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2009年11月18日 (水)

ガスストーブ用“ローダウン・アダプター”の製作①

便利度 :★★★★☆
工作度 :★★★☆☆
推薦度 :★★★☆☆
危険度 :★★☆☆☆
(この種の改造はあくまで自己責任で!)



Ld4_6_2
(“ローダウン・アダプター”とは普通のバーナーヘッドを分離型として使用する、完成画像↑のデバイスです)


なんだかんだ言っても、結局のところ厳冬期以外では、ガスストーブが手軽で便利ですよね。

しかし、一体型のガスストーブの場合、構造上どうしても背が高くなるのでクッカーを載せた時に不安定になりがちです。
特に500型カートリッジを使ったり(画像↓)、冬のテントの中などでは常にクッカーを手で押さえていないと危険です。

Sk2
(500型カートは軽量化にはなるが重心が高く不安定)

まあ、そんな場合は分離型のストーブ(画像↓)を使えば良いだけの話なのですが、工作マニアとしてそれでは面白くないですから、普通のガスストーブを分離型にするアダプターを作ってみる事にしました。

Sk1
(PURIMUS 123s “改” → 、 、)

「何も手間を掛けて自作しなくても、プリムスには“スパイダー・キット”(現在はカタログ落ちしちゃったのかな?)、という既製品もあるじゃないか」、と言われそうですが・・・、そこは固い事は言わないでくださいね。道楽なんですから(笑)。

さて、工作に先立って、この工作の一番のキモになるのが、ガスストーブとキャニスターを連結するネジの加工です。

Sk3

当初、私はミリネジという先入観から“Φ11㎜ ×0.9”位だと思ったのですが・・・。
う~ん、どうもしっくりこないのです!!!。

そこで、カートリッジを分解してピッチを正確に測ってみたところ・・・・。(画像↓)
『ガーン!』・・・、いきなり壁にぶち当たりました。

Sk4  Sk5

ピッチゲージを当ててみてもミリピッチではまったく合うものが無く、しばらく使った事のないインチのゲージを当ててみるとと・・・、何と“28/in”ピッチである事が判明しました。
つまり・・・、ガス・カートリッジのネジ規格はインチ寸の“Φ7/16 - 28TPI ”ではないか(たぶん・・・?)ということがわかったのです。

う~ん、これは困った、私の玩具みたいな中国製旋盤ではインチピッチが削れないのです。
削ろうと思えば出来る?かもしれないのですが、ベッドにある往復台用の親ネジをそっくり交換し、インチのギアセットを揃えなければなりません。
しかし、さすがの私もこんな物1個作るために何万も出費する程の物好きでもありませんし・・・。

そこで、この計画はあっけなく断念する事にしました。

【・・・と、ここまでは2年ほど前のお話です・・・】


・・・で、最近になってこのブログのストーブ・カテゴリーのネタにでもしようと思って、以前計画したこのガスストーブ用“ローダウン・アダプター”製作計画を再開する事にしました。

とはいえ、現在も“Φ7/16 - 28TPI ”などという特殊ネジを切る工作機械などありませんから、今回はこの部分の加工は諦め、以前500円也で購入したものの、まったく使っていなかった、カセットコンロ用ガスを登山用コンロで使うためのコンバーターを分解してこのネジ部分を取り出して使用する事にしました。

まずは、このネジ部分の付く台座と、ホースをはめるパイプを旋盤で削り出します。
ガスカートリッジの頭部の寸法を測り、ネジ上面と台座周縁との位置関係がカートリッジと同じになるように作りますが、真鍮のためどうしても重くなるので気休めに割り出し盤に咥えて6箇所肉抜き穴を加工しました。
また、ホースを嵌める部分には抜け止めのギザギザをつけました。

Sk56  Sk55
(ストーブを取り付けるベース部分、㊧画像中央のネジ部分のみ既成品から流用)

その後、ネジ部分と台座部分を銀ロウ付けし、別に削り出したガスホースの嵌るパイプを半田付けで取り付けました。(ホース取り付けパイプを銀ロウ付けにしなかったのは後日ホース径を細いものに交換するかもしれないので、交換し易くするためです)

これで、メインパーツは完成です。

(以下続く・・・)

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コメント

どもどもVagabundです!
理事長さんは旋盤も使っておられるのですね。。。
業務用ミシンもあるし すげ~なhappy01

このアダプター確かに難敵ですね。 私もアダプター
製作して持っていますが 自分ではインチ切れないで
友人に工場でやってもらいましたよ。

すでに製品は使わなくなっていますので この部分を弄ることは無いと思いますが 前に作った時思い出しましたよ!

投稿: vagabund | 2009年12月 1日 (火) 11時36分

vagabund さん、ようこそ。
趣味が高じて旋盤や大きなミシンを買ったはいいのですが、性格がいい加減なものですから技術は全然向上しませんね。
縫い物なんかも強度さえありゃいいやって感じで、他所様には見せられないようなものばかり作ってます。
しかも、このアダプターのように作ったは良いが、結局使用しないようなものばっかり作って喜んでいるんですから自分でも馬鹿みたいだと思いますよ。
自作マニアの成れの果てみたいなもんで、あまり自慢にはなりませんね。

では!今後ともよろしく。

投稿: 理事長 | 2009年12月 1日 (火) 12時37分

こんにちわ、JSBです

例のネジ、さんぶごりん・にじゅうはちやま
JSBも以前、某詰め替え君製造元へ見積もりしたことがありました。
  4000円弱とかで、、、却下(痛)
手頃なジャンク品から、もぎ取って移植しました

折り畳みの足は、ハンズ店などに似た物は
ありそうな気もしますが
想い出多きものをリユースが
この記事の肝flairと感じ採り尊重します

回転だけで、直接に押しピンの上下動をコントロールして、火力調節を可能にしています YouTube動画↓
angel stove with JETBOIL Stand

気密処理改造を自己責任で施工しました
スト姿家だけの唯我独損です(笑)
ボンベのほうを回転させる気持ちで廻すのがコツ bomb

投稿: JSB | 2009年12月 3日 (木) 12時11分

理事長さん
初めましてBenと申します。
小生もガスStoveについて市販品を諦め自己責任において市販規格外の道に方向変換して歩んでいます。

今後も楽しく拝見させていただきます。

今後もよろしくお願いします。

投稿: Ben | 2009年12月 5日 (土) 21時43分

Ben さん、はじめまして。

貴殿のサイト拝見させていただきました。
道具系のサイトは、ややもすると金持ち自慢みたいな感じになりがちななか、とてもユニークな自作道具を展開されているようで、良い刺激になりました。
しかし、こうして、Webのおかげで自作マニアの輪がどんどん広がっていくのも面白いですね。

今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: 理事長 | 2009年12月 5日 (土) 22時39分

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