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2015年7月

2015年7月25日 (土)

改造ポーチ & 取り付け用クリップ

便利度 :★★★★★
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆


Scl_2
(今回はこんなポーチについての記事です)



行動中、手に届くところにの小物を入れるポーチがあるととても便利です。

しかし、“リブ”などと呼ばれる大型の物入れをショルダーストラップの前面に取り付けると、沢登りや岩場の通過時には邪魔になりますし、休憩でザックを下す時に一々面倒ですよね。
また、最近ザックとは別に“サコッシュ”という軽い肩掛け袋を小物入れとして使用している方を見かけますが、これだと平地ならいざ知らず岩場や薮では邪魔になるでしょうし、強風時には使い物にならないと思います。

そこで、地図とコンパス、ハンディーGPSやカメラ、またトポや遡行図など最小限の小物をザックのショルダーストラップに付けた大き目のポーチに収納しておくと必要な時にすぐに取り出せてとても便利です。

そんな訳で、私も大小のポーチの取り付けについていろいろ試してみました。

Gpsp2
(GPSやカメラ用の小型ポーチ)


場合によっては、ベルクロやバックル付きのテープをショルダーストラップの適当な位置に縫い付ける必要もありますが・・・。(画像↓)

Gpscase_5  Gpscase_7 
(シヨルダーに縦のテープが無い場合はこの方法で)

・・・ショルダーストラップに沿って縦にテープが配置されているような普通のザックの場合は、後述の特殊なプラスティック・パーツを使ってポーチを取り付けるのが簡単で良いでしょう。

Gpscase_1
(プラスチックパーツを付けたポーチ)


このパーツは以前にもご紹介しましたが、ナショナル・モールディング社製で“DURAFLEX”というブランドで発売されている“スリッククリップ”と“スリッククリップ・ダブル”と言う製品です。
同社の製品は米軍の軍装品にも使用されており、強度・耐久性共に高い評価を得ていますのでご存知の方も多いと思います。
我が国のNIFCO製の樹脂製バックル類も優れた製品ですが、DURAFLEXの樹脂製品は、所謂ミルスペック適合というお墨付きという点では格上なのかもしれませんね。

Scl_1
(DURAFLEXの“スリッククリップ”㊧と、“スリッククリップ・ダブル”㊨)


以前一度ご紹介したものの、暫く販売店が見つからず私も入手できない状態が続きましたが、このたび通販で購入可能なサイトが見つかりましたので、あらためてこの紹介記事を書いた次第です。

ポーチの裏側に最初から縦のテープが縫い付けられている場合は、“スリッククリップ・ダブル”を使って簡単にショルダーへの固定ができますし、自分でポーチに縦のテープを縫い付けるなら“スリッククリップ”を予め通しておけばよりコンパクトなザック取り付け仕様に改造することが可能です。
なお、スリッククリップは25㎜テープ用ですが、20㎜のテープに取り付けても特に問題はありません。



さて、ここからが本題ですが・・・。
GPSやカメラ専用のパッド入りの小さなポーチも役に立ちますが、冒頭に述べたように、やや大型で薄手の汎用のポーチを、ショルダーストラップに付けておくと、とても便利です。

下の画像は、モンベル製で底がメッシュになっている一枚生地の円筒状ポーチ(ペットボトル用??)をショルダーストラップ取り付け仕様に改造したものです。
これだったらハイキングの時に地図やコンパスを入れるのにも好いですし、沢では防水カメラやジップロックに封入した遡行図を入れておけば、ジャブジャブ泳いでも水切れが良く、またパッドが入っていないので嵩張らず便利に使えます。
腰の位置だと渡渉の際水に浸かる可能性が高いですが、ショルダーストラップ取り付けだと泳ぎ以外はシャワーが掛かる程度で済むでしょう。

Scl_3 Scl_6
(補強・改造し、スリッククリップで取り付け)


同じようなペットボトル用の袋やチョークバッグ風のポーチなど、登山用品店以外でも種々見掛けすので、それらを流用すればあとはこのスリッククリップ1~2個あれば簡単な縫製で自作可能です。

暇な時に一つ作っておけば、ザックを変えても使い回しができてとても便利ですので、皆さんも是非お試しください。

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2015年7月16日 (木)

発見!“モスキートネット付きの帽子”

便利度 :★★★★☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★☆☆☆
危険度 :☆☆☆☆☆


夏場の登山や沢で出会う危険な生き物といったら、先ず想い浮かぶのが熊やスズメバチなんかでしょうが・・・、それ以上に不愉快なのが山蛭や、あるいはメジロ(虻)や藪蚊、ブヨ、糠蚊などの吸血昆虫でしょう。

私自身、周囲を竜巻のようなメジロの大群に囲まれ、炎天下長袖ジャージのファスナーを上まで閉めて(Tシャツ位だと根性のある虻は生地越しに刺してくるのです!)全身虻だらけで延々と林道を歩かされたり、予期せず強いられた薮の中でのビバークで、一晩中顔の周りを無数の糠蚊に這い回られて発狂しそうになったりと、思い出したくない話も一つや二つではありません。

そんな訳で、私は夏山に行く時は必ずディートの濃度が高い虫除けと、頭に被る防虫ネットを持って行くことにしています。
また、以前の記事でご紹介したSea to Summit のモスキートネットは軽くてお薦めですし、また、ネット付の帽子の改良を記事にしてみたりしましたのでご記憶の方も多いと思います。



さて、過日ネット検索中に山でも使えそうなネット付きのサファリハットを見つけました。
発売元は“ミナト電気工業”という会社ですが・・・、なぜ「電気工業」でモスキートネットなんだ?!と言うツッコミを入れたくなるものの、宣伝文句を見た感じでは悪くなさそうです。

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(ミナト電気工業のネット付きサファリハット)


この帽子はネットを畳んで本体に収納しておけますので、外見上は普通のサファリハットに見えますし、虫が出てきたらネットを出して頭を覆うことも可能です。
後述のようにネットの裾にはユニークな工夫もされていて、しかも価格は1,680円とかなりリーズナブルな設定でした。

Shmt_4   Shmt_2
(側面にネットが収納されている)

防虫ネットは二つも三つも持っているのですが、好奇心には逆らえず、思わずポチッとやってしまいました。

早速届いた物を見てみたのですが・・・、先入観からか少々野暮ったい感じはしますが、これをアウトドアファッション用品として買うとなると3,800円位は取られそうな、そこそこシッカリした製品でした。

特に感心したのは首で絞る部分の下に数センチのフラット部を設け、面で身体に接するように工夫されている点です。
また、この部分には防虫剤が含浸されているそうですから、裾から入り込んでくる虫にもある程度の効果は期待できそうです。

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(コードで絞る部分の下にフラット部を設けている)

ただし、本体は綿とポリエステルの混紡素材との表記はありますが、見た感じではややざっくりした厚手の綿ポリ生地と言った印象で、ナチュラル指向の方には気に入ってもらえるかもしれませんが・・・、UL指向の方には好き嫌いの分かれるところでしょう。
そしてやや重く、長時間の雨では水が浸みてしまうかもしれません。
もう少し軽く、表面が滑らかな生地でできていれば満点なのですが、この点はチョット残念ですね。

また、色が黒一色と言うのも如何な物かと思います。
汚れが目立たずに良いのでしょうが、黒だとスズメ蜂の攻撃対象になる可能性もあるので、ベージュや薄いオリーブドラブ等の色が選べるとさらによかったと思います。

総合的に見れば、外観もまあまあ許容範囲内のデザインですし、前述の通りネットも裾のところの形状が工夫され、昆虫の忌避剤で加工してあるなど、価格以上の機能を備えているように見受けられます。

まだ実際に使用した事はありませんが、春から夏場にかけてのハイキングの時など普通の帽子感覚でかぶって行けば、イザという時に虫で不愉快な思いをせずに済みそうです。

正直な話、これが3,800円なら絶対にお薦めはしませんが・・・、まぁ1,680円なら取り敢えず買っておいても良いのではないかと思います。

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2015年7月 3日 (金)

モンベルの沢用ハーネスって、どうよ?

便利度 :★★★★☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :☆☆☆☆☆
(製品としての評価です)


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(今年はこれを使います)


私は現在、“沢登り”と言うよりは“沢歩き”と言った方が正しいような沢にしか行きませんが、それでもハーネスは可能な限り装着するようにしています。

“スワミベルト”と呼ばれるウエストだけの物でも、通常の懸垂下降ぐらいはできますのでこれでも良いのですが、どうせ持って行くのなら・・・と言う理由で、ほとんどの場合私はレッグループのあるシットタイプのハーネスを使用しています。

これまで、小型軽量であるという理由で、BD社の“クーロアール”を暫く使っていましたが、この製品は確かに軽くてコンパクトなのは好いのですが、使っていてイマイチな点も少なくありません。

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(昨シーズン使っていた“クーロアール”)

その第一はバックルです。
折り返したベルトをバックルに通す操作がきつく着脱がとても面倒で、行動中に再調整するのも一苦労ですし、突然大キジを打ちたくなった時(笑)などかなりイライラします。(女性は男性以上に苦労すると思いますが・・・)

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(操作が面倒なBD㊧と、使い易いアーク㊨のバックル!)

他社、例えばアークテリクス製ハーネスのバックルは見た目は似ているのに着脱や調節は簡単です。
ハーネス訴訟のトラウマが尾を引いているとはいえ、BDともあろうものがなぜもう少し簡単で確実なバックルを製品化できないのか、不思議でなりません。

もう一つの問題は、素材のテープの幅が細くて軟らかいという構造自体の問題か・・・、少量のガチャなどをラックに掛けただけで、全体がズリ下がってしまう事です。(まぁ、この責任の半分は私のメタボ体型にあるのと思われるのですが・・・)

そんな訳で、現役の“クーロアール”も大分くたびれてきましので、沢用の軽量ハーネスでもう少しシッカリとした物は無いか?、と探していた時に目に留まったのがモンベル(ゼロポイント)の沢用ハーネス“サワークライム・シットハーネス” という新製品でした。

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(サワークライム・シットハーネス / メーカーサイトより拝借!)


宣伝文句によると、本体とレッグループの素材にモノフィラメントメッシュを使った、水を含みにくい沢専用のハーネスとの事ですが、(詳細は上記メーカーサイトのリンクをご覧ください)製品の紹介文を見る限りでは結構好さそうです。

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(悪く言えば“網戸”のようなメッシュ素材でできている)


早速購入してみましたが、実際に少々使った限りでは、少なくともBDの“クーロアール”よりもバックルの着脱が楽で、スワミベルト本体に剛性感があるためズリ下がりも少なそうですし、同じくBDの“アルパインボッド”よりも小さく畳め嵩張りません。
強いて言えば、気になるのは沢用の場合ビレイループが短すぎると感じる事位でしょうか。

ただモノフィラメントメッシュの耐久性については些か心配はありますので、詳細は追ってご報告するとして・・・、現在まで使用した感想では、見た目よりもシッカリしていて、ズリ下がりも比較的少なく、沢用として十分納得のできる製品という印象でした。

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(使用中の画像はこれしかありませんが・・・)

とは言え・・・、『山道具道楽』の私としては、このハーネスを無改造で使うほど素直な性格ではありません。(笑)

そこで、他のハーネス同様ハンマーホルスターが取り付けにくいこのハーネスに、専用のハンマーホルスターを作って取り付けてみる事にしました。

(以下、続く・・・かも?)

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