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2012年6月

2012年6月22日 (金)

Made in China のU.L.チタン製ストーブって・・・?

便利度 :★★★★☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆
(信頼性が確認できれば★★★★★だろう)


116t_3   116t_13
(中国Fire-Maple社 の“FMS-116T”)

以前はチャチなコピーばかりだった韓国の登山用品も、最近ではオリジナリティー溢れる魅力的な商品が多くなってきました。

特に登山用のストーブなどの分野では、多くの韓国製品が品質的にも日本製に匹敵するモノとなっており、実際に国内某有名メーカーなどは自社のラインナップの中に堂々と韓国KOVEA社のOEM製品を入れているという話です。

さらに、最近は中国でも海外ブランド向けのOEMサプライヤーを脱却し、独自ブランドで本格的な登山用品を展開する企業も出現してきました。
そんな中でも特に期待のできるストーブやクッカーのメーカーが欧米を中心に商品を展開しているに“Fire-Maple”社です。
お国柄で、全般的にパクリ系の製品も多いのですが、オリジナリティーの片鱗も随所に感じられ、将来が楽しみなメーカーだと思われます。

昨年くらいから一部で話題になっていたものの、現在でも国内に代理店は無く正規ルートでの輸入は行われていないのですが、最近ではウェブ上で個人輸入したものがネットショップやオークション等を通じて入手可能となっています。
保障やアフターサービスの面では全く期待できませんが、一昔前なら入手不可能だったものが、こうして容易に手に入るというのもインターネット社会の恩恵でしょう。

まぁ、製品としての信頼性は未知数なので当初はあまり興味を持たなかったのですが・・・、たまたま同社のラインナップの中にチタン製の超軽量ストーブがあるのを発見してしまいました!。

私はピッケル&アイゼンはもちろん眼鏡や腕時計までチタン製を使っているくらい、“チ・タ・ン”の3文字にめっぽう弱い人間ですし、またブログネタにも最適と考え、早速購入しちゃいました。
最近はテント山行に行ける回数が減少し、あまり使わないストーブが道具箱の中で多数ゴロゴロしているのに・・・、『山道具道楽』のネタ探しも楽ではありませんな。(笑)


さて、製品ですが・・・、第一印象は「軽っ!」です。
一時世界最軽量を誇ったスノピの“ギガパワーマイクロマックス・ウルトラライト”が56グラム。
こちらも同じイグナイター無しで実測49グラム(公表値48グラム)ですから、まさに究極に近いU.L.ストーブと言っても過言ではありません。
まぁ、その分全体に華奢な造りであまり重いクッカーは載せられないでしょうが、ソロやペアまでのU.L.山行用メインバーナーとしては十分ですし、冬季や長期山行のやサブバーナーとして持って行くにも最適な製品でしょう。
なお、カタログスペックでは耐荷重2.5キロとのことです。

また、これがあればU.L.山行だからといって、敢えて能率の悪いアルコールバーナーを持っていく理由は無くなりそうです。(笑)

116t_6  116t_7
(㊧スノピのULストーブ、㊨“FMS-116T”)

まぁ、単独の工業製品として見た場合、まだ粗削りの部分も無い訳ではありませんが、以前の中国製品からは格段の進歩がみられます。
失礼な言い方かもしれませんが、『Made in China の安物を使っている・・・』、という意識を持たずに堂々と使用できる製品に仕上がっているという表現が適当でしょう。

韓国に続いて中国にまでこんな製品を造られたのでは・・・、“Made in Japan” 登山用品の世界市場での地位も危ぶまれますね。
日本のメーカーには頑張って独創的で高品質な登山用具を創り出してもらいたいものです。

さて、まだ試運転程度で評価は確定していませんが、耐久性に影響のあるOリングの品質等に問題が無ければそれなりに高評価のできるストーブだとの印象を持ちました。
これが国産品や欧米製品の1/2から1/3の価格で買えるのですから、まさに中国恐るべし!といった感があります。

以下に、製品の画像を数葉載せますのでご参考にしてください。

116t_1  116t_3_2
(混合管とヘッドはチタン製、仕上げ・質感とも良好)
※五徳は磁石に反応するので磁性のあるステンレス製だと思うが・・・、チタン合金でも組成にFeやNiを含むと磁性を持つのだろうか???

116t_2
(フランジは設けられていないが、ネジ部が真鍮で補強されたアルミ製のバルブハウジング)

116t_11  116t_8

(㊧付属の専用ケースは良く出来ているが・・・、㊨本体と同じ位重い!)

116t_4  116t_9
(火力は公表SPECで1Lの沸騰時間が3分30秒との事だ)

【余談ですが…】
この分離型ストーブ(画像↓)もチタン製で、重さも98グラムという事なので、ついでに買ってみました。
いずれ、改造して“ETA-POWER”と組み合わせてみたいと思っています。
請う御期待!

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2012年6月15日 (金)

OR の“Bug Bucket Hat”を改良する

便利度 :★★★★☆
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★☆☆
危険度 :☆☆☆☆☆
(価格が高めでなければ推薦度は★★★★★でしょうか?)



Bbh_2
(今回改造する“Bug Bucket Hat”)

山スキーシーズンが終わると、今度は楽しい沢のシーズンが待っています。
しかし、夏の沢には楽しさと同時に厄介な山蛭や吸血昆虫も待っているのです。
時期と地域がマッチすると山登りどころか、駐車した途端にメジロアブの大群に囲まれ、車から降りるのにも決死の覚悟(?)を要求されるということも珍しくありません。

昼間はジャージの上からでもお構いなく刺してくるメジロに悩まされ、夜は夜で藪蚊と糠蚊の連係プレーで一晩中攻撃されたのでは堪ったものではありませんよね。

対策は肌の露出部分にディートを塗ったり、バグ(モスキート)ネットを被るといった消極的な対応か、さもなければそんな時期に林道を歩いたり沢に入るのを止めるしか選択肢はありません。

そんな訳で、使わない場合のほうがが多いにせよ、バグ(モスキート)ネットは夏の沢の必需品なのです。
また、普通の登山道でも時としてお弁当も広げられないほどの不快昆虫の大群に包囲され、不愉快な思いをすることがありますので、私は夏場はディートのスプレーとバグネットを登山に携行する小物入れのポーチに必ず入れるようにしています。

しかし、バグ(モスキート)ネットなんて何でも同じ・・・、と言ってしまえばそれまでですが、単体で使用可能なものや帽子との併用を前提にしたものなど選択肢はいくつかありますし、中には網の目が粗すぎてブヨや糠蚊が潜り込んでしまうような物もあるので要注意です。

さて、昨年の夏に山道具屋をブラブラしていたら Outdoor Research社製の“Bug Bucket Hat”(画像↓)なるバグネットが目に留まりました。

Bbh_1

帽子の鍔にネットが付いた形状なのでヘルメットとの併用はできませんが、網の目も細かく、なかなかカッコイイ製品です。
Outdoor Research は質の高い登山用の帽子を作るメーカーでもありますので、帽子とバグネットを合体させたこの製品も悪いモノではないはずです。

Bbh_3
(頭頂部分のポケットにコンパクトに収納可)

しかしながら、普通のバグネットなら釣り道具屋の安売りで500円位で買えるのに、こいつは3000円以上とかなり高価です。
暫し悩みましたが、ブログネタ位にはなるだろうと考え結局購入してしました

実用性は安物と同じですが、なかなかカッコイイのでまずは納得ですが、唯一残念な点はこの製品が、ネット部分が収納できない構造だという事です。
(以前、帽子の本体部分にネットが完全に収納できるキャンバス製の帽子もありましたが最近は目にしなくなりました)



そこで、バグネットとして使用しない時にネット部を邪魔にならないように纏めて、普通の帽子としても使用できるように改造することにしました。

構造は画像をご覧頂けば一目瞭然でしょう。
帽子の鍔の周囲6カ所に太い編糸とボタンを取り付け、帽子として使用する時にはネットを巻き上げて鍔の縁に固定できるようにしてあります。(画像↓)

Bbh_7  Bbh_8  Bbh_9  

また、この構造ならネットは鍔の上側にも下側にも固定が可能です。
下側に固定した場合はネットが目立たず外見的には良いのですが、ネットが視界に入り少々目障りです。

Bbh_21  Bbh_20
(鍔の下側に纏めた状態)

また、上側に固定した場合、帽子としてのカッコ良さは無くなりますが視界は良好です。

Bbh_5  Bbh_6
(鍔の上側に纏めた状態)

まぁ、その時の気分で使い分ければ良いのでしょう。(笑)

さて、先にも述べたようにこの“Bug Bucket Hat”はヘルメットとの併用はできませんので、本格的な沢登りには不向きでしょうが、上記のように改造し、虫の煩い季節の一般登山やハイキングに帽子兼用として持参すると便利に使えると思います。

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2012年6月 5日 (火)

充電池の管理マーク

便利度 :★★★★★
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆
(実行している方も多いと思いますが・・・)


山では無駄な荷物を持ちたくないので、中途半端に残ったガス・カートリッジや乾電池には頭を悩ませます。

しかし、初期投資に少々の出費を覚悟すれば、ガス・カートリッジについては以前ご紹介した“つめかえ君”で対処できますし、乾電池の場合は、、ニッケル水素充電池に交換することでこの悩みからほぼ解放されます。(一部の雪崩ビーコンではバッテリー残量表示の不具合や動作不安定になるものがあるので要注意!!)

Battery_2
(ニッケル水素電池”エネループ”)

ところで、普通の機器では、単三や単四型の充電池を2本(もしくは3本)をワンセットにして使用する場合がほとんどですが、充放電する場合もコンディションの揃った電池のセットを単位として行うとトラブルが少なくなります。

同時に使う2本あるいは3本の電池のコンディションや残量が揃っていないと、使用するにも充電するにも不都合が生じやすいからです。

そんな訳で、私は2本ペアを基準にして、いつも同時に買った同じ電池をペアで使うように管理マークを付けています。

まぁ、同様の事は多くの方が実践していると思いますが、あらためて私の方法をご紹介いたします。

ニッケル水素電池には明確に消えないマークを付ける場所が限られていますが、下の画像のように“+ターミナル”の周囲には細いフエルトペンでマークできる場所があります。

Battery_1  Battery_4
(㊧単三、㊨単四のニッケル水素電池)

私は一目でわかるように、2本ずつドットの数で電池の識別とペアの組み合わせが判るようにしています。

基本は2本組ですが、3本使用するような場合には、色違いのドットのペアを組み合わせるなど各自で工夫すると良いでしょう。

簡単な工夫ですが、こんな事でも山での電池トラブルを最小限にすることができますので、まだ実行していない方には是非お勧めしたいと思います。

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