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2010年10月 6日 (水)

“熊スプレー”のホルスターを自作しよう

便利度 :★★★★★
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆


“熊スプレー”を持っていたとしても、「子連れの熊に、出会い頭で・・・!」といった場合には、それを構える間もなく致命的な攻撃を受けてしまう・・・、という意見をよく耳にします。

しかし、だからといって私はこんなケースだけで熊スプレーの有効性を否定するのは合理的ではないと考えます。
やはり登山や渓流釣りなどに限らず、私達が熊のテリトリーで遊ばせてもらう時には(たとえ状況によってはそれがお守り程度の効果しかないとしても・・・)“熊スプレー”の持参がベターな選択であることは確かでしょう。

B4
(最もポピュラーな熊スプレー“カウンターアサルト”)

私も熊スプレーを使い出して十数年になり、既に2本目のスプレーも建前上ではとっくに賞味期限(?)切れになっています。
また、使いだしてからも、遠近を問わず熊と遭遇した機会は数回ありますが、幸運なことに一度もそれを使用せざるを得ない状況に至った事はありません。
・・・が、それでも沢に行く時は可能な限り持参するようにしています。

とは言え、熊スプレーを持っていたとしても、それがザックの雨蓋の中では咄嗟の対応が不可能であることは言うまでもありません。
そこで、熊スプレー購入時に専用のホルスターも同時に購入してベルトやザックのすぐ取り出せる位置などに取り付けのが普通です。
しかし、私はこの何でもないナイロン製の袋に3千円近くの出費をするのも馬鹿馬鹿しいと考え、1本目を購入した時から熊スプレー用のホルスターを何種類か自作して使用していました。(画像↓)

B1
(ベルクロ末端の赤いループを引くだけですぐ取り出すことができる)

現在使用中のホルスターの構造は下の画像を見ての通りですが、咄嗟の場合にすぐ取り出せるようにベルクロテープのみで留めるようにしてあります。

B3

家庭用のミシンでも短時間でできる簡単な工作ですし、手持ちのナイロンテープを利用すれば出費も最小限で済みますので、熊スプレー用ホルスターの購入を考えている方は思い切って自作してみてはいかがでしょうか?

Bearsp
(使用例、↑・登山ではショルダーストラップの位置が咄嗟の時に取り出しやすい)



【余談ですが・・・】


ところで、一番熊スプレーを必要とされるのが北海道の山ですが・・・、しかし本州に住む登山者が北海道の山に熊スプレーを持って行くのはそう簡単なことではありません。

もちろん列車やフェリーの時は問題無く(?)道内に持ち込めますが、休暇に余裕のない勤め人はのんびりフェリーで渡道というわけにもいかず空路を選択せざるを得ません。
しかし、飛行機の場合熊スプレーに関しては、機内持ち込みはもちろん預ける荷物にも入れられないのです。

そこで、事前に熊スプレーを宅配便で前泊の宿や空港あるいは営業所止めで発送するという手段を採らざるを得ないわけですが・・・。

以前は宅配便なら何でも気兼ね無く(?)利用できたのですが、最近はどうも事情が違うようです。
例えば、首都圏→北海道の宅配便については航空輸送を基本とする“ゆうパック”を利用した場合、(送料も安く早ければ翌日には届くというメリットはあるのですが・・・)ターミナルで全品X線検査がありますので、そこで引っ掛かってしまうと、かなり面倒なことになる可能性があります。

そこで、郵便局の窓口で陸上輸送指定の依頼をするか、品名を「雑貨」などと曖昧な表現にして自動的に陸上輸送扱いになるようにしなければなりません。
しかし、この場合も窓口で(親切心から!)具体的な品名を尋ねられますが、“熊スプレー”とも言えず適当に取り繕わなくてはならないという問題があります。

面倒を避けたければ、品名の欄に「コンピューター」「携帯電話」などと併記して申告すると(リチウム・イオン電池は航空輸送が不可のため)、この場合も“航空輸送禁止扱”となり自動的に陸送となりますので、これも良い便法でしょう。

また、郵便局の窓口や直接集荷を依頼せず、“ゆうパック”の提携コンビニで「雑貨・登山用品」等と記載して発送を依頼すると、普通は何も訊ねられず受け取ってもらえ、その後集荷した局で陸上輸送に仕分けされますので、半日位は日程に余裕を見る必要がありますが、これが一番簡単な方法かもしれません。

また、ゆうパック以外でもクロネコヤマトの宅急便は北海道便の一部は航空輸送と聞いたことがありますので確認が必要でしょう。

一方、“佐川急便”なら航空飛脚便のサービスを指定しなければ、北海道便は原則トラック輸送(たぶん?)ですから、東京から札幌までゆうパックより1日は遅くなりそうですが、気がねなく宅配が利用できると思われます。(この辺の情報に詳しい方はアドバイス&コメントお願いいたします)

しかし、いずれの方法を採っても品名は正直に“熊スプレー”とは記載できませんし、宅配の利用規約上問題となる危険物である事は確かですから決してお勧めできるような行為ではありません。

知床なら使わなくても利用料1日約千円と高価!とはいえ、“熊スプレー”のレンタルも有るのですが、それ以外の山域ではそれも不可能ですから、空路で北海道に渡る登山者が熊スプレーを道内の山に合法的(?)に持参するのは事実上不可能に近いということです。

ヒグマは怖いし、かといって毎回道内で購入し登山終了後に金壱万円也を捨ててくる訳にもいかないので、「どうしても・・・」と言う場合には、陸上輸送の宅配便を選択し、最低でも以前紹介した“専用ストッカー”等に収納するなどの安全策を施し、仮にリークが発生したとしても絶対に他人に迷惑が及ばぬような対処をした上で、自己責任において発送するしか方法は無いということになります。

私の願いとしては、札幌・旭川・白石などの道内主要都市に店舗のある『秀岳荘』あたりで適価なレンタルシステムを運営してくれると良いと思うのですが・・・。




ガス・カートリッジの場合も同様で、大手通販サイトでも購入したガス・カートリッジが宅配便で送られてくる事を考えると陸上輸送ならとりあえずOKということなのでしょう。

しかし、ガス・カートリッジの形状は特殊なので航空輸送便だと100%確実にX線検査で弾かれますので、もし宅配で送るなら上記と同様な対応が必要です。

とは言え、最近はガス・カートリッジも北海道の主要空港内売店やレンタカーのカウンター等でも購入できるようになってきましたので道内での調達を原則としたほうが安心ですね。

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コメント

故郷の畑まで熊さんが来ているので、最悪の事態を想定して熊撃退スプレーを装備しようと検討中です。

投稿: 笠井 学「レオレオ団長」 | 2012年10月25日 (木) 20時30分

笠井さんようこそ!

最近、街の近くに熊が出没したとのニュースが多いですね。
私も以前は年に2回も熊とかなり近い距離で遭遇することがありましたが、ここ3年ほどは幸いにしてお目にかかっていません。

だけど、最近の状況を見ると、沢とか渓流釣りの人以外でも、山に入る時には念のため熊スプレーを持ったほうが良さそうですね。

投稿: 理事長 | 2012年10月27日 (土) 08時53分

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