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2012年10月11日 (木)

“チェーンアイゼン”って・・・、沢ではどうよ?②(改良?編)

便利度 :★★★☆☆
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★☆☆
危険度 :★★☆☆☆
(外れなければもっと高評価ですが・・・)

“チェーンアイゼン”って・・・、沢ではどうよ?①、 からの続きです)


“チェーンアイゼン”は沢の泥壁や植林地の急斜面の降りでも優れた滑り止め効果を発揮してくれます。
しかし、シビアな場面で無理な力が掛かると突然靴から脱落してしまうという大きな問題点が在る事は前回の記事でご紹介したとおりです。

まぁ、本来の用途は簡単な凍結路の滑り止めですから、想定外の乱暴な使い方をしている軟弱沢屋が文句を言うのはお門違いであることは確かでしょう。(笑)

3_2
(チェーンアイゼンは沢登りでも役に立つが・・・)

とはいえ、せっかく買った道具なので何とか外れ難くしようと考えてみました。

外れる原因は単純、無理な力が掛るとラバーのストラップが伸び、チェーンが靴底からズレてしまうことです。

それをある程度防ぐためにベルクロのストラップが付属していますが、それだけでは十分でなく、ベルクロストラップが爪先方向にズレるとチェーンアイゼンが容易に外れてしまうようです。

私はベルクロストラップを使用せず、差込みバックル付きナイロンストラップを両側のラバー部に縫い付けていますが、これでもそのままでは突然の脱落を防ぐ事はできなかった訳です。

Chsp_1  4
(㊧バックルを縫い付けた状態、 ㊨それでもラバーの弾力でシッカリは締まらない)

そこで、自作のストラップの下部を細いナイロンコードで土踏まず部分のチェーンに固定しする方法で脱落の防止を図ってみました。

さて、改造にあたってまずストラップに使用するバックルを入手しなければなりませんが、ここは普通の差し込みバックルでなく足の甲の曲面に合わせたカーブタイプの物を使う方が弛み難くベターだと思います。
私はこの部分に手持ちの“Nifco/SRC 20”という製品を使いました。(末尾の数字は20ミリテープ用という意味で、台湾法人のTifcoでも、韓国法人のKifcoでも型番が同じならロゴ以外は全く同じ製品です)

Chsp_4
(カーブした面での使用を想定した“Nifco/SRC20”、小型の“SRC15”でも可)

改造はストラップとチェーンを細いコードで結びつけるだけですから、画像をご覧になれば特に説明は要らないと思います。
要は“チェーンアイゼン”の両側の前から3個目のリングを、柔軟なラバーを介さず直接ストラップで締め、同時にラバーにも一定のテンションを掛けることによってチェーンのズレや弛みを防ごうという訳です。

なお、コードの輪の長さでラバーに掛るテンションを調節できますので、実際に使用する靴に装着してみて各自で長さを決めてください。


Chsp_5

(コードでストラップとチェーンを連結し、チェーンとラバー両方にテンションを掛けるように改造)

まぁ、この改造で100パーセント外れを防止できるわけではないでしょうが、少なくても靴から外れて落下させてしまうという最悪のケースの確率はかなり低下させることができるはずです。

今回の対策を何度か実地でテストした結果を見なければ何とも言えませんが、これでダメなら応用として、前から2個目と3個目のリングをコードか細いテープで連結し、その中間の任意の位置でストラップを締められるように改造するという手も有りますので、今後も試行を続けたいと思います。

正直なところ、沢用としては評価の微妙な“チェーンアイゼン”ですが・・・、沢用に限らず、歩行の楽な滑り止め用具として便利に活用しているハイカーも少なくないと思いますので、突然の脱落で泣く前に、念のためこの簡単な改造をしておいてはいかがでしょうか?

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コメント

こんにちは
私も沢でチェーンアイゼンを重宝に使っています。
靴は忍者アクア23,5cmでアイゼンはキャラバンのものです。
滝の巻きや詰め、そして道のない尾根を下るとバツグンの食いつきで踏破力がかなり上がったような気になります。
ただ爪先と踵が横にズレてしまうのが悩みです。
そこで爪先はオリジナルの針金を外して1cm長い針金を自作して取り付けました。これでズレルことは殆ど無くなりました。が、踵はズレます。特にトラバースすると直ぐにズレます。
友人は24cmの大峰アクアでアイゼンはモンベルのMを使っていますが一緒に同じところを歩いてもズレていません。
そこで友人と同じものを購入しようか検討しているところですが費用が・・
私はズレるのが分かっているのでこまめに点検して、修正していますが、それでもないよりははるかに安心です。
持ち運びはカラビナでハーネスにぶら下げ、脱着を出来るだけ面倒がらずにやれるようにしています。
最近、これを登山靴でも使っています。霜が降りた木道やコケでヌメッテいる桟道、ザラザラの急な道などで重宝していて、沢でも尾根でも必携アイテムになってしまいました。
そして意外と道を傷つけないのですが見た目では登山道を傷めるように見えるのでそろそろお叱りの声が挙がるのではと心配になって来ました。

投稿: yamaya | 2012年11月22日 (木) 16時04分

"yamaya”さんようこそ。

チェーンアイゼンは本来道の無い場所を歩くための物ではないので、そんな場所でズレるのはしょうがないんでしょうね。
とはいえ、まだまだ改良の余地はありそうなので今後いろいろ試してみたいと思います。

では今後ともよろしく。

投稿: 理事長 | 2012年11月22日 (木) 20時36分

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