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2010年9月

2010年9月23日 (木)

ポリ袋をドライバッグに?

便利度 :★★★★☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆


泳ぎや渡渉の多い沢登りではザックの内側に大きなドライバック(防水袋)を入れて、さらにその中に小さなドライバックに入れた衣類や食料を収納するという二重の防水対策をするのが普通です。
また私は基本的にザックカバーを使用しませんので、一般の登山の場合でもザックの内側に大型のドライバックを入れてパッキングするようにしています。

Db3
(大型のドライバッグ)

この大きなドライバッグは登山用具として売っている専用のものを使うのですが、ただの防水袋とはいえシームテープ加工をしているせいか、泊りのある沢やテン泊縦走用の60~80リットルのものだと3~4千円以上と結構高価です。

さて、わが国ではこのような専用のドライバッグを使うのが一般的なようですが、海外ではどうも事情が異なるようです。
特にニュージーランドやオーストラリアのトランパー達はほとんどが普通の厚手ポリエチレン袋をドライバッグに流用しているといいます。

そこで、今回はスーパーやホームセンターで売っているポリエチレンの袋が実際にドライバッグとして使えるかを試してみることにしました。
しかし普通のポリ袋やゴミ袋では薄くてすぐに穴が開いてしまいそうなので、プロ用?の極厚手の大型ポリ袋を選んでみました。

通常のポリ袋は厚手といってもせいぜい0.05ミリですが、これは工業用薬品や肥料の袋と同様に0.1ミリの厚さがありかなり丈夫そうです。

Db4
(普通のドライバック㊦と極厚地のポリ袋㊤)

また、専用のドライバッグは開口部がロールトップになっていて簡単に閉鎖できますが、ポリ袋の場合はそうもいかないので大型のゴム輪かショックコードの輪で口を閉じなければなりません。(画像↓㊨)
しかし、泳ぎの無い沢や通常の登山では口の部分をクルクルと巻いておくだけでも十分な気がします。

Db1  Db2
(実際に使用したが使い勝手に問題は無かった)

実際に使ってみたところ、滑りが良くパッキングも楽で、透明なので取り出したいものを探すのにも便利ですし、仮に浸水したとしても目視で容易に確認ができます。
クッカーやガスカートリッジなど硬いものが内側にある部分が岩に擦れたりすると穴が開いてしまうのでは・・・、と心配しましたが、思ったより丈夫のようでそれほどの心配はなさそうです。
また、穴が開いてしまってもガムテープやメンディングテープで簡単に修理が可能でしょう。

まあ、多少貧乏臭い感じもしますが、2百円少々で十分過ぎるほど実用的な大型ドライバッグが手に入ると思えば試してみる価値は十分だと思いますよ。

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2010年9月16日 (木)

“Dakota 20”は山でも使えるか?(番外編)Invisible SHIELDを貼る

便利度 :★★☆☆☆
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★☆☆☆
危険度 :☆☆☆☆☆
(評価はもっと使ってみないと分かりませんが・・・)



「“Dakota 20”は山でも使えるか?」の“番外編”です。

Cflg_2
(GARMINの“Dakota 20”)

・・・さて、この手のタッチスクリーンの製品で気になるのが画面がどれだけ丈夫で傷付き難いかという事です。
最近の樹脂は表面加工が良くなって、とても擦り傷に強くなったと聞いています。
特にタッチスクリーンに使われる樹脂は、基本的に保護フィルムなど必要無いとも言われているそうですが・・・、都会で使うならいざ知らず、山では泥だらけの軍手で画面を操作しなければならない状況だって想定しなければなりませんから、古い人間の私としてはやはり保護フィルムを貼らないと安心できないのです。

・・・で、考え方としては、百円ショップの安価だが弱い汎用保護フィルムを頻繁に張り替えるか、あるいは高価だが傷付き難い丈夫なフィルムを末代物として使用するかの二者択一となります。

素直に考えれば、安物の保護フィルムを使ったほうが結局は安上りだとは思いましたが、道具マニアの私としては評価の高い保護フィルムがその価格に見合う性能を持っているのかが非常に気になるところです。

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(Invisible SHIELD のパッケージには貼付液のパックやスクィージー等、一式が同梱される)

そこで、Dakota のディスプレーを保護するため、この種のフィルムとしては最強(?)との呼び声高いZAGG社のInvisible SHIELD を試してみることにしました。

Is_1
(貼付用の液入りパッド㊧で接着面を十分濡らして作業開始)

貼る手順は結構面倒ですが、車のウィンドーに遮光フィルムを貼るのと同じいわゆる水貼りという方法で、慎重に行えば初めての方でもそれ程難しい作業ではありません。

Is_2
(カード状のスクィージーで気泡や水分を除去すれば完成!)

貼ってみると、思ったより高級感も平滑感も感じられない製品で、外見だけで判断するなら、はっきり言えばこんな物に2千円も出すのは少々馬鹿馬鹿しい気がする!というのが正直な感想です。

さて、この見た目はパッとしないInvisible SHIELDですが、上記のメーカーサイト掲載の動画ではかなり荒っぽい実験に耐えているようです。(上記のリンクから動画を是非ご覧ください!)
はたして宣伝通りの耐久性能を持っているのでしょうか?

現在まで、2回ほど山で使ってみましたが・・・、この製品は一般的な保護フィルムと異なり鏡面というほど平滑でないので、本当に瑕が付き難いかは現段階ではまだ判断できないと言うのが正直なところです。
まあ、感じとしてはそこそこ効果はありそうなので、今後も継続使用しながら再度御報告したいと思います。



【余談ですが・・・】

GARMINの新世代タッチスクリーン式GPS 、OregonとDakota シリーズについてですが・・・。
Dakota 20 については小型で電池寿命もまずまずなのですが、液晶画面の精細度がイマイチで、実際の登山では新世代機種の売りの一つである「陰影表示」をONにすると縮尺によっては画面が非常に見難くなってしまうという大きな問題があります。
一方Oregon の方は、Dakota と比較して画面表示がかなり鮮明ではありますが、やや大振りで電池寿命が公称でも16時間と短いという弱点があります。
(どちらにせよ、道のない尾根を下降する場合など、画面を見ながら地形を読むような使い方をする場合には陰影表示をOFFにしておくほうが賢明です)

このように幾つかの問題点はあるものの、これらGARMIN の新世代の機種は、製品としての作り込みに関し、直前モデルの、“e trex”や“MAP”シリーズよりも若干ではありますが質感が向上しているようにも感じるのは私だけではないと思います。

GARMIN の歴代アマチュア用GPS機器の変遷を俯瞰してみると、旧世代の“GPS 38”や“GPS Ⅴ”といった機種に関しては、まだ測定器らしい質実剛健さ(?)が残っていたものの、次の世代の“e trex”や“MAP”シリーズになると、私の主観としては完全にアマチュア用といった軽薄な造りになってしまったような気がしています。

まあ、小さくて軽くなり、基本的な性能は圧倒的に向上しているし、民生用機器としては必要にして十分な耐久性も持っているのでしょう。
しかし、“e trex”や“MAP 60”シリーズの筐体を割って実際に中を覗いた限りでは結構チャチな造りであることは否めません。
ミルスペックを満たした軍用機器や、プロ用の産業用機器と比較するのは酷かも知れませんが、当時の日本語版GPSの法外な価格から考えると、決して価格に見合った作り込みはされていない製品だ、というのが正直な感想でした。

民生機とはいえ「米軍が実際の戦争に使ったモノ」ですからミルスペック同等の耐久性を期待する向きもあるでしょう。
しかし、実戦に投入されたとはいえ、その内情は湾岸戦争当時、米国防総省が軍用GPS機器の不足から仕方なく民生機(20年近く前だからGPS38とかとかGPSⅡといった機種かなぁ?)を掻き集めて前線に送ったというだけの話で、本来の軍用GPS(画像↓)は民生機とは比較にならないほど堅牢な造りで、衛星からの信号自体も民生用とは全く別の周波数を使っているのです。

Spn13a_2
(軍用GPS・AN/PSN-13A) 

まあ、この民生機器という割り切りのお陰で我々アマチュアでも気軽に購入できる価格で市場にGPS機器が流通している訳ですから、これはこれで良しと考えるべきなのでしょう。
コストを度外視して軍用と同じスペックで作ったらたぶん重くて嵩張る上にかなりの高価格(軍用は納入額で一台おそらく数十万円~)になってしまうでしょうからね。

・・・と、言うわけで、よく話題に上がる“瞬断現象”についても以上のようなコストという「民生機の宿命」に起因して発生する訳ですから、使用に際してはトラブルの発生を予想に織り込んで割り切って使用するか、より信頼性を上げたい場合は自分で筐体を割り接点をジャンパー線で直結するなどの自己責任での対処が必要になるということでしょう。

「閑話休題・・・」

さて、繰り返しになりますが、私は冒頭に述べたように新型のOregon やDakota シリーズについては、それまでの“e trex”や“MAP 60”シリーズに比較して、製品としての質感が向上しているように感じています。

これはあくまで私の主観ですが、この新世代機種の外見上の変化が耐久性や安定性といった目に見えない品質にも反映されていて、“瞬断現象”などのトラブル発生も減少し、より堅牢で信頼性の高い製品となっているのでは・・・という期待も同時に感じているのです。

また”あの代理店!”も、新型の日本語版Oregon 450 について、地図2種類とのバンドルではありますが“あの代理店!”にしてはかなり良心的(笑)な標準価格設定にしてくれたようで、これがさらなる登山用GPSの普及を後押しすることは確かでしょう。

そんな訳で、今後さらに増加するであろう多くのGPSユーザーからの発信を楽しみにしている昨今です。

さらに将来、国産の「準天頂衛星・みちびき」が通常運用されると、GPSの測位精度が平地で最小誤差数センチにまで向上し、谷間でもより正確な測位が可能となるそうですが・・・、かなりガタのきてしまった私の身体が、それまで山登りを続けらるほど元気でいられるか・・・、それが現在の私の最大の問題ですね。(笑)

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2010年9月 9日 (木)

プラティパスのハイドレーションを使いやすくしよう。

便利度 :★★★★☆
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆



最近のハイドレーションシステムは丈夫で高機能な物が多くなってきました。

その代表は米軍のMIL SPEC 適合の“キャメルバック”やイスラエルの軍装品メーカー“SOUCE”社の物などでしょうが、これらの製品は非常に堅牢なだけでなく、チューブとリザーバーをつなぐ部分がオートバルブ付のコネクターになっていて、チューブをザックにセットしたままリザーバーを取り外しても水が漏れず、内部洗浄も容易でとても使い勝手がいいのですが・・・、その分やや高価ですし、普通の水筒としては使えない(正しくは、非常に使い難い)という難点も併せ持っています。
したがって、これらの高機能ハイドレーションシステムは普通の登山やハイキングで使うのには些か大袈裟過ぎ、かなりのオーバースペックといった感じも否めません。

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(SOURCEの民生用ハイドレーションシステムも高品質だ)

私自身も高価すぎると感じながら道具マニアの悲しい性で、特に必要も無いのについ購入してしまいましたが・・・、あんなビニール袋とホースに数千円もの金額を払うのをためらう方も多いのではないかと思います。

そんな訳で、これからハイドレーション・システムを試してみようと考えている方にお勧めしたいのが“プラティパス”の水筒とハイドレーションチューブを使う比較的廉価なシステムです。
プラティパスには高機能なハイドレーション専用のアイテムもありますが、この水筒を利用する方式でしたら、純正の“ドリンキング・チューブキット” だけ購入すればお持ちのプラティパス水筒と組み合わせるだけで簡単にハイドレーション・システムを構築できます。

これでしたらシンプルで軽く、手軽に使用できますし、戦場(笑)や過激なハードユザーでなければMIL SPEC のキャメルバックやSOURCE のハイドレーション専用器具でなくても、これで必要にして十分でしょう。

Hy2
(通常の登山では、軽くそして廉価なプラティパスのハイドレーションで十分!)

しかも、この場合チューブをザックに取り付けたままリザーバーだけを取り外して、別に持参した水筒のキャップ(画像↓)に付け替えれば、テント場などで普通の水筒として炊事・調理などに利用できますから、通常の登山では単能の高級ハイドレーションシステムよりかえって便利に使用できるという利点もあります。

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(チューブ㊧を外し、通常の水筒として使うには、別に㊥か㊨のようなキャップが必要)


さて、ここからが本題なのですが・・・。

あるとき私は『もしプラティパスのキャップの部分に、高級ハイドレーション・システムの専用リザーバーと同様なオートバルブ付のコネクターを付加できれば、この水筒を行動時はハイドレーションのリザーバーとして使用し、テント場や水汲みの時はコネクターを外すだけで(わざわざ予備のキャップを持参しなくても)普通の水筒として便利に使用できるはずだ・・・!』と考えたのです。

そこで、このコネクター部のみ入手できないか物色してみたところ、“プラティパス”社と“SOUCE”社のハイドレーション関連アイテムの中に、このコネクター部分のみのパーツ販売があるのを見付けました。
製品名はSOUCE社では“クイックコネクター”、プラティパス社では“クイック・ディスコネクトキット”となっています。
“ハイドラパック”社からも同様なパーツが販売されていますが、この製品はオートバルブが他社とは反対に♂側のコネクターについているようで使用できないと思われます)


さっそく価格の安かったSOUCE社の“クイックコネクター”(画像↓)を購入しプラティパスのハイドレーションシステムを小改造することにしました。

Hy3

仕組みは簡単、プラティパスのハイドレーションチューブのキャップ直近の部分を切断して、このコネクター・パーツを付加するだけです。
プラティパスのチューブ径がやや細いようなので、チューブを熱湯かドライヤーで暖めて柔らかくしてから挿入すると作業は楽でしょう。

改造後はリザーバー直下にオート・バルブが付きますので、コネクター部で水筒とチューブを切り離しても水が漏れることもなく、ハイドレーションチューブをザックに固定したまま、リザーバーだけ取り外した状態で水筒単体として使用できるので大変便利です。
(また、各社のバイトバルブとリザーバーを自由に組み合わせて使うことも可能ですし、内容の異なった複数のリザーバーを付け替えて使用することも可能となります)

Fil5  Hy4

パーツ代に1,000円ほどかかりますが、工作を楽しみながら道具の機能がかなり向上することを考えれば、やってみても損はないと改造だと思いますよ。




【余談ですが・・・】

以前は山の水筒というと、所謂“ポリタン”が主流で、あの独特のポリエチレン臭のする水を飲むと「あ~、山に来たんだな・・・」と、妙な感慨に耽ったことを思い出します。

ところが、最近はどこの山に行ってもポリタンは稀になり、プラティパスの水筒ばかりになってしまいました。

かく言う私も山ではほとんどの場合プラティパスの水筒を使っています。
軽いし水に臭いが移らず、空になったら畳んでしまえば嵩張らずとても便利だからです。

しかし、私は最近このプラティパスの水筒も良い所ばかりではないということを再認識させられる経験をしました。

と言うのは、最近一回の山行中一日で2個のプラティパスの水筒が続けて水漏れを起こすという経験をしたからです。
以前にもプラティパスの水筒の水漏れは一度ならず経験していましたし、プラティパスの類似品の“フレキシ・フラスコ”という製品などは新品なのにもかかわらず溶着不良?で水漏れならぬ“酒漏れ”を起こし、ザック内を酒浸しにしてしまった最悪の経験もありますが、一日で2個も水筒が破損してしまったのはこれが初めての経験でした。

そこで私の体験からのアドバイスですが、年季の入ったプラティパスを使っている人は、山行前に面倒でも本体のラミネートの剥がれやネックの取り付け部の溶着状態を確認し、できれば水を満たしてチェックするくらいの点検はすべきだと思います。

今回の私の場合はテント山行だったため、炊事用の水入れとして余裕を持った容量の水筒を用意していたため、その後の行動に大きな支障はありませんでしたが、ぎりぎりの容量の水筒しか持っていない場合はかなり深刻な問題になると思われます。

今後は、プラティパスを使用する場合には日帰りでも+1Lくらいの予備水筒はお守り代わりに持って行くことも考えたいと思います。
また、ラミネートが剥がれかかった物や顕著な皺のあるものは、思い切って廃棄してしまう勇気も必要かもしれませんね。(笑)

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2010年9月 2日 (木)

“MSR/ハイパーフロー・マイクロフィルター”を修理する

便利度 :★★★★★
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆


以前の記事でMSRの“ハイパーフロー・マイクロフィルター”の優れた性能について評価したのに併せて、その優れた製品が国内では入手できないという、我が国の杓子定規な規制について苦言を呈しました。

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(MSR/“ハイパーフロー・マイクロフィルター”本体)

しかし、その後何度かこの製品を使用していくうち、明らかに設計上欠陥と判断できる問題点を発見しました。

問題の箇所はフィルター・カートリッジをアウトレット側のポンプボディーに取り付ける部分です。
ここはOリングで気密を保つ構造になっていますが、カートリッジ側のOリングを保持するフランジ状部分の厚みが不足しており、使用中やメンテナンス時にこの部分が欠け落ちてしまうのです。

F1  F2
(画像では判りにくいがOリング取り付け部が割れている)

この部分が破損すると圧力が掛かった時Oリングが本来の働きをせず水が漏れてしまう事になります。
小さな欠損の段階では実用上多少の水漏れ程度なので我慢できなくもないのですが、破損が進行すると結構漏ってきますし、なにより破損した製品を使っているというのは精神的に落ち着きませんよね。

この状況は画像をご覧いただけば了解していただけると思いますが、素人の目から見ても直感的に強度不足だと判断できる構造となっています。
また、私も使用開始直後にこの部分の破損に気付きましたが、使い方が乱暴だった自分の責任だと思い、自腹でカートリッジのみを購入し交換して使用を続けていました。
しかし、また暫く使用しているうちに、交換した新しいカートリッジでも再び同様な破損が発生してしまったのです。

F4
(アウトレット側ボディーに取付けられたカートリッジ㊤、と交換用カートリッジ㊦)

つまり、この製品は設計自体が悪かった・・・、要するに欠陥品だということです。
アウトレット側のキャップを閉めたままポンピングするとOリングに掛かった圧力がフランジ部分を押して破損が進行するのかもしれませんが、この種の製品は、極限状況で不慣れな人間が使用する事も想定した構造としなければならないはずです。
それが、この程度の事で簡単に壊れてしまうのでは安心して使用できません。
リークしたとしても濾過済みの水なので実害はないのかもしれませんが、MSRとしてはかなりお粗末な設計ミスだと思います。

また、この問題が発生するのは初期ロットのものに限定されていて、現在は対策がなされているかもしれませんが、この製品は現在国内販売されておらず現物を確認できないので何とも言えません。

しかし、代理店も国内の規制に従って輸入・販売を中止しただけとは言え、モノだけ売っておきながら、カートリッジの欠陥に関するインフォメーションも行わず、交換用のカートリッジの入手に関するサジェスチョンすら行わないというのも如何なものかと思います。(怒)

とは言え、この点を除けば“ハイパーフロー・マイクロフィルター”は非常に使いやすい製品ですし、まだ十分使用できるカートリッジのスペアも2本ありますので、何とか使い続けたいと思い修理することにしました。

当初はOリングの溝を再建しようと試みましたが上手くいかず、結局フランジ部分の破損が進行しないようにフランジに沿って糸を何重にも巻き瞬間接着剤で固めた土手を作った(画像↓㊧)上で、シリコンのコーキング材をネジ部分に塗って取り付け(画像↓㊨)、気密性を確保することにしました。

F6  F7

シリコンのコーキング材なら固化すれば十分気密性を保持できますし、カートリッジの交換時にもあまり無理せずに取り外しができると思います。

姑息な方法ですが“ハイパーフロー・マイクロフィルター”をご使用中の方で同様な問題が発生した場合はこの方法で何とか解決ができますので是非お試しください。


【お願い】
この件に関する情報をお持ちの方、あるいは交換用カートリッジを海外通販等で入手する方法を御存知の方がいらっしゃいましたらコメントいただければ幸いです。

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