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2015年6月

2015年6月23日 (火)

新しい“ウィペット”も改造しちゃいました ②

便利度 :★★★★★
工作度 :★★☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :★★☆☆☆
(改造失敗の危険度あり!注意)



【『新しい“ウィペット”も改造しちゃいました ①』 、からの続きです】


新しいBDの“ウィペット”はリストストラップの位置も改良され、現在もっとも使い易く信頼のできるセルフアレストポールと言えるでしょう。

さて、では早速“ウィペット”3セクション化への改造に入りましょう。

まず、上段ポールを100㎜カットします。
前回は旋盤を使いましたが、新型はサブグリップがあるためチャックに咥えられずバンドソーでカットしました。
注意深く行えばパイプカッターの使用でも良いでしょう。
詳細は以前の記事をご参照ください。

Pole_7
(上段の末端を10㎝カットする/下にあるのはその端材)



断面を整え内径側を45度に綺麗に面取りをしておきます。
次にオリジナルと同じ位置に穴とスリットを削りますが、スリットはドリルで穴をあけ、その穴をリューターの切断用砥石か、鉄工鋸でつなぐという方法が手っ取り早いでしょう。
また、この切断した内面はバリ取りバーできれいに整えておきましょう。

なお、素材の7000系のT6アルミは硬いのですが靱性に乏しいので加工は慎重に行いましょう。

Pole_8
(切断した末端をオリジナルと同型に加工する)



また、金属製のレバー“フリックロック・プロ”は中空リベットのカシメ部がパイプの穴に嵌っていますので、取り外しに少し苦労しますが、私の過去の記事等を参考に作業してください。

カットと末端の加工ができたら、次に“エクスペディション 3”の中・下段を入れてみましょう。
ご覧のように、これで仕舞寸法62㎝の3セクション“ウィペット”が完成しました。
この位の長さだったら、BCボードのツリーランでザックに取り付けていても、あまり枝に引っ掛かる事も無いでしょう。

Pole_9


さて、これで「目出度し、目出度し」といきたいところですが、じつはここで使った“エクスペディション 3”の中・下段は日本未発売の最伸長~125cmのモデルなのです。

残念ながら日本では~145cmのモデルしか展開されていませんので、これの中・下段を使うと・・・、まだかなり長すぎますよね。

Pole_10
(~145㎝の“エクスペディション 3”を使うと仕舞寸法は70㎝近くなる)


この全長では3セクションの“カーボン・ウィペット”と変わらず、ザックに取り付けた時に大きく突出し、薮の煩いツリーランでラリアートを喰らってしまう可能性も高くなります。

これだったら最初から価格差もそれほどではない“カーボン・ウィペット”を買っておいた方が手間を掛けずに済むという事になります。
仕方が無い・・・、「毒を喰らわば皿まで」・・・、と言うわけで、エクスペディション ・ポールの中・下段も短くカットすることにしましょうか・・・。



【以下、続く・・・、かも知れません】






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2015年6月 8日 (月)

新しい“ウィペット”も改造しちゃいました ①

便利度 :★★★★★
工作度 :★★☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :★★☆☆☆
(改造失敗の危険度あり!注意)



BDのセルフアレストポール“ウィペット”は私のお気に入りの山道具の一つです。

Wpt2
(14-15モデルのウィペット)

スキーポールとしてはバランスが悪いかもしれませんが、下手糞なジジイ山スキーヤーの私にはこれで十分ですし、万が一の時の安全を考えるとルートによっては必携の道具の一つだと考えています。
第一、これを持つと、山スキーではほとんどの場合ピッケルを持つ必要がありません。

メーカーの説明ではピッケル的な使い方はご法度とという事になっていますが、結構しっかりした造りの製品です。
まぁ、これでステップカットする人もいないでしょうが、無茶さえしなければかなり乱暴な扱いにも耐える強度はありそうです。


さて、この“ウィペット”もここ十数年で、樹脂製着脱ピック → クロモリの着脱ピック → クロモリのリジットピック → ステンレス・リジットピック 、と着実に進化してきました。

私はこれまで、先代のクロモリのリジットピックの物を使っていましたが、これはストラップの取り付け位置が悪くて使い勝手が悪かったので自分で改造しましたし、それ以外にも短く畳めるようにしたりピックを改造したりと結構手を入れて愛用してきました。
しかし、今シーズン家族も使うという事で、新たに自分用に最新の“ウィペット”を買う事になりました。

また、幸いな事にこの新しいモデルから3セクションの短く畳めるタイプがでましたが・・・、残念ながらこのタイプはカーボン製しか設定されていませんし、仕舞寸法も70㎝と山ボード用には少々長すぎ、カットする必要がありそうです。

そこで、どうせ短くカットして手持ちの3セクションポールの中・下段と組み合わせるのなら、2セクションのアルミ製の方が良いだろうという事で、こちらを購入しました。


さて、新型を手に取ってみると、ピックの素材がステンレスになり、ストラップの取り付け位置が改善された事が判りますが、特にストラップの改良は本当に画期的な事で先代のウィペットとはグリップ感に格段の向上が見られました。

しかし、実は一番大きな変更点は上段のパイプがφ16㎜から18㎜に変更された事かも知れません。

BDは“カーボンプローブポール”でも何年か前に突然上段パイプを16㎜から18㎜に変更したのと同様に、何らかの理由があるのでしょうが、これだとウィペットとペアで使用される類似デザインのトラバース・ポール(φ16㎜×φ14㎜)との相性が気掛かりです。

また、日本代理店のL社のウェブ・カタログでは2セクションの“ウィペット”のスペックに上段16㎜、下段14㎜とありますがこれは誤りですのでご注意ください。

このような訳で、前モデルの“ウィペット”の場合。前モデルの“トレイル・コンパクト”又は新モデルの“ウィメンズ・コンパクト”の14㎜/12㎜の中・下段を使えば簡単に仕舞寸法の短い3セクション・ウィペットが作れました

しかし、新型の“ウィペット”を改造する場合は、我が国では~145cmモデルしか販売されていない“エクスペディション 3”の16㎜/14㎜の中・下段を使わざるを得ない事になり、その場合はさほどコンパクトには畳めなくなります。

Wp2
(改造で3セクション化した、前々モデル㊤、と前モデル㊦のウィペット)



つまり、新型を改造して仕舞寸法を短くしたければ、日本未発売の “エクスペディション 3”(ウィメンズモデル)の中下段を組み合わせるか、あるいは他社製の18/16/14㎜のショートタイプのトレッキングポールの中・下段を流用するしかなさそうです。



【以下、続く・・・】

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