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2010年10月16日 (土)

サープラスの浄水フィルターは使えるか?①

便利度 :★★★★☆
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★☆☆☆☆
危険度 :★★☆☆☆


携帯型の浄水器と次亜塩素酸系の薬剤さえあれば池塘の水やボウフラがいっぱいの天水桶、あるいは濁った溜り水でも安全な飲料水に変えることができます。

浄水器については過去の記事でも御紹介していますが、現在のところ山で一番使い易いのは(国内では正規販売はありませんが・・・)MSRの“ハイパーフローマイクロフィルター”(画像↓)だと思います。
中空糸膜のフィルターを使ったこの浄水器はウィルスの除去はできませんので完璧を期すには次亜塩素酸系の浄水剤との併用が必須ですが、濾過抵抗が非常に小さいため短時間で能率的に安全な水を得ることが可能です。

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しかし、残念ながらこの製品は以前述べたように現在輸入ができない状態となっており、その代わりに同様な中空糸膜のフィルターを使った“グラビティー・フィルター”という重力式の浄水システムがMSRの日本向けラインナップに加わりました。(プラティパスの“グラビティー・フィルター”もこれのOEM?)
新しいモノが発売されると使いもしないのに欲しくなってしまうのが道具マニアの悲しい性・・・、ですが、さすがにこの製品については使い勝手と価格を考慮すると積極的に購入する気もおきません。

そんな時、検索でMSRに軍用の浄水フィルターあることを知りました。
それは“MSR Inline Filter”という製品で、軍装品のキャメルバック製ハイドレーションのチューブに付加して兵士に安全な水を供給する為のもののようです。

当然民生品ではなく軍用の装備ですから、米国内ならいざ知らず、わが国では一般への供給は無いだろうなと思いつつ、探してみると、日本でも米軍のサープラス(放出品)を扱う店(一例)で新品が2,000~3,000円以下で入手できることが判明しました。

品質は米国防総省のお墨付きですし、この位の値段なら試してみる価値は十分です。
で・・・、さっそく自ら人身御供となって試してみる事にしました。

外観は(画像↓)ご覧のとおりで、非常にシンプルでいかにも軍装品なといった面構えです。

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マニュアルにも“MILITARY USE ONLY”と記載があり、最大300リットル浄水したら捨てろとも書いてあります。(分解不能でフィルターエレメントのみの交換はできません)
ケチな事を言ってたら戦争には勝てないということでしょう。

また、さすが軍用品!マニュアルには『内部が汚染された可能性がある場合には本体を丸ごと3分間鍋で煮て殺菌せよ』などと乱暴なことも記載されています。(笑)

マニュアルを読むと、どうも活性炭のプレフィルターと中空糸膜フィルターの組み合わせと思われるので、時々バックフラッシュ(逆洗)すればある程度は寿命を延ばすことも可能だと思われます。

いずれにせよ“MIL規格(Military Standard)”とか“MIL SPEC(millitary specification)適合品というのは、性能・耐久性・堅牢性とも過酷な戦場でも通用するとアメリカ国防総省がお墨付きを与えたモノですから、およそアウトドアの世界では最も信用に足る製品と考えても間違いはないでしょう。

さて、この製品は基本的には“キャメルバック”製リザーバー専用ということで、それに適合する♂♀コのネクターが両側に付いていてワンタッチで取り付けられる構造になっています。
しかし、“キャメルバック”以外には使えないと言うわけでもないようで、私の使っているイスラエル“SOUCE”社製のハイドレーションのコネクターも、外見は大きく異なっていいるものの基本寸法は“キャメルバック”と共通規格のようで(軍装品の互換性を得るため??)、無改造でそのまま装着が可能でした。

さて、早速実験してみることにしましょう。(以下、続く・・・)

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