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2009年7月 8日 (水)

“HEX 3”の便利技「新・三角張り」とは?②

便利度 :★★★★★
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆



『“HEX 3”の便利技「新・三角張り」とは?①』からの続きです。

★準備ができたら、さっそく張ってみましょう!。


まず入り口のジッパーを閉めた“HEX 3”を地表に広げ、基準点の目印の輪(画像では緑色)を付けたループをペグダウンします。
ここで入り口の方向が大体決まりますので風向き等を考えて位置決めをしましょう。
(今になってから気付いたのですが、強風時の設営を想定するとドアパネルの反対側を基準点にしておいたほうが幕体を展開しやすいかもしれません。反省!)

また、砂埃で幕体内部が汚れそうなら中央にシートを敷いたりザックを置いておきます。

Peggr
(本体のループをペグダウン・「目印の輪をペグダウン」ではありません!!・画像では判りやすいように敢えてピンク色のペグを使っています)


次に、入り口の方向を微調節しながら、細引きの輪の目印(画像では黄色)を付けた2箇所のループを順次、適度なテンションを掛けながら引くと自然に正3角形に広がり3つの頂点の位置が自ずと決定されますから、この状態で残り2箇所にペグダウンします。
 

Trit
(この状態での幕体の形作る正3角形の一辺の長さは約280センチ)

慣れればマーク用の細引きの輪は必要ないかもしれませんが、“HEX 3”にはサブを含めるとペグループが計11箇所もあり、かなり紛らわしいので(しかも私は石でも固定できるように、サブのループにもプルージックの簡易アジャスター付ループを付加してあるのでなおのことです・・・)、目印があると素早い対応が可能ですし、日没後や悪天時での設営に大変便利です。



その状態で③で付けた幕体下裾のマークの位置を基準に後述の目安でペグを刺し(画像↓㊧)、そこに既にペグダウンされている目印(黄色)を付けたペグダウンループを掛け替えます。

もう1箇所も同様にすると幕体は弛んだ正3角形状(画像↓㊨)になります。

また、工程②の段階で最後のペグを打たず、位置決めができたらそのまま幕体のマークの位置にペグダウンすれば工程の簡略化も可能です。

【つまり、この例の場合目印(黄色)のループのある幕体のコーナーの位置が、基準点の目印(緑色)を付けたループの方向に約20cm移動するということです。

ペグを打つ位置は、アジャスターを最短にした場合でペグループの先端から20~23cm(ループの付け根から11~14cm)、アジャスターを10cmほど長くした場合では、伸ばしたペグループの先端から23~26cm(ループの付け根から5~7cm)、位を目安にすると良いでしょう。

また、アジャスターの長さが同一という条件なら、底面を正6角形した場合、はじめにペグダウンしたループから掛け替えるペグまでの距離が長くなればルーズに、短ければタイトな張りあがりになります。】


13cm   Trid  
(画像㊧、左のペグから約20センチ離れた右のペグにループを掛け替えると弛んだ正3角形㊨に・・・、なお画像の私のHEX3のマークは最短にしたループの先端から22センチ、ループの付け根から13センチの位置にあります)


次に中間にある目印の無い残り3箇所のメインペグダウンループを適度のテンションで外側に張りながらペグを打ちます。
これで、ほぼ正6角形の底面が出来上がるはずです。


ここで上手く正6角形にならないようでしたら、工程②・④でのテンションの掛け方を工夫したり、幕体のマークの位置とペグとの距離を変更してリトライしてみましょう。


後はドアのチャックを開けて中に入り、ポールを立ててテンションを掛ければ完成です。
その後必要なら、メイン・ペグループのアジャスターを調整し、続いてサブ・ペグループの必要箇所にペグを打てば完成です。

また、幕体と地面の間をもう少し離したい時は、アジャスターを均等に緩めてからポールを伸ばせばOKですが、さらに大きな間隙を作りたい時は全てのペグの位置を外側に移動しないと良い形には張れません。

Hex3

まぁ、力加減で多少の誤差は出ますが、“HEX 3”を初めて使う方でもこの張り方を使えば、一人でも問題になるような歪みを出さず、ペグの効く場所なら数分以内で張ることも可能でしょう。
簡単なアイデアですが、一人でより正確に“HEX 3”を張るにはベストに近い方法だと思います。

★まだ改善の余地はあると思いますので、“HEX 3”や“Shangri-La 3”のオーナーの方で、もし試してみてマークの位置等に訂正や新しい提案がありましたらコメントいただければ幸いです。

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コメント

こんにちは、私も今シーズンからBDのLIGHT HOUSEを使用していますが、先日剣沢をベースにクライミングで楽しもうと1週間ほど籠ってみましたが、パラシュート素材の底部が弱すぎてギタギタになってしまいました。お譲り頂いたタイベックの断熱シートを2重に噛ましているのにも関わらず、、、です。EPICの防水性はまだ我慢のできるところでしたが(実際今回の剣沢のテン場では豪雨だったためびしょ濡れ)、弱すぎです。ロストアローに電話したところパッチ修理するとの事(修理できるのか疑問ですが)。なんか高い買い物だったのに残念。BIBLERと同じ性能を期待した私が馬鹿だったのでしょうか。軽ければいいというものではありませんね。因に理事長もタイベックですか?それとも純正のグラウンドシートでしょうか?電話に対応したスタッフは2年使っているけど純正であれば問題ないと言っていました。

投稿: AK4LIFE | 2009年7月30日 (木) 17時56分

AK4LIFEさんごぶさたでした。

以前は私も剱岳によく行きましたが、三田平でなく真砂ベースで六峰の各フェースやチンネなどに通ってました。
さて、BDのシルナイロン製ボトムは確かに弱いですね、私のファーストライトもわずか数回の使用ですが結構ギタギタになってます。
と言うのも、消耗品と割り切って普通の地面でしたら何も使わずに直接張りますし、砕石状の場所ではタイベックを真ん中の部分だけに敷くだけだったからです。(すこし前に買ったハイライトでは念のため純正のフットプリントを買いましたが、まだ山では張ったことはありません)

で、私はボトムの傷や穴についてはSILNETを塗って塞いじゃってます。
まあ、ULブームでメーカーもカタログスペックを軽く抑えたいのでしょうが・・・。確かに山道具は軽けりゃイイ、と言うものでもないですよね。

投稿: 理事長 | 2009年7月30日 (木) 20時56分

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