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2015年4月

2015年4月27日 (月)

沢用の小型ギア・メッシュバッグを作ろう!

便利度 :★★★★★
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆

多くの沢には入渓点までの長くて暑くてメジロの執拗な攻撃に苦しむ面倒なアプローチが付いてきます。

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そして入渓点で沢支度を整えるのですが、その時もたもたするとアプローチにウンザリした仲間から顰蹙を買うかも知れません。

そんな時便利なのが、ハーネスからガチャ類、またネオプレーンの脚絆や軍手まで沢の装備一式を入れておけるメッシュバッグです。
あらかじめ一纏めにしておけば、ザックからバッグごと取り出してすぐに沢支度に取り掛かれるからです。

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(沢装備一式を一纏めにしてザックの上部に収納)

私は以前からロープバッグや今回ご紹介するような小型のギアバッグを丈夫なナイロンメッシュ素材で作って便利に使用しています。

工作は簡単で、丈夫なメッシュ生地を任意の寸法に裁断して、口を巾着状に絞れる袋状に縫製し、最後にナイロンテープの取っ手を取り付ければ完成です。

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(取っ手とコードロックを取り付ける)


今回の例では工業用腕ミシンと8番の糸で縫製しましたが、普通の家庭用ミシンでも30番の“キングレザーミシン糸”を使用し、バータック縫いを併用すれば十分な強度を確保した縫製が可能です。(私も以前はそれで縫っていました)

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(これほど頑丈でなくても実用性は十分)

また、本来の用途の他、縫い付けた小さなループを利用してザックの本体やショルダーに取り付ければ、φ8×30m位までのロープなら収納して行動してもさほど邪魔になりません。
また、薮々の斜面を懸垂下降する時もこれをロープバッグ代りにして腰から提げ収納したロープを繰り出しながら降りれば、投げたロープがブッシュに絡まって苛々することも少なくなるでしょう。

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(取っ手とは別にカラビナの掛かる小さなループを取り付けておこう)


私は、今回作った物以外にも以前から気が向いた時に大小幾つか作ってみましたが、それぞれ便利に使用しています。(画像↓)

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その他、ビールを冷やすのに使うのは当然として・・・、荒業としては玉葱袋のように釣った渓魚の活かし魚籠にしたり、メッシュに入れたまま魚をゴシゴシしてヌメリを取ったりするのにも使えます。

ただし、これをやってしまうと匂いが取れなくなるので、自分のものではやらないほうが無難ですが・・・。(笑)




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2015年4月15日 (水)

“HOOPLA 4”のギアロフトを作る

便利度 :★★★★★
工作度 :★★☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆

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(今回は“HOOPLA 4”のギアロフトです)

“HOOPLA 4”については既にご紹介済みですが、中型の超軽量テントの中ではかなり快適に使用できるスグレモノです。

今回は、このテントをさらに快適にするための“ギアロフト”を作ることにしました。

“ギアロフト”があると、何かと物の場所が分からなくなる狭いテントの中でちょくちょく使う小物を置いたり、ヘッドランプを下向きに乗せてランタンにしたり、また裏技としては中波ラジオを高い位置でアンテナの感度の良い方向に向けて置いて放送を聞くのにも役に立ちます。

今回“ギアロフト”を作る“HOOPLA 4”の場合は、円形のフレームの収まるマイラークロスの周囲に小さなループが12個ありますのでその内の6個を使って不等辺6角形のメッシュネットを張ることにしました。
また、この形式ならキャノピーに着けっぱなしでも設営・撤収ができますからとても便利です。

素材は例によって100円ショップの洗濯ネットとポリエステルのサテンリボンですから、材料費は総額でも200円+消費税、使った分だけだと100円位でしょうか・・・。

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(ダイソーの洗濯ネットとサテンリボン)

作り方は、まず現物合わせで型紙を作り、それに合わせてネットをカットしますが、この時は大型のカッターマットと、布地用のサークルカッター(画像↓)を使いましょう。
サークルカッターは、円形の刃物に適度なブレーキを掛けながら回転させて布地をズラさずにカットできますので、これは絶対お薦めです。

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縫製はポリエステル製のリボンを二つ折りにして低温でアイロン掛けをし、ネットの端を挟むように縁取りをします。

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(ネットの縁はリボンで・・・)


張った時に縁が弛むと見苦しいので、外周に接する部分のラインはカテナリー曲線風に目分量で円弧上にカットしましたが・・・。
弛みは少ないものの、カットが遠慮がちだったのか・・・、実際に出来上がったら、思った程カッコ良くはなりませんでした。(笑)

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(周囲をスパンごとの円弧をつないだ形状にするとピンと張れる)


長い辺には中間に支点を2カ所設け、天井の頂点にあるループにフックで吊るして垂れ下がりを防いであります。(画像↓)
できたらここもカテナリーカーブでつなぐと美しかったかも知れませんね。

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(ターバック・ノットで張りの調節ができるようにした)

また、長辺の両端2カ所はフレーム変形時の逃げ代を考えショックコードで接続しました。(画像↓)

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詳細は見てのとおりですが、物を置くスペースも結構大きく、座った姿勢なら頭の上の圧迫感もあまり無く、結構使えそうな“ギアロフト”に仕上がりました。

形が複雑なので作るのに手間は掛かりますが、200円程度の投資でテントの使い勝手が著しく向上しますので、“HOOPLA 4”をお使いの方には是非お薦めしたい自作道具です。

さて、これで“HOOPLA 4”のチューニングはほぼ完成ですので、実戦投入が待ち遠しい今日この頃です!

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2015年4月 1日 (水)

小型パックを小改造

便利度 :★★★★☆
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆



小型のシンプルなバックパックはハイキングから普通のデイユースまで汎用性が高く便利に使えます。

また、スキー場でもゴーグルや中間着、また財布や携帯を入れたりと、小型のバックパックは大活躍してくれます。

小型パックはファスナー式のパネルロードの物が多く、構造も簡単でハイドレーション用のスリットなどが設けられていない物がほとんどですが、今回はそんなシンプルなパックを少しだけ高機能化する改造です。

改造といっても、ただWファスナーのスライダーの合わせ目からハイドレーションホースやトランシーバーマイクのカールコードを引き出した時に勝手にファスナーが開いてしまわないようにするだけの簡単なものですが、これがだけでファスナーの隙間から中の小物が転げ落ちることは無くなります。

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(Nifco の樹脂製パーツをスライダーに取り付けた)

工作は簡単で、画像のように小さなプラスチックパーツ(Nifco/KHB1)をファスナーに結び付けた簡単なものですが、ハイドレーションの使用を想定していない小型パックで、ハイドレーションホースやトランシーバーマイクのカールコードをスライダーの隙間から引き出す場合は是非やっておきたい改造です。


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(ハイドレーションホースやカールコードを引き出した状態)

なお、パック内側上部にバックルの付いた短いストラップを縫い付けておくとハイドレーションバッグを固定できますので同時に加工しておきましょう。

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さて、ハイドレーションホースなら今回の改造で十分なのですが、小型のパックにプローブとショベルだけ入れてゲレンデ裏のプチBCを楽しもうなどという時は、このロック方法だとファスナーから突き出したショベルのハンドルが滑り出してしまいそうです。

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(ショベルのシャフトだとこの仕組みではスッポ抜けてしまいそうだ)


そんな用途の場合には、もう一工夫しなければなりませんのでそれについては後日改めて記事にしてみたいと思います。

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