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2012年12月 5日 (水)

“DYNAFIT/Spssd-Radical ”が早くもマイナーチェンジ? ①

便利度 :★★★★☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆



※今シーズンこそ、以前から気になっていた“DYNAFIT/TLT ビンディング”を使ってみようかなぁ・・・、なんて考えている方、多いんじゃないでしょうか?
・・・で、参考になる記事を、今回から3回連続で書いてみます。



“DYNAFIT”のTLTシリーズに代表されるTECビンディングは、ディアミールのような一般的ツアー用ビンディングと異なり、使用するのに多少の慣れとコツ、そしてユーザーの割り切りが要求されます。

しかし、取っ付き難い反面、その軽さにおいては他のどんなツアー用ビンディングにも一歩も二歩も水を開けています。

そして軽量な“DYNAFIT”のTLTシリーズの中でも、ツアーに特化した最軽量ビンディング(レース用のモデルを除く)が“TLT-Speed”でした。(画像↓)

Tlt_speed_2  Tlt_speed_1
(画像の“TLT-Speed”はチタン製トップカバーに改造した物です)


この“TLT-Speed”はブレーキの増設は不可能ですが(以前はブレーキ取り付けも可だった)、軽くしかも最も耐久性のあるツアー用ビンディングとして、進歩の激しいツアー用ビンディングの市場で発売以来十数年間ほとんど形を変えていない、TECビンディングの“原器”とも言うべき製品です。

その“TLT-Speed”シリーズに昨年の11-12シーズン、改良版として“Speed-Radical”という新製品が加わりました。(完全なモデルチェンジではなく欧米では“TLT-Speed”も継続モデルとなっているようです)

Speedn_1  Speedn_11
(12-13シーズンの“Speed-Radical”)

また、この“Speed-Radical”を含む新しい“TLT-Radicalシリーズ”は昨年の記事でも述べたように、トーピースでは素材や形状、ビス穴位置の変更、またヒールピースも基本設計は変わらぬものの新しいヒールリフターやヒールハウジングの回転方向の規制など大きな変更がありました。(画像↓)

Rad_4  Spd2_1
(“Radical-ST”も“Speed-Radical”も右回転しかできなくなった)

特に“Speed-Radical”ではヒールピースのビス穴位置を変えずに、サイズ調節幅を4倍増させるという、“TLT-Speed”最大の弱点を克服した新製品と言って良いでしょう。(画像↓)

Dyna1  Spd2_2
(㊧右側が“TLT-Speed”、㊨“Speed-Radical”、調節幅の違いが一目瞭然だ)


これで、目的をツアーに限定しブレーキを使用しないという前提なら、迷わず軽量な“TLT-Speed”を選べるようになった訳です。

しかも、12-13シーズンは“Radical-ST/FT”のブレーキが事実上着脱不可能になった事を考えると、軽量ツアー用ビンディングとしての“Speed-Radical”の存在意義はさらに高くなったと言えましょう。


しかし、好い事尽くめのようなこの11-12シーズンの“TLT-Radicalシリーズ”にも残念ながら初期不良といえる箇所が早くも指摘されました。
それは、誤動作防止の目的でヒールハウジングを時計回りにしか回転しないようにする構造に強度不足があり、逆転方向に強い力が加わるとプラスチック製のハウジングが破損し、場合によっては使用不能になってしまうというものでした。

稀な事とはいえ、本体の破損に結びつく欠陥いうことでメーカーも早速対応し、回転を規制する真鍮製のプランジャー・ピンに溝を入れ、ハウジングに無理な力が掛かるとピンが折れてハウジング本体の破損を防ぐ対策が採られました。
該当モデルのユーザーには国内代理店が無償で対策品のピンのみの配布を行っているそうなので心当たりのある方は要チエックです。
また、この対策について代理店のサイトには『本体破損につながる欠陥の修正』と正く表記せず、見え透いた虚偽を記載しているというのには些か呆れてしまいます。

Rad_21
(11-12“Radical-ST”、中央やや右が逆転規制用の真鍮ピン)

しかし、この対策もいわばその場しのぎの姑息な対応に過ぎず抜本的な対応が待たれていましたが・・・、早くも12-13シーズンモデルから“Speed-Radical”にもその対策が採られたマイナーチェンジ品がリリースされたのです。(画像↓)

Speedn_4
(ベースプレートのセレーションに注目!)


(以下、続く・・・)

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