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2010年3月 4日 (木)

MSR・ライトニングの改造/Part Ⅱ ①

便利度 :★★★★☆
工作度 :★★★☆☆
推薦度 :★★☆☆☆
危険度 :★★☆☆☆
(改造はあくまで自己責任の範囲で!)


MSRのスノーシュー“ライトニングシリーズ”は華奢な構造ですが、軽量でトラクションに優れた良い製品だと思います。

初期型ではブーツの取り付け部分に問題があったのですが、マイナーチェンジモデルでは甲部分のストラップが3本になり、安定性が良くなりました。
とはいえ、依然装着に手間取りますし、特にスキー靴やランドーネブーツの場合、しっくりと固定し難い気がします。

そこで、改造マニアの私としては、もっとスマートで確実なな装着方法は無い物か・・・、と考えて種々の試作をして見ました。(以前の記事 、・画像↓)
しかし、テストした結果このバンドのみで固定する方法は、簡単で素早く装着できるという長所はあるものの少々問題もありました。
プラスチック製のランドーネブーツでは問題が無いのですが、爪先のコバが小さい登山靴だと、バンドが緩んだときにベイルがコバから外れそうになってしまうため、頻繁にバックルをチェックして締め直しておく必要があったのです。
そこで、今回は、更にガッチリと固定のできる改良型を作ってみることにしました。

Shoe3  Shoex2
(バンドのみで固定する前回の作品、今回はこれをさらに改良する)

基本設計は従前同様、ワンタッチアイゼン対応アルパインブーツ、またはランドーネブーツ(スキー兼用靴)専用とし、ワンタッチアイゼン用のトーベイルに加え、ステンレスワイヤーで踵のコバをシッカリと押さえ込める構造とし、前作の弱点を改善するよう設計してみました。
なお、トーベイルにはKAJITAXアイゼンのパーツを使用し、アルパインブーツとランドーネブーツでナローとワイドの2タイプを使い分けますが、ブーツによっては万力で挟むなどして苛め、ワイヤーの曲がり具合を修正する必要があるかもしれません。



さて、まずは前作のヒール金具のリングにナイロンテープの小さな輪を縫い付けます。(画像↓)
ここは金属製の専用ヒール金具を作製しようとも考えましたが、シューを重ねた時などに邪魔にならないよう、柔軟なテープを使用することにしました。

Ss1a

次にトーベイルの取付金具にステンレスワイヤーを取り付けます。
自分の使用する登山靴やランドーネブーツを実際に仮装着し、最大公約数的にフィットする長さを決定します。
ヒール部分には靴が傷まぬよう、細径のウレタンチューブを通しておきました。

また、ステンレスワイヤーを金具に取り付ける方法について、いろいろ悩んだ末、銅製のスリーブをワイヤーに圧着する方法を採用しました。
中国製の安物の油圧圧着プライヤーを自分で据え置き型に改造した工具と、この加工のために自作した専用圧着ダイスで六角形にカシメましたが、通常の力ではまず外れない強度は持っているようです。

また、この部分は、耐久性は下がりますがダイニーマロープ等でも代用可能ですし、その場合は結ぶ事も可能ですから工作はずっと容易になるはずです。

Ssp_2  Ss1b 
(㊧圧着工具と自作ダイスでワイヤー末端を加工する、㊨両端を加工し完成した状態)

・・・で、ベースプレートの加工は完了(画像↓)で、あとは固定用ベルトを作製すれば完成です。

Ss1c

(以下続く・・・)

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