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2011年10月12日 (水)

持ってて安心 ? “ファイヤースターター”

便利度 :★★★★☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆


悪天下での休憩時、ストーブの点火で苦労したことはありませんか?

『疑似好天と承知で行動したのはよいが、案の定突然の猛吹雪に見舞われ、やっとの思いで悪場をやり過し、バタつくツエルトの中で取り敢えず熱いコーヒーでも飲んで今後の行動を判断しようとストーブをセットしたものの・・・、イグナイターをいくらカチカチやっても点火せず、仕方なくライターを防水パックから取出して点火を試みるも濡れた指で操作したため回転ヤスリが湿ってしまって点火不能!、さらに別の予備ライターを出したものの、手を拭いたつもりがも再度ヤスリが濡れてしまって万事休す!・・・』 なんて事はありがちですよね。

私はこんなピンチ用に百円ライターとは別に、生活防水仕様の圧電着火ターボライターを小さな防水パックに入れて携帯しています。
大体はこれで問題解決となりますが、私はダメ押しの安全策として、ライターとは別に“ファイヤースターター”とか“メタルマッチ”と呼ばれる道具を、小物入れに入れて携行する事にしています。

Mm_1   Mm_2
(防水パックに入れた百円ライター㊧と、ターボライター㊨)

画像の“ファイヤースターター”はたぶん30年近く前に購入したもので、山行には毎回持参していますが、実際の使用回数は多くありませんからご覧のようにほとんど消耗していません。

最近はもっと格好の良い同種の製品もあるようですが、これがまだ十分使えるので買い替えはしていません。
たぶん、私は今後も山登りができなくなるまで“これ”と山行を共にし続けるのでしょうね。(笑)

Mm_4  Mm_3
(年代モノの“ファイヤースターター”・・・、でもまだ現役!)

さて、この“ファイヤースターター”とはライターのフリントと同じフェロセリウム合金と思われる棒にツマミを取り付けた単純な構造で、鋼の擦り板とセットになっており、本体を擦り板で擦ると結構大きな火花が散ります。
本来はシビアな状況を想定したサバイバル必須アイテムなのですが、実際のところは“サバイバルごっこ”用の玩具として使われる事がほとんどではないかと思います。

実際問題として、南海の無人島に漂着したならいざ知らず、日本の山での暴風雪下の緊急事態に、この種のファイヤースターターで短時間に焚火を熾すのは、仮に湿度の高い状態でも機能する“ティンダー(火口)”を持っていたとしてもかなり困難でしょう。
こんな状況では防水マッチを専用の防水ケースに入れて持っている方が余程現実的だと思います。


とは言え、登山用のストーブに点火するだけなら、本体が濡れていても多少拭くだけで火花が出るファイイヤースターターは、ストーブのイグナイターが不調だったり、ライターを濡らしてしまった場合の最後の手段としてきわめて有効な道具となるでしょう。
なお、ガスやプレヒート用のガソリンには直接火花を飛ばして点火可能ですが、アルコールストーブに点火する時は、液面に直接火花を飛ばすより、ティッシュペーパーの小片や枯葉など芯になるものにアルコールを浸み込ませてそこに点火したほうが簡単です。

天気の良い時なら笑い話ですむ小さな事かも知れませんが、非常時に火器が使えるか否かは命に関わる洒落にならない大問題です。

そんな訳で、この“ファイヤースターター”は重さも気にならず、現在でも実勢価格は安いものなら千円台でしょうから、皆さんも安全登山の「お守り」として装備のチェックリストに加えてはいかがでしょうか。

Mm_6
(私は本体と擦り板を丁度良い太さのチューブに入れて収納している)

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