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2017年4月 4日 (火)

300gのショベル?!

便利度 :★★★★★
工作度 :☆☆☆☆☆
推薦度 :★★★★★
危険度 :☆☆☆☆☆

Arva300
(軽量ショベル、ARVAの“ULTRA 3”)

雪山でパートナーが雪崩に埋まってしまった時、埋没位置の探索に絶対必要なのがビーコンとプローブです。
しかし、位置を特定できたとしても雪を掘るショベルが無くては話になりませんよね。

先日の那須での雪崩事故でも、全員がビーコンを持っていなかったと大きく報道されましたが、ビーコンだけ持っていれば良いという訳ではないのです。

全員がプローブとショベルを合せて持ち、さらに重要なのが全員が十分なビーコンのトレーニングを経験しているかという事ですが・・・、これは今回のようなケースでは事実上不可能な要求でしょう。

また、あれだけ多くの埋没者がいて、さらに周囲の何十人が全て発信状態のビーコンを所持していたと考えてください。
かえって探索が混乱する事は容易に想像がつくはずです。
(こんな場合は横一列の肩幅ゾンデ行進のほうが、よっぽど早く埋没者を見つけられる気がします)

さらに、高校生の年代での雪山経験やビーコンに対する知識と経験やスキルを前提で考えれば、単純にビーコン所持の有無だけで結果が大きく変わったとは思えませんし、現実を何も知らぬ者がこの点のみで堂々と論じていることにはとても違和感を感じます。
(いったい一般の冬山登山者の何パーセントがビーコンを所持していると思っているんでしょうね?)

また、ポピュラーでお手軽BCルートに接続する某スキー場では、ゲートに人員を配置しビーコンチェッカーまで設置して、ビーコン非装着者の入山を制限していますが、プローブやショベルの所持まではチェックしていません。
まぁ、入山制限(&レンタル屋の商売繁盛)には有効な手段なのでしょうが、事実上あまり意味の無い規制のような気もします。

かく言う私も、持ち前のいい加減な性格と、これまで私の使っていたショベルが800g近くあるせいで、正直なところザックにショベルを入れるのに毎回小さな決心が必要でした。

しかし、検索をしていたら、なんと300gのショベルを発見してしまい、これだったらザックに入れる事を躊躇せずに済む重さだ、と考えて早速購入。

Ultra3_3
(薄い7000系アルミのブレードとカーボンのシャフトの組みあわせ)

この軽量ショベルはARVA社の“ULTRA 3”と言う製品で、小振りなジュラルミン製ショベルブレードとカーボン製のシャフトの組み合わせで、手に取ってみると、本当にびっくりするほど軽いのです。

Ultra3_1
(メーカー公表のスペックを上回る軽さ!)

実際にテストしてみると、極端に乱暴な取り扱いには耐えられないかもしれませんが、見た目の華奢な印象に反し、結構丈夫で普通に使える感じでした。

もちろん雪洞を短時間で掘ったりするのには向きませんが、ブレードの形状から硬い雪にもよく刺さり、少なくてもプラスチック製のショベルよりは使い勝手が良さそうです。

まぁ、ブレードは小さすぎるし柄も短いのは事実ですが、万が一の非常時に持っててナンボ!、のショベルが、ザックに入れるのを躊躇しない軽さである事の意味は非常に大きいと思います。

ショベルを重いし邪魔だとお考えの方には是非お薦めしたい山道具です。

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