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2013年11月19日 (火)

“SUS304パイプの焚火グリル”(HDタイプ)

便利度 :★★★★★
工作度 :★★☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆



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焚火という行為・・・、小学生だった昔から還暦を過ぎた現在まで、焚火の火を眺めているだけで訳も無く心が躍り昂り、また同時に心が安らぎに満たされるという不思議なアンチノミー的感動を覚える・・・、これは私だけの感覚ではないと思います。

これは遙か昔、私たちの祖先が初めて火を手に入れた時のプリミティブな感動の記憶が、意識下・・・、唯識でいうなら阿頼耶識の奥底に強く刷り込まれ、現代の私達にまで引き継がれているからなのでしょうか・・・?。

また、子供の頃自分で熾した焚火で作った半分炭になったいがらっぽい味の焼き芋でも、不思議と美味しく感じたように・・・、この歳になっても焚火で炊いた飯は何故か美味しく感じてしまうから不思議なものです。

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ところが、焚火で調理するというのは結構手間の掛かる作業で、鍋釜を吊るす台を流木で作るのはとても面倒です。
そこで、楽をして焚火に鍋を直置きすることが多くなるのですが、それだと火加減が難しく、チョット油断すると大事なご飯を炭にしてしまう事も珍しくありません。

そんな訳で、私は“チタン製・焚火グリル”を自作して焚火での調理を簡単にできるようにしています。(画像↓)

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しかし、私がチタンマニア(?)という理由でこの素材を使ったのですが、冷静に考えればチタンの丸棒で作るのはコストが掛かるだけで、メリットは少ないような気もします。
Packergrill を作っている“Purcell Trench”社でもチタンパイプ製の製品を作っていますが、ウェブサイトでも

However, metallurgists warn titanium can warp and oxidize when subjected to high heat, including campfire heat.  We have not had oxidation problems with test grills but have had some warping of grills over hot fires with significant weight on the grill.  Customers wishing to put their grill over a roaring fire to get the kettle boiling right away should buy a stainless steel grill.  Titanium grills will not tolerate as much weight or heat as stainless steel grills.”(Purcell Trench社サイトから引用)

と記載しているように、重量以外は
チタンのパイプ材に優位性を認めていないようです。


そこで今回は“焚火グリル”を、入手しやすくチタンの数分の一のコストで済む304ステンレスのパイプで作ってみる事にしました。
パイプはアメリカ“Purcell Trench”社の6.35㎜(1/4 in)と近似のΦ6㎜物を選びました。
板厚は何種類かありますが、入手容易なのは1㎜(内径Φ4㎜)と0.8㎜(内径Φ4.4㎜)と0.5㎜(内径Φ5㎜)です。

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(外径Φ6㎜、右から内径Φ4㎜・Φ4.4㎜・Φ5㎜)


当然0.8㎜や0.5㎜の方が軽く仕上がるのですが、0.5㎜では強度に不安がありそうなので、今回は試作という事でまずは強度を優先した”Heavy Duty Type“にしてみようと1㎜厚のパイプを使いました。
これだったら、4~5人用の鍋を載せてもビクともしないでしょう。

工作は前回同様2本のスティックをワイヤーで繋ぐという形式ですが、今回はワイヤー末端の留め玉として真鍮製の自作スリーブを油圧スエージャーで圧着しました。

Hs_1 Hs_2
(置き型に改造した油圧スエージャーと自作ダイス)

これでチタン製より少々重いかもしれませんが、コンパクトに携行できる割にはかなりヘビーデューティーな焚火グリルが完成したわけです。
何人かで焚火を囲んでワイワイやる時に便利な道具だと思いますよ。

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(㊧完成した焚火グリルHDタイプ ㊨シースも作った)




下記のプレゼントは終了いたしました。
おかげさまで8名の方からご応募いただきましたが、当選した2名の方にはすでにメールでご連絡いたしました。
メールの無い方は残念ながら落選とご理解ください。
では、よろしく!

【余談ですが・・・】

調子に乗ってステンレスパイプを定尺買いしてしまいましたので、材料に余りが出ました。

材料を残してもしょうがないので、太っ腹で私のブログ読者に今回制作したのと同じ”焚火グリル/Heavy Duty タイプ“を2名様にプレゼントしちゃいます!

なお、プレゼントの条件としては、なるべく登山・沢登り・渓流釣り等のアウトドア系のウェブサイトやブログを公開している方で、この道具を有効に使ってくださる方を優先したいと思います。

こんな道具でも、欲しい!と思う方や、是非使ってみたい!という方がいらっしゃったらこの記事のコメントに非公開設定にてメールアドレスと管理するサイトのURL記載の上その旨ご連絡ください。
当選者には別途ご連絡いたしますので、送り先等はその返信でご連絡くだされば結構です。

ただし、あくまで試作品ですから仕上がりはホドホドという事をご了承いただき、また送料は着払いでお願いする予定ですのでご了承ください!

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沢登り」カテゴリの記事

コメント

トレッキング、キャンプ、ツーリングを楽しんでいます。最近ブッシュクラフトに目覚めて、いろいろ準備を進めています。大変参考になりました。

投稿: パイプの煙 | 2016年6月30日 (木) 10時41分

“パイプの煙”さん、はじめまして。

私の拙い記事がご参考になったのなら幸いです。
今後とも『山道具道楽』をよろしくお願いいたします。

投稿: 理事長 | 2016年6月30日 (木) 11時27分

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