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2014年4月

2014年4月26日 (土)

車内積みキャリーの補強

便利度 :★★★★★
工作度 :★★☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :★★☆☆☆
(取り付けと使用は自己責任でお願いいたします)



(以前ご紹介した“1BOX用、車内積みキャリー”の補足記事です)

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(車内積みのスキーキャリーは結構便利だ)

車内積みのキャリーは現在まで、「水滴問題」以外はとても快適に使用できています。

事故の時の強度が心配とのご指摘もありましたが・・・、車も道具、使えてナンボですから、自己責任で使い易くしちゃいましょうよ。
とは言え・・・、、相当ガッチリ作っておきませんと、場所が場所だけにできる限りの安全対策をとっておいた方が良い事は言うまでもありません。

そんな訳で、今回は車内キャリー取り付けの土台となるアシストグリップの補強を考えてみました。

最近の車のアシストグリップはプラスティックパーツのみでできており、しかも一般論として以前の物よりもかなり華奢な造りとなっているモノが多いようです。

アシストグリップは、一時的に人間の体重が掛かっても壊れないだけの余裕をもった構造計算がなされている筈なのですが、それを本来想定されていないキャリアとして使うとなると話は別です。
恒常的に荷重が掛かり、しかも振動がそれに加わる事になりますから、やはりできる限りの対策はしておいた方が良いでしょう。

私の車の場合でも、アシストグリップのベースは前後がΦ5㎜のビス1本で留められているだけでした。

Ggf_3
(グリップは、ベースの四角いスペースの偏った位置にビス留めされていた)

しかも、ビスには大径のワッシャーが咬ませてあるとはいえ、その面積だけでプラスチックのベースに掛かる荷重を受け止めたのでは、振動でプラスチックが弾性変形を繰り返しているうちにビスが緩んだり、樹脂パーツ自体が素材疲労を起こしてしまうかもしれません。

そこで、ベースに加わる荷重を可能な限り大きな面積に分散させるため、専用の角ワッシャーを自作することにしました。

素材は2㎜厚の304ステンレス板です。
あまり厚いと、ビス頭隠しのキャップが閉まらなくなりそうですので、この程度が適当でしょう。

ビス穴は、x.y方向とも変に偏った位置にありますので現物合わせで位置決めをしました。


Ggf_7 Ggf_6
(ステンレス板で専用のワッシャーを予備を入れて10個作ってみた)

根気が無い私は数物を作るのが苦手ですが、10個程度ならまだ我慢のできる範囲なので気合を入れて作ってみました。
全部同じ寸法で、ベースの四角い穴にぴったり収まるようにするため、重ねて4面をフライス仕上げしてから手作業で面取りをおこないました。


Ggf_10
(可能な最大限の面積に荷重を分散する)

上の画像のようにベースの四角い穴にピッタリ嵌り、面で荷重を受け止めてくれるので、ビスをソケットレンチで締め込んだ感覚も、キチット締まる手応えになりました。
なお、ビスには中強度のネジ弛み防止剤を併用しておきましょう。

これで、外見を全く変える事無く、より安全に車内積みキャリアを取り付けるための土台が完成した事になります。

最近はネットオークションなどでもガレージメーカー製と思しき車内積みキャリアが出品されていますので、それを利用するのも悪くないでしょうが、キャリア自体は丈夫でもそれを取り付ける土台となるアシストグリップがシッカリしていないと期待する強度が得られないかもしれません。

車内積みキャリアの自作をお考えの方はまず車のアシストグリップ取り付け部を点検し、強度が心配が考えられる場合は、この例を含め各自工夫をしてより安全な構造をお考えください。

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2014年4月21日 (月)

塩化アルミ制汗剤の容器は?

便利度 :★★★★★
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆

(足の汗が気になる方だけ・自己責任でお使いください)

私は足の裏にに汗をかきやすい体質なので、スキーツアーやBCボードの時ブーツやインナーまで湿らせてしまい、行動終了ブーツを脱ぐと盛大に湯気が立ち上ります。
特に最近のサーモインナーは、保温性は高いのでしょうが透湿性が皆無のため足の汗が滞留しやすいのでしょう。

また、厳冬期に靴下やインナーを濡らしてしまうと万が一の時には凍傷の原因ともなりますので、私は行動中の足の汗を抑えるため予め塩化アルミニュームの溶液を足の裏に塗布しています。

この塩化アルミニューム溶液の作り方は古い記事をご覧いただくとして、今回はこの溶液の容器について記事にしてみたいと思います。

この塩化アルミ制汗剤は乾いた状態の足の裏に塗って、乾くまで待つだけでOKですから使用は簡単ですし、スプレー式の容器に入れるとさらに簡単に使用できます。

私は当初100円ショップで買ったスプレー容器や、ヘアカラーの超小型スプレーに入れて使っていました。
しかし、これだと使い勝手は便利なのですが、持ち歩きの時に気圧の変化が影響したのか、若干漏れてしまいポーチの中を薬液で濡らしてしまいました。(画像↓)

Alcl_1


そこで次にスプレー式ではなく、スポンジの塗布部分がある肩こりや筋肉痛用の塗り薬の空き容器を使用してみました。
これはスプレーと違って無駄がありませんし結構便利でしたが、使用して間もなくスポンジの部分が劣化してボロボロになってしまったのです。
多分アルコールを溶媒にした薬剤とスポンジの相性が良くなかったのでしょうが、これでは使えません。

Alcl_2  Alcl_3
(最初は良いのだが・・・、塗布部のスポンジが劣化してとれてしまう㊨)

スプレーができて乱暴に扱ったり気圧が変化しても漏れることの無い良い容器は何かないだろうか?・・・、と探していた時に目に留まったのが「マキロン」や「マッキン」というおなじみの消毒液の容器です。

これだったらポンプ式のスプレーと違って密閉できますのでバッグの中で持ち運んでも安全です。

Alcl_5
(この容器が一番だった!)


また、通常サイズではなく携帯型の小型容器の方を使えばコンパクトで持ち運びにも邪魔になりませんので、塩化アルミの制汗剤を試してみたいとお考えの方は是非この容器をお試しください。

Alcl_4
(㊧普通サイズ、㊨小型の容器)


足に汗をかかない方には無縁のモノですが、私同様足の裏の汗にお悩みの方は結構重宝すると思いますよ。

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2014年4月17日 (木)

Wリング・バックルは時代遅れか?

便利度 :★★★★☆
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆



Wリング・バックルは古典的なベルトの締結方法の一つです。(画像↓)

Wr_3

しかし、構造がシンプルで壊れる心配も少なく、また嵩張らず弛み難くいというメリットもあるので、現在でも一部のアイゼン等に使用されており、その実用性はいまだ色褪せてはいません。

ただ問題は着脱で、特に強く締めてしまうと外すのに苦労してしまう事でしょう。
簡単に解放するため、末端をもう一度折り返すという方法もありますが、手袋のままだとこの作業も面倒ですし、また、これだと弛み易くなるという問題も発生します。

そこで山道具メーカーでも一方のリングにタブを付け、そこを摘まんで引っ張ると簡単に外れるように工夫したりしていますが・・・。

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(BD社のクランポン用タブ付Wリングバックル)


今回の記事はこのレトロなWリング・バックルを、簡単にリリースができ構造で、さらに外観もスマートに仕上げて、山道具の自作に活用できる方法をご紹介しようと思います。

御承知のようにWリングバックルはリング2個をベルトに通して縫製するだけのごく簡単な構造ですが、この部分の縫い方が今回ご紹介するクイックリリース機構の要になります。

この方式にするには、リングを通して折り返したベルトの重なった部分の両端を長手方向に2往復程ミシンで縫って固定します。
つまり折り返して2重になった部分はチューブ状になる訳で、この中に上側のリングに回した細紐を通し、末端には8ノットの結び目かエンドボール等で摘まみやすくしておくというものです。

Ring_5
(外側のリングに通した細紐を・・・)

私の拙い表現力では理解できないかもしれませんので、判りやすいように赤いテープに目立つように敢えて黒い糸で縫った説明用サンプルを作りましたので画像を表示しておきます。

Ring_6
(・・・両端の縫い目の間を通して引き出す)

画像の末端を8ノットにした黒い細紐は、二重になった赤いテープの間を通り外側のリングだけに連結されていて、細紐を引くと2個のリングの間に間隙ができ、挟まれていたバンドがスルッと緩むという訳です。

Ring_7
(細紐を引くと簡単にリリースできる)


使用するリングは15㎜の幅のアイゼンバンドなら内径18㎜のリング、18㎜幅のテープだったら内径20㎜が理想ですが、内径20㎜のリングでも後述の工夫をすれば15㎜のアイゼンバンドでもほとんども弛むこと無しに使用できます。
また、内径20㎜リングに20㎜幅テープを使う場合は、呼び寸は20㎜幅でも実測の細めのテープの方が使い易いでしょう。

Ring_1
(㊧内径20㎜の溶接リング、㊨18㎜の打ち抜きリング)

以前はアイゼンバンド用のプ18㎜の打ち抜きリングの入手ができたのですが、最近は入手が難しくなっているので入手不能なら内径20㎜の溶接リングを加工して使用するのが良いでしょう。

Ring_2
(手持ちのアイゼンバンド用18㎜の打ち抜きリング)



金属パーツ屋で売っているような内径20㎜線径3㎜程のステンレスの溶接リングを15㎜幅テープで使う場合は、そのままだと弛むことも考えられますので、ベルトを弛みにくくするため断面を丸から平たい太鼓型に潰しておくのがベターでしょう。

Ring_4
(入手容易な内径20㎜線径3㎜程のステンレスの溶接リング)

私は油圧ハンドプレスを使って潰しましたが、これはハンマーと金床を使ってたほうが簡単かもしれません。
副次効果として加工硬化でリングの強度を上げる事にもなります。

Wr_1
(表面にはプレスで平らに潰した時の凹凸が見える)

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(画像はボードの流れ止め用に作ったものなので、ショックコード入りテープが見える)

上の画像はWリングを使用したボードのリーシュの例ですが、縫製には太い糸と工業用ミシンを使はなくても、30番程度の糸でも十分強度は有りますし、画像の18㎜幅のテープなら両側を細めのバータックで縫っても良いでしょう。さらに、手縫いならより強度を増すこともできるはずです。
(前述の赤いテープのサンプルでは8番と太めの糸を直線縫いで使用)


この例は内径20㎜のリングと18㎜幅テープを使用した場合ですが、前述のサンプル同様、固定する時は通常のWリング・バックルと同様バンドを折り返して締め付け、外す時はバンドの折り返し部から出ている細紐末端のエンドボールを摘まんで引けば、固く締まったバンドもスルッと驚くほど簡単に弛める事ができます。

Wr_6
(細紐の末端を持って引くだけで簡単にリリースできる)



簡易アイゼンのバンドやスキーリーシュ、あるいはアックス・リーシュのアジャストなど、自作山道具の分野ではかなり応用ができると思いますので、興味のある方はお試しください。

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2014年4月10日 (木)

自作インナー・オーブンを試す②

便利度 :★★★★☆
工作度 :★★★☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :★★☆☆☆


『“自作インナー・オーブンを試す①”からの続きです』



Ov_3
(自作インナーオーブンの全体像)


さて、自作インナー・オーブンの本体になる段ボール箱ですが、インナーブーツが入って多少余裕がある程度の容積で、大き過ぎない物を選びましょう。

後は高温の熱風が直接インナーに当たって焦がさないように、小さな分配室を底の部分に作っておきました。
Ov_8
(側面に穴のある小箱で温風を分配する)

実際の成型に当たっては分配室上にもう1枚段ボール板を置き、その上にインナーブーツを置けるようにしておきましょう。

さて、それでは成形開始です。

Ov_6 Ov_7
(インナーからインソールを取り外して自作オーブンに…)


Ov_5
(2個同時加熱も可能)


予熱をして温度調節器をチューニングしたら、インソール(DEELUXEの場合はヒ-ルハーネスも)を取り外したインナーブーツを入れ上面の穴を板で塞ぎ重りを載せておきます。

設定温度まで上昇したら、そのまま15~20分程度加熱します。
下の画像では、ディスプレーの緑色の小さな数字が設定温度、赤い大きな数字がセンサーの計測値です。
さすがにデジタル温度調節器だけあって温度変化量に合わせて高速でSSRのON/OFFを制御し、ピタリと120℃を保っています。
温度が安定しており、また風量の多いヒートガンで庫内の空気が循環いるため上下の温度差も少ないため、加熱時間が長くなってもインナーを焦がしてしまう心配は無いでしょう。

Ov_1 Ov_2_3
(温度調節器によりオーブン内の温度は安定している)

インナーが温まる間、足の当たる所や余裕を持たせたい部分にパッティングしてソックスを履いておきましょう。

画像にあるDEELUXEのインナーだと少々分かり難いのですが、全体に軟らかくなり腫れぼったい感じになったら取り出し、手早くインソールをセットしてアウターシェルに入れ、すぐに準備した足を入れてください。

この時はインナーにシューレースがあれば取り外すか軽く締める程度、DEELUXEの場合はヒ-ルハーネスごと加熱前に取り外したままで構いません。
そして、次にアウターシェルのシューレース(あるいはバックル)を締め込むのですが、この場合は目一杯に締めなくても、中程度強の力で締めれば十分でしょう。

このまま、多少歩いたりしながら15分ほど待てば成型完了です。


また、インナーブーツの焼き方については過去の記事でもご紹介しましたし、特にコツの必要なDEELUXEのインナー整形フィッティングについても記事がありますのでご参照ください。

私の自作インナーオーブンは、温度の安定という点ではプロショップにある純正のインナーオーブンよりも上だと思いますが、ヒートガンの熱風を段ボール箱に直接吹き込むという仕組みですから万が一の過熱に備えて作業中は十分な監視をしながら作業してください。

まぁ正直な話、今回はブログネタ用に敢えて凝った構造にしてみましたが、レスポンスの速い熱電対式の温度計(リンクにあるような安物の汎用テスターで十分!)さえあればデジタル温度調節器が無くても、温度調節型のヒートガン(→廉価な製品を販売しているサイト)を目視で手動調整して、同様なインナー焼きができると思いますので、皆さんも挑戦してみてはいかがでしょうか。

多少の初期投資は必要ですが、台所のオーブンを使って高価なインナーを火葬にしてしまう事を考えれば廉いものですし、ヒートガンはシェル出しはもちろんステッカー剥がしや塩ビ管の曲げ加工、温度計機能付きのテスターは導通テストからバッテリーチェックまで一つ持っていると使い回しが効いて何かと便利で1つ持っていても損はありません。
後は不要な段ボール箱だけあれば安全にインナーを成型できるのですから試してみる価値は十分だと思います。

私も、次は「内部循環式のファン付ニクロム線発熱ユニット」を作る予定です。
これとデジタル温度調節ユニットを組み合わせれば、インナーオーブンから孵卵器までとかなり汎用の高精度定温装置が出来るはずです。






【余談ですが・・・】

先日テレビを見ていたら、BPO(放送倫理・番組向上委員会、だっけ?)は、ヤラセ番組として放送打ち切りになっていたフジテレビの『ほこ×たて』に、「制作過程に重大な放送倫理違反があった」とする意見書を発表したとのニュースが流れていた。

おいおい、放送打ち切りになったのは去年の10月だよ!。
半年も掛けてナニ馬鹿みたいに当たり前の結論出して偉そうに喜んでんだよ!・・・、って感じだが、私はこの放送倫理って言葉を聞いて、別の違和感も感じざるを得なかった。

まぁ、ヤラセや嘘がいけない!というのなら、「御尤も」と言う以外に返す言葉は無いが、こんな「楽しきゃいいじゃん!」的なバラエティー番組のヤラセに、半年も掛けて今更のように放送倫理違反だって騒いでる暇が有ったら、BPOにはもっと真面目に考えてもらわなきゃあならない番組はゴマンと在るはずなんじゃなかろうかと思ったからだ。

たとえば・・・、誰とは言わないが、一時期バラエティー番組で非常に露出の多かった“スピリチュアル何とか”と自称する、人相からしてどう見ても真っ当ではないデブが、マコトシヤカに「貴女のお父さんの霊はきっと喜んでますよ・・・」みたいな大嘘をついて女優を泣かせていたのを思い出す。
ありゃあ嘘じゃなかったのかいな?と、BPOに聞いてみたいところだ。
おまけにコイツはこんな嘘で二桁の億の金を稼いだっていうし、私の私淑する泰斗、Y先生の御息女まで誑かしているなんてのも許せない。

また、毎年の事だが、夏になるとテレビ局は申し合せたように、心霊写真だとか地縛霊だとか除霊だとかのオカルト系の番組作りに励み、訳の判らん自らを霊能者だとのたまうヤヤコシイ連中や、霊感が強いとされるタレント(霊感が強いのではなく、おそらく頭が弱いだけだろう・・・)を引っ張り出してはウソのオンパレードで私を楽しませてくれる・・・が、私のようにへそ曲がりではない素直な視聴者の中には自分の健康状態や不幸な出来事に短絡的に結び付けて、無用な不安を感じてしまう方も多いんじゃあないだろうか?。

そう言やあ、また誰とは言わないが(笑)、自分は誰々の生まれ変わりだと堂々と嘘を言う金髪の偉そうなババア(ジジイかな?笑)を、大御所だとか御意見番だとか祀り上げて、某国営テレビの全国放送にまで登場させる事だって明らかに倫理違反だろう。

また、これまた誰とは言わないが、銀座の水商売上がりの下品なババアが、占いが専門の筈なのに何故か霊能者紛いの物言いで、偉そうに自分んを棚に上げたような高飛車な説教をがなり立てるなんて様子を憚り無く放送するのも、私的には放送倫理上問題ありだと思うがいかがなモンだろうか?

だいたい占い師なんてホットリーディング・コールドリーディングを駆使し、バーナム効果の塊みたいな回答を出して金儲けをする詐欺師みたいな連中なんだから、注釈無しにこんな連中の嘘を公共の電波に流すことだって大きな問題だろう。
星座や名前、あるいは人相手相だけで性格や生い立ちから将来まで判ると言うなら、例えば一つの対象を複数の占い師に占わせて比較してみたらいいし、占いで未来が分かるなら明日の競馬の当たり馬券でも予想してもらい、曖昧さを排した回答を出してもらえば、ウソかホントかの証明なんて簡単にできるはずだ。
もう、連中のヤレヤレって感じの、常套の逃げ口上は聞き飽きた。
私たちの知る権利を保障し真実を追求するのもメディアの使命だなんて御大層な口を叩くのなら、真っ先にメディアがその検証を行うべきだろう。
「いやぁ、それはバラエティー番組で扱う娯楽の範疇のマターだから・・・」なんて逃げているのなら、放送倫理なんて絵に描いた糞と同じだ。

それを良いことに、結局奴らは、同業者がお互いの利益を損なわないように、こんな簡単な論理的証明から見苦しい言い訳を弄してひたすら逃げ続けている。
詐欺師と言われて悔しければ自分から進んで白黒ハッキリすればいいだけの話だ。
それができないなら、永久に詐欺師と呼ばわれても文句は言えなかろう。

血液型性格判断だって同じ穴の貉だろうが、これだってメディアがさも科学みたいな体裁で垂れ流したおかげで、ブラッドタイプハラスメントという明らかな差別を生み出しちゃったんだからメディアの責任は軽微ではない・・・、笑い事では済まないはずだ。

そんな訳で・・・、オウム事件も喉元過ぎれば・・・で、相変わらず新学期の大学キャンパスでは体裁だけ趣味のサークルを装ったカルト宗教への勧誘が盛んだし、いまだに自分の病気や不幸を霊障や祟りのせいではないかと不安を抱える、ただでさえ気の毒な方を喰い物にして暴利を貪る悪質な霊感商法の類は後を絶たない。

私が考えるに、カルトや霊感商法が蔓延る下地には、上に述べたようなメディアの霊だとか超能力だとか超常現象を無節操に取り扱って視聴率を稼ごうとする姿勢が大きく関係していると思うのだ。

子供たちは、テレビは正しい事しか放送しない、テレビに出る大人は嘘をつかないという前提で番組を見ている。
そんな無垢な子供達が、物心ついた時から、テレビで自分より正しくモノを知っているはずの大人が、心霊写真だとか地縛霊だとか訳の判らん大嘘を大真面目に語っているのを目にすれば、知らず知らずのうちにその未発達な心に漠然とした不安を刷り込まれるのは当然の事だろう。

現に、論理的な思考ができるはずの高校生の年代になっても、8割の生徒が霊の存在に肯定的な考えを持っており、また7割の生徒が超能力(スプーン曲げなど荒唐無稽なモノ)の存在を否定していないというのだから、困ったものだ。
このような子供たちの現状を見れば、現在の我が国の現状も有らずもがなと言ったところだろう。

そう言やあ一昔前?、筋肉に関するの論文(笑)で学位をとった肩書だけ医学博士の何某とかいう教授が、子供にゲームを止めて勉強してもらいたい親の気持ちに阿り、在りもしない「ゲーム脳」などという概念を持ち出して大儲けをしたが、これに加担して日本中の無数の母親父親を「可愛い我が子の脳がゲームによって破壊されてしまう!」という謂れなき不安に陥れたのも新聞やテレビ等のメディアだったはずだ。
これについてもメディア側は、謝罪はおろか一切説明も訂正もしていなかったんじゃなかろうか。

その他、脳科学や心理学の名を借りた、イイ加減な番組にも言いたいことは山ほどあるんだが・・・、これ以上腹を立てると酒が不味くなるので・・・、『つまらない事で偉そうに“放送倫理”を語るんだったら、BPOを含めメディア側にはその前にもっとヤル事があるんじゃないかって思うが、どんなもんだろうか?』と言うまとめで、終わりにしようと思う。
あ~、疲れた。

(以上、酔いに任せて放送倫理に抵触するような?不適切な表現をしちゃった部分があるかもしれないので、この文章はすぐに削除しちゃうかもしれません。)

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2014年4月 1日 (火)

自作インナー・オーブンを試す①

便利度 :★★★★☆
工作度 :★★★☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :★★☆☆☆


Ov_6_2
(今回は、自作のオーブンでインナーを焼いてみました)

私は以前からランドーネブーツやスノーボードブーツのインナーブーツを自分で熱成型しています。

幸いにしてこれまで失敗も無く、今ではプロショップに依頼するより納得ができるようなインナーを焼けるまでになりました。

インナーの成型には職場のラボにある恒温槽(定温乾燥器)を使うのが手っ取り早いのですが、それでは上手く出来て当たり前で面白くないので、これまでブログのネタとして純正のヒートライザーと同様の温風式など、色々試して成型してみました。

話は変わりますが・・・、私は山ボード用にビブラムソールを使用した“DEELUXE/Spark”を使っていますが、このブーツは山では良いのですが・・・、ゲレンデのリフト乗り場やアイスバーンの駐車場などでは予想外に滑り、よくコケそうになっちゃいますし、ヒールの後ろの部分が少し剥離してきました。

そこで今シーズン、ゲレンデ用に柔らかめの“DEELUXE/Deemon-TF”を購入しましたので、今回はそのインナーを自作のサーモインナー・オーブンを作って成型することにしました。
定温乾燥器を使えば簡単なのですが・・・、手間も暇も金も掛けなければブログネタにはならないのが辛いところです。(笑)

・・・とはいえ、わざわざ専用の箱まで作るのも面倒ですし、まずは試作と言うことで段ボールの箱で実用性を探ってみることにしました。

本当はヒーターの熱を閉じられた空間でファン循環させる方式が効率的にもベストなのでしょうが、今回は汎用のヒートガンで熱風を段ボール箱の中に吹き付けるという方法を試してみました。

ここで問題になるのが、箱の中の温度をインナーを焦がすこと無く成型するのに適正な110℃~120℃という温度でいかに安定させるかということです。

そこで、私が以前遊び半分で“究極のワックスアイロン”を作った時に組み立てたデジタル温度調節ユニットを流用することで安定した温度を保つことにしました。

Dscf3589
(オムロン“E5CX”を使った改造前の自作温度調節ユニット)


この種の最新のFA用温度調節器は、センサーからの入力を比例制御と微分・積分動作を組み合わせたPID制御という、私の文系頭脳では理解できないほどの高度な制御をしてくれますから、多少の外乱要素があってもオーバーシュートやハンチングの少ない安定した温度環境を維持することが可能なんだそうです。

しかし、私がこれまで使っていた自作の汎用温度調節ユニットは、超高性能ワックスアイロン等でも活躍(・・・と、言うか無意味な過剰性能だった・笑)してくれましたが、これは古いオムロン製デジタル温度調節器“E5CX”を組み込んだもので、サンプリング周期も1秒と長く、現在では些か陳腐な感じがしたので、この機会に新型の汎用デジタル温度調節器オムロンの“E5CB”に換装することにしました。

時代の流れは速いもので、以前は2万円以上した同社の温度調節器が、機能を絞り込んだとはいえ、サンプリング周期250mSで、しかも“2自由度PID制御”と、さらに高性能に進化しているにもかかわらず、実勢価格8,000円程度で買えるのにはびっくりです。

また、機器自体の容積も半分位になり、交換後はケースの中がスカスカになってしまいました。

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(㊧新旧の大きさを比較する、 ㊨新型に換装するとケースに無駄な余裕が・・・)

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(“E5CB”に換装した新しい温度調節ユニット)


温度調節ユニットを自作する場合は、多機能な温度調節器でなくても、トライアックのSSR(ソリッドステートリレー)を駆動できる電圧出力が1回路あれば十分ですから、今回のような用途には基本性能が高いにもかかわらず機能を絞り込むことでローコスト化を実現した“E5CB”は最適な機器だと思います。

また、ニクロム線ヒーターはコールドスタート時のラッシュカレントが定格の数倍以上に達しますので、SSRの許容電流にはかなり余裕を持ったものを選びましょう。

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(トライアックには余裕のある定格のものを選び、十分な放熱対策を!)


またこれを一つ作っておくとデリケートなペットの飼育環境の管理や孵卵器(たぶんやらないと思いますが 市販のウズラの卵は有精卵が混ざっていて、孵卵器で雛になるそうです・笑)などにも応用ができますので、遊び半分で作っておくのも面白いんじゃあないかと思います。

さて、この温度調節ユニットを使用すれば、サーモインナー・オーブンの自作はごく簡単です。

構造はヒーター回路を独立させたヒートガンの熱風で庫内の温度を上げ、上部に刺したK型熱電対からの入力を元にデジタル温度調節器でヒーターの操作量を制御し、定温を維持しようというものです。

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(段ボール製インナーオーブン)

インナーを焼く前に試運転をして機器のオートチューニングを作動させると、対象の熱容量に最適な操作量のパターンを自動演算してくれますので、見掛けは不細工でも、非常に安定した温度管理の行える恒温槽が出来上がるという訳です。

【以下、続く・・・】

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