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2014年2月

2014年2月24日 (月)

“苔 リムーバー(笑)” を試す?!

便利度 :★★★☆☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★☆☆☆☆
危険度 :☆☆☆☆☆


私は沢登りの時に“アクアスレルスソール”の沢靴を履くことが多いのですが、これだと下山靴を持たなくて良い反面、苔の付いた岩や、皮の剥けた流木などの場合、フェルトソールよりかなり滑ります。

まぁ、フェルトと言えども茶色っぽい苔なんかでは程度の差こそあれやはり滑りますが、入渓してすぐ、いきなり滑って盛大にコケてしまうと、その日は終日茶色の石が怖くなって妙に警戒してしまい、イマイチ沢を楽しめなくなってしまいますよね。(笑)

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(おっとっと!!・笑)

で・・・、話は変わりますが、この記事では便宜上、『苔』と表現をしていますが、実際に沢屋の宿敵となる滑るコケの正体は、杉苔や水苔といった植物の蘚苔類つまり狭義の苔ではなく、石に付着した藍藻類や、珪藻類の群体が石の表面でバイオフィルムとなった状態、もしくはそれらが枯死して腐敗しかけた状態があの滑るコケの正体なのだそうです。
鮎が食べる石のコケというのも同様に、厳密には苔ではないのでしょうね。


さて、乾いた岩にラバーソールだと5.10位ならホイホイ登れちゃう方でも、初めて行った沢で靴底のフリクションに一度不安を抱いてしまうと、その勝手の違いに戸惑い、変な所で固まってしまうというのもままあることです。

沢慣れた方でも、高度感のある滝の上部で落ち口に斜上するような時、外傾したフットホールドがコケで滑ると中々一歩を踏み出す勇気が出ないという事もよくあるんじゃないでしょうか。

そんな時は、コロンブスの卵じゃないですが・・・、フットホールドのコケを剥がしちゃうのが一番じゃないでしょうか。(笑)
幸いにして、沢登りは投げ縄でも、チッピングでも何でもOK(?)の世界なんですからね。

まぁ、沢登りは所謂スポーツクライミングではないので、変な事をしても“チョンボ”呼ばわりをされる事はありませんから、コケが滑るんなら堂々と剥がしちゃうのが最善策というわけです。

特に沢登り講習会や新人歓迎の沢なんかでは、初回でいきなり沢を嫌いにならないように、滑るコケの不安を事前に除いてあげるとより沢を楽しんでもらえる筈ですよね。

そんな訳で、今でもタワシや歯ブラシなんかを持って行く沢屋もいるようですが、それより軽く嵩張らず、しかももっと強力にコケを除去できるものは無いかと考えて辿り着いた結論が“サンドシート”などと呼ばれるマット状の研磨材です。(画像↓)

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最近はホームセンターならどこでも置いてありますから、その内『荒目』の物を選び、適当な大きさにカットすれば出来上がりです。
持ち易いように穴を開けて細引きを通したり、ポケットに入れる時用の厚手の小さなポリ袋に入れたりと各自が工夫をすればより使い易くなるでしょう。



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上の画像は試験的に“サンドシート”でヌルヌルのコケを取ってみたところです。
画像では分かり難いかもしれませんが、ヌルヌルに滑っていた箇所を、ほとんど滑らない状態にすることができました。

実際にはあまり出番の無い道具ですし、正直私も積極的に持って行こうとは思いませんが(笑)、初心者を沢に連れて行くときなど御守り代わりにポケットに入れておくと、ひょっとしたら役に立つかもしれませんよ。

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2014年2月14日 (金)

“SUS304パイプの焚火グリル”(ライトタイプ)

便利度 :★★★★★
工作度 :★★☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆



SUS304パイプの焚火グリルの第一弾として、Φ6㎜・厚さ1㎜のパイプでHDタイプを作りましたが、今回は強度と軽量性の両立を考えた0.8㎜厚のパイプで焚火グリルを作ってみました。

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(㊧焚火グリルHDタイプ、 ㊨同・ライトタイプ)

基本はこれまでの物と変わらないのですが、重量を少し軽くするためステンレスワイヤを細いΦ1㎜に変えてみました。

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(ギリギリ100gを切った)

また、外観をスッキリさせ、収納を簡単にするため、貫通穴にワイヤーを通すのではなく、ワイヤーの末端をパイプの中に収納できるように改良しました。(画像↓)

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(ワイヤーが邪魔にならずスッキリ収納ができる!)

これまでの“HDタイプ”は内径4㎜のパイプとΦ1.5㎜のワイヤーだったため留め玉がパイプの中に収納できなかったのですが、今回は細いワイヤーと小さな銅製の留め玉を使用し、またパイプの内径が大きくなったため、このような構造が可能となったのです。

なお、ワイヤーの加工は、基本的に前回と同じです。
油圧スェージャーと通常のダイスの裏面にV溝を加工した自作の小径ダイスで銅パイプ製の留め玉を圧着します。(画像↓)
この部分は細径の銅やアルミのパイプをプライヤーなどで潰して留めても良いでしょう。


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その後、留め玉をパイプの内径に収まる大きさと形状に整形して完成です。(画像↓)

Bfgul_4 Bfgul_7


道具は実用性と耐久性の兼ね合いが大事ですので、重量と強度のバランスから考えると少人数パーティーにはこの0.8㎜厚位がベストだと思われます。

しかし、ここまでやったついでですから、次回は強度はある程度犠牲にしても軽量化を優先させたウルトラライトタイプとして0.5㎜厚の超軽焚火グリル”でも作ってみましょうか・・・。

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2014年2月 5日 (水)

ATLAS のリベンジが始まった? (Aspect 24)

便利度 :★★★★☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆

(新型ASPECTなら推薦度は★★★★★でしょう!)


2
(今回は“ATLAS/Aspect 24”のレポートです)



現在一番人気のスノーシューと言ったら、MSRライトニングアッセントでしょう。
抜群のトラクションを誇りながら極めて軽く、しかもカッコイイのですから売れて当たり前だと思います。

問題があるとすると、足を上げた時シューがブラブラ回転してしまうことと、全体にやや華奢な印象を受けることくらいでしょうか。
まぁ、ブラブラすると言ってもストッパーがあるため回転し過ぎる事はありませんし、華奢と言っても重荷を背負って余程乱暴に扱わなければめったに故障しない程度の強度は確保されています。

さて、この“MSR”が画期的な樹脂製のスノーシューで市場に参入したのは十年ほど前からの事で、スノーシューブランドとしては老舗の“TUBBS”とか“ATLAS”と比べればまだニューカマーの地位にいると言って良いでしょう。

特に“ATLAS”は十数年前の米国のBCボードの黎明期には圧倒的な人気を誇り、これを履いてサークワークスのバックパックでボードを担ぐことが最先端のスタイルだったことを思い出します。

しかしながら、“MSR”は現在の我が国のBCシーンではこれら先輩ブランドを差し置いて独り勝ち状態にあるのです。


私もかつては“ATLAS”を使っていたのですが、トラディショナルなパイプフレームだと板状フレームの“MSR”と比較して、どうしてもトラクションと重量の両面で見劣りがしたため数年前から“MSR”の製品を使うようになりました。

“ATLAS”ユーザーの多くは同様の理由で“MSR”に乗り換えていき、現在の“MSR”の独擅場が形成されたのだと思います。

しかし、老舗“ATLAS”もいつまでも新参者の“MSR”が独り勝ちをしているのを指を咥えて見ているわけではありませんでした。

昨シーズン位からいよいよ逆襲に転じた模様で、“MSR”のパクリと言えなくもないのですが・・・、セレーション(ギザギザ)付のT字断面フレームと従来型のパイプフレームを組み合わせた、良い所取りのような“Aspect”。(←リンクは後述のニューモデルのものです)という製品を市場に投入したのです

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(“Aspect 24”の裏と表)

これは、かつての“ATLAS”ファンとしては非常に気になるところでした。
スプリングローデッド・サスペンションと呼ばれるフットベッドの固定部は節度を持った自由度でブーツをホールドし、しかもどんなに乱暴に扱っても『多分、絶対壊れない!』安心感を持ちながら、加えて“MSR”と同様なトラクションを発揮するとすれば、これはかなり使える製品と言えそうです。

そんな訳で早速使ってみました。

結論から言うと、使い勝手としては非常に良好でした。
“MSR”と同じようなセレーションのあるT字断面のフレームは軟雪でも押さえが効いて安心ですし、クラスト面でも十分なトラクションを得られそうです。
また誤って反対のシューを踏んでしまってもフレームの上面がフラットなので足を抜きやすい気がします。
また、ヒールリフターはMSRのパクリともいえそうですが、これまた使いやすくなりました、


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(フラットになるのでザックへも安定して固定できる)

当然、スプリングローデッド・サスペンションは期待通りの使用感で、下りの深雪斜面を乱暴に駆け降りたとしてもブーツにシューが追従して不安は感じません。
“MSR”と比較して、破損の不安を感じずに乱暴に扱えるのは大きなメリットでしょう。

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(スプリングローデッド・サスペンションは足への追従性良好!)

しかし、実際に使ってみて少々問題点もあることがわかりました。
歩行中にシューの内側同士がぶつかり合うことは避けられませんが、Aspect 24の場合は構造上MSRと異なり傷んでは困る所がセレーションと干渉してしまうようです。
スプリングローデッド・サスペンション取り付け部や、内側のデッキシートをフレームに巻いて固定した部分はカバーされていますが、それでも使用中の無意識の足運びによってかなり疵付いてしまいました。
さらに、ノーズ部分のフレームにデッキシートが巻き付けられている部分はカバーされていないので、変則的な足捌きを要するような場面ではこの部分も傷んでしまう可能性もありそうです。

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(2~3回の使用でこれだけの疵が・・・)


あとは、仕方のない事なのでしょうが頑丈な分だけ重くなってしまいます。

“MSR”の同等品“ライトニングアッセント25”のカタログ重量が1.785㎏(ペア)であるのに対し、“ATLAS”の“Aspect 24”は実測で2.13㎏ですから、ペアで345g、つまり缶ビール一本分も重いことになります。

とは言え、重い荷物を担いだりハードな使用ををする場合を考えると、私的には総合的に見てこの重量差を埋め合わせるに十分な機能的優位性はあると考えています。
道具は使えてナンボですから、極端な軽量化マニア以外には十分お薦めできる製品と結論しても良いでしょう。


・・・と、ここまでは私の使用している旧モデルの話です。

私としては悔しい事ですが・・・、今シーズンの“Aspect 24”は大幅に軽量化され、重量が1.87㎏になりました
しかも、色も美しいブルーアルマイトカラーです。

これで、マイナーチェンジ前と同じ強度と耐久性があれば、もう“MSR”の独り勝ちは許されなくなりそうです!

あ~ぁ、1シーズン前に買わないで今年まで待てば良かったなぁー・・・。

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(マイナーチェンジされた“Aspect 24”は1.87㎏! *代理店の画像を借用)




【余談ですが・・・】

山登りの話題ではないのですが・・・、最近とてもビックリするやら呆れるやらといった状況に遭遇したので、黙っておられず、報告することにします。


それは、気合の入ったスキーヤーの集まる某スキー場にほど近い某温泉宿でのお話です。

そこはとても良い温泉で、宿自慢の大浴場?は男女混浴・・・、といっても脱衣所は男女別で湯船にも途中まで衝立があり、若い女性でもそれほど抵抗なく入湯できるように造られています。(混浴が嫌なら、男女別の内風呂と女性専用の露店風呂も別にあります)

また、大浴場に接続した露天風呂は男女を分ける衝立の先に出入り口がありますから、こちらは女性にはチョット恥ずかしくて利用しにくいだろう・・・という配慮なのか、別に女性側からだけ露天風呂に出られる別の扉があり、大きな混浴の露天風呂からは完全には遮蔽はされていないものの、少し死角になるように小さな露天の湯船が造ってあるのです。

さて、私が露天風呂に入っていると、その小さな湯船の方から若い男女の話し声が聞こえてくるではありませんか。
へぇ~、若いのにまだ明るい時間に露天に入る勇気のある娘もいるんだなあ・・・、と思いそちらに目をやると。(決してスケベ根性からではありませんよ・笑)

いや~、ビックリです!(ガッカリ!ではありませんよ!)、何と女性はバスタオルで胸から下を隠すという、あのテレビの温泉番組でよくある格好で湯船に浸かっており、またまたビックリなのが男性は何とトランクス型の下着を履いたまま風呂に入っていたのです。

風聞ではこの手の非常識な輩がいるとは聞いてはいたものの、まさかそんなのは誇張された作り話だろうと考えていたこともあり、一瞬我が目を疑いましたが・・・、それは紛れもない現実でした。

しかも二人が入っていたのは、女性が男性の目をあまり気にせず露天を楽しめるようにと意図して作られた一角で、そこを延々とくだらないお喋りをしながら二人で占領していた訳ですから、とんだ馬鹿ップルもいいとこです。

まぁ、テレビで「撮影のためにタオルを使用しています」なんて小さなテロップを入れるだけで、本来はあってはならない筈の格好での入湯シーンを放映しちゃう温泉番組があるのも悪いんでしょうが、湯船に手ぬぐいやタオルは絶対に持ち込まないという最低限の公衆道徳すら身に付いていない大人が実際にいるのには驚きました。

ましてや男性なのに下着着用で風呂に入るなんて常識以前の問題だと思うんですが・・・、皆さんはどうお考えでしょう。

そういえば以前蔵王の温泉では、若い男性の集団が、嬌声を上げながら脱衣所から風呂場に駆け込んで、掛け湯もせずにいきなり次々に湯船に飛び込むという光景に出くわしました。
ゆっくりと温泉を楽しんでいるところに、いきなり頭から水しぶきを浴びせられたのですから、さすがに温厚な私でもこれにはムッとして思わず声を荒げるところでしたが・・・、話し言葉から推察するとどうも近隣某国からの団体ツアーのグループのようでしたので、その場で咎めるのは思い止めました。

彼らは、平気で道路に痰を吐いたり、子供にレストランの床で大便をさせてしまうような公衆道徳という観念の希薄な国の住人ですし、当然日本の入浴のルールなど知らないのでしょうから、ここで日本語で怒鳴るのも大人げないと思ったからです。(あとでホテルのマネージャーには団体旅行の添乗員を通じて注意をしておくように言っておきましたが・・・)

しかし・・・、今回の場合は、日本で生まれ日本で育った大の大人がバスタオルや下着で湯船に浸かっていたのですから・・・、いったい今の世の中どうなっちゃってるんでしょう?。

このままでは日本の将来は、お先真っ暗!、などと考えるのは還暦過ぎのジジイの取り越し苦労だと笑われるかもしれませんが・・・、あまりにも呆れた現象なので記事にて御紹介した次第です。

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