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2014年5月

2014年5月 8日 (木)

ブログ更新一時休止のお知らせ

日頃より『山道具道楽』をご愛読いただき、ありがとうございます。

唐突ですが・・・、一身上の都合により、当ブログの更新を一時休止することといたします。

私も、ホームページ版の“EQUIPMENT FOR BACKCOUNTRY SNOWBOARDING”から通算すると、かれこれ13年にわたって、登山やBC系の道具に関する改造や自作関連の情報をウェブ上で発信してきたことにりますが、今思い返せばまさに光陰矢の如しといった感であります。

当ブログ『山道具道楽』についても、おかげさまで開設以来既に7年もの月日を大過無く過ごして今日に至ることができました。
皆様のご来訪を励みに毎週更新を心掛け、記事数も玉石混交ながら既に370を超えた現在・・・、気が付けば私もいつの間にか還暦を過ぎ、戸籍上も2人の孫のお爺ちゃんになっていました。

体力の低下が甚だしいとはいえ、気力だけはまだまだ残っているつもりでしたが・・・、先日突然に病の告知を受け、暫し入院加療を余儀なくされてしまったのです。

そんな訳で、山登りができるまでには少々時間がかかるものと思われますので、些か心残りではありますが・・・、この辺で取りあえずの一区切りとし、暫く休養と充電の期間を頂くことにした次第です。

サイトは今後も開けておくつもりですが、コメントやご質問などをお寄せいただいても当面はすぐにお答えできないことをご容赦ください。

また、可能なら今後もお気に入りの登山関連のブログを巡回し、気が向けば山道具道楽の“理事長”の名でコメントを残そうと思っておりますので、その時は温かくご対応ください。

では。

Berg Heil !    Und  Schi Heil !


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2014年5月 7日 (水)

車内積みキャリア/スキー・ボードの固定方法

便利度 :★★★★★
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :★★☆☆☆
(取り付けと使用は自己責任でお願いいたします)



車内積みキャリア取り付け部の補強については以前も記事にしていますが、今回はその続編としてキャリアにスキーやボードを固定する方法についてご紹介したいと思います。

Ic_15
(車内積みキャリア)

ウェブ上には自作の車内積みキャリアを紹介したサイトや、ガレージメーカー製と思しき車内積みのキャリアを販売しているショップも幾つか見られます。

参考になる製品も多いのですが、中には強度的にサーフボード1枚ならOKかも知れないがスキーを4セット積むのはどうかな?・・・、というようなモノもあるのが現状です。

そして共通に言えるのが、ベースバーを車内に設置するまでは良いとしても、ベースバーに複数のスキーやボードを載せた後、それをどのように固定するか?って事に関して煮詰められている製品が殆ど無いということです。

したがってベースバーの取り付けは上手くいっても、そのままではスキーやボードを載せた後1ヶ所ずつショックコードやストラップで固定するしかないのです。
私も当初はそうしていたのですが、複数のスキーやボードを固定するのは結構面倒で時間の掛かる作業でした。

そこで今回は、私の考案したスキーやボードを車内積みキャリアに固定する方法についてご紹介しようと思います。


私が目指したのは確実に固定できることと、車内積みキャリアの利点を最大限に生かすために素早く固定作業が完了する、という相反する課題をいかに解決するかという事でした。

そのため、何度も試行錯誤した結果辿り着いたのが今回ご紹介する方法です。
外見的は決して洗練されているとは言えませんが、私的には実用面ではまずまずの出来だと考えています。

以下で詳細を述べますが、今年は訳あって早めのシーズンオフとなってしまい、板を総てメンテナンスして収納した後にこの記事を書いた関係で、実際に板を積んで固定する過程の画像が無いことはご容赦ください。

さて、この構造ですが・・・、ご覧のようにベースバーとネオプレーンフォームのチューブを被せたアルミパイプの間にスキー板を挟みを、2重のΦ6㎜ショックコードで締め付けるというものです。(画像↓)
なお、私の場合アルミパイプには塩ビのライナーを入れてあります。

Ic_5
(ベースバーとアルミパイプの間に板を挟んで固定する)

そして、この工作のキモは、Wにしたショックコードの両端にヨットの艤装に使われるショックコード用のプラスチック・パーツを2種類取り付けてある事です。
このプラスチック・パーツですが、一方は通常のフックで、他方は“オリーブフック”と呼ばれるクリートが組み込まれていて任意の位置でショックコードを固定できる特殊なパーツです。(ヨットの艤装品を扱う店で購入可能)

Ic_16  Ic_17
(㊧オリーブフック、㊨通常の樹脂フック)

今回はこのオリーブフックを“オシャブリ(トグルボタン)”のように使って黒色のフックに引っ掛けて固定することにしました。(画像↓)

Dscf3695


ベースバーにスキーを載せ、上からアルミパイプで挟んだ状態でショックコードの両端を画像(↓)のような状態で引っ掛け、オリーブフックで適度なテンションになるようにショックコードの長さを調節すれば固定完了です。

一度調節しておけば、後はフックの掛け外しだけで素早くかつ簡単にスキーを積み下ろしする事ができるわけです。

Ic_4
(オリーブクックから出たショックコードにフックを掛ける)

そして、載せる板の種類や数が大きく変わった時には、再度オリーブフックでテンションの調整すれば良いのです。

また、黒色のフックを使わずショックコードの一方の端をオリーブフックの固定側に繋ぎ、反対側は切りっぱなしにし、板の積み下ろしの都度オリーブフックのクリート側に通してテンションを掛けるか、あるいはループにしたままベースバーの中央に設けた突起に引掛けるという、オリーブフック本来の使い方もシンプルで良いと思います。(画像↓)
なお、ショックコードの末端は外皮を焼いて解れ止めし、できたら内側にホットグルーをコーティングしたシュリンクチューブで覆っておくと良いでしょう。

Dscf3694
 

さらに、ベースバーにショックコードを引っ掛けるノッチやバーを付けておけば積み方のバリエーションはさらに広がります。(↓「補足」参照)

実際に固定した状態はといえば・・・、前後とも締め付けられるので、かなりガッチリ固定され、チョットやソットではズレたり外れたりはしないと思われます。(画像↓)

Ic_12

問題があるとすれば、ソール合わせで束ねた反りの大きいフルロッカースキーの場合、固定する部分では板の間が離れていて固定が甘くなりますので、その場合は1枚積みにしなければならないという事くらいでしょうか?


今回ご紹介した方法なら、簡単に入手可能なパーツを使い、素人細工でも確実にスキーを固定できますので、現行の車内積みキャリアがイマイチ使い難いとお感じの方や、来シーズンにには車内積みキャリアを取り付けようとお考えの方は是非参考にして下さい。




(補足)

①バーの両端にノッチを設けておくと固定する物によってショックコードのテンションと取り回しのバリエーションを変えられます。(画像↓)

Ic_9  Ic_10



②また、バーの中央にキャリアメーカーのオプションパーツを改造してショックコードが引っ掛かるようにしておくと、更に取り回しのバリエーションが増えます。(画像↓)

Ic_3  Ic_11
(ステンレスのボルトで“引っ掛け”を作った)


③当初片側のオリーブフックのみでショックコードを固定する場合を考え、パイプのすっぽ抜けを防ぐため末端に細い紐とクリートでループを作っておきました。

この記事の例のようにショックコードの両端にプラスチックパーツを付ける場合は必要ありませんが、オリーブフックのみ使用の場合は有ったほうが良いでしょう。(画像↓)

Ic_13

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2014年5月 3日 (土)

焚火グリル(ウルトラライト・タイプ)

便利度 :★★★★★
工作度 :★★☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆



沢で焚火をする時に意外と困るのが飯盒やビリー缶をどうやって焚火の丁度良い位置に置くかという事です。

三脚や横木を組んで番線で吊るすのが理想なのですが、手間が掛かりますし、片持ち式の腕木に鍋を下げるのも不安定です。

焚火に鍋を直置きするのが一番安直なのですが、これだと火力の調節がイマイチで、しかも不安定で鍋をひっくり返してしまいそうです。
そこで焼き網を焚火の上に直に置き、その上に鍋を置くとかなり安定しますが・・・、焼き網も重く嵩張り、また焦げた焼き網を直にザックに仕舞うのも気が引けます。

そんな訳で、簡易型の焚火グリルを作ってみたら・・・、そこそこ使えるという事が分かりました。(画像↓)

Ooname_50

そこで、これまでチタン丸棒製の携行型焚火グリルや、ステンレスパイプ製の、ヘビーデューティー・タイプ、続いてライト・タイプと試作を重ねてきましたが・・・。

304_3
(同じ外径Φ6㎜で、左から板厚0.5㎜・0.8㎜・1㎜)

今回は少々悪乗りをして、焚火グリルの究極型、ウルトラライトタイプを作ってみることにしました。
素材は0.5㎜厚の外径Φ6㎜のステンレスパイプです。

Bfgul_13ul
(㊧0.8㎜厚のライトタイプ、 ㊨0.5㎜厚のULタイプ)


構造は前作のライトタイプと同様ですので特に説明は不要でしょうが、HDタイプと比べて素材の肉厚が半分という事でかなり軽く仕上げる事ができました。
これだったら、焼き網を持つより軽いはずです。

Bfgul_5ul
(軽量化マニアも納得?の、66gに仕上がった)

とは言え・・・、軽さに比例して強度も低下することは避けられません。

この種の焚火グリルはザックの内側横に縦に入れて持ち運ぶようになると思いますが、沢では巨岩のゴーロ帯で岩の隙間を潜ったり、ザックをロープで吊り上げたりするといった場面も度々ですから、そんな時にこのウルトラライトタイプではで少々強度に心配がありますし、盛大に焚火をしてパイプが灼熱してしまった場合の強度など、若干の心配は残ります。
チタン丸棒製なら曲がってしまってもハンマーで修正できますが、パイプだとそうはいかなそうだからです。

しかし、2人程度のパーティーで行く癒し系の沢登りで、ささやかな焚火を楽しむ程度でしたら十分役立つと思いますし、また、ハードに使う場合でも消耗品と割り切って使うなら、曲がったり壊れたりしても諦めも付くでしょう。

何れにせよ、軽量化マニアの沢屋(そんな人いないかな?)にとって、この軽さは大きな魅力かも知れませんので、そんな方は是非お試しください。

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