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2015年10月

2015年10月26日 (月)

良く鳴る“熊鈴”を買ってみた

便利度 :★★★★☆
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★☆☆
危険度 :☆☆☆☆☆
(薮漕ぎ用には強度不足と考え推薦度を低く評価しました)



私は沢登りでも、出来るだけ人の居ない場所に行きたいと思っています。
しかしそんな沢には熊さんも多く住んでいるんですね。

しかも最近は人を怖がらない熊が増えてきたと聞きますが・・・、そう言えば一昨年行った鷲羽・三俣から双六の巻道あたりのメイン縦走路でも、所々に熊除けに鳴らす一斗缶が設置されていました。

まぁ、このところ山行回数も減ってきましたので、幸いにここ4年ほど近距離で熊と遭遇した事はありませんが、この夏に行った東北でも笹薮の中で猛烈な獣臭を感じビビりましたし、帰り道ではホカホカの大きな熊のウ○コを踏みそうになってビックリしました・・・、知らぬが仏で、奴らがすぐ傍を歩いていたのに気付かなかったんでしょうね。

そんな訳で、沢や人の少ない山に行く時には熊さんとの不幸な出会い頭での遭遇を避けるために熊鈴とホイッスルは必携の道具です。
私も昔はザックにチリンチリンと五月蠅いベルを付けるのは好きではなかったのですが、現状では背に腹は代えられませんからね。

現在は自作のザックに吊るしても良く鳴るように改良した鈴を使っていますが、過日ネットの宣伝を見ていたら鈴全体がカバーされて身体やザックに接していても良く鳴る熊鈴というのをを見つけました。
それは“東京ベル製作所”という率直な名前のメーカーが作っている“森の鈴/TBKC1”という製品です。

私も以前に上記リンクにある改造熊鈴を作った段階で同様なアイデアは持っていたのですが、さすがに1個モノでカバーを削り出すのも面倒だと諦めていました。

既製品で売っているなら作る手間も要りませんので早速購入です!

届いた熊鈴は、下の画像のように洗練されたデザインで音も良く響き、身体に接触しても響きは妨げられません。

Bb_3
(樹脂のカバーで全体が覆われ、身体やザックに触れてもOK)

しかも、現在の私の熊鈴だと開けた場所に出てもチンチンうるさくて、控えめな性格の私には恥ずかしくてしょうがありませんでしたが、この熊鈴はワンタッチで音をストップできる機能が付いているとの事です。

Bb_8
(錘の部分がロックされ鳴らないようにすることも可)


そんな訳で、早速購入です!

画像↓のように吊り下げ部に切替機構があり、リングを引く度にON/OFFの切替ができるようになっています。

Bb_5

ただし、切り替え部は樹脂製で細いワイヤーで吊り下げられる構造(画像↓)なので薮漕ぎなどで灌木に引っ掛ったら容易く壊れたり千切れてしまいそうで心配です。

Bb_6

まぁ、仕組み自体は良さそうなので、使ってみて強度不足だと判断したら自分なりの改造をしてみようと思います。





【余談ですが・・・】

今年は早くも9月末の沢が不本意ながら私の“沢納め”となりました。
実はその時、今回ご紹介した熊鈴のテストをしようと考えていたのですが、間が悪いというのか、肝心の熊鈴を家に忘れてきてしまったのです。

沢自体は癒し系だったのですが、詰めの笹薮では参考にした記録とは異なり結構苦労させられました。
クマザサに絡んだ蔓は秋になると固くなり、それが身体に絡まるとなかなか前に進めないのです。

そして、傾斜も緩みあと一登りで登山道か?という時点で・・・、運悪く、何とホカホカ(実際に触ったわけではないのですが・・・笑)の熊のウンチを発見してしまったのです。
しかも今回は新兵器の熊鈴を忘れていたし、ガチャは既にザックの中です。

仕方なく、大声でコールしながら薮を漕ぎ続けました。
人気の山域とは言え、平日だし登山者はそんなに多くないだろうと考え、「ホォ~~ホッ!!」とか「ファイト~~!!」とか「熊さ~ん、こないでね~!」とか、とにかく大声で叫んで薮を掻き分けていたところ、程無くヒョッコリ登山道に飛び出しました。
しかし・・・、その登山道には予想外の人数の登山者の列が・・・。

平日にこんなに人がいるなんて・・・、人気の山を舐めていました。
突然出っくわした相手も、薮斜面の下の方で大声で意味不明の叫び声が続いていると思ったら、小汚い老夫婦が薮の中からヒョッコリと目の前に現れたのですからさぞびっくりした事でしょう。

私達も、“薮の中で意味不明の叫び声を発する頭のおかしい奴等”だと思われるのも不本意なので、訊かれる前に「いや~、沢登りで薮を漕いでいたら、新しい熊の糞があって、しかも今回は熊鈴を忘れたんで、仕方なく叫んでいたんですよ~!」などと、取って付けたような言い訳をしてその場を取り繕わざるを得ませんでした。

皆さん、秋の沢には熊鈴を忘れないようにしましょう!

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2015年10月 8日 (木)

“montbell”のヘッドランプが好いかも?③(改造編)

便利度 :★★★★★
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :★☆☆☆☆
(“三重水素”は一応放射性物質ですので「危険度★」としました・笑)



『“montbell”のヘッドランプが好いかも?①(紹介編)』からの続きです。


Mbphl_3_2
(改造する montbell の“パワー ヘッドランプ”)

montbell の“パワー ヘッドランプ”は細部に問題はありますが、日没後の行動にも十分な明るさをもったコストパフォーマンスの高い製品です。
テント内や夜間のキジ打ち、また明瞭な山道の歩行程度なら、同社の“コンパクトヘッドランプ”のほうが軽くて便利ですが、不明瞭な道を夜間に歩いたり沢登りに使用する場合は明るくて防水仕様のこの製品の方が好いと思います。



さて、くどいようですが・・・、新月で真っ暗闇のテント泊や深夜の山小屋では、ヘッドランプにマーカーが付いていると、必用な時に素早く探せて本当に便利です。

そんな訳で過去に何度もヘッドランプのマーカーの自作を紹介する記事を書いてきましたが、今回の“montbell”のヘッドランプについてもマーカーを取り付ける改造を行ってみました。

まず、どんなマーカーが取り付け可能なのか探るために筐体からの基盤部を取り外します。
タッピングビス4本でシンプルに留まっていますので分解は容易です。

Phlmk_2
*記事とは関係ありませんが、電池のプラス側に画像↑のようにペイントマーカーで目印を付けておくと、夜間の電池交換の時に便利です。


ところが、内部を見てみると、構造上蓄光シートのマーカーは取り付けるスペースは無さそうです。
電球色LEDの基部を改造すれば蓄光シートでも何とかなりそうな気もしないではないのですが、それも難しそうなので今回はトリチウム管を使う事にしました。

Phlmk_1
(分解はビス4本外すだけで容易だ)

御承知のようにトリチウムは放射性のガスですが、ガラスに封入された状態なら全く問題はありませんし、今回使った物も腕時計文字盤などに使われているもので法的にも問題はありませんが、放射能嫌いの方は別の方法を考えてください。

今回の取り付け場所は、電球色LEDの嵌る樹脂パーツに孔を開けトリチウム管を挿入するというものです。
ストームの時のように簡単には改造できそうもありません。

画像のような場所に細径のドリルで孔を開け、そこにトリチウム管を嵌め、両側を弾性のある接着剤で固めて脱落を防止しておきました。
詳細は画像をご覧ください。

Phlmk_3
(電球色LEDの横にトリチウム管を固定した)

一見LEDの光束を邪魔しそうですが、壁に投影してみても周囲が蹴られている様子はありません。

Phlmk_4
(再組み立てをした状態)


これで、また一つ手持ちのマーカー付きのヘッドランプが増えましたが、今回のようなトリチウム管のマーカーだと蓄光する手間も必要無く、勝手に20年位は光ってくれますので、私の余命を考えれば完全メンテナンスフリーで便利に使えそうです。

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