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2015年2月 5日 (木)

シェル出しツール“シェル・プレス”(仮称)を作る①

便利度 :★★★★★
工作度 :★★☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆

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(現在は㊙の“シェル・プレス”!詳細は続編にて・・・笑)


過去の記事でもご存知のように、私は自宅でできるスキー靴のシェル出しについて考察と試行を重ねてきました。
今回その締めくくり(?)として、最も工作が簡単で、しかも油圧機器を使うプロショップ同様のシェル加工ができる簡単な器具を作ってみたのでご紹介したいと思います。

要は加熱して柔軟になったシェルの内側から堅木か金属製の型を押し出せれば良いだけですから、油圧シリンダー程の操作性さえ求めなければ、方法は幾らでも思い付きます。

私もパンタグラフ式やギア式など幾つか試案をしてみましたが、動作が速くかつシンプルで小型化でき、しかもアマチュアの技術でも簡単に製作できるという条件から“ターンバックル”を使う方法を選定しました。

普通のボルト&長ナットでも良いのですが、両側に正逆の繰り出しネジを使用したターンバックルだと回転に比例して2倍の速度で伸長することができるので、シェルが冷めないうちに迅速な加工が可能となり、また構造もシンプルにする事ができるからです。

条件に合うターンバックルを探したところ、ただの鉄のネジにしては少々高価でしたが強度があり最短長が適当なモノが見つかりました

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(今回使用したターンバックル)

これをメイン・パーツとし、片側に成型用押し型、そのオポジション側にイニシャル長の調節できるベース部を取り付ければ良い訳です。

試作として、押し出し用の型は強度のあるアルミ合金とし、反対側はブーツの幅に合わせてスクリューでアジャストできるような仕組みの設計にしました。

押し型は、熱伝導率も低く加工も容易な木製のほうが良いのかもしれませんが、今回はアルミ製でテストし、状況を見ながら改良していきたいと思います。

その他、短縮長を短くするためターンバックル本体の正逆の繰り出しネジを数ミリカットしたりといった調整も必要ですが、詳細は画像でご判断ください。


ターンバックルを回すパーツとしては所謂“ラチェットレンチ”と呼ばれる物を使いますが、シェル内部という狭い場所での作業となりますので取り回しを考え、なるべくラチェットの山数が多い物を選びましょう。
私は72山のラチェットを使いましたが、これだと5度刻みでストップが掛かりますので操作性は良好です。

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(“モノタロウ”のラチェットは値段の割に良い造りだ)


またこれが一番重要な事ですが、レンチは必レバーで正逆の回転切り替えができる物を選んでください。
そうでないと、ブーツから器具の取り外しができなくなります。

その他必要な物は、アルミの平角棒やビス類ですが詳細は画像でご判断ください。

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(これが今回使用したパーツのほぼ全て)


さて、材料が揃ったら、早速工作開始です!


《以下、「シェル・プレスを作る②」へ続く・・・》



【余談ですが・・・】

いやぁ、まったく酷いもんですね・・・イスラム国。

亡くなられたG氏とご家族のお気持ちは、私達などには察するに余りあることでしょう。心からご冥福をお祈りしたいと思います。

でも今回一言モノ申したいのはこの事件そのものに対する論評などではありません。
今回の事件をきっかけに、またぞろ批判の対象となった所謂「自己責任論」みたいなことと、もう一つは、人の命に軽重は無い!とか綺麗事を言いながら・・・、現実の社会では人の命の重さに大きな差をつけちゃうのは何故なんでしょう?という疑問を“山屋”の立場から戯論で茶化したらどうなるか試してみようというわけです。

さて、今回の犠牲者となったG氏のこれまでの活動についてのお話を聞くにつれ、巷間でこのような立派なお仕事をされていた方がいらしたのかとあらためて驚かされました。
メディアの氏に対する右へ倣え的な褒めちぎり報道には些かうんざりですが、氏の足跡を知るにつれ、もし存命なら今後も余人をもっては代えがたいお仕事をされたであろうと想像し、本当に残念でなりません。

さて、さて、・・・。
だけど人質になったのがジャーナリストではなく、御上の警告を無視した能天気で無謀なツーリストだったら世間の評価はどうだったんでしょう?
多分正反対の評価になっていたことは確実ですよね。

また、たとえジャーナリストだったにしても、私が以前お話を聞いた事のある、やはり海外で紛争や災害などをテーマに写真を撮っているという方も、お話は面白いのですが、その背後には「どうだ、俺は凄いだろ!」みたいな傲りや、功名心みたいなものが見え隠れしているように感じました。
私的には他人の不幸で飯を喰ってるような気がして、あまり尊敬に値する人物には見えませんでしたね。
同じジャーナリストでも、今回のG氏のような方ばかりではなく、ピンキリだという事なのでしょう。

そんな訳で、ジャーナリストと皆一括りにしてはいけないのかも知れませんが・・・、結局それって所詮は職業上の肩書きなんですよね?。
不遜な言い方かもしれませんが・・・、「ジャーナリストという職業は単なる“Business”などではなく、崇高な使命を持った“Beruf(独)”だとか“Vocation(英)”と表現すべきモノなのだ」だ、と自ら祀り上げるような表現をされると、「オレたちは特別なんだ!」って聞こえて鼻に付きませんか。

ジャーナリストという肩書だって何も特別なモノなのではなく、他の職業と区別するための“Occupation”の一分類にすぎないはずですよね。
そして、そこに身を置く目的は、生甲斐や使命感なんてのもあるかも知れませんが、根本は生きるための糧を稼ぐ“Job”であって“Business”・・・、つまり生業(なりわい)って事ですよね。
私の知人に“街の魚屋”である事に使命感を持ち、生甲斐を持って働いていた(過去形です!)方がいましたから、何も使命感がジャーナリストの専売特許だなんて言われたくありません。
その意味では、ジャーナリストだって他の職業と比べなんら優位性を与えられた肩書と言うわけではないはずです。

まぁ、テレビ局だって元キャバ嬢(?)を理由に内定取り消しをして訴えられることもありましたから、メディアにはジャーナリストは清廉でキャバ嬢は下賤だって考える、本音の職業差別は存在するのかもしれませんが(笑)・・・、本来職業に貴賤上下は無いってのが現代の日本ではバリバリの建前でしょ。

そればかりか、憲法を持ち出すまでも無く私たちの生命はみんな等しく尊重されなければならないっていうのも鉄板的建前なんですよねぇ?。

だとしたら、ジャーナリストかサラリーマンかキャバ嬢か、あるいは無職か、そんな“Occupation”の区別はもちろん、崇高な仕事の最中だって、風俗店でサービス提供中だって、山登りをして遊んでたって・・・、一たびその国民の命が危険にさらされたなら、御上は一切の区別無く本気で救助しなきゃあ駄目だって事なんじゃあないでしょうか?。
しかも無償でです!。(笑)

今回についても、メディアには「政府は助けられた命を失政によりみすみす失わせた」みたいな意見が結構あるようですが、登山者が救助の遅れでオロクになっても、誰もそんなことは言ってくれませんよね。
また、救助が遅れた責任を国会で追及されることだってありません。
なんでだろ~?なんでだろ~?(古っ!)って気がします。

今回の褒めちぎり一色の報道も、メディアにありがちなネポティズムだから仕方ないにしても、対象の肩書がジャーナリストだと自己責任論については些か論調の歯切れが悪い気がします。

まぁ、日本の大手マスメディアが危険な取材をフリージャーナリストという安価なアウトソーシングに委ねている立場上それも仕方のない事かも知れませんね。

フランスのメディアはフリー・ジャーナリストに無茶をさせないよう、その種の記事の買い取りをしないというルールを持っていると聞きましたし、アメリカの通信社だって(多くの場合当事国だから当然なんでしょうが)、紛争地に自前の記者を送る時は地元有力者と金銭交渉までして協力を仰ぎ、さらに軍事訓練を受け軍隊並みの武装をした私設警備員を多数随行させるなど、命と安全に対する莫大な予算を組むといいます。

それら諸外国のメディアの姿勢を考えれば、我が国の大手メディアは安全なオフィスで「ジャーナリストには事実を伝える義務がある」なんて大上段に構えた建前を振り回しながら、その実、言い方は悪いですが彼らフリーランスを「使い捨てて」いる、との謗りを受けても仕方が無いんじゃないでしょうか?

まぁ、極めていい加減な個人主義者の私からすれば「事実を伝える義務という崇高な目的を持っているんだから、他にどんな影響があろうと勝手にやらせろ!一応自己責任とは言っとくが、なんかあった時にはよろしくネ~」なんて御茶目な自分勝手も悪くは無いと思いますが・・・。

しかし、その論法だと、目的が崇高なら「“目的”は“行為(手段)”を正当化できる」って事になっちゃって、チョットまずいんじゃあないでしょうか?
だって、崇高なんてのは極めて主観的な概念ですから、イスラム国の連中だって彼らの言い分では「世界をイスラム化するという崇高な目的を達成するため」に誘拐や殺人を起こしてるわけで・・・、前者を認めるんならこっちの言い分も認めてあげなきゃあ不公平になっちゃいますからね。

いずれにせよ、このフリーランスとの係りかたという点について、日本のマス・メディア側も真摯な自己言及が必要でしょう。
この事実を横に置いて政府の対応を責任転嫁的に批判したり、あるいは亡くなってから祀り上げたり褒めまくったって、それは免罪符にはならないはずです。


そう言えばこの前・・・、神楽で「コース外滑走」を「無届けで」楽しんでて遭難し、九死に一生を得たドレッドの兄ちゃんなんか、メディアでも「ルールも守らず遊びで人に迷惑を掛けた非常識人間・・・」みたいな言い方をされた挙句、ネットではもうあの頭で街を歩けない程ボロクソに言われ、おまけに3,245,000円という結構な救助費用を請求されちゃったと聞きます。全く踏んだり蹴ったりです。

お金のことは言いたくないんですが・・・、今回の人質事件はどうだったんでしょう?
副大臣以下、大勢が現地で対策本部を起ち上げ、高給取りのお役人が何十人も連続で徹夜したんですから、延べ何人の方が必死に働いて、一体いくらのお金が掛かったのでしょう?

「あなた自身が危険に遭遇するかもしれないし、そうなったら他人に迷惑を掛けることになるから“入っちゃダメ!”」という看板を無視してコース外に出て遭難をしたら無謀だとボロクソに言われ、かたや「あなた自身が危険に遭遇する確率が非常に高いし、そうなったら他人に多大な迷惑を掛けることになるから“行っちゃダメ!”」っていう場所に敢えて行って被害に遭ったら、お役所に半旗まで掲げて追悼され、その勇気を称えられ褒められるんだから・・・、世の中ってなんかよく判らんですね。

今回のような状況を見ると・・・、「そう言ゃあ、この前の辛坊さんの海難事故の時も、1機150億もするP3-Cを2機も飛ばして延々と捜索し、さらにこれまた1機100億円のなけなしのUS-2を無理矢理着水させて救助したのも、彼がジャーナリストだったからって理由じゃないか?」って下衆の勘繰りもしたくなりますよね。


それから今回の事件でも、政治家の中には、テロを誘発する中東への人道支援・援助を止めよとか、人の命は地球よりも重いんだから政府は即座に交渉し、身代金を払ってでも解放させるべきだなんていう心温まる御言葉を宣う先生もいたようですが・・・、イイんじゃないですかそれ!。

何故なら、その論法で行くと、山で心ならずも遭難した方に高額の救助費用を請求したりする必要だって無くなる筈ですよね。
200億も払った気になりゃぁ300万の捜索費なんて廉いもんでしょう!

まぁ、そうもいかんでしょうから、私達にできる良い方法を考えてみたんですが・・・。
それは、私達“山スキー屋”や“BC愛好家”が全員“フリー・山岳ジャーナリスト”になっちゃうという事です。
肩書だけなら自分で勝手に名乗っちゃえばOKですし、取材内容をブログにでもアップでもしとけば、誰に文句を言われる筋合いも無い立派なジャーナリストの出来上がりです。
何人かで“山岳フリージャーナリスト協会”とか“国境無き山岳フリージャーナリスト団”なんていうお洒落な名前の団体を立ちあげて徒党を組むのも悪くありません。

そして「山の楽しさ、怖さを大衆に伝える」という使命感を持って山に入り、「真実を伝えるために」立ち入り禁止のロープをくぐっちゃえば良いんです。
万が一遭難したって、貴方は「崇高な目的を持った山岳ジャーナリスト様」なんですから、御上は全力で救助してくれるでしょうし、捜索費の請求も無いはずですよね。
たまには死んじゃう事だってあるでしょうが、死んだら死んだで皆が「勇気ある山岳ジャーナリストだった」って褒めてくれるんだから・・・、それはそれで良しとしましょうよ・・・。

などと・・・、馬鹿な事ばかり言ってオフザケが過ぎると、顰蹙をかいそうなのでこの辺でお開きにしますが・・・、世の中って理不尽な事ばかりで難しいですね。


そんな訳で・・・、崇高な使命を背負って危険な場所に行った本物のジャーナリストだって、遊びで危険な山に入ってよろけて遭難した馬鹿な爺さん(≒私)だって、命の重さは建前上同じなんですから、少なくても命に関するダブルスタンダードは止めて平等にしてもらいたい・・・、なんて馬鹿な事を考える今日この頃です。

(年寄りの酒の上の妄言とは言え、自身でも些か論旨に無理のある出鱈目過ぎる文章だと承知しており、じきに削除の予定なのでツッコミはご容赦願います)

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