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2016年6月 8日 (水)

スプリット・ボード用のシールを改造する

便利度 :★★★★☆
工作度 :★★☆☆☆
推薦度 :★★★★☆
危険度 :★☆☆☆☆

Tst_8 Sp_2
(今回はシールのテール・フィックスをシンプルに改造しました)


さて、前々回の記事でスプリットボードのスリングホール加工をご紹介しましたが・・・。
この穴の加工は、実はクライミングスキンのテールフィックスに使用したいという意図もあったのです。

スプリット・スキンのテールフィックスには、通常既成のパーツで対処できますが“FISH/Split” の場合はテールの形状が特殊なため自作パーツを使用せねばなりませんでした。

そんな折、“SALOMON/Derby”というスプリット・ボードの純正のスキンのテールを見てそのシンプルさに驚きました。
それは、スキンのテールに取り付けたショックコードをボード後端に設けられた切欠き経由で、チップクリップのリベットの末端に引っ掛けるだけという、超簡素な方法だったのです。

Sp_1
(画像では判り難いが、チップクリップのリベットを利用して固定している)


実際問題、スキンの末端がソールのコンベックス面に位置しているとそこから剥離が始まってしまいますが、その部分だけソールのカーブに沿って引っ張られてさえいれば、実際には大袈裟なベルトやクリップは必ずしも必要無いともいえるのです。

そんな訳で、テールの末端に以下の加工を行ってみました。
また、スプリット用のシール改造の詳細については過去の記事をご参照ください。



※ ・・・と、言っても話が途中からだと解りにくいと思いますので、本題の前に、シール後端の加工について補足しておきます。


今回の改良の前は、POMOCAのシールのテールにBDのウレタンストラップをリプレイスし、自作のテールクリップで固定していたのですが、まずはBDのウレタンストラップを取り付けるところから復習しておきたいと思います。

使わなくなったシールから取り外したBDの金具を利用しますが、アルミのリベットは再使用できませんので新たに用意します。
リベットの寸法はφ3㎜×6㎜程度が丁度良いでしょう。

Tst_3
(φ3㎜×6㎜のアルミリベットはホームセンター等で入手可)

加工は画像の通りですが、オリジナルと同じ大きさに四角い切り欠きを作り、リベット用の穴を熱したワイヤーで開け、両側の金具を押し付けながら潰しリベットを小型ハンマーで叩けば完成です。

Tst_1 Tst_4
(㊧オリジナルと同じ形状にカットし、㊨プレートをリベット留めする)

通常はこの金具にウレタンストラップを通せば完成ですが、今回は新しいシステムとしますので、ストラップの代わりに短いナイロンテープの輪を通すことにします。

Tst_7 Tst_5_2
(㊨本来は純正のストラップを通すが・・・)

さて、ここからが今回の本題です・・・。
ナイロンのテープの輪を作るのですが、テープの両端を一度折り返してから合わせて都合4重の厚みにしてミシン掛けをし、その末端がベース金具に引っ掛って固定されるようにしました。

Tst_9
(折り返し縫いの部分がベース金具に引っ掛って固定される)

このテープの輪にショックコードを通し、その末端にアルミパイプ製の“オシャブリ(トグルボタン)”を取り付ければ完成です。

Skint_3 Skint_2 Tst_8
(“オシャブリ”をスリングホールに通し画像のように固定する)

シールを貼った後、画像のようにテールのショックコードに付いたオシャブリをスリングホールに通して固定するだけですから操作も簡単です。

オリジナルのストラップよりもテンションは弱いのですが、この程度でもテール部の浮き上がりによる剥離はほぼ防げそうです。

今回は取り敢えずの試作ということで簡単なサロモン方式試してみましたが、使ってみても特に剥離等の問題は起きませんでした。

また、テールにスリングホールがあるという条件なら、テール部分の固定方法に関して幾つかのアイデアも浮かんでいるので、以降も改良を続けていきたいと思います。

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