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2009年7月23日 (木)

MAP60Csx(日本語版)がSDHC対応にファームアップ

便利度 :★★★★☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆


英語版MAP60Csxでは既に2009年3月公開のファームウェアVer.3.90 でSDHC規格のメモリーカードにに対応できるようになっていましたが、日本語版MAP60Csx 用のこれまでのファームウェア(~Ver 2.70) はSD規格にしか対応しておらず、したがってメモリー容量も2Gバイトが限界(図郭も最高2025パーティションまで)となっていました。
このため、純正のマップソースでも、“シティーナビゲーター”と“TOPO10m ” の2本の全領域(約2.3G)を入れるにも容量が不足するという状況だったのです。

しかし、今月(2009年7月)公開された日本語版用ファームウェアVer 2.80 でやっとSDHC規格のメモリーカードにも対応するようになりました。
このため、使用可能なメモリーに2Gバイトまでという上限が無くなり、理論上メモリー容量を32Gバイト?までアップすることも可能になったのです。
とはいえ、メーカー動作保障は4Gバイトまでとのことですが、4Gと言ってもそれだけあればシティーナビゲーターとTOPO10m を全部収納し、さらにUUDのROAD25000 と20m等高線と、それを10m等高線にするTOPO+(現在発売停止中)を全部入れてもまだ十分すぎる余裕が残る容量です。

Fup2
(ソフトバージョンが2.80に!)

・・・と言う訳で、早速 MAP60-Csx をファームアップし、上記の地図を全部入れてみる実験をしてみました。
maicroDSHCメモリーはGARMINとの相性がよいと言われている SanDisk 製を選び、容量はメーカーが動作保障をしている4Gバイトです。

Fup1
(新ファームをGARMINのウェブアップデーター、または代理店のサイトから更新する)

マップソースを起動し、“シティーナビゲーターVer.7.0“と”TOPO10m Ver.7.0”、さらにUUDの“Japan Road 25000 Ver.1.0”と“20m等高線TOPO Ver.2.0”とそれを10m等高線にする“TOPO+Ver.2.0(現在発売停止中)”の5種類の地図の全領域を選択してみました。
(私はMAP60-Csx でロック解除している地図は古いシティーナビゲーターVer.7.0と、TOPO10m のVer.7.0しか持っていないのであしからず!)

Mp3map

マップソース・アプリケーションの画面(画像↑)を確認すると、これだけの地図を選択しても大きさは1896パーティションでトータルで約3Gバイト、4GのマイクロSDには十分すぎる程の空き容量を残せる大きさです。

後はこれを転送すればOKなのですが・・・・、USBケーブル経由でGPSユニットに転送したのでは、これだけのボリュームだと終了まで何時間かかるか判りません。
パフォーマンスの高いパソコンで仮想メモリーも多めに設定して作業を行えば転送時間は大幅に短縮できると思いますが、私の骨董品的PCにとってはシティーナビゲーター等のルート計算データーの多い地図の転送は時間のかかる厄介な作業となります。

ここではGPSユニットをUSBケーブルでPCに接続せず、GPS本体からマイクロSDを取り出し、アダプターを介してPCのSDカードスロットに挿入するか、SDHC対応のカードリーダーを使って転送をしましょう。
こうすれば転送時間を短縮できるはずなのですが・・・?、それでも就寝前に開始して翌朝終了しているのを確認した方がイライラしないで済むと思います。(できたらPCをLANから切り離し、ウイルス対策ソフトも停止しておいたほうが良いかもしれません)


翌朝エラーメッセージでなく、転送完了の表示がされていれば完了です。
これで総ての地図が収納され、あとは使用時にGPS本体の地図画面でメニューを開き、表示させる地図を選択すれば良いのです。
例えば、ナビ無しのレンタカーを借りた時にはシティーナビゲーターを使い、登山では純正の“TOPO10m Ver8.0”だと登山道の表示が不十分と思われる場所でUUDの地図に切り替えて使うとか・・・、日本中どこに居ようと使用形態に合わせて最適の地図を選ぶことが可能になったわけです。(まあ、自分で紹介しておいてなんですが・・・、私としてはあまりこんな使い方はしないと思いますが・・・、国内と海外の多数の地図を併用して使う方には朗報ではないでしょうか?)

5map2 
(地図画面のメニューで5種類・3G分の地図が納まっているのが確認できる)

本音を言えば、私としては“いどんなっぷさんの地形図”と純正の地図を同時収納したいのです。
しかし、GPSへの地図転送にマップソース・アプリケーションを使用しないこの地図を、1枚のマイクロSDカードの中で純正の地図と共存させることは、現状では不可能(注↓)です。

(注)
Colorado300やOregon300の場合はデフオルトで4GのSDHCカードが使用できるのに加え、別に内部メモリーにそれぞれ約400M・800Mの空きがありますので、この2つの領域に同時に上記の地図と純正の地図を共存することも可能です。
また、内部メモリーを使用できないMAP60 Csx/J やVISTA Hcx/J でも、専用のツールを使ってファイルを結合すれば上記地図と純正地図の同時収納も技術的には可能です。
しかし、このツールは地図製作者の知的所有権を侵害する機能を併せ持っていますので、コンプライアンスの観点からこの記事では「1枚のマイクロSDカードの中で純正の地図と共存させることが、現状では不可能・・」と記載しました。
なお、不正使用を誘発・助長する恐れがあるとの理由からその方法も記載しませんし、この件に関するコメントや質問も受け付けません。
 

また、英語版のMAP60Csx のファームがVer.3.9 となりSDHC 対応になったのが2009年の3月末で、それが日本語版に反映されたのが7月。
英語版のVista-Hcx については2009年の5月公開のに Ver.3.0 で既に SDHC 対応になっていますから、この流れで行くと日本語版のVista-Hcx についても秋口にはSDHC 対応の新しいファームが公開されるでしょう。

あとは・・・、GPS本体に実際上のメモリーの上限が無くなった現在、地図のボリュームはいくら大きくても構わないのですから、国土地理院の二万五千分の一地形図に破線で記載のある登山道が全て表示できるTOPO10mの新バージョンを北海道地図さんに頑張って作ってもらって、一日も早く発売されることを切に願うところですね。

※ その後のテストの結果、上記のように収納した地図の表示はできますが、いくつかの操作を行ったときにレスポンスが遅くなることを確認しました。
状況の詳細は追ってレポートしたいと思います。



(余談ですが・・・)
私としては、“カシミール3D”から日本語でWPを転送できるという一点だけを考えても、「高くても、日本語版のGPSを購入したほうが良い」と他人にも薦めているのですが・・・。
しかし・・・、基本的に台湾バージョンと同じはずの日本語版GPSの定価は何であんなに高いんだろう・・・、と考えると何故か無性に腹が立ってきますね!
この内外価格差が日本語版GPS(&日本の版用マップソース)の、対英語版GPS国内シェアを抑制しているのは明らかなのに・・・。

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コメント

初めまして、こんにちは。
先日こちらの記事も参考に、登山道には期待せず、「TOPO 10M V8」(V8.03)を購入しました。
しかし、朝日岳、北ノ俣岳、双六岳等、ご指摘の登山道に限ってですが、地形図と同様の表示です。
特にアナウンスはされていないようですので、まだ不完全な部分があるのかもしれませんが、修正は行われているようです。

投稿: 奉公人 | 2009年7月25日 (土) 14時02分

奉公人さんはじめまして!
貴重なご報告ありがとうございます。
まあ、アルプス銀座のメインルートや、百名山人気ベスト3位くらいの剱岳周辺は総ての登山道表記のあって当たり前の場所なのですから、バージョンが変われば表記されると思っていました。
しかし、某代理店はユーザーに対してのアナウンスが悪いですね。
まあ、公に欠陥を認めてしまうと在庫分が売れなくなりますし、ユーザーに瑕疵品交換を要求され、そのコストが掛かりますから、例によって知らん振りで利益優先の隠密行動をとったのでしょうかね?
ところで、Ver 8.03 では朝日岳・蓮華温泉あたりの登山道も表記されたのでしょうか?
では!

投稿: 理事長 | 2009年7月25日 (土) 15時46分

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