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2011年1月14日 (金)

ジェットボイル/Flash を使いやすく!

便利度 :★★★★★
工作度 :★★☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :★☆☆☆☆
(改造は自己責任で!!!)


“ジェットボイル”の改良版として登場した“フラッシュ”の変更点については過去の記事でもご紹介しました。
そこでも述べましたが、この新製品は基本設計こそ変更されなかったものの、バーナーヘッドからボトムキャップに至るまで、細部に渡り設計の見直しがなされたようです。

Jb3
(JETBOIL/Flash は初代製品より着実に進化したが・・・)

しかし、このモデルチェンジに伴う改良で、従来品で気になった部分の多くに改善がなされたものの、実際に山で使用するという観点からは、“私的”にはむしろ使い勝手が悪くなったと言わざるを得ない部分も存在します。

その一つがバルブのノブの形状です。
“フラッシュ”では、同社“ヘリオス”や、スノーピークの“マイクロマックス/UL”と同じ形式の、折り畳めるワイヤータイプに変更されました。

Jb2
(初代JETBOILのバーナーは標準的な形状の小型のノブだった)

大型になったお陰で手袋のままでの操作も容易になりましたが、その反面使用のたびに一々カートリッジを取り外しノブを折り畳まないと一式をコンパニオンカップに収納できないという問題が生じます。

Jb5  Jb6  Jb4
(㊧使用状態、 ㊥収納状態、 ㊨使用状態では収納不能)

メーカーの推奨する方法ではないかもしれませんが、私としては山行中はカートリッジをバーナーに装着したままコンパニオンカップに収納しておきたい・・・。

つまり、私は『必要な時には取り出して即熱湯を得ることができ、また使用後には速やかに収納できる製品』であることが“ジェットボイル”の名称の所以であり、また存在意義であると考えているのです。

誰だって吹き曝しのツエルトの中で、休憩するたびに凍えた手で一々カートリッジを着脱するのは嫌ですよね。

そこで、この私の考える“ジェットボイル”本来の姿(?)を取り戻すべく、敢えてこの折りたたみ式を止め、スタンダードな形のノブに改造をする事にしました。

Dscf1986
(㊧オリジナルのワイヤー製、と ㊨自作のノブ)

自作のノブは、2017アルミの丸棒から画像のような形状に旋盤で削り出し、摘む部分は手袋のままでも回し易いようにローレットを掛けました。(画像↓)

Dscf1985  Dscf1987  

現在テスト段階ということで、取り外したワイヤー製ノブの末端が入っていた穴を利用し、取り外しの容易なステンレスの割りピンで自作ノブを留め、いつでも現状復帰できるようにしてあります。(画像↓)
この状態で使用し続けるなら、細いスプリングピンに交換しても良いでしょう。

Dscf1988  Dscf1990
(改造したJETBOIL/Flash )

さて、実際に使用してみると、グニャグニャと柔らかく節度のなかったオリジナルのワイヤー製ノブより微調整も容易で格段に使い勝手が良くなった感じです。

また、当然ですがバーナーにカートリッジを取り付けたまま収納でき、しかも『“スタビライザー”→“組み立てた状態のバーナー”』の順でコンパニオンカップ入れると、蓋がバーナーの周囲を押さえてガタつきもほとんどありませんし、収納時にカートリッジ底縁部の赤錆でカップの底面がリング状に汚れることもありません。

私としては、とても使いやすくなり大満足です。

Dscf1991
(改造の結果、カートリッジを装着したままコンパニオンカップに収納できた)



【余談ですが・・・】

あとは、以前紹介した自作のパワーブースターを装着するという課題が残っていますが、そのためにはバーナーのステンレス製ディスクにヒートパイプを通す穴を開けなければなりません。

そして、その加工のためにはバーナー部を分解する必要がありますが、スプリングピンで固定されているバルブ部をどうやって取り外すか・・・、がデッドロックになってなかなか実行に移せません。

現在のところ、軸を延長した小径タップを捻じ込んだり、細いエキストラクターを自作してスプリングピンを抜き取る位しかアイデアが浮かばないのです。
無理して「弄り壊し」になっても勿体無いですし・・・、メーカーでは修理の時、どのような分解手順を想定してるんでしょう?
どなたか、『手の届かない奥の位置にある盲貫穴にツライチまで打ち込んである細いスプリングピン』を抜く方法についてのアイデアはありませんかね?

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コメント

初めまして!
GPSを入手したく検索していたら貴サイトに当たりました。
大変参考になりました。
また、他の記事も興味のあることばかりで
今後、少しづつ拝読させていただこうと
思っています。
どうもありがとうございました。

投稿: beauty | 2011年1月16日 (日) 22時22分

beauty さん、はじめまして。
今後とも『山道具道楽』をよろしくお願いいたします!

投稿: 理事長 | 2011年1月17日 (月) 06時46分

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