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2015年11月10日 (火)

BC用ポールのグリップヘッドを少し弄る

便利度 :★★★★★
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆


ずいぶん以前からの事なので、ご存知の方には「何を今更・・・」と笑われるかも知れませんが・・・、ブラックダイヤモンドのBC用ポールは目立たない部分に実用面で有効な工夫が見られますよね。

例えば、リングの一部を切り欠いてそこに上向きのギザギザを付けているのは、そこに引っ掛けてディアミール等のツアー用ビンディングのヒールリフターを上下下げするためです。
しかし、残念ながらこの位置ではスノーシューのヒールリフターの操作には使えません。

Pole_4
(BDのノーマルリングには一部上側にもギザギザがある)

同じ目的で、少なくても数年以上前からBDのスキーポールのグリップヘッドには小さな引っ掛かりが設けられています。

Pole_3
(以前は控えめだったが㊧、最近は引っ掛かりが大きくなる傾向が・・・?㊨)

グリップに引っ掛りがあると便利なのは、スノーシューのヒールリフターの上げ下しの時です。
最近この引っ掛かりが大きくなったのは、スノーシューの使用を考慮してという事なのでしょうが、事実この形状のグリップは、構造上、リング部での操作ができないスノーシューのヒールリフターを頻繁に使用する場合に大活躍してくれます。

Pole_1_2
(大昔は無かったが、㊧ ちょっと前には小さな溝が㊥、そして 最近では顕著な溝が㊨)


特に重い荷物を持った時など、屈まずに立ったままで作業が行えますから、大幅に体力を節約できそうです。
最近のスノーシューではヒールリフターが指を掛けやすい形状に改良されているとはいえ、頻繁に屈まなくて済むと大助かりです。

また、簡単にヒールリフターを起こせるようにタブやループを後付していた方も多いと思いますが、このポールがあればそれも必要無くなります。


下の画像をご覧いただけば使用方法はお判りになるとと思いますが、上の画像にあるように当初は控えめだったこの部分が、最近はより顕著なフック状の形状になってとても使い易くなりました。

Exp3_6 Exp3_8
(㊧グリップヘッドにあるフック状部分 ㊨このように便利に使える)



“ウィペット”などのセルフアレストポールを使用する時はピック部でスノーシューやビンディングのヒールリフターを上げ下げできて便利なのですが、通常のポールを使用する場合でも、グリップにフック状の引っ掛かりのあるポールを使えば同様な操作が簡単に行えて便利ですよね。
さすがBD!と言いたくなるような、小さいながらもユーザーの立場に立った実用的な改良だと思います。
山道具のみならず、使用者の声が着実に製品にフィードバックされている、と実感できるメーカーの製品は使っていて気持ちがいいですよね。


ただし、BD社のラインナップでは基本的にこの工夫は“スキーポール”が主な用途とされるモデルが中心のようで、トレッキング用のポールには設定されていない場合も多いようです。

下の画像、左はトレッキングポール“ウィメンズ・トレイル”、右はスキーポールの“エクスペディション 3”のグリップエンドです。
何れもBD製ですが、後者の方が明確なフック形状になっているのがお判りだと思います。
“エクスペディション 3”程度の顕著なフック形状なら、“ウイペット”のピックと同じようにTLTビンディングのトーピースにあるロックレバーを起こすのにも使えそうですね。

Pole_6
(“ウィメンズ・トレイル”㊧、“エクスペディション 3”㊨のグリップヘッド)


また、他社製のポールでは“G3”社等の一部を除き、あまりこのようなフック形状になっている製品は少ないようです。
したがって、スノーシュー・トレッキングやBCボードのハイクアップ用に市販品で対応するなら、BD社製でスキーポール用として設定されたモデルか、G3社の“ヴィア”シリーズ 、あるいは本来の目的とは違うかもしれませんが LINEのバイクグリップタイプのポール 等を選んだ方が良いという事になるでしょう。

・・・とは言え、これだけの理由でポールを新しく買い換えるのも馬鹿馬鹿しいですよね。
そこで、試しにこのようなフック形状でないポールのグリップに、BDのグリップを参考にした凹みを加工してみました。(画像↓)

Pg2  Pg1
(加工はリューターや丸ヤスリ、軟らかい材質なら彫刻刀でもOK)

この改造グリップをスノーシューのヒールリフターで試してみましたが、たったこれだけの加工で操作がずいぶん容易になりました。
実際の雪山の中ではこの操作感の差は、より以上に大きく影響すると思います。

また、要は引っ掛かかればよいだけですので、この例のような溝の加工ではなく、小さな突起をビス留めしても良いかも知れません。

工作は簡単ですが、これで現在使用中のスキー or トレッキング・ポールがBCやスノーシューイング仕様に変身しますので興味のある方は是非お試しください。

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コメント

BDの代理店ロストアロー社のフェイスブックで購入者がコメントしてたのに対してロストアロー社がコメントしているのを見て、時代は変わったなと思いました、直接の声が届いてそのレスポンスが返って来る、よい代理店・時代ですね、答えが来ない場合はそれなりと判断してしまいます。
私が数少ないBCで使うので2007年のBDトレイル用でしたので参考になりそうです、ただしBC自体の回数が少なくてこの有効性にすら気がつかない初心者ですが。

投稿: | 2015年11月14日 (土) 07時47分

“宙”さん、毎度です!

メーカーが親切過ぎて、私みたいな改造派・自作派の出番が無くなるのも寂しいですが(笑)・・・、ユーザーの細かい意見が次の製品に反映されるようなメーカーが増えるといいですね!

投稿: 理事長 | 2015年11月14日 (土) 12時05分

理事長さん

どもです!

僕もBDの冬場はエクスペディションポール、以外はトレイルコンパクト、最近は軽量のシナノのカーボンを使ってますが、そう言われると最近のポールのグリップってスノーシューのヒールリフターを操作出来るみたいですね!

僕は引き揚げやすいようにスノーシュー側にストラップを付けて対応してました!

少しづつ、より使い勝手が良いように変わって行きますね!

今回の改造はそう難しくなさそうなんで、多くの人が出来そうです(^_^)


投稿: bp-hiro | 2015年11月15日 (日) 22時16分

"hiro"さん、毎度です。

本当に、こんな小さな工夫の積み重ねで道具は進歩していくものなんですね。
まさに「必要は発明の母」ってとこでしょうか。

投稿: 理事長 | 2015年11月16日 (月) 09時47分

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