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2014年4月26日 (土)

車内積みキャリーの補強

便利度 :★★★★★
工作度 :★★☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :★★☆☆☆
(取り付けと使用は自己責任でお願いいたします)



(以前ご紹介した“1BOX用、車内積みキャリー”の補足記事です)

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(車内積みのスキーキャリーは結構便利だ)

車内積みのキャリーは現在まで、「水滴問題」以外はとても快適に使用できています。

事故の時の強度が心配とのご指摘もありましたが・・・、車も道具、使えてナンボですから、自己責任で使い易くしちゃいましょうよ。
とは言え・・・、、相当ガッチリ作っておきませんと、場所が場所だけにできる限りの安全対策をとっておいた方が良い事は言うまでもありません。

そんな訳で、今回は車内キャリー取り付けの土台となるアシストグリップの補強を考えてみました。

最近の車のアシストグリップはプラスティックパーツのみでできており、しかも一般論として以前の物よりもかなり華奢な造りとなっているモノが多いようです。

アシストグリップは、一時的に人間の体重が掛かっても壊れないだけの余裕をもった構造計算がなされている筈なのですが、それを本来想定されていないキャリアとして使うとなると話は別です。
恒常的に荷重が掛かり、しかも振動がそれに加わる事になりますから、やはりできる限りの対策はしておいた方が良いでしょう。

私の車の場合でも、アシストグリップのベースは前後がΦ5㎜のビス1本で留められているだけでした。

Ggf_3
(グリップは、ベースの四角いスペースの偏った位置にビス留めされていた)

しかも、ビスには大径のワッシャーが咬ませてあるとはいえ、その面積だけでプラスチックのベースに掛かる荷重を受け止めたのでは、振動でプラスチックが弾性変形を繰り返しているうちにビスが緩んだり、樹脂パーツ自体が素材疲労を起こしてしまうかもしれません。

そこで、ベースに加わる荷重を可能な限り大きな面積に分散させるため、専用の角ワッシャーを自作することにしました。

素材は2㎜厚の304ステンレス板です。
あまり厚いと、ビス頭隠しのキャップが閉まらなくなりそうですので、この程度が適当でしょう。

ビス穴は、x.y方向とも変に偏った位置にありますので現物合わせで位置決めをしました。


Ggf_7 Ggf_6
(ステンレス板で専用のワッシャーを予備を入れて10個作ってみた)

根気が無い私は数物を作るのが苦手ですが、10個程度ならまだ我慢のできる範囲なので気合を入れて作ってみました。
全部同じ寸法で、ベースの四角い穴にぴったり収まるようにするため、重ねて4面をフライス仕上げしてから手作業で面取りをおこないました。


Ggf_10
(可能な最大限の面積に荷重を分散する)

上の画像のようにベースの四角い穴にピッタリ嵌り、面で荷重を受け止めてくれるので、ビスをソケットレンチで締め込んだ感覚も、キチット締まる手応えになりました。
なお、ビスには中強度のネジ弛み防止剤を併用しておきましょう。

これで、外見を全く変える事無く、より安全に車内積みキャリアを取り付けるための土台が完成した事になります。

最近はネットオークションなどでもガレージメーカー製と思しき車内積みキャリアが出品されていますので、それを利用するのも悪くないでしょうが、キャリア自体は丈夫でもそれを取り付ける土台となるアシストグリップがシッカリしていないと期待する強度が得られないかもしれません。

車内積みキャリアの自作をお考えの方はまず車のアシストグリップ取り付け部を点検し、強度が心配が考えられる場合は、この例を含め各自工夫をしてより安全な構造をお考えください。

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山スキー・バックカントリー 2」カテゴリの記事

コメント

流石ですね。僕も、いっそアシストグリップを外してしまおうかとも思いましたが・・・
最近の車のパーツは、強度計算はされているのでしょうが、プラバーツが多いうえ、取り付け行程が簡略化されているので、特殊パーツが多くて僕のDIYレベルでは加工の難しい物が多いです。
理事長のアイデアと工作技術参考になります。

投稿: Katsu | 2014年4月28日 (月) 10時03分

”Katsu”さん、毎度です!

私も歳のせいかプラスチックはイマイチ信用できないので(笑)こんな改造をしてみました。
たぶん、少しは強度アップしていると思うのですが・・・。

そんなわけで、次は車内積みキャリアについて、バーに板を固定する方法について記事にしてみたいと思っています。

では!

投稿: 理事長 | 2014年4月29日 (火) 06時13分

この手の改造は私も好きです。

ブログとは別の車用の投稿サイトに記事してました。
http://minkara.carview.co.jp/userid/1071699/car/831549/1468984/note.aspx
リンク先下部に天井をはがした際の撮影したYouTube動画もあります。

で、3年前に買ったスズキ車ですがアシストグリップの固定はネジ止めではなくはめ込みでした。
こんなところでもコスト削減なんでしょうね…
なので私は固定したい場所に穴開けてネジ穴を確保しました。

続きのブログお待ちしてます。

投稿: | 2014年5月 4日 (日) 15時31分

“宙”さんようこそ!

早速、宙さんの改造拝見しました。なかなか気合が入ってますね、さすがです。
私は「なるべく原状復帰できる」改造がコンセプトですし、何より内貼りを切ったりする勇気はありません。(笑)

それから、ターンナットでなくPOPジャックナットなどと呼ばれるブラインドナットなら強度もそこそこ有り、フトコロが浅い部分でも使用できるかも知れませんよ。

では!

投稿: 理事長 | 2014年5月 4日 (日) 17時08分

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