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2011年8月13日 (土)

“MSR/リアクター”をモディファイする ①

便利度 :★★★★★
工作度 :★★☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆
(“REACTOR/改”の評価です)



React_7
(高効率ストーブ、MSRのREACTOR/改)

熱効率の高さと風に強いという面では同類の商品の中でも断然トップの座にある“REACTOR”ですが・・・。

まぁ、ぶっちゃけた話このMSRのリアクターは、工業製品としてみた場合、あまり完成度の高い製品とは言えません。
私見ですが、未完成品と言うか・・・、「開発途中でとりあえず売り出しちゃった」と言うか・・・、そんな感じですね。
定かではありませんが、当初設計ではバーナー底面にバルブのレバーを設ける設計だったのが、何かの不都合で急遽通常のバルブ・ノブを側面に持ってくる設計に変更したような印象です。
結局、当初設計の底部のレギュレター&バルブハウジングはそのままメクラ蓋で塞いだだけにしただけで発売しちゃうというのもずいぶん乱暴な話です。(画像↓)

Re_4  Re_3
(㊧07年製と、㊨11年製、レギュレター部の変更で故障率は下がったか?)

そのためか、多分イグナイターを付けようとしたと思われる痕跡など、内外に意味不明の構造が残されています。(画像↓)

Reactorb_2  Re_8
(㊧バナー底部、㊨同・内部構造)

金型変更で膨大なコストを掛けられない、という理由は解らないでもないですが、一流メーカーなのですから、発売段階では完成形をリリースしてもらいたいものです。

その上、バーナーの底部には当初設計のレバー式バルブ用のストッパーと思しき部分など、意味不明な鋭角の突起があり、クッカーに収納した時中央のカートリッジ取り付け部を中心にクッカーの底でグラグラ動き、クッカー内に疵をつけてしまいそうです。
そこで、バーナーをクッカー内に収納するために、自社製のパックタオルの端切れを“おまけ”に付けて(しかも小さ過ぎ!)、これで包んで収納しろ!というのも極めて姑息で乱暴な対応です。

私も、いい加減に収納して乱暴に持ち運んだら、クッカー内でバーナーが暴れ、クッカー内が大きく凹んでしまいました。
幸い、金床の上に乗せ内側からプラハンマーで板金したら大きな凹みは目立たなくなりましたが、以後バーナーにモンベル製のカートリッジプロテクターを被せて収納するようにしています。(画像↓)
その他、リアクターのクッカーの中に250型カートリッジがピッタリ入る内径の別のクッカーを入れて2重にし、バーナーを安定させる方法も考えられますが、その為だけにクッカーを1個余計に持つというのも考え物です。

Reactorb_4
(プラハンマーで叩いて平に修正し、目立たなくはなったが・・・)

JETBOILではカップに傷をつけずにバーナーをカップ内に収納する工夫がされているのに、リアクターはそんな配慮など微塵も無いようです。

Jbsol2_1
(JETBOIL ではバーナー下部に3点式の樹脂製の“足”があるのに・・・)

また、初期の製品には故障も多く、登山用火器としての信頼性という点にも問題が無い訳ではありません。
これで「BPマガジン」のエディターズチョイスという権威あるアワードまで獲ってしまうというのも如何なものかと思いますね。
早い話が、同誌の編集者は、メーカーに義理立てし、フィールドでの使い勝手やメンテナンス性には目をつぶり、いかに早く“湯を沸かす”か、という観点のみで短絡的に評価を下したということなのでしょう。

まぁ、このように未完成で荒削りな製品ですが、私はこんな道具ほど何故か妙に贔屓したくなってしまう捻くれた性格の持ち主なのです。
そんな訳で、私はこのリアクターを結構気に入っているのですが、いずれにせよ、このままでは使い難い道具であることは否めませんので、まずはバーナーをカップに収納した時、中で暴れずJETBOILのように安定させられるような“足”をバーナーに付ける改造をして見ました。(画像↓)

React_6
(3個の足がバーナーを支えて、バーナー底面が直接クッカーに接触しないよう改造した)


(以下、次回の記事に続く・・・)

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