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2013年9月16日 (月)

短い“カール・ラニヤード”を作ろう

便利度 :★★★★★
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆



ハンディーGPSやデジカメなどをショルダーストラップに付けたポーチに収納している方も多いと思います。

しかし、厚いグローブなどのままポーチから出し入れしようとした時、うっかり落としそうになる事がたまにありますよね。
かと言って、落下防止のため長い細引きで繋いでおくのも収納時にブラブラして邪魔になりますし、ピンオンリールに繋ぐのも大袈裟です。

そこで私は以前の記事でごも紹介したように、カメラやGPSの落下防止策としてカールコードで短いラニヤードを作って結構便利に使用しています。(画像↓)

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その以前の記事で、『詳細は後日改めて紹介する』みたいなことを述べていたのにもかかわらず、うっかりして2年近くもそれを果たさずにいました。
そこで、今回新しい“カール・ラニヤード”を作るに当たり、その工程の画像を加えより細かくご紹介したいと思います。


今回の工作の素材は、工具などの落下防止に使用する「安全ロープ」などと呼ばれる芯線の入ったカールコードです。

この種のカールコードは通常ステンレスワイヤー芯の物が多いのですが、これだとスキーやボードのリーシュ用には丈夫で良いのでしょうが、今回の用途には重く柔軟性に欠けますし、何より加工が困難ですので、必ずケブラー芯の「安全ロープ」を探しましょう。

ワイヤー芯の物に比べ種類は少ないのですが、ホームセンターを2~3軒廻れば見つかると思いますし、店頭に無ければ通販ショップなどでも購入できます。(上にリンクしたショップが多分最安!)

さて、「安全ロープ」はデフォルト状態では今回の用途には長過ぎて邪魔ですし、GPSやデジカメを落とすと地面まで届いてしまいそうですので、使い勝手の良い最小限の長さに短縮し、両端をGPSやデジカメ用に使い易い形に加工する事にします。


では早速作ってみましょう。

①まず「安全ロープ」の両端にあるフックを切り離します。
フックなどのパーツは今回は再使用しませんので、保管して別の用途に活用してください。

Clanyard_1
(金属フック等のパーツを切り離す)

②このままでは長すぎるので、ショルダーストラップに付けたポーチから使用する状態までの長さを勘案してカットします。
まぁ、半分の長さでカットすれば2本作れますから、特に考えが無ければ2等分切断にしておくのが賢明でしょう。
ちなみに、今回素材とした製品は、2等分切断で丁度良い長さになりました。

③コード両端のウレタン被覆を5~6センチ程ストリップしケブラー芯を剥き出しにします。
ケブラー芯を傷つけぬようカッターで軽く周囲に切り込みを入れてから、ワイヤーストリッパーで挟んで引いたり、また精密ニッパーで外皮の周囲を何か所か噛み切ってそこをワイヤーストリッパーに挟んで引いたりしても良いでしょう。

また、末端部は解れぬよう接着剤で固めておくと後の作業が楽です。

Clanyard_2 Clanyard_3
(カッターで慎重にウレタン外被に切れ目を入れ、抜き取る)

④末端のループ用に、携帯ストラップコードや丈夫な細紐を余裕をみた長さ(12~18㎝)に切り、二つ折りにして揃えた末端を軽く止め結びしておきます。

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(用途や通す穴の大きさによってループにするコードの太さを決めるとよい)

⑤上記で二つ折りにしたコードの結び目の末端側から③のケブラー芯の末端を結び目に沿って通し、フィッシャーマンノットあるいは結び目の上で一周して折り返したりといった要領で結束し、末端のループが希望する長さになる位置で両者の結び目を締め込みます。


その後、両者の末端を適当な長さを残してカットし、解れ止め(細紐はライターで、ケブラー芯は止め結びなど)しておきますが、後日解いて再加工する意思が無ければ結び目全体を接着剤で固めてしまっても良いでしょう。

Clanyard_4
(ケブラー芯と細紐を結びつける)

⑥最後にこの結び目を熱収縮チューブで覆い、ヒートガンでシュリンクさせれば完成です。
熱収縮チューブはカーショップやホームセンターの配線コーナーで小口販売されているような通常のものでも良いのですが、できれば“ヨンイチチューブ”のような縮小率が高く内側にホットグルーのコーティングがあるものが理想です。

なお、ヒートガンを使わずライター等でシュリンクさせる場合は細紐やウレタン被覆が融けないように注意してください。

また、必要に応じて一方の末端ループにヒバリ結び(ガースヒッチ)でプラスチックのフックなどを取り付けておくと良いでしょう。(画像↓)

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(㊧ヒートガンでシュリンクさせ ㊨一方にフックを取り付ける)

なお、片方をループにせずに末端のあるシングルコードのままにしておいて、対象に結んで取り付けるようにしても構いません。(画像↓)
また、ループにする場合輪の大きさに多少余裕を見ておかないとフックをヒバリ結びで取り付けるのが困難になるので要注意です。

Clanyard_11
(㊤片側のみループのもの、 ㊦両端ともループのもの)

言うまでもありませんが、GPSやデジカメ側には通常のストラップを付けるようにヒバリ結びでカールラニヤードを取り付け、反対側のフックをポーチに留めれば作業完了です。

また、GPSやカメラのポーチの内側に小さな平紐の輪を縫い付けておき、そこに今回作ったカール・ラニヤードのフックを掛けると収納時に全部が内側にスッキリ収まり邪魔になりません。
私はポーチの底とサイドに平紐の輪を縫い付けて、状況により使い分けています。


Clanyard_7
(ポーチの内側に取付用のループを縫い付けておくと良い)

これで歩きながらPSを弄っても誤ってグランドフォールさせる心配は無用となり、スキー場ではリフトの上からデジカメを落とすことも無くなります。
しかもスマートに収納できるのですから好い事尽くめの自作道具と言って良いでしょう。

以上、意外と簡単に作れ、費用負担も1個当たり数百円と廉価な割に、結構便利ですから、皆さんも是非作ってみてください。

Clanyard_9

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コメント

おそまきながら、Copy catです。
http://ojer.blog135.fc2.com/blog-entry-548.html

投稿: OJer | 2014年4月 7日 (月) 08時02分

“ojer”さんご無沙汰です!

早速サイト拝見いたしました。
上手く工作ができて良かったですね。
おまけに細いコードもケブラー芯で私のよりスープアップしてますし・・・。(笑)

私の記事が参考になって幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: 理事長 | 2014年4月 7日 (月) 10時58分

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