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2011年6月25日 (土)

“JETBOIL/SOL-Ti ”を弄り回す!①

便利度 :★★★★☆
工作度 :★★☆☆☆
推薦度 :★★☆☆☆
危険度 :☆☆☆☆☆


バーナー部に興味があったのと、ブログネタにするために衝動買いしてしまった“JETBOIL SOL-Ti ”・・・。
軽いのは良いのですが、全般に軽量化に起因する問題点も少なからず在ることは以前の記事でご紹介しました。

Jbti_13
(“JETBOIL SOL-Ti ”)

せっかくのチタン製コンパニオンカップも、せめてあと10ミリ少々高さがあればカートリッジ付きバーナーを入れてもリッド(蓋)が閉まるのですが・・・(画像↓)、などと愚痴を言ってもしょうがないので、せめてブログネタにでもしようと早速改造&改良という名目で、色々弄くり回す事にしました。

Jbti_12
(カートリッジ装着状態では蓋は閉まらない)

まずはバルブを前回の“Flash” 同様アルミの削り出しのものに変更してみました。
これは、このSOLのバーナーにウインドシールドを付加し、スタンダードサイズのコンパニオンカップにカートリッジ装着状態で収納しようとした場合、折り畳み式のワイヤーベイルでは不都合だからです。

Jbti_16  Jbti_15  Jbti_14
(SOLのワイヤーベイル型のノブ部分㊧もFlash と同様に改造㊥㊨したが・・・)

しかし、その後SOL 本来の収納方法(スタビライザー・バーナー・カートリッジ・五徳の順番で総てを収納できる)をした場合、交換したノブがカートリッジの底にに干渉して微妙に蓋が浮いてしまいまう事に気付きました。
今回作ったノブは、大きく、かつ外側に出っ張りすぎていたのです。
この形式でノブを改造する場合は、もっと小型に作るべきだったわけです。

私も、山行によって、SOLをオリジナル状態で使ったり、バーナーをカートリッジ装着状態でスタンダードサイズのコンパニオンカップに収納したり、と使い分けたいので、もう一度小型のノブを作り直そうと考えましたが・・・、それも能が無いですし、旋盤を使わなくても誰にでもできる方法を考えてみました。

そこで、今回ご紹介するのは標準のワイヤーベイル短く切り詰める改造です。
下の画像のように切って曲げるだけですから特に説明の必要は無いでしょう。

当初はオリジナルのベイルは温存し、ステンレスのバネ材で新たにベイルを作ろうと考えましたが、アメリカ規格?のΦ≒1.6mmのバネ材の入手ができないので、仕方なくオリジナルのワイヤーを加工することにしました。

ワイヤーベイルの全長は、できるだけ短く作れば後述するバルブ全閉位置の調整をしなくても済むのですが、あまり短くしてしまうと装着や折り畳む時に無理な力が掛かりますし使い勝手も悪くなりますので、画像にある程度の長さが限界だと思います。
また、この位の大きさだったら、初期状態と較べてもバルブの操作がやり難くなるということはありません。

Jbsb_1  Jbsb_3
㊧上がオリジナル・下が短く改造したワイヤーベイル、 ㊨装着した状態)

改造したワイヤーを元のように装着すれば一応は完成ですが、この改造を行った場合はもう一つ重要な作業が残っています。
それは、カートリッジ装着状態で収納する事を考慮して、バルブ全閉状態でワイヤーベイルが折り畳める角度で停止している状態にセットしなければならないからです。

オリジナルの状態では、折り畳んで収納する関係でワイヤーベイルが横向きになった状態でバルブ全閉ですが、短く改造したベイルでもこの状態でカートリッジ装着したままのバーナーをカップに収納しようとすると、ワイヤーがカップの内側に干渉し擦れてしまうからです。(擦れるのを気にしなければ収納は可能です)

そこで、ちょうど良い状態でワイヤーベイルが折り畳めるようバルブ全閉時の角度を変更する必要があるのです。

さて、その方法ですが、まずバルブのワイヤーベイル取り付け部末端にある“+/-”の矢印のある小さな丸いアルミ製シールを剥がします。
再使用する場合は針などを使用して慎重に行う必要がありますが・・・、私はどっちに回せばバルブが閉るか位は判りますのでドライバーで無理矢理剥がしてしまいました。

そうすると、中心に小さなビスが見えるはずですから、それを緩めてシャフトからワイヤーベイル取り付け部を抜き取ります。
シャフト末端には画像のようなセレーション(ギザギザ)があって、取り外したワイヤーベイル取り付け部内側のセレーションと陰陽で噛み合っており、バルブ全閉時のベイルの角度を一歯単位で調節できるようになってるのです。

Jbsb_2  Jbss
(㊧中央のビスを取り外す、㊨バルブシャフト末端のセレーション)

後は、カートリッジを装着した状態で、バルブ全閉時にワイヤーベイルが折り畳める位置を見付け(画像↓)、ビスを締めれば完成です。
私の場合は初期状態から約90度回転した位置で固定しました。
ビスが外れても困るので中強度のロックタイト等で緩み止めをしておけば安心でしょう。

以上で改造は完了です。
念のため再度述べておきますが、“SOL”はこの改造を行ってもカートリッジを装着した状態でカップに収納するとリッド(蓋)が完全に閉まりませんので、ちょうど良い大きさのスタッフバッグ等に入れて持ち歩く必要があります。

また、言うまでもありませんが、“Flash”にこの改造を行えばカートリッジ装着状態のバーナーをスタビライザーと一緒にコンパニオンカップに収納する事が可能となりますので、“SOL”よりむしろ“Flash”ユーザーに特にお奨めしたい改造といってもよいかもしれません。



Jbsb_4
(こうすればカートリッジ装着状態でもバルブ全閉でベイルを折り畳める)


さて、以上でバルブの改造は終了ですが、次は最小限の重量増加でSOLをハンギングタイプに改造(上から2番目↑の画像)する作業に取り掛かることにしましょう。

(以下、続く・・・)

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