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2009年7月

2009年7月31日 (金)

日本地形図 “TOPO10M Ver.8.03 ”で登山道充実か?(追補)

便利度 :★★☆☆☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★☆☆☆
危険度 :★★☆☆☆

(評価、またまた少々ダウン!)

前回の記事で純正のマップソース“TOPO10M Ver.8.03 ”の登山道表記が充実したと述べましたが・・・・。
やはり細部の登山道は国土地理院の地形図とは食い違って欠落している部分もまだあるようですね。

この夏に行こうかと思っていた大雪山・十勝岳周辺をチェックしていたら、たまたま目に付いた場所にも登山道表記がありませんでした。

まあ、北海道の山ではこの周辺を含め国土地理院の地形図でも登山道が途中で途切れている場所もかなりあるので、それほど目くじらを立てるほどの事ではないとは思います
とは言え“㈱北海道地図”が作っている地図なので、まさかお膝元の登山道の漏れはどうか・・・、と思う方も多いのではないでしょうか。

さて、それでは地図を比較してみましょう。
まずは、山旅クラブ版の地形図㊧と、地形図に準拠した登山道表示のあるUUD製作所の地図㊨を見てみましょう。(地図を拡大して見てください)

山旅クラブの地図は有料のサービスのため地図が新しいので大麓山から東大の演習林方向の道が登山道でなく立派な道路となった状態が表示されていますし、新しい林道も表示されています。
一方、UUD製地図はベースになった地図データーが古いため、山旅クラブの地図とは道の表示が異なっていますが、演習林への林道も登山道はとしてはとりあえず表示されています。

Dairokuytc  Dairokuuud


次に登山道にいくつかの重要な欠落のあった“TOPO10M Ver.8.00 ”を見てみましょう。
やはり地形図にある大麓山付近の登山道場(林道)が途中で途切れて表示されていません。
なお、中央上部と左側の途切れた破線は、国土地理院のデーターが元々この部分だけ欠落していたためで地図製作者のミスではないと思われます。

Dairoku800


今度は登山道表記が充実したはずの“TOPO10M Ver.8.03 ”を見てみます。
現物がないので代理店サイトのマップビューアー(サンプル地図)でご容赦ください。
ご覧のように Ver.8.00 と基本的に変わっていないようで、登山道は山頂付近で途切れた状態のままです。
登山道が充実されたとは言え、国土地理院の古いデーター以下の状態のようですね。

Dairoku803_2


最後に、参考のため“いどんなっぷさんの地図”のGPS画面での表示をスクリーンショットで見てみましょう。
㊧は大麓山頂付近、㊨は㊧の地図の下に続く部分です。
山旅クラブの地形図よりデーターは古いかもしれませんが、純正のTOPO Ver.8.o3 のように登山道が途切れている事もなくしっかりと表記されていますし、林道部分も判りやすい表現となっています。

Dairokuid1  Dairokuid2

純正のTOPO Ver.8.o3 の登山道表記が充実したとの事で期待をしたのですが私の指摘した場所の登山道は補填されたものの、まだまだ1/25000地形図に記載のある登山道全てが表示されるようになったわけではありません。

という訳で、現在のところ私がベストバイと判断するのは、やはり1/25000地形図にある登山道が全て?表示される“いどんなっぷさんの地図”ということになります。

(なお、私が登山道の表示を重視するのは、沢の詰めや万が一の道迷いの時に、登山道への脱出ルートが直感的な概念として把握できるという観点からで、実際の登山道が図上の破線と多少食い違っていても大きな問題ではないと考えています)

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2009年7月25日 (土)

日本地形図 “TOPO10M Ver.8.03 ”で登山道充実か?

便利度 :★★★★☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆
(実物をテストしていないのですが・・・)


【緊急】

前回の記事へのコメントで“奉公人”さんから、日本地形図 “TOPO10M Ver.8.03 ”では昨年私の指摘した“TOPO10M Ver.8.00 ”での登山道表記の惨憺たる状況が改善されたとの情報をいただき、早速比較してみました。

“TOPO10M Ver.8.03 ”の現物を購入すればよいのですが、金二万円也を払っても現在使用中の“いどんなっぷさんの地図”以下だったら大損ですので、代理店サイトのマップビューアー(見本地図)で比較してみましょう。

●まず最初に、双六岳周辺を比較してみましょう。
ここはアルプスのメインストリートで、登山道表記が無かったとしたら常識的には欠陥商品と言われても反論のできない場所です。

画像↓㊧“TOPO10M Ver.8.00 ”ですが、やはり登山道は全く表示されません。(黒実線は県境で登山道ではありません)
㊨はマップビューアーで見た同じ場所の“TOPO10M Ver.8.03 ”のサンプル画像です。
きっちり、登山道が破線で表示されています。(画像をクリックして拡大してご覧ください)

800sugoroku  803sugoroku
(TOPO10M Ver.8.00 → TOPO10M Ver.8.03 )


●次に剱岳周辺を比較してみましょう。
剱岳は百名山の中でも最も人気の高い山の一つで、ここもまた登山道表記が無かったとしたら常識的には欠陥商品と言われてもしかたのない場所ですね。

画像↓㊧“TOPO10M Ver.8.00 ”ですが、平蔵谷あたりから真砂沢方面の登山道は途切れて表示されません。
㊨はマップビューアーで見た同じ場所の“TOPO10M Ver.8.03 ”のサンプル画像です。
やはり、仙人池やハシゴ谷乗越方面の登山道が表示されるようになりました。

800turugi   803turugi
(TOPO10M Ver.8.00 → TOPO10M Ver.8.03 )


●最後は朝日岳周辺です。
朝日岳・雪倉岳は前記の二箇所よりはマイナーですが、麓の蓮華温泉とともに山スキーヤーにも人気で、四季を通じて登山者の途切れることの無い山域で、私としてはここもまた登山道表記が在ってしかるべき場所だと考えています。

画像↓㊧“TOPO10M Ver.8.00 ”ですが、惨憺たる有様で登山道は全く表示されません。㊨はマップビューアーで見た同じ場所の“TOPO10M Ver.8.03 ”のサンプル画像ですが、複雑に交錯する登山道も途切れることなく地形図同様に表示されるようになりました。

800asahi  803asahi
(TOPO10M Ver.8.00 → TOPO10M Ver.8.03 )


さて、これで私が指摘した場所は登山道が表示されるようになったのですが、私も現在は“いどんなっぷさんの地図”を使用しているので、その他の場所の登山道表示については、あの時以来検証していないのです。

まあ、訂正をしてくれた某代理店の対応には取り敢えずの誠意を感じますが、自社サイトを持ちながら、なぜユーザーに適切なアナウンスをしないのかという点については大いに疑問を感じます。
昨年末にはVer.8.03 になっていたはずなのに、公式なバージョンアップのアナウンスも無く、姑息にマップビューアーのサンプル地図だけ差し替えて、従来品のユーザーをつんぼ桟敷に置いておくと言うのも商売人としての誠意を疑いますね。

VISTA Hcx の白画面欠陥の時の対応といい、今回といい・・・・・・・・・・・・。

まあ、これ以上言っても愚痴になりますのでこれで終わりにしますが、明らかに問題のあった旧バージョンのユーザーにはどんな対応を取ってくれるのか(くれないのか?)楽しみですね。

どなたか旧バージョン(Ver.8.00)をご使用中の方は代理店に問い合わせをして、その結果をコメントしてくれませんか?(たぶん私は代理店に嫌われているでしょうから・・・)

また、新・旧両バージョンを問わず、上記の場所以外で登山道の表示されない場所にお気付きの方も情報の提供をお願いいたします。

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2009年7月23日 (木)

MAP60Csx(日本語版)がSDHC対応にファームアップ

便利度 :★★★★☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆


英語版MAP60Csxでは既に2009年3月公開のファームウェアVer.3.90 でSDHC規格のメモリーカードにに対応できるようになっていましたが、日本語版MAP60Csx 用のこれまでのファームウェア(~Ver 2.70) はSD規格にしか対応しておらず、したがってメモリー容量も2Gバイトが限界(図郭も最高2025パーティションまで)となっていました。
このため、純正のマップソースでも、“シティーナビゲーター”と“TOPO10m ” の2本の全領域(約2.3G)を入れるにも容量が不足するという状況だったのです。

しかし、今月(2009年7月)公開された日本語版用ファームウェアVer 2.80 でやっとSDHC規格のメモリーカードにも対応するようになりました。
このため、使用可能なメモリーに2Gバイトまでという上限が無くなり、理論上メモリー容量を32Gバイト?までアップすることも可能になったのです。
とはいえ、メーカー動作保障は4Gバイトまでとのことですが、4Gと言ってもそれだけあればシティーナビゲーターとTOPO10m を全部収納し、さらにUUDのROAD25000 と20m等高線と、それを10m等高線にするTOPO+(現在発売停止中)を全部入れてもまだ十分すぎる余裕が残る容量です。

Fup2
(ソフトバージョンが2.80に!)

・・・と言う訳で、早速 MAP60-Csx をファームアップし、上記の地図を全部入れてみる実験をしてみました。
maicroDSHCメモリーはGARMINとの相性がよいと言われている SanDisk 製を選び、容量はメーカーが動作保障をしている4Gバイトです。

Fup1
(新ファームをGARMINのウェブアップデーター、または代理店のサイトから更新する)

マップソースを起動し、“シティーナビゲーターVer.7.0“と”TOPO10m Ver.7.0”、さらにUUDの“Japan Road 25000 Ver.1.0”と“20m等高線TOPO Ver.2.0”とそれを10m等高線にする“TOPO+Ver.2.0(現在発売停止中)”の5種類の地図の全領域を選択してみました。
(私はMAP60-Csx でロック解除している地図は古いシティーナビゲーターVer.7.0と、TOPO10m のVer.7.0しか持っていないのであしからず!)

Mp3map

マップソース・アプリケーションの画面(画像↑)を確認すると、これだけの地図を選択しても大きさは1896パーティションでトータルで約3Gバイト、4GのマイクロSDには十分すぎる程の空き容量を残せる大きさです。

後はこれを転送すればOKなのですが・・・・、USBケーブル経由でGPSユニットに転送したのでは、これだけのボリュームだと終了まで何時間かかるか判りません。
パフォーマンスの高いパソコンで仮想メモリーも多めに設定して作業を行えば転送時間は大幅に短縮できると思いますが、私の骨董品的PCにとってはシティーナビゲーター等のルート計算データーの多い地図の転送は時間のかかる厄介な作業となります。

ここではGPSユニットをUSBケーブルでPCに接続せず、GPS本体からマイクロSDを取り出し、アダプターを介してPCのSDカードスロットに挿入するか、SDHC対応のカードリーダーを使って転送をしましょう。
こうすれば転送時間を短縮できるはずなのですが・・・?、それでも就寝前に開始して翌朝終了しているのを確認した方がイライラしないで済むと思います。(できたらPCをLANから切り離し、ウイルス対策ソフトも停止しておいたほうが良いかもしれません)


翌朝エラーメッセージでなく、転送完了の表示がされていれば完了です。
これで総ての地図が収納され、あとは使用時にGPS本体の地図画面でメニューを開き、表示させる地図を選択すれば良いのです。
例えば、ナビ無しのレンタカーを借りた時にはシティーナビゲーターを使い、登山では純正の“TOPO10m Ver8.0”だと登山道の表示が不十分と思われる場所でUUDの地図に切り替えて使うとか・・・、日本中どこに居ようと使用形態に合わせて最適の地図を選ぶことが可能になったわけです。(まあ、自分で紹介しておいてなんですが・・・、私としてはあまりこんな使い方はしないと思いますが・・・、国内と海外の多数の地図を併用して使う方には朗報ではないでしょうか?)

5map2 
(地図画面のメニューで5種類・3G分の地図が納まっているのが確認できる)

本音を言えば、私としては“いどんなっぷさんの地形図”と純正の地図を同時収納したいのです。
しかし、GPSへの地図転送にマップソース・アプリケーションを使用しないこの地図を、1枚のマイクロSDカードの中で純正の地図と共存させることは、現状では不可能(注↓)です。

(注)
Colorado300やOregon300の場合はデフオルトで4GのSDHCカードが使用できるのに加え、別に内部メモリーにそれぞれ約400M・800Mの空きがありますので、この2つの領域に同時に上記の地図と純正の地図を共存することも可能です。
また、内部メモリーを使用できないMAP60 Csx/J やVISTA Hcx/J でも、専用のツールを使ってファイルを結合すれば上記地図と純正地図の同時収納も技術的には可能です。
しかし、このツールは地図製作者の知的所有権を侵害する機能を併せ持っていますので、コンプライアンスの観点からこの記事では「1枚のマイクロSDカードの中で純正の地図と共存させることが、現状では不可能・・」と記載しました。
なお、不正使用を誘発・助長する恐れがあるとの理由からその方法も記載しませんし、この件に関するコメントや質問も受け付けません。
 

また、英語版のMAP60Csx のファームがVer.3.9 となりSDHC 対応になったのが2009年の3月末で、それが日本語版に反映されたのが7月。
英語版のVista-Hcx については2009年の5月公開のに Ver.3.0 で既に SDHC 対応になっていますから、この流れで行くと日本語版のVista-Hcx についても秋口にはSDHC 対応の新しいファームが公開されるでしょう。

あとは・・・、GPS本体に実際上のメモリーの上限が無くなった現在、地図のボリュームはいくら大きくても構わないのですから、国土地理院の二万五千分の一地形図に破線で記載のある登山道が全て表示できるTOPO10mの新バージョンを北海道地図さんに頑張って作ってもらって、一日も早く発売されることを切に願うところですね。

※ その後のテストの結果、上記のように収納した地図の表示はできますが、いくつかの操作を行ったときにレスポンスが遅くなることを確認しました。
状況の詳細は追ってレポートしたいと思います。



(余談ですが・・・)
私としては、“カシミール3D”から日本語でWPを転送できるという一点だけを考えても、「高くても、日本語版のGPSを購入したほうが良い」と他人にも薦めているのですが・・・。
しかし・・・、基本的に台湾バージョンと同じはずの日本語版GPSの定価は何であんなに高いんだろう・・・、と考えると何故か無性に腹が立ってきますね!
この内外価格差が日本語版GPS(&日本の版用マップソース)の、対英語版GPS国内シェアを抑制しているのは明らかなのに・・・。

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2009年7月16日 (木)

BD/ファースト・ライトにギア・ハンモックを

便利度 :★★★★★
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆


山岳地帯のシビアな環境で使うテントについて、私的にはダブル・ウオールの前室付きテントが総合的に優位に立っていると考えています。

しかし、軽量コンパクトという観点に着目すれば、BDのインナーフレーム式シングルウォール・シェルターなども、かなり魅力的な製品群であると思います。
中でもBDの“ファースト・ライト”は軽量で、2人が余裕を持って使用できるシェルターとしてはベストな製品の一つだといって良いでしょう。(“ハイライト”は2人だと居住性に少々の諦めと割りきりが要求されますからね・・・)

しかしながら、装備の多い山行形態や積雪季に2人で使用するとなると、“ファースト・ライト”でも些か床面積の狭さが気になるのも事実です。

そこで私は、眼鏡・サングラスやゴーグル、またヘッドライトなどを置いておくためのスペースを確保しようと“ファースト・ライト”の天井部に自作のギアハンモック(ギアラック)を取り付けて便利に使用しています。(画像↓)

Gha
(デフォルトのループより高い位置にしたので居住性にはさほど影響はない)

とはいえ、この種のインナーフレームテントは構造上ギアハンモックの取り付けが困難なものがほとんどです。
この“ファースト・ライト”も幕体内側の天井部に小さなループが4箇所付いていますが、ここを利用してギアハンモックを吊るすとなると荷重がフレームに分散されず、縫い目に過負荷がかかってしまいそうです。

Gh0
(最初から付いているループだと幕体の縫い目に負荷がかかる・※画像では補強縫いを加えてある)

特にこの種の撥水性の高い極薄生地は末端が解れ易いので、ここに大きな荷重を掛けると、場合によっては縫い目が開いたり、シルネットの防水にも影響がでそうな気がして、小さなランタン程度しか吊るす気になりません。(おそらく純正でギアハンモックの設定が無いのもこの理由からなのでしょう)
また、この位置にネットを張ると、どうしてもヘッドスペースに圧迫感がでてしまいますので若干高い位置にしたほうが居住性を犠牲にしないで済みそうです。

そこで、強度のあるフレームに直接支点を作って、そこからギアハンモックを吊るす方法を考えてみました。
こうすれば、この支点を利用して、かなりの荷重に耐えるギアハンモックの装着が可能になるはずだからです。


★まず、フレームに4箇所の支点を作ります。

まずショックコードを外し、フレームを分解しますが、最上部の2本がプレベンドになっているので間違えないように注意しましょう。(面倒でも、分解しないと下記のビニールホースは通せません!)

Gh1
(シンプルで合理的なショックコード末端の処理、この結び目を解いて分解する)

頂点からそれぞれ約30センチのところにマークを付け、そこに短く輪切りにした内径7ミリの耐油ビニールホースを通します。
通し難いので水やアルコール等でフレームとホースを濡らすと作業がやや楽になります。(石鹸水や油脂類だと固定が不十分になりますので使用してはいけません)

次に、細いナイロン紐を2連のインクノットでフレームに通したビニールホースの上下に固定し、短いループを作っておきます。
詳細は画像↓を参照してください。

Ghlop



★続いてギアハンモックを縫います。

軽量のメッシュ地の周囲に、細い平打ちのナイロン紐を縫い付け、四隅に小さなループを作っておきます。
また、長辺にはメガネやライトを引っ掛けられるようにナイロン紐を二重に縫い付けておきました。
この四角のメッシュの角からショックコードのループを介してフレームの支点に連結するようにすれば完成です。

Ghmesh  Ghmeshw
(15グラムなら細引きとさほど変わらない重量だ)

画像では、ループへの連結は釣り用のスナップを使用していますが、これは現在プラスチックのフックに変更しております。
取り付けて使用している様子が下の画像ですが、直接フレームに加重がかかりますので、かなり(?)の重さを載せてもOKです。

Ghx  Ghb  Ghc


★また、ギアハンモック本体の縫製が面倒なら、細紐を4辺と対角線を一筆書きができる形に結んでおいて、それをフレームに作った支点にフックで引っ掛けるだけでも、ほぼ同様に使用できるギアラックができるはずです。

それも面倒なら、フレームのループに細引きを通すだけでも十分実用的なモノ掛けとなるでしょう。(画像↓)

Ghline  Gloop2
(フレームにループ㊨だけ付けておけば予備の細引きで実用的なモノ掛け㊧ができる)

BDのインナーフレーム・シェルターをお使いの方には、フレームの支点だけでもかなり有効な付加機能となりますので自信を持ってお勧めしたい工作だと思います。

●なお、これとは別にBDの“ハイライト”用の、ギアハンモックも作製しており、こちらは少々居住性が犠牲になりますが、フレームの改造無しに取り付けられる構造となっておりますので、またの機会に紹介したいと思います。


(ところで・・・)
このテントは畳む時、とてもに空気が抜けにくく、毎回イライラするのですが・・・、何か良い畳み方の裏技をご存知の方はご教授ください。

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2009年7月 8日 (水)

“HEX 3”の便利技「新・三角張り」とは?②

便利度 :★★★★★
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆



『“HEX 3”の便利技「新・三角張り」とは?①』からの続きです。

★準備ができたら、さっそく張ってみましょう!。


まず入り口のジッパーを閉めた“HEX 3”を地表に広げ、基準点の目印の輪(画像では緑色)を付けたループをペグダウンします。
ここで入り口の方向が大体決まりますので風向き等を考えて位置決めをしましょう。
(今になってから気付いたのですが、強風時の設営を想定するとドアパネルの反対側を基準点にしておいたほうが幕体を展開しやすいかもしれません。反省!)

また、砂埃で幕体内部が汚れそうなら中央にシートを敷いたりザックを置いておきます。

Peggr
(本体のループをペグダウン・「目印の輪をペグダウン」ではありません!!・画像では判りやすいように敢えてピンク色のペグを使っています)


次に、入り口の方向を微調節しながら、細引きの輪の目印(画像では黄色)を付けた2箇所のループを順次、適度なテンションを掛けながら引くと自然に正3角形に広がり3つの頂点の位置が自ずと決定されますから、この状態で残り2箇所にペグダウンします。
 

Trit
(この状態での幕体の形作る正3角形の一辺の長さは約280センチ)

慣れればマーク用の細引きの輪は必要ないかもしれませんが、“HEX 3”にはサブを含めるとペグループが計11箇所もあり、かなり紛らわしいので(しかも私は石でも固定できるように、サブのループにもプルージックの簡易アジャスター付ループを付加してあるのでなおのことです・・・)、目印があると素早い対応が可能ですし、日没後や悪天時での設営に大変便利です。



その状態で③で付けた幕体下裾のマークの位置を基準に後述の目安でペグを刺し(画像↓㊧)、そこに既にペグダウンされている目印(黄色)を付けたペグダウンループを掛け替えます。

もう1箇所も同様にすると幕体は弛んだ正3角形状(画像↓㊨)になります。

また、工程②の段階で最後のペグを打たず、位置決めができたらそのまま幕体のマークの位置にペグダウンすれば工程の簡略化も可能です。

【つまり、この例の場合目印(黄色)のループのある幕体のコーナーの位置が、基準点の目印(緑色)を付けたループの方向に約20cm移動するということです。

ペグを打つ位置は、アジャスターを最短にした場合でペグループの先端から20~23cm(ループの付け根から11~14cm)、アジャスターを10cmほど長くした場合では、伸ばしたペグループの先端から23~26cm(ループの付け根から5~7cm)、位を目安にすると良いでしょう。

また、アジャスターの長さが同一という条件なら、底面を正6角形した場合、はじめにペグダウンしたループから掛け替えるペグまでの距離が長くなればルーズに、短ければタイトな張りあがりになります。】


13cm   Trid  
(画像㊧、左のペグから約20センチ離れた右のペグにループを掛け替えると弛んだ正3角形㊨に・・・、なお画像の私のHEX3のマークは最短にしたループの先端から22センチ、ループの付け根から13センチの位置にあります)


次に中間にある目印の無い残り3箇所のメインペグダウンループを適度のテンションで外側に張りながらペグを打ちます。
これで、ほぼ正6角形の底面が出来上がるはずです。


ここで上手く正6角形にならないようでしたら、工程②・④でのテンションの掛け方を工夫したり、幕体のマークの位置とペグとの距離を変更してリトライしてみましょう。


後はドアのチャックを開けて中に入り、ポールを立ててテンションを掛ければ完成です。
その後必要なら、メイン・ペグループのアジャスターを調整し、続いてサブ・ペグループの必要箇所にペグを打てば完成です。

また、幕体と地面の間をもう少し離したい時は、アジャスターを均等に緩めてからポールを伸ばせばOKですが、さらに大きな間隙を作りたい時は全てのペグの位置を外側に移動しないと良い形には張れません。

Hex3

まぁ、力加減で多少の誤差は出ますが、“HEX 3”を初めて使う方でもこの張り方を使えば、一人でも問題になるような歪みを出さず、ペグの効く場所なら数分以内で張ることも可能でしょう。
簡単なアイデアですが、一人でより正確に“HEX 3”を張るにはベストに近い方法だと思います。

★まだ改善の余地はあると思いますので、“HEX 3”や“Shangri-La 3”のオーナーの方で、もし試してみてマークの位置等に訂正や新しい提案がありましたらコメントいただければ幸いです。

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