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2011年7月 2日 (土)

“JETBOIL/SOL-Ti ”を弄り回す!②

便利度 :★★★★☆
工作度 :★★☆☆☆
推薦度 :★★☆☆☆
危険度 :☆☆☆☆☆


「“JETBOIL/SOL-Ti ”を弄り回す!①」からの続きです。


・・・次に、カップをハンギングタイプにするためと、ペラペラのコジーをカップに固定するための支点を取り付けることにしました。
今回は軽量なチタン製のカップの利点をスポイルしないよう、以前のリング式とは異なりカップ本体に手を加え、2個の支点を取り付けることにしました。

カップを良く見ると縁の巻き込み部分に間隙があるのをみつけ、この溝状の形を利用して最小限の大きさの支点を取り付ける方法がひらめきました。
支点パーツの上部をこの隙間に挿入し支持させようという訳です。

Jbti_3
(縁の巻き込み部分の間隙を利用して上部を固定する)

まず支点となるパーツを作りますが、コードを通す部分はチタン板に鋼線をハンドプレスで押し付けて曲げ、画像(↓)のようなに成型しました。

Jbti_2  Jbti_6
(自作パーツ上端は楔状に加工し、巻き込み部分の間隙に圧入)

形状は画像をご覧いただくのが手っ取り早いと思います。
素材は1.2㎜と厚めのチタン板を使いましたが、これは後述のリベット留めに必要な厚さで、最低でもこの位の厚さは必要でしょう。

今回の改造の要は、カップの内側に、収納時バーナーのディッシュと干渉する突起ができないようにリベットをカシメる事です。
バーナーのディッシュ部はカップの内径より僅かに小さいだけですから内側に突起があると引っ掛かって収納ができなくなってしまうからです。

そこで、私は支点となる自作パーツのカップに接する面に、90度のカウンターシンクで面取りを行い、その状態でカップに仮取り付けをして、内側から皿ネジを入れて外側からナットで締め込むという方法で、カップ内側に漏斗状の凹みを付けました。
つまり、支点パーツの凹みと皿ネジの頭をプレス型にして、間に挟んだカップを成型するという訳です。

カップへの取り付けは、適当な長さに加工したφ3mmのアルミ潰しリベットを外側から挿入し、上記の方法で加工したカップ内側の凹部をリベットの潰し代の納まりとしてカシメます。
小さな片丸ハンマーを使い、“力”より“回数”という感じで慎重にリベットを潰せば完成です。

大昔の話ですが・・・、鍋釜の修理をする“鋳掛屋(いかけや)”もアルミ製の鍋の穴の修理にはリベットを使っていましたので、これが原因で水漏れすることは無いはずです。(こんな話をすると年齢が判っちゃいますかね・笑)

Jbsr
(内側に突起を作らずリベット留めをおこなう)

実際にハンギングタイプにする時は下の画像のような方法でケブラーラインを固定すれば簡単です。
また、ラインが通る部分のエッジは面取りをし、細いラバーバフで鏡面に仕上げてラインの傷みを防いでおきましょう。

Jbti_10    Jbti_7  Jbti_8
(㊧のように結んでしまうか、あるいは㊥のように末端にリングを結んだラインを通して㊨のように留めれば着脱式も可能です)

以上でハンギングタイプのJETBOIL-Sol が、僅か数グラムの重量増加で完成したわけです。

Jbti_9

(ハンギングタイプへの改造完了!)

それから、ハンギングタイプ以外にもコジー上部のハイパロンにポンチで二ヶ所穴を開け、カップに一周させた細いコードを支点パーツに結び付けておけば(画像↓)、ハイパロン製のハンドルを持っても極端にずれてしまう事は無くなります。

Jbsh

以上のような改造を行っても重さが数グラム増加するだけですし、この状態でも通常の収納手順なら五徳やスタビライザーを同時収納しても蓋は閉まりますので、使い勝手が良くなることはあっても悪くなっていることは無いはずです。


まぁ、ぶっちゃけた話、現在の私はハンギングタイプのストーブを使う機会もあまり無さそうですが、必要な方にはかなり有効な道具に進化するはずですから、、興味のある方は試してみたらいかがでしょうか?



【余談ですが・・・】
SOLのバーナーのディッシュ部にはかなり大きめの肉抜き穴がありますが、これを利用すればかなり有効な自作パワーブースターを付加できそうです。
現在構想中ですので期待して(?)お待ちください。
また、SOLのバーナーにウインドシールドとパワーブースターを付け、バーナーにカートリッジを装着したまま、ハンギングタイプに改造したスタンダードサイズのコンパニオンカップに収納したら・・・・。
 これぞまさに“SUPER-JETBOIL”と呼べる作品にになるんじゃないでしょうか?。

“山道具道楽”の酔狂な挑戦はまだまだ続きます!(笑)

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