« ロータリーブラシをコードレスドリルで・・・? | トップページ | フリーズドライ食品の携行について »

2013年9月 3日 (火)

“つめかえ君・押忍!” 改め “押忍!/Speed”

便利度 :★★★★★
工作度 :★★☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :★★☆☆☆


※ガスの詰め替えは火気の無い場所で行い、オーバーチャージにならぬよう1グラム単位で計測できるデジタルスケールを必ず併用して、自己責任で行ってください。


過去何度も記事にしていますが、中途半端な残量のガスカートリッジのガスを移し替えておくと、余計な荷物を担がずに済みますし、また省エネ?にもなります。

そんな訳で、我が国では法律的に問題が有るようですがカートリッジ間でガスを移し替えるための器具は自作することも可能ですし、意外な事に堂々と市販されていたりします。(画像↓)

Tume3do
(古い画像を流用しました!)

その代表が国産のアルバ“つめかえ君”と、韓国G-Works社製の“GAS SAVER”でしょう。
両者とも基本性能は変わりませんが、コストパフォーマンスで比較すれば国内でも3,000円以内(韓国なら千数百円!)で購入できる後者が圧倒的に優位に立っています。

Tsumekae_10 Gworks_gs_3
(㊧ つめかえ君/N-N タイプ、㊨ GAS SAVER)

また、細かい事ですが“Gassaver”の方が“つめかえ君”よりもガスの移動速度が早く、バルブも少ない回転量で全開になるので作業がスムーズに行えるようです。

さて・・・、私は、“つめかえ君”を改造し“つめかえ君・押忍!”と言うフザケタ命名をして使用していますが、これがまた自画自賛したくなるほど便利なのです。

オリジナル状態だとガスを移動させている途中でガスカートリッジの重量をチェックするため下側のカートリッジを回してネジを外さなければなりませんが、度重なるとかなり面倒ですし、オーバーチャージになってガスを捨てなければならないという無駄も起こりがちです。

また、上下のカートリッジの温度差が大きいほど詰め替えはスムーズなので、普通は下側のカートリッジを冷凍庫で冷やして作業するのですが、チェックのため何度もネジを外していたのでは、せっかく冷えたカートリッジが温まってガスの移動速度も低下してしまいます。

しかし、私の改造した“つめかえ君・押忍!”なら、上側のカートリッジにこの“つめかえ君・押忍!”を取り付けて、下側のカートリッジに押し付けてバルブを開くだけでガスの移動が始まり、チエックのためにカートリッジを取り外す時も、バルブを閉めて“つめかえ君・押忍!”の付いた上側のカートリッジを持ち上げるだけです。
この時プシュッとガスが漏れますが、ネジを回して取り外す時より漏れる量はかえって少ないくらいです。

そこで今回は“つめかえ君・押忍!”をさらに改良し、ガスの移動速度を早くする改造をおこないました。

加工したのは2種類3ヶ所です。

まずはカートリッジ取り付け部のプッシュピンの加工です。
“つめかえ君”では、カートリッジ取り付け部のプッシュピンでカートリッジ側のバルブを押して開く点では他ストーブや詰め替え器具と同じですが、この製品ではピン自体がパイプ状となってその内部をガスが通るようになっているのです。

また、このパイプ状プッシュピン末端にはガスがパイプ内部に流れ込むための細いスリ割り溝がありますが、ここがオリフィスとなってガスの流量が制限されてしまうようです。

そこで、プッシュピン中央の穴をΦ1.2㎜に広げ、溝も深いV字型に拡張し、末端もカートリッジ側のガスケットを傷付けないように丸みを帯びた形状にしました。
この加工を両側のカートリッジ取付け部2カ所に行いますが、分解してプッシュピン単体で加工すると作業が容易になります。
また、組立の時にはネジ部に配管接手用シールテープを巻いて気密を保ってください。

Tsumekae_4 Tkk_1
(ガスの流路が大きくなるよう中央のプッシュピンを加工、㊧→㊨)

続いてバルブを少ない回転で全開にするため、バルブステムの先端の細い突起部分を短くカットしました。
この部分はガス流量(火力)の微調節が必要な調理用ストーブでは必要な部分ですが、全開か全閉かで良いこの用途には必要が無いので、半分以下の長さにしてしまいましょう。

とにかくガスの詰め替作業はスピードが大事です、上下のガスカートリッジの温度差が縮まらないうちに作業を終了できるよう、素早くバルブの開閉ができるようにした訳です。

Tkk_2
(バルブステム先端の突起を短く加工した)

以前改造したものをあらためて記事にしたので、加工前の画像が無く説明不足かもしれませんが、要はガスの流路を太くし、バルブを少ない回転で全開になるように改造したという事です。
結果としては、詰め替え作業がスピードアップしてより快適になりましたので、まずまずのお薦め改造と言ったところでしょう。

・・・で、とりあえず“つめかえ君・押忍!/Speed”とでも命名してしておきましょうか。(笑)


さて・・・、これからこの種の詰め替え器具を購入するなら、コストパフォーマンスの高いG-Works社製の“GAS SAVER”か、チョット高価ですが気化ガス排出弁が付いてよりスムーズにガスの移動ができる?新製品の“GAS SAVER +(プラス)”(後日レポート予定!)でしょうから、もう元祖“つめかえ君”の出る幕は無いかも知れません。

Gsplus_4
(“GAS SAVER +”)

とは言え、既に大枚5,500円も払って“つめかえ君/N-N タイプ”を買ってしまった方も、悔しがってばかりでは能がありません。
お持ちの“つめかえ君”にこの改造を行って、『見栄えも性能も良いのに安価な後発製品』に一矢報いてはいかがでしょうか。
詰め替え作業がより快適にできるようになりますよ。



※通常のアウトドア用カートリッジ(通称OD缶)に、家庭用の安価なカセットコンロ用ガス(通称CB缶)を詰め替えてガス代を節約しようとお考えの方も多いと思いますが・・・、これだと夏のキャンプ場では問題無いとしても、登山では高所や低温時、また気化熱でカートリッジが冷えた時、ガスの燃焼効率が低下しますので、私は登山用としてはお薦めしません。

|

« ロータリーブラシをコードレスドリルで・・・? | トップページ | フリーズドライ食品の携行について »

ストーブ・クッカー」カテゴリの記事

コメント

> 新製品の“GAS SAVER +(プラス)”

茨城の片隅より、レポート、期待しています。

投稿: 茨城名無しことOJer | 2013年9月 4日 (水) 14時21分

「茨城名無しことOJer」さん、ようこそ。

了解しました。
しかし、“GAS SAVER + ”はブログネタとして購入してみたものの、当初のテストぐらいしか試していないのです。
私は普段は便利な“つめかえ君・押忍!/Speed”ばっかりを使っていますので、今後何度か“GAS SAVER + ”を使ってみてからレポートしたいと思いますので少々お待ちください。

では!

投稿: 理事長 | 2013年9月 4日 (水) 14時41分

移し変え、ではないのですが
、、、、分離式ガスストーブで
私は思い切って、ガス缶につながる処を
調整機能を廃止しました。
Oリングが必要となりますが
缶に捻じ込んでいく過程で漏れ防止すれば
缶自体を、調整ハンドルに出来る!
そして
ガスストーブ側の調整弁も不要で、軽量化
故障原因が、ひとつ減るかも(笑)

投稿: JSB | 2013年9月19日 (木) 02時07分

“JSB”さん、ご無沙汰しています!

カートリッジの内臓バルブを火力調整に使うのも原理的には可能なんでしょうけど、あのバルブは単にON/OFFだけが目的なので、微調整はかなり難しくなるんじゃないでしょうかね?

では今後ともよろしく!

投稿: 理事長 | 2013年9月19日 (木) 16時32分

>微妙なコントロールはダメだろう?

うふふ。それがボンベの直径が大きいために
1/3回転で、何とか使い物になるんですぅ(笑)

Oリングを慎重にカマすことで、自己責任ですけど
使えています。コレと、自作のφ10ストーブ(YOUTUBE)
で、ウルトラ超低形のガスストーブとして使えています
ちなみに、バーナー部分の高さ12mmぐらい :-)

用途も、ほとんど湯沸しにしか使わないけどね
ボンベのヘッド廻りがスッキリします。故障も少ないです

投稿: JSB | 2013年9月19日 (木) 23時49分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ロータリーブラシをコードレスドリルで・・・? | トップページ | フリーズドライ食品の携行について »