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2016年5月

2016年5月21日 (土)

“ONI DOME 2”用ミニ・ギアロフトの製作

便利度 :★★★★★
工作度 :★☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆
(“ONI DOME ”ではなく、ミニ・ギアロフトの評価です)


Odgl_6
(今回はこれを作りました)

先日、アライテントの新製品“ONI DOME 2”ってのを買ってしまいました。
最近はテン泊回数も減り、テントも物置の中にゴロゴロあるのにもかかわらず、酔った拍子に「このテント、面白そうだなっ!」っと思ったら無意識にポチってしまったのです。

Oni_07
(メーカーサイトより拝借!)

さて~、買ったはいいけど・・・、このテント個性的っていうのか・・・、癖があるっていうのか・・・、2人での使用には多少の割り切りが必要のようです。

まぁ、詳細は後日レポートしてみたいと思いますが、物を置くスペースは確保されているとはいえ、その分実際に2人寝るには数字上の床面積よりも狭く感じますし、座った状態でも頭上のスペースには結構圧迫を感じます。

さて、私が新しいテントを購入した時にまずやる事は、使い勝手を良くするため天井のギアロフトを作る事です。
これについては、過去の記事でも何回も紹介している通りですが、今回の“ONI DOME 2”については過去の例に比べてそう簡単に事は済みませんでした。

というのは、最初からついている天井のループをギアロフトの支点に使うと、面が斜めになりますし、大きいうえにかなり下に位置することになり、居住性が極めて悪くなりそうなのです。
メーカー純正の汎用ギアロフト用の位置なのでしょうが、このループに純正品を取り付けたら居住性はかなり低下するはずです。

そこで今回はテントに新たなループを縫い付け、最小限の大きさのギアロフトを取り付けてヘッドクリアランスを確保することにしました。

Odgl_2 Odgl_3
(㊧頂部に近いのが追加したループ、㊨ループを取り付けた状態)

夏用テントの場合は、ネットの隅に眼鏡を引っ掛けたり、ヘッドランプや小さなラジオをネットに載せる程度ですから、この位小さくても十分でしょう。

工作は、適当な位置に4カ所新しいループをミシンで縫い付けました。
本体は何時ものようにダイソーの洗濯ネットとポリエステルリボンですが、小さなサイズですし以前の余った材料で作れましたので、経費は0円です。
また、今回はただの長方形でなく、ピタッと張れるように緩い疑似カテナリーカーブで作ってみました。

完成した状態は、実際に取り付けた画像をご覧いただければ判ると思いますが、ヘッドクリアランスを犠牲にせず、必用な機能は確保できていると思います。

Odgl_5 Odgl_7
(載せたライターと較べればミニサイズということが判るだろう)

“ONI DOME”を買ってしまった人は、既成の大きな物でなく、このようなミニ・ギアロフトを作ると、これ以上居住性を犠牲にせず、便利なテントに改造できると思いますので、是非お試しください。

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2016年5月 5日 (木)

スプリットボードにスリングホール?

便利度 :★★★★☆
工作度 :★★★☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :★☆☆☆☆

Shole_10_2
(スプリットボードのテールに穴をあけました)

山ボードの時、ボードのノーズかテールに細いロープが通せる程度の貫通穴があるとボードをトーイングしたり、いざという時に橇にして曳っ張ることもできます。

山スキー用の板では在って当たり前のようなこのスリングホールですが、ボードの場合は専用シール取り付け用を兼ねた穴がある“PANORAMIC/PSLIT”等のK2のスプリット・ボード以外、BC用の板でもこのスリングホールのある板を最近はあまり見なくなりました。

大昔ですが、K2のBC用の“ELDORADO”という板のテールには、誇らしげにスリングホールがあけられていたのを懐かしく思い出す方も多いのではないでしょうか?

そこで今回はブログネタも兼ね“FISH/Split”にスリングホールを加工することにしました。

まず、任意の位置にホールソーを使って穴を開けます。
スプリット・ボードの場合は、チップクリップの可動範囲を考えて位置を決めてください。
高価なボードにドリルを立てるのは勇気が要りますが、思い切りが肝心です。

Shole_1_2
(チップクリップと干渉しない位置に!)

今回はスプリット用の小さめの穴ということでφ12㎜のホールソーを使いましたが、これは内径10㎜/外径12㎜のアルミパイプをスリーブとして使用するためで、通常の板ならもっと大な穴でも良いでしょう。

また、多くの山スキー板がそうしているように、穴をあけたままで断面にエポキシ系の接着剤を塗っておくだけでも良いのですが、山道具道楽的にはそれだけでは面白くないので、今回はアルミのスリーブを取り付けて強度を上げることにしました。

12㎜のアルミパイプをボードの厚みを考慮した長さ(板の長さ +2~2.5㎜)にカットします。
ここは旋盤を使って突っ切るのが簡単ですし、また精度も出ます。(画像↓)
また、パイプ断面には内外とも面取りを十分に行っておきましょう。

Shole_3_3


次に切ったパイプをミリサイズのフレアリングツールに咥え、コーンで一方の切断面にフレアー加工を行います。
フレアツールとは冷媒や油圧系配管に使われる継手の45度テーパーに合わせ、パイプの端面を拡張するツールです。
空調の冷媒用などはインチサイズが主流なので知人や取引業者から借用するのも難しいかも知れませんので、新調する場合は廉いミリサイズを探すと良いでしょう。

アルミパイプに加工硬化が見られる場合は、バーナーで赤くならない程度に焼鈍しをしてから加工すると良いでしょう。

Shole_4_2 Shole_6_2
(ミリサイズのパイプフレアーで加工)

また、“鍔出しツール”を使ったり、フレアーさせる部分の長さを大きくしてプラハンマーなどで苛めて完全にフランジ形状にしたほうが強度は出るのでしょうが、今回は外見が上品?になるよう、“K2/ELDORADO”のようにフレアー部をボードの両面からあまり突き出さない仕上げにしています。

Shole_7_2 Shole_11
(㊧小さなフレアー、㊨フランジ状に加工)

このためボードの穴の両面を90度のカウンターシンクで大き目に面取りをし、パイプのフレアー部の納まり代を作っておきましょう。

そしてエポキシを塗ったボードの穴にこのパイプを挿入し、自作の90度三角錐の押し型をセットしたハンドプレスで反対側をフレアーさせます。
(画像↓)

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これで板の表裏がリベット留めのようにシッカリ固定されました。
後は仕上げとして、必要に応じてヤスリや小型ハンマー等で形を整えれば完成です。
開けっ放しの穴でなく、このようにスリーブを入れておくと、橇として引っ張った時の強度も増しますし、また板の先端の剥離を防ぐ効果も発揮するはずです。(画像↓)

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今回はスプリットボードでの例を紹介しましたが、通常のボードでもテール(又はノーズ)部にスリングホールを設けておくと、イザという場合だけでなく長い緩斜面を登る時など、腰に付けた細いロープでトーイングするとラクチンです。

さて、今回敢えてスプリット・ボードにこの加工を行ったのには、もう一つ別の目的があったのです。

それは、このスリングホールをスプリット・ボードには欠かせないクライミングスキンのテールフィックス用にも使いたかったからですが・・・、それについてはまた後日紹介したいと思います。

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(近況)

ご無沙汰しています。
取り敢えず元気にしています。
冬の山にはあんまり行ってませんが、日帰りBCやスキー場には結構通っていますよ。

Mthy

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