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2011年11月20日 (日)

“Dynafit TLT/Radical” は過激に変わったか?③

便利度 :★★★★★
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆
(現在は未使用ですのであくまで印象としての評価です)


「“Dynafit TLT/Radical”は過激に変わったか?②」からの続きです。


前回に続き“Dynafit TLT/Radical- ST”での変更点についての記事です。

Rad_14
(㊦Vertical-ST、㊤Radical-ST)


(変更点⑤)スキーブレーキが変わった!

スキーブレーキの、ブーツソールに接する樹脂製のパーツ上面にスライド機能が付きました。
捩れ解放時にソールとの摩擦抵抗を少なくして、リリース機能が円滑に働くための改良です。

余談ですが・・・、私はツアー用のスキーではブレーキを取り外してリーシュを装着している場合も多いのですが、もし軽量化の目的で常時スキーブレーキを使用しないなら“Radical-ST”でなく“Speed-Radical”を推薦します。
以前の“ TLT-Speed”にはサイズ調節が前後数ミリと微調節程度しかできないという弱点がありましたが、“Speed-Radical”になって“Radical-ST &FT”同様前後計25ミリ程度の調整が可能となったからです。

Rad_12  Rad_11
(㊧新旧の比較、㊨新型のスライド機構)

また、ブレーキの使用・不使用の変換を頻繁に行う場合や、メンテナンス時にブレーキの着脱を容易に行うためには、専用の“取り外しツール”(画像↓)を作っておくと大変便利です。
このツールがあるとブレーキの固定アームを開きながら押し出すことができ、ブレーキを簡単に分離することができます。

Rad_22
(手に持っているのが自作の“ブレーキ取り外しツール”)




(変更点⑥)ヒールリフターが変わった!


これまでの固定式ヒールリフターから、3ポジションのヒンジ可動式のものに変更されました。

Rad_26_2
(新・旧のヒールリフター)

破損の多かったComfortの円柱形のものから、Vertical のトップカバー一体型のものに変わり破損率は減少するかと思われたものの・・・、実際には翌年からトップカバーとハウジングを小さなスプリングピンで固定するという対策を迫られたこれまでのヒールリフターでしたが、今回の改良でかつての問題はすべて解決しそうです。
ただし、ポールの先端をヒールリフターの穴に入れてヒールピースを回転させるという小技は使えなくなりそうです?。

Rad_5  Rad_6  Rad_7
(画像↑、のように3段階に高さが変えられる)

このヒールリフターの使い勝手も実際に使用してから後日レポートしてみたいと思いますが、外見的にはとても良くできた構造という印象です。

また、ヒールピースの回転が一方通行になりました。
これまでは左右どちらの方向でも回転させられましたが、“Radical”ではストッパーが付いて時計回りにしか連続して回転させられません。
しかし、このストッパーのおかげでヒールリフター使用時にヒールピースが不用意に回転してしまうことは無くなるでしょう。

Rad_4 
(新たな制限なのでコーション・タグまで付けてユーザーに注意している)

(変更点⑦)クトー取り付け部が変わった!

評判の悪かったComfortのクトー取り付け部も、Verticalでは金属補強板が設けられ信頼性も高まりましたが、さらにこのRadical ではトーピースのアルミ製フレーム本体にクトー取り付け部が設けられ、鉄製のパーツと組み合わせてガッチリとクトーを取り付けられるようになりました。
これで純正クトーでのトラブルは無くなるでしょう。

Rad_2_3  Rad_3
(画像のように完全に金属製になったクトー取り付け部)



(以下、続く・・・!)

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コメント

管理者さん

いつも貴重な情報を提供してくださり、ありがとうございます。
さて、radicalのトップカバーをverticalに取り付けて、ヒンジ型のトップカバーに改造することは可能なのでしょうか?
もしよろしければ、教えていただけると助かります。

投稿: vertical user | 2015年2月15日 (日) 20時43分

Vertical Userさん、はじめまして!

早速ですが、verticalまでのヒールハウジングはポストの断面が4角(台形)で4方向にストップしましたが、Radicalのポストは大きな切欠きと小さな切り欠きのある円柱で、2カ所しかストップ位置はなく、歩行モードのときはストッパーを併用して回転規制を掛けているという違いがあります。
しかし、VerticalもRadicalもトップカバーのビス位置は同じなので交換自体は何の問題も無く可能です。
また、現行のSpeed turntとSpeed raicalもトップカバーを除きヒールピース・ハウジングは多分同じものだと思われます。
私は両方とも所持していますが、実際にやった事が無いので断定はできません事をご容赦ください。

では今後ともよろしく。


投稿: 理事長 | 2015年2月16日 (月) 14時13分

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