mm”だと思いますが、私の印象ではST-20のほうがやや丈夫そうな気がします。(ベルクロストラップでも可能だと思いますが耐久性が心配されますので今回はパスしました)

St20
(左2つが“Nifcoの ST-20”、右2つが“YKKの コキ・20mm”)

さて、2本のポールの連結は、2つの十字型テープをそれぞれのグリップエンドに被せ、荷重がかかる方向に力を加えると自然にスペクトララインが締め付けられてグリップエンドが固定される構造です。(画像↓)

Pja  Pjb
(先端を折り返して縫った十字型パーツに画像のようにスペクトララインを通す)

グリップエンドが固定されるのと同時に、ポールの重なり代も固定されますから、続いてグリップ側にあるバックルのついたストラップをポール側でクロスさせるように回してからグリップ側に1周回してバックルで固定します。(画像↓㊥・㊨)
こうするとしっかり2本のポールが固定されます。
文章では解り難いと思いますので画像をご参照ください。
(このポールジョイントを1個使って、通常のモノポール仕様で使うことも可能ですが、その場合は全長が170センチ程度で十分なので、スペクトララインを長めに調節してポールのオーバーラップ部分を長くしたほうが強度が上がります)

J1  J3  J4
(㊧荷重がかかるとスペクトララインが自動的に締め付けられる)

さて、このジョイントパーツを使って連結した長いポールをを2組用意できれば、後は宴会用?“HEX 3”を立ち上げるだけです。
はたして上手く張れるでしょうか????

(以下、続く!)

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